更新日 2024.4.9

【高校英語】時制はマスターした?現在形・過去形・未来形を徹底解説!

時制は英文を作る上で大事な要素になります。

また、最初に学習する単元であるため、時制でつまずくと今後の英語学習に大きく影響を及ぼすことになるかもしれません。

そのため、今回は時制について例文を使ってわかりやすく解説しました。

ぜひ一緒に、時制についてマスターしましょう。

時制とは?

では、そもそも時制とは何かについて解説します。

今回解説する内容を理解する上での前提になるため、きちんと理解することが大切です。

一緒に理解していきましょう。

時制①「現在、過去、未来」

1つ目は「現在、過去、未来」です。

これらはまとめて「基本時制」と呼ばれます。

今、過去、未来の時点で何をしているのかを示す、基本的な時制です。

日本語で言えば、「〜です」「〜でした」「〜でしょう」などがこれにあたります。

時制②「完了形」

2つ目は「完了形」です。

完了形は日本語にはない時制と言われることも多いのですが、幅のある時間を示す時制です。

例えば、過去から今、今から未来、大昔からちょっと前などが挙げられます。

適切な日本語がないため、状況によって訳を使い分けることになります。

時制③「進行形」

3つ目は「進行形」です。

進行形は、ある時点で実行している内容を示す時制です。

例えば、「今、〜している」「あの時、〜していた」などは進行形で表されます。

これら3つを理解することで、今後の内容がよく理解できるようになるでしょう。

CHECK

  • 基本時制は「現在、過去、未来」
  • 完了形は「幅のある時間」
  • 進行形は「〜している」「〜していた」

現在形の5つの性質とは?

まずは現在形について解説します。

英語の中でも1番基本的な時制になるので、きちんと理解を深めていきましょう。

では、次の5つの例文を見てみてください。

  • I belong to the dance team.
  • Kenta practices soccer every Friday.
  • The earth involves around the sun.
  • James comes to Japan tomorrow.
  • I will stay home if it rains tomorrow.

これらの5つの例文について、以下で詳しく解説していきます。

動詞が進行形にできない場合

まず、1つ目の例文から見ていきましょう。

例)I belong to the dance team.

訳は「私はダンスチームに所属している」になります。

「〜している」と書いてあるため「現在進行形ではないの?」と感じる方もいるかもしれません。

ここで、進行形における大事なルールを1つ紹介します。

「5秒後に中断・再開できない場合は、進行形にできない」というルールです。

いきなり5秒後に「チーム辞めます」と言って、その5秒後に「やっぱ戻ります」と言うのは考えにくいことですよね。

そのため、belongという動詞は進行形にできないため、現在形で表すしかないのです。

こうした動詞を状態動詞と言います。

状態動詞の例を以下に挙げてみました。

  • have
  • contain
  • believe
  • know
  • resemble
  • remember
  • like
  • hate

5秒後に中断・再開できるかどうかを判断してみてください。

繰り返し行っている習慣

続いて、2つ目の例文を見ていきましょう。

例)Kenta practices soccer every Friday.

訳は「ケンタは毎週金曜日にサッカーの練習をしている」です。

「毎週金曜日」のように、繰り返し行っている習慣を表す場合は、現在形を使います。

毎日や毎月、毎年でも繰り返しを表すため、同じように現在形が使われます。

不変の真理

3つ目の例文を見ていきましょう。

例)The earth involves around the sun.

訳は「地球は太陽の周りを回っています」です。

地球が太陽の周りを回るのは、昨日も今日も明日も同じですよね。

昨日も今日も明日も常に変わらないことを不変の真理と言いますが、不変の真理を表す際も現在形を使います。

確定した未来

4つ目の例文を見ていきましょう。

例)James comes to Japan tomorrow.

訳は「ジェームズは明日、日本に来ます」です。

明日と書かれているのに、現在形が使われていますね。

もちろん未来を表す「will」を使っても問題ありません。

しかし、確定した未来を表す時には現在形を使って表しても良いのです。

ジェームズが明日日本に来るのは、よほどのことがない限り確定していますよね。

そのため、この例文においても現在形を使うことができます。

時・条件を表す副詞節の中

最後に、5つ目の例文を見ていきましょう。

例)I will stay home if it rains tomorrow.

訳は「明日雨が降ったら、私は家にいるでしょう」です。

この例文も未来を表していますが現在形が使われています。

ここで適用されているルールは、「時・条件を表す副詞節の中では未来のことは現在形で表す」です。

中学校で聞いたことのある方もいるかもしれません。

入試でよく問われるので、きちんと理解することが大切でしょう。

  • ここで、「副詞節ってどうやって見分けるの?」と思われる方もいるかもしれません。

コツは「ifより後ろの文章を隠して、文章の意味が伝わるかどうか」を確認することです。

2つの例文を使って確認してみましょう。

I will stay home if it rains tomorrow.

I wonder if it will rain tomorrow.

1つ目の例文は先ほど使用したものと同じですね。

2つ目の例文の訳は、「明日雨が降るかな?」となります。

では、それぞれの例文において、ifより後ろの文章を隠してみましょう。

I will stay home.

I wonder.

