偏差値
60.0〜60.0
合格体験記
8件

中学校には選択授業がない:偏りなく学ぶために
桐朋中学校
何よりも自主性が重視されていて、自分から関心を持ち、調べる姿勢が求められます。ただ受け身で聞いているだけ、待っているだけ、ということではなく、自分から積極的に関心を持ち、調べ、学び、周りと語り合う姿勢が重要だと思っています。 選択授業がないのが、桐朋中学校の大きな特徴です。満遍なくあらゆる知識を付けて関心を広げ、自分の可能性を見出すという目標の下、中学校には選択授業がありません。また、林間学校や4科見学などの課外活動もあり、ただ課外活動を行って終わるのではなく、他の授業でも課外活動についてしっかり考える時間を設けているため、ただ「楽しかった」で終わることはありません。 あらゆる時間から学ぶのが、桐朋の良さだと思っています。
型にはめない教育が考える楽しさを教えてくれた
桐朋中学校
桐朋中学校を志望したのは、学校紹介で語られていた「自由」の意味に惹かれたからです。それは“何をしてもいい”という自由ではなく、「自分で問いを立て、考え抜く自由」を尊重するもので、そこに知的や厳しさと温かさを感じました。SAPIXでは、思考力と記述力を意識しながら、特に2と4に力を入れました。桐朋の入試は、見た目にはオーソドックスでも、問いの背景を読み解く力が必要とされる構成で、深く考える力が問われるものでした。 入学後は、クラスメイトの多様な関心に刺激を受ける毎日でした。17好きもいれば、古典や哲学に没頭している生徒もいて、それを否定せずに尊重する空気が自然に流れていたのが、桐朋らしいところだったと思っています。授業も一方通行ではなく、「なぜそうなるのか」と先生と一緒に考えるプロセスが多く、知的なやりとりを楽しむ土壌がありました。現在は出版社で人文系書籍の編集をしておりますが、知識に対して「問いを持ち続ける姿勢」や、「何かに心から夢中になることの大切さ」は、桐朋で過ごした6年間が育ててくれたと感じています。自分のペースで、自分の関心と向き合える環境が、今の自分の原点です。