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更新日 2019.8.19

医学部受験の勉強法、難易度や倍率、対策やおすすめの予備校、家庭教師

医学部受験は他学部受験とは少し異なっています。

難易度が高いというだけではなく、他の学部とは異なり入学した大学と医師になってからも関係が続く場合が多いため、入社試験の側面も持っているからです。

そのため、受験大学を決める際は慎重に考える必要があります。

今回は、医学部受験の難易度や受験校の決定法、勉強法、家庭教師の利用法などについてご説明いたします。

医学部受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

医学部受験は難しい?難易度について

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医学部受験は、他の学部に比べると難しいです。

他学部は大学にこだわらなければランクを下げ希望の学部に合格できる可能性が高いです。

医学部もランクを下げることはできますが、一番偏差値が低いとされる大学でも、合格するためにはかなりの学力が必要となります。

医学部の難易度、倍率、偏差値についてご紹介いたします。

医学部の難易度は、かなり高いです。

他学部で合格することが一番難しいとされている東京大学理科Ⅰ類よりも合格することが難しい医学部は10以上あります。

一番難易度が低いとされている私立の医学部でも、慶応大学や早稲田大学の他学部と同じぐらいの学力が必要とされています。

他の学部と同じように、旧帝国大学や大都市にある大学で難易度が高くなる傾向があります

倍率は大学によって異なりますが、国公立大学は4倍前後、私立大学は15~20倍前後の大学が多いです

私立大学医学部の方が、国公立大学に医学部よりも毎年倍率は高くなっています。

倍率は、大学によってかなり違っているので、自分の志望している大学の倍率についてそれぞれで確認してください。

倍率が高いほど難易度が高いということではありません

日本で一番難易度が高いといわれている東京大学理科Ⅲ類の倍率は4倍前後で、国公立大学の平均ぐらいの倍率です。

偏差値は、模試によって母集団が変わるので数値自体にあまり意味はありませんが、一番合格しやすい私立の医学部でも、慶応大学や早稲田大学の他学部と同じぐらいの偏差値が必要だと思っておけば良いでしょう。

基本的には自分の通いたい大学を選べばよいと思います。

しかし、浪人生や女性が合格しにくいように長年調整していた不正入試が明るみになりました。

自分ではどうしようもない部分が、合否に大きな影響を及ぼすのでは、勉強すること自体が馬鹿らしくなってしまいます。

医学部の情報をできるだけ集めて、自分の年齢や性別、親の職業などを考慮したうえで、公平な試験をしてくれる可能性が高い大学を選びましょう。

おすすめは、旧帝国大学医学部です。

難易度はかなり高くなりますが、学力で判断してくれる可能性がかなり高いからです。

POINT

✔医学部の合格難易度はかなり高い

✔医学部の倍率は、国公立大学で4倍前後、私立大学で15~20倍前後が多い

✔最低でも、難関私立大学の他学部と同じぐらいの偏差値が必要

医学部の受験対策はいつから始めれば良い?

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一般的なことをいうと、医学部受験対策は、しっかりと勉強している方なら高校3年生からでも間に合いますが、ほとんどの方は高校2年生から始めた方が良いでしょう。

医学部合格のポイントは、数学にあります

他科目は満点も0点も取ることは難しいですが、数学は満点も0点もあり得る科目です。

また、数学と英語は理科よりも学力が付くのに時間がかかるということからも、受験勉強を始める時期は、数学の学力によります

数学と英語が得意な方は、高校3年生からで十分でしょう。

数学な苦手な方は、高校1年生から始めないと間に合わないです。

その他の方は高校2年生から受験対策を始めれば間に合うでしょう。

国公立大学を受験する方は、2次試験の受験科目のセンター試験対策は特にしなくてもよいでしょう。

2次試験の受験科目が、センター試験対策をしないと満点が狙えない程度の学力では合格は厳しいです

センター試験の得点比率が高い大学を受験する方は、国語は夏前、社会は秋から始めても良いでしょう。

2次試験の受験科目に国語がない大学を受験する予定の方は、安定して8割以上の得点を取りたい方は、センター試験対策を夏休み中か夏休み明けには始めた方がよいでしょう。

社会は、冬休みからで十分だと思います。

国語も社会も元々の学力で対策を始める時期は違ってきますが、国公立大学の医学部はセンター試験の配点比率が高くない大学が多いので、6割も取れないという方以外はセンター試験のことはあまり気にせずに2次試験対策を優先してした方が良いです。

