フェリス女学院中学校 フェリスジョガクインチュウガッコウ

フェリス女学院のことを初めて知ったとき、「静かで知的な学校」という印象を持ちました。説明会で出会った先輩方の姿勢や語り口に、控えめながらも芯の強さを感じ、「この環境で学びたい」と自然と思ったのを覚えていますSAPIXでは算数と2を中心に対策し、フェリス独特の思考力を試す問題に備えて、表面的な暗記ではなく“理由を考える”姿勢を身につけることを大切にしました。本番でも、落ち着いた空気の中で問題に丁寧に向き合えたことが印象に残っています。入学後は、祈りの時間や宗教の授業など、フェリスらしい時間が毎日に静かに溶け込んでいきました。制服が象徴する凛とした美しさも、装いだけでなく「どう在るか」という姿勢を表していたように感じます。学業だけでなく、友人との対話や行事を通して、「自分の考えを大切にしながら他者を尊重すること」の意味を、少しずつ理解していきました。現在は出版社で編集の仕事をしていますが、言葉に丁寧に向き合う姿勢や、表に出す前に一度自分の中で咀嚼する習慣は、フェリスで育まれたものです。静けさの中で、自分自身の声を聞く力を養えた6年間だったと感じています。

先生方が生徒を尊重してくれ、個性を認めてくれるので、のびのびと生活することができます。補修等は、授業を聞いていれば勉強もそれなりに問題はありませんでした。ただ、高いレベルを目指したい、最難関大学に通いたいなどといった目標を掲げている場合は、フェリスはあまり向かないです。部活動もありますが、少なくとも私の時には、そこまで熱心にはやっていませんでした。大会などに出ることもなく、楽しむ程度に部活をやっていた気がします。勉強や部活を両立させたい、青春時代を謳歌したい、そのような人にはぴったりな学校です。校則も緩く、厳しくないので、のびのび過ごしたい人にはお勧めの学校だと思っています。。