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更新日 2024.2.4

【最新版】国公立大学の推薦入試の特徴/種類や受験計画について

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国公立大学の推薦入試には大きく分けて2種類あります。

2021年度から文部省による改定で名称や試験内容が変化していますが、基本的には大きく変わってはいません。

それでも仕組みや入試形態がわからないという方も少なくないと思います。

今回は、国公立大の推薦入試である学校型選抜・総合型選抜(AO入試)について特徴や選考基準、入試形態など詳しくご紹介します。

国公立大学の推薦入試とは?

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推薦入試とは、大学や高校が入試で学生を募集する際に、出身校の推薦を受けることができた学生を学校推薦として選抜し、入試を受けることです。

昔から多くの大学や高校が推薦入試をしていて入試の内容などは学校ごとに変わります。

国公立大学の推薦入試の特徴は?

国公立大学では現在9割以上の学校が推薦入試を導入しており、最近では東京大学などの難関大学も実施をしています。

また、国公立大学の推薦入試は私立大学に比べて募集人員が少ないです。

出願条件も厳しく学内で優秀な成績を収めていないと出願すらできないことが多いです。

国公立大学の推薦入試の選考方法は?

推薦入試の選考方法は各学校によって異なります。

今回はその特徴について表にまとめました。

書類選考 志望理由書や調査書、活動報告書などの大学側から提出を指示された
書類を提出して選考を行う方法
面接 個人面接と集団面接に分かれ、提出した書類をもとに大学への熱意や
入学後の抱負などを問う方法
小論文 大学側から与えられたテーマや資料、課題について論述したり志望理由をまとめる
もの等様々な小論文を論述させる方法
プレゼンテーション 受験生側が用意した資料等を元に口頭でプレゼンテーションをする方法
グループディスカッション 数名ごとに分かれて与えられたテーマについて話し合い
積極性や思考力等を見る方法
大学共通テスト 大学共通テストの結果を活用して選考する方法
実技試験 実技や作品提出をして受験生の能力を測る方法

✔現在9割以上の学校が推薦入試を導入

✔評定平均が選考基準において重要

国公立大学の推薦入試:種類について

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  • 学校型選抜(旧公募推薦)
  • 総合型選抜(旧AO入試)

国公立大学の推薦入試には学校推薦型選抜(公募推薦・特別推薦)と総合型選抜(旧AO入試)があります。

2020年度より始まった入試方式で従来の出願書類だけでなく、小論文や口頭試問、共通テスト、実技、科目試験など様々な評価方法を導入しています。

学校型選抜(旧公募推薦)

国公立大学には公募制のみ採用しているため、私立大学が採用している指定校推薦はないということを覚えておきましょう。

公募制一般選抜

公募制一般選抜は、出願時に提出する調査書の評定平均など、一番重要視される点は学業成績です。

高校での課外活動なども評価基準として見て、総合的に受験生の評価をします。

人気のある大学や学部は倍率も高くなるため、高確率で合格するとは限りませんので注意しましょう。

主に、学校内での成績に自信がある人や文学的活動に積極的に参加してきた学生におすすめといえる入試体系です。

公募制一般選抜の評価方法

✓面接

✓小論文

✓学力試験

公募制特別推薦選抜

公募制特別推薦選抜は、部活やクラブでの全国的な活躍やコンテストや発表会での優秀な実績など、課外活動においての実績が一番重要視される入試方法です。

学業成績をメインで評価する方法ではないですが、評定平均の条件をつけている大学も少なくないので注意しましょう。

公募制特別推薦選抜の評価方法

✓実技試験

✓面接

総合型選抜(旧AO入試)

書類選考・面接・小論文を主に学生の大学側に対する意欲を総合的に判断する入試形態のことを総合型選抜(旧AO入試)といいます。

総合型選抜(旧AO入試)は学校ごとに評価基準や選考方法が違うため、自分の志望校の入試内容はしっかりと把握することが大切です。

  • 選抜型
  • 対話型
  • 「実技・体験型」

選抜型

1次試験に書類審査、2次試験に面接をする形が多く、難関大学や中堅・上位大学が採用していることが多い入試方法です。

対話型

事前面談・面接などを複数回行い、学力面よりも人柄や大学に対する意欲・志望動機などを重視した入試方法で国公立大学ではあまり見られない方法です。

「実技・体験型」

模擬授業やセミナー、実験や実技などを行い評価をしたり、レポート・課題を提出させ、評価したりする入試方法です。

国公立大学の推薦入試に受かるには?

