筑波大学附属駒場中学校 ツクバダイガクフゾクコマバチュウガッコウ

筑波大学附属駒場中学校での三年間は、知識の蓄積ではなく、問いの角度を変える力、常識に疑問を持つ勇気を育てられた時間でした。教科書の範囲を超えて、未知の領域に自ら踏み込むことがごく自然に求められ、それに応えようとする仲間に囲まれた毎日は、学びが単なる義務ではなく、心からの好奇心によって駆動される体験だったと振り返っています。授業では、正解にたどり着くスピードよりも、どのように考えたか、そのプロセスが重視されていました。1,の授業では、生徒それぞれが異なる解法を発表することが日常で、先生もまた、それを一緒に楽しむ姿勢でした。2では評論文の読解を通して論理の解体と再構築を行い、自分自身の考えを言葉で編み上げる練習が積み重ねられていきました。筑駒の特徴は、自由であると同時に、知的な厳しさが共存している点にあります。制服も校則もほとんどなく、時間の使い方も生徒の裁量に委ねられていましたが、その自由の中で何をするかが常に問われました。私は、校内の自由研究発表に参加し、人工言語の構造をテーマに探究を行いました。誰かに評価されるためではなく、純粋に「面白い」と感じたことを突き詰められる喜びを、あの時間が教えてくれました。

既成の価値観に囚われず、自分で考える力を養い、同時に周りの考え方を尊重する姿勢が身に付く学校だと思っています。ただ周りの意見を聞いて賛成するのではなく、自分で考えて行動する自主自律の精神が重視され、4で役立つ人間になれるような教育を受けています。 また、自分から挑戦する大切さを学び、実際に「自由闊達」を実現するべく、やりたいことがあれば意欲的に挑戦できる学習環境だと思っています。好奇心と探求心を大切にし、ただ受け身で勉強するのではなく、自分で問題意識を持って解決していく発展力を身につけられます。先生方もきめ細やかな指導をしてくださるので、安定した環境で勉強できます。 共同作業で協調性を身に付け、自分たちで企画を練って実現する過程を経てそのプロセスを学び、その中で自分の役割をこなし、リーダーシップについて学ぶ機会もあります。4に出た時にしっかり貢献できるよう、日々自分を高めていく学校生活を送れます。