勉強をするときに意識していることはなんでしょうか。
集中できる環境や自分の体調などがあるでしょう。
図書館へ通い勉強したり、自分の体調が許す限り勉強をする方が多く見受けられます。
みなさんは、勉強をする際に時間や時間帯を意識しているでしょうか。
勉強と時間は非常に密接な関係があり、勉強の仕方を少し変えるだけで効率が良くなる可能性があります。
今回は、そんな勉強と時間の関係についてご紹介しますので勉強の効率を上げたい方、成績が伸び悩んでいる方は参考にしてみてください。
脳は人間の1日の生活にどのように影響しているのでしょうか。
ここでは、朝~夜にかけて脳の働きや人間の行動に与える影響をご紹介します。
基本的に難しい作業や集中力がいる作業などは午前中にやるべきと言われています。
それは脳が最も活発化する時間に関係しているためです。
起床から約3時間後は脳が最も活発に動いている時間帯です。
脳が最高潮の状態には一番負担のかかる勉強をしたり、重要な教科の勉強をするのがおすすめです。
勉強をする時間帯の中で起床から3時間後を意識するだけでも学習内容の定着が大きく変わるため試してみましょう。
朝眠くなってしまうのは睡眠不足が原因なことがほとんどです。
朝勉強をしようと思って睡眠時間を削る人がいますが、ストレスがたまりやすくその日のパフォーマンスも低下するため気を付けましょう。
最低でも6時間以上を心がけて睡眠を取るように意識すると朝眠くなるということが減るでしょう。
起床から8時間後は人間の脳が働かなくなる時間帯です。
この時間帯はアドレナリンやセロトニンの分泌が高まります。
細かい作業や苦手な教科の勉強などには向いていない時間のため午前の勉強の反省や答え合わせなどを行うとストレスなく過ごすことができるでしょう。
食後は一番眠くなる時間帯とよく言います。
食事によって血糖値が上昇すると体内でインスリンが分泌されます。
インスリンによる血糖値の低下により脳に糖がいき渡らなくなることで眠くなります。
食後すぐの過ごし方としては午後に向けて何を勉強するのかを考えたり、見直しなど簡単な作業が良いです。
午後の時間帯は人間の体質上どうしても疲れて眠くなってしまいます。
そんな時は無理してがんばるのではなく15~30分程度昼寝をしてリフレッシュすると良いです。
午後から夕方はやる気が最も上がる時間帯のため、無駄にすることなく効率よく勉強を進めていきましょう。
寝る前の時間帯は記憶に効きます。
就寝前の記憶は、脳に定着されやすい傾向にあるため暗記をするのが夜の過ごし方として最も適切です。
英単語や漢字、社会科目などを暗記するのがおすすめです。
夜になると明日のことや睡眠のことを考えるようになるため時間に対する意識が高くなっていきます。
もうすぐ1日が終わるというタイミングのため精神的に追い込まれ、やる気が出やすくなります。
夜の時間帯は1日のおわりです。
朝から意識的に勉強して生活している場合は疲れがたまりやすく脳は疲弊しています。
疲れがたまっている状態では複雑な問題を解くには向いていないため睡眠への準備をするのも良いでしょう。
✔午前中は一番脳が活発
✔午後の勉強は昼寝が大事
✔夜は記憶が定着しやすいため暗記が有効
時間によって勉強すると効率が良くなる教科がある程度決まっています。
ここでは、それぞれの教科の最適な勉強法をご紹介します。
朝は思考力と集中力が高まるため英語や理数教科などが適しています。
英語・数学・理科の最適な勉強法について見ていきましょう。
朝の時間帯は複雑な勉強に向いています。
英語の長文読解は、総合的な英語力に加えて文章の意味を読み取る力などが必要になるため勉強として適しています。
また、夜に暗記した単語の確認を朝にするとより定着がしやすくなります。
夜暗記をして朝確認をするという癖を付けておくと良いです。
朝眠くてやる気が出ないという方はリスニングをして耳を慣れさせる勉強をしましょう。
数学は脳を活性化させるのに適している教科です。
簡単な計算問題などをして脳を起こしてから難しい計算問題などに取り組むと良いでしょう。
思考力や想像力がさえているため集中して計算問題の練習をすることが可能となります。
理科は基本的には暗記教科ですが本質的な理解が必要な教科でもあります。
深い思考力が必要になるため朝に勉強するにはもってこいの教科です。
複雑な計算問題があるわけではないため朝勉強として取り組みやすいです。
