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更新日 2023.5.2

【プロ家庭教師監修】 共通テスト日本史の傾向と対策法・問題集を紹介

カテゴリ

共通テストの社会科目は、世界史、日本史、倫理政経、地理の4種類の中からの選択科目となっています。

なかでも日本史は覚えることは多いですが、 しっかりマスターすると、高得点を出すことができ、希望する大学へ合格する近道になります。

共通テスト日本史の勉強法と対策からおすすめする参考書・問題集・家庭教師まで紹介しますので、是非参考にしてください。

【変更点は?】共通テスト日本史の問題

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共通テスト日本史の概要

平均点・範囲や時間について

(2023年)共通テスト日本史の概要
平均点 59.75点
試験時間 60分
難易度 易化
範囲 変更点なし(教科書の範囲)

【共通テスト日本史】問題の傾向・パターンを紹介

思考力がいる用語問題

共通テストの用語問題ではただ一問一答形式のような問題ではなく、用語の背景にある出来事も頭に入っていないと解くのが難しくなっています。

「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」を意識した暗記が必要です。

資料の問題

共通テストの資料問題には日本史の知識がない状態でも解ける問題があります。

センター試験の日本史は暗記だけで点数をとれてしまう内容だといわれてきましたが、共通テストではそういった資料から読み取る力や思考力が試されるようになっています。

地図を用いた問題

共通テストの日本史の地図問題は一工夫が必要です。

例を挙げると、地図から読み取れる情報とその歴史的事実の正しい組み合わせを選ばせる問題が、地図が反転されている状態で出題されることがありました。

地図が反転されていることに気づけないと全く異なる地域を連想して混乱してしまいます。

このような工夫や思考が試される問題が共通テストでは新出しています。

✔︎難易度はそれほど変わらない

✔︎思考問題が増加

✔︎2023年の平均点は59.75点

共通テスト日本史の大問分析

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日本史の大問構成は大きな変化なし

共通テスト日本史では、正誤問題、並び替え問題、資料問題がよく出題されます。

暗記するうえでも、日本史の流れや、出来事と出来事の繋がりを覚えることが重要です。

地図・写真・絵図・統計・グラフ・表など、写真や図版集などで文化財に対する視覚的理解も必要です。

【2023年】日本史の大問構成

大問 問題構成 配点
1 テーマ史 18
2 原始・古代史 16
3 中世史 16
4 近世史 16
5 近代史 12
6 近現代史 22

【簡単に】各大問の分析

大問1

テーマ史は、ある特定のテーマについて出題されます。

幅広い範囲から出題されるので、苦手な時代があると得点が伸びなくなります。

会話文と図を照らし合わせて答えを導く読解力が問われる問題が出題されました。

大問2

原始は古墳などの墓制、葬制、道具などの分野、古代は政治史、社会史、経済史などの分野です。

土地制度の変遷や政治の流れを把握し、政治史に関連して、藤原氏、源氏、平氏の系図も整理しておく必要があります。

大問3

平安時代後期から戦国時代の分野です。

鎌倉時代は執権政治、室町時代では経済の出題が多く、社会・経済史では、宋銭、明銭による交換経済の内容をおさえましょう。

大問4

安土桃山から江戸後期までの分野です。

安土桃山時代は戦乱の事件名と武将名、場所、桃山文化は狩野派の作品や娯楽、江戸時代は藩校や私塾などの教育分野をおさえましょう。

今回は荘園絵図の内容と読み方の正しい組み合わせを選択するといった新しい形式が出題されました。

大問5

明治時代から戦前までの分野です。

今回は景山英子をテーマにし、関連する内容が問われました。

政治は立憲国家の確立と議会政治の展開、教育制度の変遷、外交は東アジア外交、文化は文学・美術中心とする明治文化を整理し、要点をまとめましょう。

大問6

大正から戦後までの分野です。

近現代に生きた特定の人物の人生を概観しながら周辺知識・歴史的背景を問う問題が出題されます。

✔︎配点に変更有

✔︎新しい問われ方もある

✔︎大問は6つで構成

共通テスト日本史の対策方法とコツ

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7割超えるまでのシンプルな対策手順

一通り歴史の流れを掴む

まずは教科書に載っている範囲を網羅して歴史の一通りの流れを把握しましょう。

重要な人物や単語を暗記できなくても、今後勉強していく中で見たことある、聞いたことあるといった状態になれば暗記のしやすさが全然違ってきます。

各時代の重要事項を暗記

歴史の流れが大体把握できたら、早速需要なワードを歴史の流れに沿って覚えていきましょう。

日本史の勉強は暗記が基礎であり、核にもなるのでこの作業には少しでも早く取り掛かるといいでしょう。

しかし、歴史の流れが理解できていないとただ新しい語句を覚えていくだけの作業になり、インプットの質が下がるので早とちりは禁物です。

