白百合学園中学校 シラユリガクエンチュウガッコウ

白百合学園中学校の三年間は、静けさと清らかさに満ちた環境の中で、自分という存在と丁寧に向き合う時間でした。カトリックの教えを土台に、毎日の祈りとともに始まる学校生活は、学力だけでなく心の成長を大切にする姿勢に貫かれており、子どもでありながらも人としてのあり方を考える習慣が自然と身についていきました。特別な出来事が多かったわけではありません。しかし、その分、何気ない日々のふるまいや言葉の選び方、教室の空気の静けさや、すれ違いざまの挨拶の中に、学びが凝縮されていたと今になって思っています。白百合では、周囲にどう見られるかではなく、自分の内側からにじみ出るものが大切にされていました。学習面においては、表面的な暗記ではなく、理解を深めることに重きが置かれていました。2の授業では、文章を読むことそのものが内省の時間となり、登場人物の心の機微をたどるうちに、自分自身の価値観とも対話するような感覚が芽生えていきました。5教育も丁寧で、単語や文法の積み重ねの先にある、異なる文化への敬意と共感力を育てようとする姿勢が感じられました。

校則が厳しいですが、先生も親切で一人ひとりを見てくれますし、安心して学校生活が送れます。否定ばかりされるのではなく、良いところを伸ばしてもらえるイメージがあります。勉強にもしっかり取り組んでおり、宿題を忘れる人もほとんどいませんでした。授業はとても面白くてわかりやすく、ただ暗記するだけではなくて問題意識や関心を持ちながら勉強に取り組めます。校門には警備員さんがいるので、不審者が入ってくるなどといったこともなく安心して学校生活を送れます。