1つ目の例文は、「私は家にいるでしょう」と意味が通りますね。

しかし、2つ目の例文は「私は・・・かな?と思う」となるため、意味が通るとは言えません。

そのため、1つ目の例文では、ifより後ろが副詞節となり、その中では現在形を使います。

一方、2つ目の例文では、ifより後ろが副詞節ではない(名詞節)ので、そのまま未来形を使います。

CHECK

  • 状態動詞は進行形にできない
  • 繰り返し・不変の真理・確定した未来は現在形
  • 副詞節かどうかは「ifより後ろの文章を隠す」

過去形・未来形をマスターしよう!

現在形については理解できましたか?

続いて、過去形未来形についても解説していきます。

ここでも、例文を使ってわかりやすく解説していくので、一緒に頑張って理解していきましょう。

過去形の基本

まずは過去形の基本から見ていきましょう。

以下の3つの例文を見てみてください。

  • Mary practiced dance last Sunday.
  • Mary often danced.
  • Mary was a member of the dance team.

どの例文も過去形が使われていますね。

一般的に、過去の習慣、過去に行われたことを表す時に過去形が使われます。

未来形の基本

続いて、未来形の基本も例文を使って見ていきましょう。

  • Mary will dance next Sunday.
  • Mary is going to dance next Sunday.

willもbe going to もどちらも未来を表す語句なので、未来形であることがわかるはずです。

ここで、willとbe going toの違いについても解説します。

willは助動詞の1つであり、助動詞は自分自身の意志・推量を表現したい時に使われます。

特にwillは「100%絶対!」という強い意志を表すので、理解しておきましょう。

一方、be going toは、決まった予定を表す時に使われます。

上の例文の場合、例えば、2週間前から出演することが決まっているような時にbe going toが使われます。

過去形・未来形の応用

ここで、過去形・未来形の応用について解説します。

「よく〜したものだった」という意味を表す2つの表現についてです。

used to 〜

would + (often ,sometimes) + 動詞の原形

この2つの表現は、入試でよく出題されるので、きちんと理解しておきましょう。

まず、「used to 〜」は「(昔は)よく〜したけど(今は全然しないよ)」という意味を表します。

一方、「would + (often ,sometimes) + 動詞の原形」は「(今もたまにするけど、昔は)よく〜した」という意味を表します。

違いがよくわかるように、それぞれ例文を紹介します。

Mary used to dance.

Mary would often dance.

前者は「メアリーはかつて、よくダンスをしたけど今はもう全然しないね」、後者は「メアリーは今もたまにするけど、昔はよくダンスしてたよね」という意味になります。

この2つの違いを押さえておくと良いでしょう。

CHECK

  • willは「100%絶対!」be going to は「決まった予定」を表す
  • used to 〜は「今は全然しない」ニュアンスを含む
  • 「would + 動詞の原形」は「今もたまにする」ニュアンスを含む

時制をマスターするには「理屈」を理解する

ここで、時制を勉強する際のポイントについて紹介します。

今回は基本時制(現在、過去、未来)について解説しましたが、この先も完了形や進行形などの時制も勉強することになります。

その際、覚えなければならない点がたくさん出てくることになるでしょう。

しかし、たくさんの事項を次から次へと暗記しなければならないのは大変ですよね。

できるだけ覚える内容を減らしたいと思うはず。

  • そう感じた際は、「理屈」を理解することに徹底してください。

中には「理屈」が理解できれば、無理に暗記をしなくても頭に残る事項もたくさんあります。

ぜひ「なぜ?」を考えながら時制の勉強をするようにしてみてください。

時制の練習問題|英文を和訳しよう

では、練習問題に3問挑戦してみましょう。

動詞を適切な形に変え、和訳をしてみてください。

  • ①We will play soccer if it (be) fine tomorrow.
  • ②I don’t know if he (come) to see us tomorrow.
  • ③He told me that he (catch) a lot of fish in the river.

できましたか?

では答えを見ていきましょう。

  • ①We will play soccer if it is fine tomorrow. もし、明日晴れたら私たちはサッカーをするつもりです。
  • ②I don’t know if he will come to see us tomorrow. 私は彼が明日私たちに会いに来るかもしれない。
  • ③He told me that he caught a lot of fish in the river. 彼は川で魚を沢山捕まえたと言った。

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まとめ

今回は、時制の中でも「基本時制」について解説しました。

現在形、過去形、未来形の基本を理解することが、他の時制を学習する上での土台となります。

理解が曖昧な部分は、もう一度本文に戻って、学習をし直すことが大切です。

確実に理解してから次の分野に進むようにしましょう。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「時制」に関してよくある質問を集めました。

英語の時制にはどんな種類がある?

英語の時制は全部で12種類あります。現在形・過去形・未来形が含まれる「基本時制」、現在完了形・過去完了形・未来完了形が含まれる「完了形」、現在進行形・過去進行形・未来進行形が含まれる「進行形」、最後に現在完了進行形・過去完了進行形・未来完了進行形が含まれる「完了進行形」です。英語の時制の詳細はこちらを参考にしてください。

「現在形」の時制を使うのはどんな時?

次の5つのケースで使います。①進行形にできない状態動詞を使う時②繰り返し行う習慣を表す時③不変の真理を表す時④確定した未来を表す時⑤時・条件を表す副詞節の中の5つで使います。「現在形」の時制についてはこちらを参考にしてください。

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-StudySearch編集部-
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