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更新日 2019.8.19

漢検の難易度やレベル、合格率、申し込み方法を紹介【小・中学生】

能力検定の中でも漢検は知名度の高い資格の一つと言えます。

今回は、漢検の勉強法と受け方や申し込みの方法などにフォーカスして詳しくご紹介していきます。

小学生から大学・一般まで設定されたレベル

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漢検は日本漢字能力検定試験の略称であり、これは漢字の能力を測定するため技能検定として創設されたものです。

漢字の基礎的な素養にあたる読み書きだけではなく、漢字の意味や成り立ちを正確に理解して、文章の中で適切に使える能力を測定することもその目的に含まれています。

漢検は一般的な他の検定試験のように、就職や昇進の際のアピールポイントに利用するための社会的な評価のものさしのひとつになるとともに、生涯学習の一環趣味や生きがいを求めるために受検してレベルアップを目指すこともでき、使い方はさまざまといえます。

漢検は個人と団体のいずれの立場でも受検することが可能なしくみとなっており、他の検定試験と比較すると受検する機会にも恵まれているといえます。

特に最近では団体扱いの学校単位で開催される場合も増えていますので、実力を把握するためにもトライしてみるのがよいでしょう。

個人受検の場合であれば、それぞれの都道府県の主要都市、およそ180か所に公開会場が設けられますので、そのなかから住所地に近い会場を選択して受検することができます。

団体受検は小中学校や学習塾・企業などが希望者10人以上を集めることにより、団体でまとまって行うことができる試験のことをいいます。

漢検は1級から10級までの級別で受検することが可能です。

この級別は対象漢字数によって区切られており、主催者である日本漢字能力検定協会によってその基準が公開されていますので、学校の在籍学年などを目安にして、どのようなレベルを受検すべきかを決めることができます。

一般的な採点基準としては、筆順を正しく正確に書けているか、常用漢字表や内閣告示にしたがった正しい読みや送り仮名、仮名遣いができているかなどがポイントとなっています。

級別で合格基準は異なりますが、おおむね全体の70パーセントから80パーセントが合格点です。

漢検の10級は小学校1年生程度とされており、出題範囲となる対象漢字数は80文字で、この範囲内の漢字の読み、書き取り、筆順や画数を正しく理解していることが条件です。

ここから級が減るごとにレベルアップして、1級になると対象漢字数はおよそ6000字で大学や一般程度のレベルとなり、漢字の読み書きはもちろんのこと、故事成語ことわざ同音異義語誤字訂正対義語類義語などを含めた幅広い実力が問われます。

そのため小学校から大学生まで受検することが可能で、世代を問わず同じ合格という目標に向かって切磋琢磨できるのも漢検ならではといえるでしょう。

これまでに下は3歳から上は100歳以上の人が漢検にチャレンジしています。

全国の大学では推薦入試における出願要件のひとつに漢検合格を加えていたり、大学入試でも資格を点数化してペーパーテストの点数に加点するといった取り組みをしていることがあります。

また在学中も奨学金の受給申請や授業料免除の申請をする上での条件のひとつとなっていたりもします。

企業でも新卒採用の際に漢検合格の履歴を考慮するケースが目立ちます。

このように最近では大学や企業においても漢検を組織的に活用しています。

今後とも漢検はある種の資格試験のひとつとしての利用価値が注目されることになるでしょう。

POINT

✔漢検は日本漢字能力検定試験の略称

✔レベル別だから世代を問わず受験ができる

✔大学や企業でも漢検の資格が使われることがある

コンピューターテストも開始した受験方法

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漢検はいくつかの方法のなかから受検方法を選択することができるとされていますが、これまでは選択肢といえば個人と団体のどちらかの方式しかありませんでした。

そのため小学校や中学校などに在籍している児童生徒などは学校ぐるみで教育的な配慮から実施されている団体扱いで、それ以外の一般の人は個人扱いで近くの会場に出向くというのが相場でした。

現在ではコンピューターテスト方式という新しい方式が導入されたこともあって、飛躍的に受検できる機会が増えて便利になっています。

新たに導入されたコンピューターテスト方式というのは、専門の会場でコンピューターを使って漢検を受検するシステムのことをいいます。

この方式は漢検のレベルのなかでも2級から7級までが対応しています。

たとえば最高ランクの1級の試験は現在でも公開会場のみとなっていますので、希望する級によっては不可ということがあります。

この試験は原則的に誰もが申し込み可能ですが、コンピューターを使用するという特徴から、キーボード入力、マウス操作、液晶タブレットに専用ペンで記述ができることが必須となります。