問題集を解く

重要な語句を覚えることができたら問題演習に取り掛かりましょう。

インプットしているだけでは気づけなかった語句同士の関連の仕方や、「こんな問われ方もあるんだ」と新たな気づきが出てくるはずです。

また、問題の解答を見ることによって実際に抽象的な言葉で問われた問題に対してどのようにアプローチすればよいかが分かります。

共通テスト日本史勉強する時のコツ

資料を読み解く練習を増やす

共通テストの社会科目は日本史では資料問題で必要な思考力がセンター試験と比較して大きくなりました。

そのため、資料を用いた演習に使う時間を増やし、資料の時代背景をしっかり確認しておきましょう。

関連性を持たせてインプット

歴史を勉強するうえで大切なのが用語に関連性を持たせて暗記することです。

これは問題の傾向から、共通テストの日本史にも非常に効果的な勉強方法なのでぜひ、今一度意識し直して勉強に取り組んでみてください。

✔︎まずは7割を目標

✔︎時代の流れは必ず把握

✔︎常に関連性を持たせた暗記を

共通テスト日本史の問題集・参考書は?

おすすめの問題集・参考書ランキング

1位:【一問一答なら】実力を付ける日本史100題

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出版社 タイプ 価格
Z会 問題集 1,430円(税込)

地図と表が多く掲載されていてるため、文章だけの問題を解いてる時のような退屈さがなく学習できます。

また、時代別・テーマ史・論述全ての問題を網羅していて、見やすい上に多くの問題に触れられます。

一問一答タイプの問題対策をしたい方だけでなく、日本史受験の方なら最後まで使い続けたい一冊です。

2位:【資料問題なら】石川晶康日本史B講義の実況

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出版社 タイプ 価格
語学春秋社 参考書 1,210円(税込)

受験生なら一度は見たことがる実況中継シリーズです。

この参教書は日本史の問題で頻出の資料問題の攻略方法を分かりやすく教えてくれます。

資料問題対策ならこの一冊で間違いなしです。

また、原始~古代以降のシリーズも販売されていますので、もし気に入れば資料対策の参考書として統一して使うことをおすすめします。

3位:【問題を解くなら】共通テスト問題研究 日本史B

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出版社 タイプ 価格
数学社 問題集 1,078円(税込)

こちらは過去2回分の共通テストと13回分のセンター試験の過去問が収録されていいます。

圧倒的な問題量で値段は1,000円弱なので問題演習に使うテキストとして非常におすすめできる一冊です。

問題量が多いからといってただ過去問を解くだけでなく、傾向を掴むように意識したり、解説を理解するまで読んで対策を行いましょう。

✔︎実力を付ける日本史100題

✔︎石川晶康日本史B講義の実況

✔︎共通テスト問題研究 日本史B

一気に日本史を伸ばしたいなら家庭教師!

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家庭教師で学ぶメリット

家庭教師や予備校で学ぶメリットは、大学入試情報が豊富で、共通テスト日本史の傾向と対策を教えてくれる講師から、指導が受けられるということです。

また、一人ひとりのペースや苦手科目に合わせてスケジュールを組めるので、自分だけの学習プランを作ることもできます。

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✔︎豊富な入試情報

✔︎完全マンツーマン

まとめ

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共通テスト日本史は、時代の流れや、出来事と出来事の繋がりを把握しているかが問われます。

写真や図版集などで文化財に対する視覚的理解を深めながら、教科書に記載されている内容について、幅広く満遍なく繰り返し復習することが重要です。

個別指導を利用すると、自分のペースに合わせたオリジナルの学習プランで、入試までに効率良く勉強することができます。

自分にあった指導法を選び、共通テスト日本史で高得点を目指しましょう。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「共通テスト日本史」に関してよくある質問を集めました。

共通テスト日本史の傾向は?

共通テスト日本史の傾向は、大きく3つに分かれていて、一問一答のようにはいかない思考力が試される用語問題、知識がなくても読解力があれば解ける資料問題、地図を用いた選択問題が出題されていることが分かります。

共通テスト日本史の対策方法やコツは?

共通テスト日本史の対策方法とコツは、まず、一通り歴史の流れを掴む、次に各時代の重要事項を暗記、最後に問題演習に取り掛かることです。この手順をしっかりこなせれば共通テスト日本史で7割を目指すことができるでしょう。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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