朝の時間はいわば集中力のゴールデンタイムです。
取り組む教科として苦手な教科や伸ばしたい教科がおすすめです。
やる気と集中力が一番ある状態で強化したい科目を勉強することでメンタルや時間的に最も効率が良いといえるでしょう。
国語のやるべき勉強としては論述問題や読解問題が適しています。
発想力が高まりやすい午後の時間帯のため登場人物の感情を読み取る問題や自分の考えを述べる問題に取り組むと良い勉強ができる傾向にあります。
社会は暗記する勉強が多いですが全体的な流れを意識することが非常に重要です。
柔軟に出来事を捉えて繋げていく発想力が必要なため午後の時間帯に勉強するのが適しています。
英語も国語と同様に論述問題や読解問題を勉強すると良いです。
長文読解には総合的な英語力に加えて発想力も大切です。
集中力が切れてきた際は音読やリスニングなどをして眠気を覚ますことも可能なため午後にする勉強におすすめといえます。
夜にするべき英語の勉強は暗記です。
単語の暗記は最も適しており、単語を覚えるだけ英語は有利になっていくため寝る前の英単語の暗記は習慣づけておくと良いでしょう。
社会も暗記教科として夜に勉強するには最適です。
年号など簡単な暗記から始めていくとやりやすく、出来事を繋げていき理解しながら暗記をしていくとよりわかりやすいため意識して勉強していきましょう。
✔朝は集中力がもっとも高まるため英語・数学・理科がおすすめ
✔午後は発想力が必要な英語・国語・社会がおすすめ
✔夜は、暗記が適しているため英語と社会が良い
勉強時間=努力量と考えている人は多いのではないでしょうか。
しかし、それは間違いである可能性が高いです。
勉強時間が長くても質の良い勉強をしていなければ意味がありません。
つまり勉強時間を気にするのではなく、短時間でどれだけ良い勉強ができたかを意識するほうが良いです。
勉強時間が多いから成績が良くなるというわけではありません。
同じ勉強時間でも勉強量が多く、勉強のスピードが早い人のほうが成績は伸びていきます。
つまり勉強時間ではなく勉強量が大切ということです。
少ない勉強時間で勉強量を多くすることを意識して学習に励みましょう。
勉強時間は勉強する内容や難易度によって変わってきます。
そのため1日の勉強時間を意識するより自分がしっかりと理解できているか、成績は伸びているのかに着眼したほうが効率的です。
勉強時間が多いのに理解が遅れている場合は、質が悪い可能性があるため勉強法の改善をする必要があるでしょう。
✔勉強時間は気にしたら負け
✔勉強時間より勉強量
✔自分の勉強の質はいいのか確認しよう
家庭教師ファーストの基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生 |
授業形態 | 個別指導 |
地域 | 全国 |
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他にも様々なメリットがございますので、一度お問合せしてみてはいかがでしょうか。
勉強には様々な要素が加味されています。
ただ考えなしに勉強していては、ライバルたちとの差は広げることはできないため意識的に勉強の仕方を変えていく必要があります。
特に勉強と密接な関係があるのは時間で集中しやすい時間帯や記憶が定着しやすい時間帯などがあります。
自己管理が苦手で勉強の質を思うように高めることができないようであれば今回ご紹介した学習塾などを活用してみると良いでしょう。
「勉強 時間帯」に関してよくある質問を集めました。
暗記科目を勉強するには就寝前の時間が適しています。就寝前は記憶が脳に定着しやすいです。また、寝る前に暗記練習をしたときは朝起きて暗記した内容の確認をするとより脳に定着しやすいためおすすめです。夜暗記をし朝確認するという作業を習慣化すると暗記科目に強くなるでしょう。暗記科目の勉強する時間帯の詳細はこちらを参考にしてください。
効率の上がる時間帯は科目ごとによって違います。複雑な問題を解く数学や理科は、思考力や集中力が上がる朝に行うと良いなどそれぞれの科目によって適した時間帯があります。1日の勉強スケジュールを立てるときに効率の上がる時間帯に合わせて科目を変えて勉強していくとバランスよく学習を進めることが可能となります。勉強の効率が上がる時間帯についてはこちらを参考にしてください。