ただしキーボードはかな入力とローマ字入力のいずれかを選択することが可能です。

コンピューターテストの申し込みは郵送では受け付けておらず、もっぱらインターネットを経由する方法のみとなります。

手続きをした日から見て4日目以降の検定日の予約が可能です。

主催者である日本漢字能力検定協会の公式ホームページのなかには専用の予約ページがありますので、ここからまずは会場の空き状況を確認し、空きがあればその日時をクリックまたはリストから選択をして、必要事項を入力して送信すれば完了です。

インターネット経由ですので申し込みは随時受け付けており、これまでよりも受検しやすくなりました。

会場となるテストセンターには全国各地の専門学校やパソコンスクールの教室などが充てられていますので、より身近な場所の選択が可能です。

コンピューターテストの試験時間は60分で、受検前に操作説明動画や練習問題を閲覧できる時間がありますので、全体の所要時間はおよそ90分となります。

それぞれの会場に30分以上遅刻した場合には受検することができません。

当日は運転免許証などの本人確認書類の提示も必要です。

試験内容そのものはペーパーテストの出題範囲と基本的に同じですが、解答方法はやや特殊です。

漢字の読みに関する問題はパソコンのキーボード入力で、択一式の問題はマウス操作で、漢字の書き取りは液晶タブレットの画面に専用ペンで記述して解答を行います。

コンピューターテストに参加した場合、出席者全員に出席証明書が手渡されますが、合格したかどうかの結果通知は後日となります。

この出席証明書には個人や会場を特定する番号が記載されています。

試験からおよそ8日後にはインターネットから合否結果サービスのページを閲覧して試験結果を確認することができます。

その際には出席証明書に記載されている番号から照合をします。

また試験のおよそ10日後には郵送により自宅あてに漢検の合否結果が通知されます。

もしも合格した場合には通知書そのものとあわせて合格証書、特に満点の場合には満点合格証書の交付を受けることができます。

POINT

✔コンピューターテスト方式が新たに導入された

✔新方式にはコンピューターの基本操作ができることが必須

✔合否はインターネットと郵送で確認できる

漢検の各級ごとの合格率

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毎年200万人前後の老若男女が受験をする漢検ですが、合格率は毎年同じような数字になります。

これは日本漢字検定能力協会がそれぞれの級について受験する年数での公平さを保つためにある程度の問題の難易度に設定されているためです。

具体的な数字を見てみると、毎年全ての受験者に対する合格者の割合は半分の50%前半から後半の間を維持しています。

又、一年間で3回に分けて検定が行われていますが比較的後半の検定のほうが合格率は高くなる傾向にあり、その年ごとの問題の傾向などを後半になるにつれて分析されていくことが大きな要因の一つと考えられています。

10級から5級の検定は小学校の履修範囲内の級になります。

比較的範囲が狭く、受験者も現役の小学生や中学生が多いことから合格率は80%前後になっていますが、級が低くなるほど合格率は高くなる傾向にあり10級では90%中盤から後半の合格率となっていて、5級では70%前後の合格率に毎年なっています。

出題範囲が小学校の履修範囲内ということもあり、合格率は高めです。

さらに、全体的にも難易度が低く合格率が高いため漢検を受験したことがない人の最初の一歩となっています。

4級と3級の出題範囲は中学校卒業程度となります。

合格率はどちらも40%から50%と案外低くなっていて、いきなり漢検に挑戦した人が不合格になるケースや中学校で高校受験のために学校全体で受験することで合格率が低下しているのも要因の一つと考えられています。

又、中学校卒業程度とはいえ、日本漢字能力検定協会の審査基準では4級では常用漢字1300字程度3級では1600字程度と社会に出ても使うことが多い漢字が増えてくるため難易度も比較的高いと感じる人が多いです。

3級に関しては級の中で1番の受験者数を誇っているため、全体の中で1つの基準として設定している人が多いように感じられます。

準2級は高校在学程度で、2級になると高校卒業・大学・一般と一気に範囲が広くなります。

2級に関しては常用漢字をすべて読み書きできる程度と審査基準が設定されているため難易度も高くなっています。

準2級では30%前後の合格率で、2級では20%前後の合格率と毎年なっています。

高校生が就職試験や大学受験を行う際のアピールポイントとして資格保持を目指す人が多いですが、合格率は比較的低くなっているため合格者の周りの評価も必然的に上がってきます。

特に受験者数が級の中で2番目に多い準2級は高校生の受験が多く、学校を上げて積極的に受験を薦めている学校が多く(比較的高校が多い)、必然的に受験者数も上がっています。