センター試験もできるだけ点数が取れた方がよいでしょうけど、時間に余裕がある受験生は少ないので、2次試験の勉強に時間を使った方が合格しやすいでしょう。

2次試験対策は、早い人でも高校3年生から始めれば十分です

2次試験対策ということではありませんが、受験勉強を始める時に志望校の過去問を軽く見て問題形式や傾向、難易度、分量をチェックしておきましょう

難易度の高い問題が出題される科目は、難しい問題まで解けるようになるように勉強をしないと点がほとんどとれない可能性がありますし、難易度の低い問題が出題される科目は、難易度の高い問題を解けるようになるよりも基本・標準問題を確実に取れるような勉強をして、取りこぼしをしないようにした方が効率は良いです。

問題を解くなどの本格的な2次試験対策を始めるのは、秋からです。

面接対策は、高校で行ってくれるところはそれを利用すればよいでしょう。

実際、国公立の面接試験は合否にはほとんど関係ありません

それは面接が点数化されている大学でも同じです。

ある大学では、面接が理由で不合格になった人は、数年間でひとりもいないという話があります。

面接官も受験生が緊張していることはわかっているので、多少もたついても聞かれた質問に答えられれば問題ありません。

はっきり言って、質問に答えられなくても問題はなく、わからないことはわからないと答えればよいのです。

判断されているのは、普通にコミュニケーションが取れるのか、常識的な受け答えができるのか程度だからです。

私立大学の面接試験は、国公立とは異なり面接が合否に大きく影響をする大学が多いようです。

しかし、面接対策としてできることは、数回の模擬面接とよく質問されることの答えを考えておくことくらいです。

私立大学の面接入試は不正入試の温床になっているという意見が多く、対策してもあまり意味がないでしょう。

面接試験は大部分の医学部で実施されています。

10分程度の面接試験で判断されたくないと思っている方は、面接入試を重視していない大学をリサーチしてその大学を受験した方がベターでしょう。

国公立大学、私立大学にかかわらず、普段から初対面の目上の人と、きちんと話すように心掛けることが面接対策になります。

初対面の目上の人と話す機会は限られていますが、駅員、施設の案内所、病院の受付など思っているよりも日常にその機会はあります。

小論文対策は、添削してくれる人がいると効率が良いので、塾や予備校で小論文対策コースを受講するか、小論文の添削ができる家庭教師を頼むのがよいでしょう。

小論文の勉強を始める時期は、夏休みに少し時間を取って小論文の書き方のルールは押さえて、その後は週に1~2問ずつ書く程度で十分です。

普段から新聞を読んだり、医学的な問題に興味を持ったりするようにしましょう。

POINT

✔医学部受験勉強は高校2年生には始めた方が良い

✔センター試験対策は、2次試験の受験科目にないものだけをする

✔面接試験対策はそれほどする必要はない

医学部受験の対策・勉強法

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医学部受験の対策は優先順位の高い順に、数学、英語、理科、国語、センター試験の社会です。

