豊島岡女子学園中学校 トシマオカジョシガクエンナカガッコウ

豊島岡女子学園中学校の受験は、挑戦と努力の積み重ねでした。2では読解力と記述力を磨くため、さまざまな文章に触れ、要約や表現練習を徹底しました。算数は計算力だけでなく応用問題への対応力が必要で、特に速さや図形の問題に力を入れました。3では実験や観察に基づく問題が多く、実験動画や図解資料を活用しながら理解を深めました。4では歴史や地理の知識を統一的に整理し、時事問題にも目を向けて学びました。試験当日はこれまでの努力を信じて、自分のペースで冷静に問題に取り組みました。合格通知を受け取った際の達成感はひとしおで、この経験を通して目標に向かう努力の大切さを学び、自分自身の成長を実感しました。

豊島岡女子には「忙しいけれど、なぜか続けられる」独特の空気があります。入学前に感じていた“ストイックな印象”は確かにありましたが、それは決して強制的なものではなく、「努力するのが当たり前」という空気が自然と自分の中に根づいていくようなものでした。受験期はSAPIXで算数を重点的に対策し、豊島岡のスピード感ある問題に対応できるよう演習を重ねました。本番では緊張しつつも、教室の整った雰囲気が逆に集中を助けてくれたように思っています。 入学後は朝の運針から始まり、授業、行事、部活、学習と、本当に分刻みの生活が続きました。ただ、その分、時間の使い方や優先順位を考える力が自然と育ちましたし、周りの友人も皆前向きに取り組んでいたので、「自分だけが頑張っている」という孤独感はまったくありませんでした。現在は民間企業で営業企画の仕事をしていますが、タスクの整理や準備力、物事を前倒しで進める癖は、豊島岡で培ったものです。ハードではあっても、ただ厳しいのではなく、自分を律する習慣を与えてくれた6年間だったと思っています。