更新日 2022.11.18

【プロ家庭教師監修】早稲田商学部の英語入試出題傾向や対策・勉強法

早稲田大学商学部は、慶應義塾大学に並び、日本でトップレベルの学生が集まっているので、受験の難易度もかなり高いです。

しかし、しっかりと戦略を立てて対策をすれば合格できないということはありません。

そこで今回は、早稲田大学商学部の英語の傾向や対策、具体的な勉強法・おすすめの参考書についてご紹介していきます。

また、早稲田大学を独学で受験しようと考えている方は家庭教師を利用するメリットも紹介していますのでぜひご参考ください。

【全体を確認】早稲田商学部の入試情報

早稲田商学部|英語の入試方式の特徴

試験方式が地歴か数学選択で分かれる

これまでは入試方式は1種類だけで国・英に加えて数学か地歴・公民を選択できたのですが、数学型か地歴・公民型のどちらかによって入試方式が分けられました。

さらに募集人数も異なるので、どちらの方式で受験するのかの選択が鍵となります。

各科目の詳しい情報は次の見出しで紹介しています。

早稲田商学部の各試験方式の配点

数学型の配点

数学型の募集人数は150名です。

商学部は文系学部なので数学で受験できる方式は募集人数が絞られているのかもしれません。

教科 配点
英語 60点
国語 60点
数学 60点

地歴・公民型の配点

地歴・公民型の募集人は335名です。

教科 配点
英語 80点
国語 60点
地歴・公民 60点

4技能テスト利用型の配点

共通テスト利用型の募集人数は30名と非常に難易度が高いです。

さらに、出願資格として英検準1級以上またはTOEFL-iBTで72点以上を得点していることが条件となっています。

英検1級・TOEFL-iBTで95点以上の資格を持っていれば試験の当日点に5点換算され、試験を有利に進めることができます。

教科 配点
英語 80点
国語 60点
地歴・公民か数学 60点

早稲田商学部 英語の出題傾向

早稲田商学部 英語問題形式と分量

早稲田商学部 英語の問題形式について

早稲田商学部の問題形式は以下の通りです。

試験時間 90分
大問数 5問
解答形式 マーク+記述

早稲田商学部 英語の分量について

商学部の英語は会話文の問題に加えて、長文問題は1つが大体500語前後で、大問が4つ分あるので合計で2,000文字以上の語数を読み解く必要があります。

しかし、早稲田大学の他学部と比べると商学部の英語は比較的分量が少ないです。

商学部 英語の各大問の特徴

大問1:会話文

商学部の英語は大問1が丸ごと会話文として出題されていますが、会話文の問題の配点としては大きく、珍しいです。

多くの受験生は長文問題の対策にほとんどの時間を費やしていますが、早稲田商学部を受験するなら別で会話文の対策を行うことが必要だといえます。

大問2~5:長文読解

商学部の長文問題では内容一致問題・内容説明問題・空欄補充問題・英文和訳問題・和文英訳問題が主に出題されます。

私立大学の英語で英作文以外に記述式の問題が出題されることは珍しいので早稲田商学部の英語の特徴といえます。

また、大問の中で文法を単独で問うような問題は出題されません。

しかし、それは文法の知識が要らないわけではなく、文法の知識があることが前提で選択肢に含まれていたり、長文から問われるので十分な対策は必要です。

✔︎会話文の配点が高い

✔︎長文問題が大半を占めている

✔︎解答はマーク+記述方式

早稲田商学部 英語の難易度

早稲田商学部の英語は何割必要?

早稲田大学は各教科の合格最低点数は公開していませんが、受験者の平均点数と3教科での合格最低点数は公開しているのでそこからおおよその英語の合格最低点数が予想できます。

英語が苦手で他の教科で点数を取ると決めている学生でも最低で6割、英語が得意なら7割以上は合格するのに必要でしょう。

【2018~22年】過去5年の平均点推移

2021年度から方式によって英語の配点に変化がありましたが、過去の平均点を見ると大体40点前後に収まっているようです。

受験者の平均点推移
2018年 36.775
2019年 39.559
2020年 44.227
2021年 45.729
2022年 38.593

【2022年度】商学部の合格点数

2022年度から変更された入試方式での合格点数を見ると、数学型と4技能テスト利用型が今後難しくなるとされることが予想できます。

【2022年度】商学部の合格点数
方式 点数 得点率
地歴・公民型 130.6/200 約65%
数学型 109.4/180 約61%
4技能テスト利用型 133.7/205 約66%

早稲田の他学部と比較すると?

