偏差値
70.0〜70.0
合格体験記
12件

悔しさの先に見えた新たなスタート
慶應義塾中等部
本格的に中学受験の勉強を始めたのは小学校6年の春から。第一志望は慶應義塾中等部、次いで渋谷教育学園幕張中学校を目指し、模試の結果を見ながら法政大学第二中学校も併願校として受験することに決めました。 迎えた本番。最も力を入れていた慶應中等部では、得意の2は手応えがあったものの、算数の難問に焦り、思うように得点できませんでした。結果は不合格。続く渋幕も不合格という現実を突きつけられました。悔しすぎて放心状態でしたが、最後に受験したすべり止めの法政第二に何とか合格。その瞬間、何とか気持ちを切り替えることができました。 今振り返ると、第一志望に合格することだけが受験の成功ではないと感じます。挫折を経験したからこそ、自分の弱さと向き合い、新たな環境で頑張ろうと思えました。
慶應義塾中等部での充実した3年間
慶應義塾中等部
慶應義塾中等部での3年間は、知的好奇心を刺激され、自主性を大きく伸ばすことのできた、まさに「充実」の一言に尽きる時間でした。伝統ある校風でありながら、常に新しいことに挑戦する進取の精神が息づいており、生徒一人ひとりの個性を尊重し、多様な価値観を認め合う温かい雰囲気が印象的でした。授業は、一方的な講義形式ではなく、生徒が主体的に考え、発言する機会が多く設けられていました。先生方は熱意にあふれ、深い知識はもちろんのこと、物事を多角的に捉える視点や、論理的な思考力を丁寧に指導してくださいました。グループワークやディスカッションも活発に行われ、他者の意見に耳を傾け、自身の考えを深める貴重な経験を積むことができました。また、慶應義塾大学への内部進学制度があることは大きな魅力の一つですが、それに甘んじることなく、高い目標意識を持つ生徒が多いことも特徴です。互いに切磋琢磨し、高め合うことができる環境は、自身の成長を大きく後押ししてくれました。学習面だけでなく、学校行事や部活動も非常に活発です。体育祭や三田祭といった伝統的な行事は、生徒たちの自主的な企画・運営によって大いに盛り上がり、学年を超えた強い絆が育まれました。多様な部活動も盛んで、自身の興味関心に基づいて活動に参加することで、新たな才能を発見したり、生涯の友人を得たりできました。一方で、自主性を重んじる校風であるため、自ら積極的に学びに向かう姿勢が求められます。課題の量も決して少なくはありませんが、それらを乗り越えることで、自律心と問題解決能力が養われたと感じています。