中間一貫校とは、中学校・高等学校の6年間を一度に指導する学校のことです。
学校の教育理念に沿って、学習や行事を行っており、生徒たちの個性や性格にまで気を遣うことで、社会で活躍できる人材を育成している学校が多いです。
また、大学受験を見据えてトップレベルの指導をしている学校もあります。
今回は、そんな国公立の中間一貫校である筑波大学附属駒場中・高等学校について学費や評判・口コミ、進学実績を含めてご紹介していきます。
■まとめ
ここでは、筑波大学附属駒場中・高等学校の基本情報についてご紹介します。
筑波大学附属駒場中・高等学校の基本情報 | |
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創立年 | 1947年 |
住所 | 〒154-0001 東京都世田谷区池尻4-7-1 |
基本方針 | 戦後間もない環境から学習の基本を定着させながら 生徒の探求心を育む教育をしています。 |
アクセス | ・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口下車 徒歩7分 ・東急田園都市線「池尻大橋駅」北口下車 徒歩15分 |
挑戦・創造・貢献の3つを学校目標のもと、社会に役立つ人材の育成をしています。
精神面や行動力を育むことで生徒の価値観を変えていきます。
また、学業や行事、部活動を通して生徒の個性や性格を伸ばすことを目的としています。
SSHとは「スーパーサイエンスハイスクール」のことで、筑波大学附属駒場中・高等学校は、平成14年度に文部科学省から指定されました。
国際社会で活躍できるグローバルサイエンティストの育成をするために、研究開発や教材開発に力を入れています。
水田学習や、地域研究など、通常の授業では扱わない学習をします。
大きな学習テーマを設定することで多角的に物事を捉える力の育成と探求心を育みます。
総合的な学習の時間は、土曜日の午前中を使用して活動しており、中学1年生から高校2年生まであります。
高校2、3年生では、課題研究・理科課題研究を設定しています。
2年次に設定した課題研究のテーマを3年次はより深く掘り下げていきます。
研究成果は学校内やSSH研究発表会などで発表し、自分の取り組みを評価してもらうことができます。
筑波大学附属駒場中・高等学校の6年間で人格形成と心の成長を促しています。
主に、行事を通して生徒たちのエネルギーや集中力を発揮させ、生徒一人ひとりが積極的に物事に取り組む姿勢を創っています。
✔︎筑波大付属独自の総合的な学習
✔︎課題研究の設定
✔︎行事を通して積極性の育成
ここでは、筑波大学附属駒場中・高等学校の学費をご紹介します。
中学校は、義務教育課程のため授業料はかからず、教科書等も無料で提供してくれます。
入学金(高校) | 56,400円 |
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授 業 料(高校) | 115,200円 |
このほかに、教材費・校外学習費等の預かり金や駒場会(PTA)費、生徒会(生徒自治会)費などが必要な費用となります。
ここでは、筑波大学附属駒場中・高等学校の偏差値についてご紹介します。
偏差値 | 順位 | |
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中学校 | 73 | 東京都内 1位/ 734件中 全国 1位 / 2,237件中 |
高等学校 | 78 | 東京都内 1位/ 645件中 全国 2位/ 10,023件中 |
偏差値に関しては、中高どちらも東京都内1位を記録しています。
都内国立高等学校の中でも1位を記録しており、日本全国のトップが集まる学校です。
全国的に見ても1位か2位で学力に関しては申し分ないでしょう。
ここでは、筑波大学附属駒場中学校の入試情報についてご紹介します。
2023年度 入試情報 | |
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募集人数 | 120名 |
入試科目 | ・国語(40分・100点) ・算数(40分・100点) ・理科(40分・100点) ・社会(40分・100点) |
試験日程 | 2023年2月3日(金) |
受験料 | 5,000円 |
ここでは、筑波大学附属駒場高等学校の入試情報についてご紹介します。
2023年度 入試情報 | |
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募集人数 | 40名 |
入試科目 | ・国語(45分・100点) ・数学(45分・100点) ・理科(45分・100点) ・社会(45分・100点) ・英語(45分・100点) |
試験日程 | 2023年2月13日(月) |
受験料 | 9,800円 |
学習も自律性に委ねられており、面倒見が良いとはいえない。
中1から塾に通っている生徒が多いのが現実。
筑波大学附属駒場中学校は、優秀な生徒達が集まっています。
生徒それぞれが自分から勉強を行うことが多いため、学校側からのサポートは多くはないようです。
多くの生徒が入学当初から学習塾に通っているため、授業以外で学校で勉強することは無いようです。