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国公立大学の推薦入試の選考基準は?

評定平均

出願資格に必要となる評定平均が最も大切と言われています。

評定平均は高校1年生から高校3年生の1学期までの5段階評価によって決まりますが、高校1年生の成績が一番影響することがあります。

また、高校2年生終了時には成績がほとんど決まっているため、高校3年生での挽回は難しいものといえます。

課外活動

高校での課外活動は入試を後押しする武器になります。

自分の興味がある課外活動から何を得られたのか活動を行った結果何を学べたかという部分が評価されます。

ここで気をつけるべきことは大学入試のために課外活動を無理やりしないということです。

受験のために課外活動に取り組んでも積極的にはなれませんし、何かを得られる可能性は低くなるため、大切なのは自分が興味あることを見つけ熱心に取り組めるかで大きく変わってきます。

国公立大学の推薦入試に受かりすい人の特徴

受かりすい人の特徴

✓評定平均が高い

✓志望理由書・自己推薦書のレベルが高い

✓小論文・テストの完成度が高い

✓面接でのコミュニケーション力が高い

✓自慢出来る課外活動がある

評定平均が高い

上記でもあるように、推薦入試において、評定平均は一番重要です。

推薦入試を利用して受験しようとしていつ受験生がたくさんいる中、各大学で評定平均の足きりを設けているため、評定平均は高ければ高いほど、受験生の中でも有利になります。

志望大学の評定平均のギリギリだった場合、自分より高い評定平均の受験生が多くなるため、その分自分が合格する確立は低くなります。

志望理由書・自己推薦書のレベルが高い

推薦入試では、志望理由書自己推薦書を提出する機会が多くあります。

一見、ただ出せばいいものと思いがちですが、これらの提出書類で大学側は、受験生本人の性格や、思考力を評価しています。

そのため、大学への提出書類は完成度を高めて提出しましょう。

しかし、どう書いたら大学側に評価してもらえるの?という人も多いと思います。

そんな時は、大学推薦入試対策が出来る塾に行きましょう。

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小論文・テストの完成度が高い

推薦入試は、評定平均や志望理由書などいくつかの評価項目がありますが、当日の小論文・作文・各大学が課しているテストなども重要な評価ポイントです。

大学側は、当日の小論文や、テストで各受験生の学力を評価します。

また、各大学どのような問題やテーマが出題されるのかなどは、過去問などから推測して対策することが出来るため、自分でできる受験対策でもあります。

面接でのコミュニケーション力が高い

面接は、大学の推薦入試の中でもとても重要な評価項目です。

面接の際のマナーや受け答えの内容などは面接官に直に伝わるため、しっかりと対策をしていけばそのまま面接官に伝わるため、対策を怠っている受験生よりも1歩合格に近づくことが出来ます。

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自慢出来る課外活動がある

上記でもあるように、学校外の自分だけの頑張りや活動実績は目立ちます。

また、誰にも負けない活動実績があれば、面接の際にも自信を持って話すことも出来ます。

活動実績としては、全国大会出場しました、日本で1位になりました、などの大きなことではないといけないわけではありません。

例えば、授業と部活と両立しながら、英検2級を取得しましたなど、自分の頑張ったポイントをうまく表現できれば問題ありません。

✔テストで点数を取って評定は安定させるべき

✔大学への提出書類はしっかり対策する

✔課外活動は頑張りの過程を重要視する

国公立大学の推薦入試:受験計画とスケジュール

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受験計画は入念に行おう

志望校合格には入念な受験計画を練る必要があります。

志望校のホームページを定期的に確認して入試に関する情報を常にチェックしましょう。

出願条件を確認しておこう

志望校の出願条件は必ず確認しておきましょう。

特に推薦入試は、一般入試と比べて、提出書類やスケジュールも複雑になっているため、入念にチェックしなければいけません。

入試を受けたくても出願条件を満たしておらず受けられなくては、本末転倒です。

出願条件に関しては大学ごとに異なるので、万が一の変更などがないかも見ておくことが大切です。

受験スケジュール

一般的な大学の受験スケジュールをご紹介します。

大学によって日程は前後しますので必ず確認しましょう。

  共通テストを課す場合 共通テストを課さない場合
6月
7月
選抜要項発表 選抜要項発表
8月
9月
共通テスト受験案内配布
10月 共通テスト出願
11月
12月
推薦入試出願 推薦入試出願
推薦入試選考開始
1月 共通テスト 合格発表
2月 推薦入試選考開始  合格発表