準1級は大学・一般程度で3000字程度と範囲も広くなります。

又1級に関しては6000字程度準1級の倍近くに範囲が増えるため相当な難易度となります。

合格率に関しては、準1級は年ごとの振れ幅が大きく、15%から25%とばらつきがあります。

1級では10%前後となっていて、年によっては一桁に落ち込むこともあります。

特に大学生や一般の社会人に受験者が多く、ある意味挑戦する人も多くいるため合格率にばらつきが出ているようです。

専門的な職業に勤めている人や学校関係者の受験も多く、大学生では卒業後の就職活動でアピールポイントとして活用するために受験する人の割合も多くなっています。

POINT

✔3級は一番の受験者数

✔準2級は二番目の受験者数

✔級が上がるにつれて合格率は下がる

インターネットでの申し込みも可能

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漢検は、インターネットで申し込むことができます

手続きは簡単ですから、個人受験もためらわずにできます。

日本漢字能力検定協会のホームページに、インターネット申し込み用のボタンがありますので、そこから手続します。

検定料の支払いは「コンビニ店頭」「クレジットカード」「楽天ペイ」から選択できます。

「クレジットカード」や「楽天ペイ」なら、居ながらにしてすべての申し込み手続きを完了できます。

支払いが完了すると申込手続は完了となり、申込内容の確認メールが届きます。

その後受検日のおよそ1週間前に受検票が郵送で届けられます

合否結果は漢検ホームページでも確認できます

郵送での結果通知まで待つ必要がありません。

漢検の個人申し込みでは、インターネットを利用すると便利です。

日本漢字能力検定協会のホームページにある、インターネット申し込み用のボタンをクリックすると、キャリタス資格・検定のホームページが表示されます。

日本漢字能力検定のホームページのボタンから開かれた画面ですから、安心して利用できます。

申込受付期間内にはそのページから、申し込み手続きができます。

まずは支払い方法の選択をしますが、「クレジットカード」か「楽天ペイ」を選ぶと、その場から外出する必要もなく、居ながらにして申し込み手続きをすべて完了させられます。

「コンビニ店頭」を選択した場合は、コンビニでの支払いが済んだ時点で申し込み手続き完了です。

インターネット申し込みは、簡単にできます

画面の案内にしたがって、必要事項を入力することになりますが、わかりやすく見やすい表示ですので、迷うことはほとんどないでしょう。

申込内容の選択で日本漢字能力検定を選択したら、受検級を選ぶことになります。

次に希望会場地域を選択します。

その後「お申込内容をご確認ください」で表示される内容で自分の入力内容が正しかったかどうかを確認します。

併願で別の級を申し込むときは、「さらに申込む」をそのあと選択できます。

併願しない場合は、次に自分の名前や住所・電話番号などを入力します。

以上で必要事項の入力は終わりです。

あとは支払い手続きが済めば、申し込み手続き完了です。

申し込み手続きが完了すると、完了メールが届きます。

メールは念のため大事に保存しておきましょう

検定日のおよそ1週間前には、受検票が郵送で届きます。

検定日の4日前になっても受検票が届かなかったら、協会へ問い合わせましょう

そのときに完了メールが役立ちます。

1級と準1級・2級および準2級を受ける場合は、検定当日の受検票にタテ4cm×ヨコ3cmの写真を貼る必要があります。

6ヶ月以内に撮影した上半身無帽で正面を向いたそのサイズの写真がない場合は、撮影して用意しておきましょう。

検定当日の受検票に顔写真の貼付けがない場合は、検定結果資料が受け取れなくなりますので、注意が必要です。

漢検の申し込みは、コンビニエンスストアや取り扱い書店および新聞社などの取扱機関でもできますが、インターネットは申し込み受付期間内であれば24時間いつでも手続きできるので、便利です。

申し込み手続きのために外出する必要もありません。

近くにコンビニエンスストアや取り扱い書店などがない場合も、便利です。

インターネットでならいち早く合否結果を知ることもできます。

POINT

✔申し込みはインターネットで簡単にできる

✔インターネットで合否を確認することもできる

✔受験票の顔写真が必要な級もあることに注意

まとめ

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漢検には、小学生向けのレベルから社会人までと幅広いレベルの級が用意されています。

コンピューターテストも開始されるなど、受検者のますますの増加にも対応できるようになっており、素早く合否結果も公表されます。

合否結果は郵送でも届けられますが、インターネットを利用していち早く合否を知ることも可能です。

漢検の合格率は、2017年第1回で1級が5.2%で準1級が16.3%、2級が21.4%で準2級が33.3%と上位級はそれなりに厳しい数字となっていますが、10級は96.6%となります。

平均合格率は53.5%です。

その回の受験者数は60万人を超えています。