田園調布学園中等部 デンエンチョウフガクエンチュウトウブ

田園調布学園中等部に入学を決めたのは、説明会で感じた「落ち着いた品のある雰囲気」がとても印象に残ったからです。制服の端正さや、在校生の穏やかな話し方に、自分もあの空気の中で学びたいと思いました。SAPIXでは、田園調布学園の入試傾向に合わせて記述対策を強化し、特に2と4で「自分の意見をわかりやすく伝える力」を磨きました。本番の試験では、知識だけでなく、思考の深さや丁寧さが求められていたように感じます。入学後は、形式的な礼儀にとどまらない「心のこもったふるまい」を大切にする校風の中で、自分の行動を自然と見つめるようになりました。学業も行事も、派手ではありませんが一つひとつを大切に積み重ねる学校生活で、「丁寧に生きる」ということの意味が少しずつわかるようになった気がします。現在は広告制作の仕事に携わっておりますが、相手を思いやりながら自分の考えを伝える力、そして焦らず根気強く取り組む姿勢は、田園調布学園で過ごした時間が土台になっていると感じています。静かで確かな自信をくれた、かけがえのない6年間でした。

3や1,は、苦手だと思っている生徒も多いと思っています。私の学年にも苦手だという人が多かったんですが、授業はとてもおもしろくて、知的好奇心をそそられました。1,などは「将来何に使うの？」と言った感覚の人もいると思いますが、いかに日常に3や1,が存在しているのか、教えてもらった気がします。例えば関数では、グラフ作成アプリを使ってグラフを作りました。関数グラフアート全国コンテストというものがあり、それに応募して入賞した学年もあります。このように、単に「1,」だけを見るのではなく、楽しみながら授業を受けられるので、最終的に3や1,には半数の生徒が関心を持つようになります。