6年間、素晴らしい先生と先輩、友達、後輩に囲まれ、切磋琢磨出来る環境です。
やりたいことが出来、公立では優秀すぎて浮きこぼれている人もここなら居場所が見つかります。
生徒たちは向上心に常にあふれているようで、積極的に勉学に励んだり、行事に取り組む生徒が多いようです。
優秀な生徒が生活するのに最適な環境でそれぞれの目標に向かって切磋琢磨しながらお互いを刺激しあい高め合っています。
部活によって非常に差があります。
ただ、多くの部活において雰囲気は非常にゆるく、先輩・後輩関係もほとんど気になりません。
運動部に関しては、スポーツを楽しむという目的のほうが強く、雰囲気がゆるいため参加しやすいようです。
勉強を中心に考えている人が多い印象で、上下関係も激しくないようです。
文化部は、全国レベルの非常に高い意識の中、活動している部活が多いため選択には注意しましょう。
例年学年全体の半分以上の生徒が東大に現役で合格しており、また生徒個人の研究に対する教員のアドバイスも非常に充実しており、勉強に対して意欲のある人にとってはこの上なく良い環境だと思います。
進学実績は全国トップの学力を誇る東京大学を目指している生徒がほとんどのようです。
勉強をする環境としては最高ですが、授業自体が受験に偏っているわけではないため学習塾での勉強が必須になるようです。
ここでは、2023年度の筑波大学附属駒場中・高等学校の国公立大学への進学実績をご紹介します。
大学名 | 人数 |
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東京大学 | 87名 |
東京医科歯科大学 | 3名 |
京都大学 | 2名 |
一橋大学 | 4名 |
名古屋大学 | 1名 |
九州大学 | 1名 |
東京工業大学 | 4名 |
横浜国立大学 | 3名 |
千葉大学 | 3名 |
ここでは、筑波大学附属駒場中・高等学校の私立大学への進学実績をご紹介します。
大学名 | 人数 |
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慶応義塾大学 | 20名 |
早稲田大学 | 16名 |
上智大学 | 1名 |
順天堂大学 | 1名 |
東京理科大学 | 1名 |
中央大学 | 1名 |
日本医科大学 | 1名 |
東京慈恵会医科大学 | 1名 |
ここではTOMASの基本情報についてご紹介します。
個別指導塾TOMASの基本情報 | |
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対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形態 | 完全個別指導(1対1) |
展開地域 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
TOMASでは「合格逆算カリキュラム」を使用することで1~2ランク上の志望校を選択することができます。
自分の学習状況や学力などを分析した後に自分に最適なカリキュラムのもと学習を始めていき、苦手科目の克服を目標に学校のテストの対策や受験対策をします。
勉強が苦手でもカリキュラムに沿って学習するだけで成績が伸びることを期待することができるため重く考えなくてすみます。
TOMASでは、完全1対1の個別指導をしています。
学校の授業に合わせた形式を取ることで普段の授業のように受けることができます。
講師は生徒に質問することで理解できているかをその都度チェックすることで、理解できているかを確認します。
常に緊張感のある指導環境なため、適度な集中力と自分の成長を常に感じながら勉強をすることができます。
✔︎完全個別で緊張感のある指導環境
✔︎集中しやすい環境を救っている
✔︎オーダーメイドカリキュラムで確実に成績を上げる
筑波大学附属駒場中・高等学校は、都内、全国共に1位の学力を誇り、学習環境としては最高峰の進学校です。
勉強を熱心にしてきた生徒たちですが、行事や部活動にも積極的に取り組む姿勢を見せており、心の成長に大きく繋がっています。
勉強に自信があり、最高の学習環境のもと学びたい人や、東京大学などへ進学したいという人におすすめの学校です。
「筑波大学付属駒場中・高等学校」に関してよくある質問を集めました。
筑波大学付属駒場中・高等学校は、1947年に設立した国立の中高一貫校になります。「挑戦」「創造」「貢献」の3つの学校目標の下、社会に役立つ人材の育成に励んでいます。総合的な学習の時間として、水田学習など独自の授業カリキュラムがあるのも魅力の一つです。
筑波大学付属駒場中・高等学校の学費は、中学校は、義務教育課程のため授業料はかからず、教科書等も無料で提供していただけます。高等学校でかかる費用が入学金が56,400円、授業料が115,200円となっており、そのほかにも教材費をはじめとするその他の費用が発生します。詳しくは記事内をご参照ください。
筑波大学付属駒場中・高等学校の偏差値は、中学校の偏差値が73、高等学校の偏差値が78です。東京都内で中学校・高等学校ともに1番高い偏差値を誇ります。詳しくは記事内をご参照ください。