商学部の英語は比較的平易

早稲田商学部の英語は早稲田大学の他学部と比較すると、難易度は易しい部類に入ります。

その理由としては、自由英作文がないことと、英文の分量と問題数が比較的少ないからです。

例えば、商学部の英語は設問数が大体20問前後の傾向がありますが、文学部・社会科学部・人間科学部では40問近くも出題される傾向があります。

また、国際教養学部の英語では大問1つの中で20個の設問があったりと目立った特徴を持っていて傾向が掴みづらくなっているのです。

しかし、あくまでも早稲田大学が出題している英語なので最低でもMARCHレベルの英語力は必須です。

✔︎数学型・4技能利用型は難易度が高い

✔︎他学部と比較すると平易

✔︎難易度が変化

早稲田商学部 英語の対策

まずは時間配分を決めて解く

早稲田商学部 英語の理想の時間配分

商学部の英語対策法としてまずは各大問の時間配分を決めましょう。

早稲田商学部の英語は設問数が少ない傾向があり、各大問の分量が均等なので大問1つあたり15分で解く前提で過去問に取り組みましょう。

大問1つ15分で解ければ残り15分余るので、当日いきなり傾向が変わってきたり、見直しに時間を十分に使えたりと余裕を作ることができます。

長文問題の対策

英文雑誌を読んでみる

早稲田大学商学部の英語は英文雑誌から一部を抜粋していることが多いので、日頃から英文雑誌を読んでおくことは非常に高いアドバンテージとなります。

たくさん読む必要はありませんが、勉強の息抜き程度に少し読んでみると良いでしょう。

同義語の暗記に力を入れる

早稲田商学部の英語は選択肢に難しい文法や紛らわしい同義語が含まれる傾向があるので特に力を入れて対策を行っておくべきポイントです。

長文を読める程度の実力は付いてきたのに、選択肢で詰まってしまっては非常に勿体ないです。

商学部の英語対策におすすめの参考書

【単語・イディオム編】速読英単語 上級編

出版社 価格(税込) タイプ
Z会 1,320円 単語帳

速読英単語シリーズの3段階のレベルの内、一番レベルの高い一冊です。

掲載されている全ての単語が実際に長文の中で利用されているので、ただ単語を覚えるだけでなく同時に使い方も学習することができます。

熟語バージョンもあるので単語で物足りない方はそちらも利用してみることをおすすめします。

【長文の読み方編】英文解釈の技術70

出版社 価格(税込) タイプ
桐原書店 1,485円 問題集

英語はある程度勉強してきて長文は読めるようになってきたけど、SVOCなどの構造理解が曖昧で、ただなんとなく読んでいる方におすすめの一冊です。

特に、早稲田商学部の英語は長文の中の一文が長いので、構造を理解していないで読解しようとすると時間がかかってしまうのでこの参考書で英語の70パターンの構造を解いて慣れましょう。

【長文の実践編】イチから鍛える英語長文700

出版社 価格(税込) タイプ
Gakken 1,320円 問題集

この長文対策用の問題集は、掲載されている全ての長文問題に要約問題と文脈把握問題があるので、早稲田大学レベルの英語を入試で受験する必要がある方には非常におすすめできる一冊です。

また、15題分の長文を読み上げた音声が収録されたCDも付いてくるので音読などに活かして速読力の向上も図ることができます。

✔︎時間配分は大問1つ15分目安

✔︎英文雑誌・同義語は長文に効果的

✔︎独学なら参考書は必須

早稲田商学部は独学で合格できるか?

家庭教師のトライの利用をおすすめ

独学をおすすめしない理由

早稲田大学商学部への合格は非常に難易度が高く、対策にかかる時間も増えてしまいます。

独学の場合、こういう状況の時に傾向や効率のいい対策方法を自分で探して、解決していかなくてはなりません。

自分の力だけで対策するのに時間をかけていたら周りの受験生との差が広がっていってしまい勿体ないので、独学で勉強するのはおすすめできません。

なぜ家庭教師のトライが良いのか?

家庭教師のトライは、家庭教師各社の中でも、特に指導が丁寧なことで定評があります。

生徒の現状分析を行い、志望校合格に向けたオリジナルカリキュラムを作成する教育プランナーと、経験、ノウハウともに豊富なプロ家庭教師の徹底的なサポート体制で合格への道を開きます。

さらに、家庭教師のトライでは早大対策コースがあり、早稲田受験のプロからこれまでの合格メソッドが詰まったカリキュラムに沿って指導を受けられます。

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✔独学で合格するのは難しい

✔現状を分析し戦略を立てたプロからの指導

✔家庭教師からの指導がおすすめ

まとめ

早稲田大学商学部の英語の傾向や対策、具体的な勉強法についてご紹介してきました。

日本でトップレベルの学生が集まっている早稲田大学ですが、プロの家庭教師を利用して対策すれば、合格をかなり近いものにすることができます

早稲田大学商学部を受験する方は、この記事の内容を自らの勉強の中に活かしてみてください。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「早稲田大学商学部 英語」に関してよくある質問を集めました。

早稲田大学商学部の英語の特徴・傾向は?

早稲田商学部の英語の特徴・傾向は、大問1が会話文、大問2~5が全て長文問題になっていることです。大問5では英文和訳問題・和文英訳問題が出題されることがあるので注意しましょう。

早稲田大学商学部の英語の勉強法は?

早稲田商学部の英語の勉強方法・コツは、まず大問1つあたりを15分で解くよう時間配分を決めましょう。次に、問題の大半を占める長文対策として英文雑誌を読んでみること、同義語の暗記に力を入れるということを行いましょう。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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