横浜共立学園中学校 ヨコハマキョウリツガクエンチュウガッコウ

華美な演出も、過剰な競争もなく、日々の小さな積み重ねを通じて、自分を律し、整える術を自然と身につけることができました。毎朝の礼拝は、私にとって心の重心を取り戻すひとときでした。聖書の言葉に耳を傾けることで、学業や人間関係の中で揺れ動く心を、静かに見つめ直す習慣が生まれました。祈るという行為は、誰かに願うのではなく、自分の姿勢を正すためのものだと知ったのも、この学校での日々の中でした。授業は非常に丁寧で、特に2や5では、読解と表現を繰り返す中で、自分の考えを正しく言葉にする力が養われていきました。私が作文やスピーチを苦手としていたことを先生は覚えていてくださり、繰り返し原稿を読み返し、伝わる形に整えていくプロセスを根気よく支えてくださいました。それは「できるようにする」のではなく「自分のままで表現できるようにする」姿勢であり、自信を持つということの本当の意味を教えてくれたと感じています。

隣人に使える、周りの人のために力を注ぐ、ということを学んだ中学３年間でした。小学生の時は「自分の力を出す」ことばかりに囚われ、周りの人のために行動することをあまり意識できていませんでした。しかし横浜共立学園に入り、周りの人のために行動すること、そこから喜びを覚えること、を学んだ気がします。先生方もとても丁寧で、生徒の能力を信じてくださいます。悪いところはもちろん指摘されますが、良いところを伸ばしてくださり、認めてくださいました。そのため、自分に自信がつき、周りの人のことも大事にしようと思えた中学３年間でした。