今回は、正しい進路の決め方について紹介していきます。
「将来やりたいことが決まっていなくてどうしたらいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、中学生・高校生向けにどのように進路を決めていけば良いかを紹介していこうと思うので、ぜひ参考にしてください。
■まとめ
高校生が正しく進路を決めるにはどうすべきか以下で紹介していきます。
特にやりたいことが決まっていない人には、自己分析をすることをおすすめします。
これまでの人生で頑張ったことや嬉しかったこと、自分が得意なことや苦手なことを振り返ることで自分の新たな性格や特徴を発見できます。
また、向いている仕事や進路が見つかるきっかけにもなるでしょう。
自己分析を通じて見えてきた、興味のある仕事や業界を更に深掘りしていきましょう。
例えば、「服が好き」という人も、デザイナーやショップ店員だけでなく、企画やPRをする仕事など幅広い視野を持って調べられると良いでしょう。
やりたい仕事や興味のある仕事が見つかったら、その仕事に必要な条件を調べることが重要です。
大学進学が必要なのか、それとも資格が必要なのか、その場合は何歳から受けられるのか等を調べていきます。
「周りが大学に進学するからなんとなく自分も」という考え方は控え、適切な進路選択をしましょう。
進学する場合、どのように学校を決めるべきか以下にて紹介していきます。
まず、自分が将来何を学びたいか考えましょう。
自己分析やネットでの検索などを通して、自分がやりたいことや向いている職業を決めることで、学びたいことや学ぶべきことが自ずと出てくると思います。
日本には大学や短大、専門学校などさまざまな学校があります。
そこで、自分の学びたい分野を身に付けるにはどのような学校に行くのが良いか決める必要があります。
専門学校は、その分野に特化した知識やスキルを身に付けられるため、就職活動が有利に進めやすい、企業からのオファーが来やすいなどのメリットがあります。
自分が学校に求めることを考えたり、その学校の特徴を調べてみると良いでしょう。
例えば、家から遠く離れた大学に進む場合、寮完備だと嬉しいですし、金銭的な心配がある場合は奨学金制度が整っていると安心です。
このように、自分の求める制度や設備があるかどうか確認することで、適切な学校選びが出来るのではないでしょうか。
第1志望の学校に進学できるかどうかは受験の結果次第なので、3校程度の志望校を候補に挙げておくと良いでしょう。
それぞれの大学にどのような良さや懸念点があり、どうして志望校として選んだのか分かるようにしておくと役立つでしょう。
✔自己分析を通して進学するか否か決める
✔進学が決まったら大学か短大、専門学校かを決める
✔学校の特徴や学べることから志望校を決定する
大学に通うメリットとして以下のような点が挙げられます。
就職活動において、大卒であることを採用の条件にしている企業は少なくありません。
また、そうでなくても高卒や短大卒よりも給料が高くなる傾向があります。
それ以外にも、大学生限定の講演会などが開かれることがあり、授業以外でも様々な経験を積むことが出来る点や、知識を増やせることもメリットの1つといえます。
大学に通うデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
まず、入試の難易度が非常に高いため、志望大学に入るには入念な入試対策が必要になります。
また、通えることになったとしても、4年間で300万円以上の学費がかかり、経済的に大きな負担がかかります。
更に、全て自分で授業を取ったり受けたりすることになるので、しっかり自己管理できないと無駄な4年間になってしまうといえます。
専門学校に通うメリットは、以下のような点が挙げられます。
専門学校では、大学と比べて実務的なスキルを学べるため、仕事において即戦力になれる可能性が高いです。
また、各業界から多くの求人票が届くので、就職に有利といえるでしょう。
一方で専門学校にはどんなデメリットがあるのか、以下にて紹介していきます。
専門学校では、専門分野を短い期間で身に付けるというシステム上、その分野以外の知識を取り入れるのが難しいといえます。
そのため、入学後に異なる進路に進みたいと思っても実現するのは大変です。
最後に、就職する場合のメリットを紹介していきます。
高校を卒業してすぐに就職することで、早いうちから仕事に慣れることができる点が1番のメリットです。
また、専門学校や大学に通わない分、学費などの経済的負担を負わずに済みます。
就職することによるデメリットとして、主に以下の3点が挙げられます。