入試時期が早いため、余裕をもって準備することが大切

一般的に推薦入試は一般入試と異なり10月~12月ごろに試験をすることが多いです。

また、それに伴い出願時期も早いため注意しましょう。

大学共通テストを課している大学は合格発表がテストの後になります。

余裕をもって早いうちから高校の教師と相談しながら行動していくことが大切です。

また、早い入試時期に合わせて、自分で対策を行うとなると学校の授業なども被ってきて、なかなか難しいでしょう。

そんな時は、入試時期をみながら、自己推薦書や面接の対策も出来る塾に通って万全な状態で入試に挑みましょう。

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✔受験計画は早期から行うことが重要

✔出願条件も必ず確認しよう

推薦入試対策専門の塾・予備校は?

翔励学院

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ここでは、翔励学院の特徴と詳細な料金について確認していきましょう。

翔励学院の基本情報
対象学年 中学生~社会人
授業形態 マンツーマン個別指導
対応している入試形態 小論文
校舎 渋谷教室

小論文対策に特化!

翔励学院は小論文対策に特化した学習塾であり、教室をはじめオンラインでも効率の良い学習を提供しています。

小論文対策の特徴はマンツーマン指導にて徹底的に生徒に寄り添った対策を行うということです。

具体的には生徒の回答を見て解説するだけでなく、どうしてそのような回答に至ったのかの過程も見つめ直していく指導をしています。

自分がどのようにして小論文を書けば良いのか少しずつ理解していくことができるため、大学入試で小論文があるなら利用してみるとよいでしょう。

講師の経験と実績が豊富

翔励学院の講師は経験と実績のある講師ばかりであり、長期にわたり小論文に特化した指導をしていることから、質が高いと評判です。

頼れる講師に小論文の指導をしてもらえるだけでなく、講師の言葉でわかりやすく解説してもらえるのは翔励学院ならではの強みといえるでしょう。

教務歴10年を超えるような実績のある講師もいるため、効果的な小論文対策をしたいならおすすめです。

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Loohcs志塾

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対象学年 高校生
授業形態 集団指導
対応している入試形態 総合選抜型・AO推薦入試・一般入試

国公立大学の推薦入試対策に強い!

大学へ入学する方法は大学共通テストや一般入試のほかに、推薦入試があります。

推薦入試は指定された高校からの指定校推薦のほか、総合型選抜(旧AO入試)や公募型推薦入試を導入する大学も増加傾向にあります。

難関である東大などの国公立大学でも、総合型選抜(旧AO入試)や公募型推薦入試を導入しています。

国公立大学の総合型選抜(旧AO入試)や公募型推薦入試は募集人数が少ないため、大学で求められている人物像や推薦入試のスケジュールを把握したうえで、徹底した対策が必要です。

国公立の推薦入試対策に強いのが、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試対策専門の塾であるLoohcs志塾です。

推薦入試の経験者が大学に合わせて徹底指導

総合型選抜(旧AO入試)や公募型推薦入試は、大学の求める学生像や教育理念とマッチする学生を募集する制度です。

合格するには、大学とのマッチングを成立させるための大学ごとの対策が必要となります。

Loohcs志塾は、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試の経験者が指導するのが特徴です。

自身の経験を活かして、志望校に合わせた推薦入試対策指導が受けられます。

また、生徒との対話を通じてオリジナルの学習計画を作成。

国公立大学の総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試のための学習計画に沿って、無駄のない指導が受けられます。

↓↓Loohcs志塾の詳細はこちら↓↓

まとめ

 

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国公立大学は私立大学の推薦入試と比べるとレベルや倍率は高く合格するのは難しいです。

しかし、今回ご紹介した推薦入試の特徴や注意点等をしっかりと理解したうえで、早め早めの対策を取っていけば他の受験生よりも一歩リードできると思いますのでがんばりましょう。

また、今回ご紹介した学習塾は無料体験等行っていますので、もしつまづいているようなら頼ってみてください。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「国公立大学 推薦入試」に関してよくある質問を集めました。

国公立大学の推薦入試の選考基準は?

国公立大学の推薦入試の選考基準は、主に評定平均と課外活動です。どちらも高校1年生からしっかり対策を練ることが大事です。国公立大学の推薦入試の選考基準に関しては、こちらからご確認ください。

国公立大学の推薦入試の受験計画とスケジュールは?

受験計画は、志望校のホームページを定期的に確認して早期に対策を練りましょう。推薦入試は、一般入試より入試時期も早く、しっかりと確認する必要があります。一年の受験スケジュールについては、こちらからご確認ください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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