はっきり言えば、数学と英語さえできれば他科目があまりできなくても合格できます。

そのため、数学と英語を中心に受験勉強するのが基本です。

極端に言えば、志望大学に合格できる目途が立つ程度まで、この2科目の学力があがるまでは、他科目の勉強はしなくてもいいぐらいです。

科目別の勉強法を簡単にご紹介いたします。

数学は、高校2年生のうちに入試範囲を終わらせた方がよいので、できるだけ早く入試範囲を一通り終わらせましょう

それが終わったら総合問題を解く練習を始めます。

総合問題を解き始めるのは、高校3年生になってからでは遅いかもしれないので、高校2年生のうちに解き始めるようにした方が良いでしょう。

高校3年生秋からは志望大学の過去問を解き自分の苦手とする分野を理解し、その対策をします。

英語は、高校2年生のうちに文法事項の暗記から始めましょう。

その後、単語、熟語、構文を覚えながら短文精読をして、英文の中で覚えた文法や構文の使われたかを知りましょう。

この時に注意することは、単語や熟語、前文から意味を推測してたまたまあっていただけなのに、英文を読めた気にならないようにすることです

ここまでの勉強を高校3年生の前までにできれば順調でしょう。

その後、英語長文読解、和訳演習、英作文と勉強していきます。

和訳演習はまだ自分でも勉強できますが、英作文の勉強は添削してくれる人がいないと難しいので、添削をしてくれる塾を利用するか、家庭教師を利用するのが良いです。

高校3年生秋から志望大学の過去問を解き、苦手とする分野を理解しその対策をします。

医学部入学後のことを考えると生物を選択した方が良いですが、とりあえず合格しないといけないので、自分が得意とする科目を選択すればよいでしょう。

どの科目を選択したにしろ、高校3年生になってから勉強すればよいです。

高校3年生になるまでは、数学と英語の勉強を優先しましょう。

化学と生物は、暗記がベースなので教科書が基本教材になります。

物理は問題演習が必要になるので、教科書よりも基本的な問題集を一通り解いた方がよいでしょう。

基本的な問題を解いたあと、標準的な問題集を解くか、難易度が高い問題集を解くかは、志望大学の問題の難易度と残された時間によります。

高校3年生の秋には、志望大学の過去問を解き、志望大学の問題の難易度と同じ程度の問題集を使って苦手分野の対策をしなければいけません。

2次試験の受験科目に国語が無い場合は、時間がなければ秋まで勉強しなくても良いでしょう。

また、国語はそれほど取れなくても良い、という方は、冬休みから勉強しても古文5~6割、漢文7~8割は取れるようになります。

現代文、古文、漢文に分けてご紹介いたします。

現代文の勉強をしない代わりに、学校の実力試験や校外模試で現代文を解くときは、集中して必死に解いてください。

現代文は、問題文を必死に読むだけで少しは読解力があがっていきます。

勉強しない代わりに、現代文の問題を解く機会をできるだけ有効に活用しましょう

2次試験の受験科目で国語がある大学を志望している方は、高校3年生になったら問題集を買ってきてひとりで勉強しても良いですが、添削してくれる塾やZ会、家庭教師などを利用すると効率が良いでしょう。

古文は、センター試験といえどもある程度勉強しないと高得点を取れるようにはなりません。

古文とはいえ日本語で書かれているので、集中して問題文を読めば大まかには意味はとれます

そのため何も勉強しなくても、選択式のセンター試験の問題なら5~6割は取れる人がけっこういます。

安定して8割以上の点を取りたい人は、古典文法・基礎単語からしっかりと勉強しなくてはいけません

これは意外と時間がかかるので少なくとも秋には勉強を始めましょう。

また、文法を覚えても点に繋がりにくいので、助動詞に軽く目を通したら古文を読みながら文法の勉強をしていった方が点は取れるようになるでしょう。

漢文の勉強は、再読文字と重要漢字、句形などを暗記したらあとは問題演習をするだけです。

これだけでも高得点を取れることもありますが、漢文で安定して高得点をとるには古文の知識が必要です。

社会は暗記要素が大きいので冬休み以降、集中して勉強して暗記してしまった方が、効率は良いです。

センター試験形式の問題集を2~3冊解いて暗記するだけで8割以上は取れるようになります。

医学部受験に、予備校や家庭教師は絶対に必要というわけではありませんが、予備校や家庭教師を利用した方が合格する可能性は高くなるでしょう。

大手予備校は、蓄積された医学部入試の情報を提供してくれます。

添削してくれる人がいないと効率が悪くなる問題があるので、少なくとも添削してくれる人はいないと困ります。

まとめ

医学部受験についてご説明しました。

医学部受験は、他学部に比べると難易度が高いです。

少しでも合格率を高くするために、利用できるものは利用した方が良いでしょう。