やはり、大卒や専門卒に比べると就職できる企業や業種の幅が狭くなってしまうのがデメリットといえます。
また、国家・地方公務員の道もあるものの、合格率はかなり低く難しいので、早いうちに対策することが必要です。
✔どの進路を選択してもメリット・デメリットがある
✔大学や専門学校は経済的な負担は大きいが学べることも多い
✔就職は経済的自立は出来るものの、初任給や生涯賃金が低くなる傾向にある
令和3年度(令和4年3月卒業)公立中学校等卒業者の進路状況 | |
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進学者 | 76,050人 |
専修学校等入学者 | 474人 |
就職者等 | 97人 |
その他 | 563人 |
卒業者計 | 77,188人 |
上記は東京都の令和3年度のデータですが、ほとんどの人が進学をしていることが分かります。
まずは、将来どんなことがやりたいかを考えてみることをおすすめします。
「好きなことを仕事にしたい」「憧れの職業に就きたい」など既に決まっている人もいれば、「何が向いているか分からない」という人もいるでしょう。
すぐに確定する必要はないですが、卒業後の進路を考える上で大切なことなので、インターネットで調べてみたり、身近な人に話を聞いておきましょう。
今すぐやりたいと思っていることがある人は、勉学と並行して出来る環境を選択すると良いでしょう。
芸能活動やスポーツ活動をしているなど、毎日通学するのが厳しい人は自分のペースで学習できる通信制高校がおすすめです。
また、将来やりたいことが確定している人は、そのためにどんな進路に進めばいいのかを早いうちから考えておくことが重要です。
将来の夢が漠然としていて、何になりたいか決まっていない場合は、将来の幅が狭まらない選択をすることをおすすめします。
進学や就職など様々な実績を持つ高校に進学することで、学生生活を送りながら将来を考えることが出来ます。
進学を決めた場合、どの高校に進むかを決める必要があります。
まず、自分が住む地域に行きたい高校があるかを調べておくことが大切です。
公立だったら○○、のようにいくつか選択肢を決めておくと良いでしょう。
次に、高校の偏差値や合格最低点などを確認しましょう。
自分の現状の点数とギャップがありすぎないか、高校に入ってから授業についていけるのかなど学力の相違を把握しておくことが大事です。
最後に、高校の学費やカリキュラムなどを確認しておきましょう。
私立を志望している場合、倍以上の学費がかかる可能性もあります。
また、授業の進度や行事の有無なども高校ごとに異なるので、必ずカリキュラムを確認し、納得のいく進路を決めましょう。
✔中学生の大半の卒業後の進路は高校進学である
✔将来の夢に合わせて進路を決定すると良い
✔高校進学を決めた場合もカリキュラムや学費などを必ず確認する
高2から文系と理系に分かれるため、高1の冬にはどちらに進むか、決めなければなりませんでした。
栄養士になりたいことと、国公立大を志望していることを先生に相談したところ、「文理どちらに進んでも、栄養士にはなれる」とのこと。
私は短絡的に「それなら宿題の多い理系はやめて、文系に進もう」と決めてしまいました。
私は短絡的に「それなら宿題の多い理系はやめて、文系に進もう」と決めてしまいました。
自宅から通うことも条件に加えると、希望の進路を実現できる大学はありませんでした…。
受験できる大学をよく調べたうえで、文理を決めるべきでした。
文理選択は重要な分かれ道になるので、宿題の量で決めることなく、入試科目をしっかり考えることが大事です。
私は高3の秋まで、志望校について考えることがなく、どんな大学があるのか、入試ではどの科目が課されるのかを調べずに過ごしていました。
11月になって、やっと志望校を決定。
それから入試科目を調べてみると、苦手克服に時間をかけた数学が、試験に課されないことを知りました。
数学に費やした時間を、少しでも別の入試科目に回していればと、ガッカリ…。
受験勉強の効率にかかわってくるので、志望校が決まっていなくても、なるべく早く大学の情報を集めるようにしましょう。
後からこの科目要らなかったのか!とならないように、必ず入試要項に目を通しておくことが重要です。
友人や先生からのアドバイスを鵜呑みにしてよく考えずに進路を決定してしまうと、自分の理想とは程遠い学校生活になってしまう恐れもあります。
他人が思う「良い」とあなたの思う「良い」は全然違うことも多いので、必ず自分で調べて
考えてから進路決定しましょう。
学校名だけで志望校を決めてしまい、その先何をしたいのか、何を学びたいのかを考えないのはやめましょう。
入学後に自分の興味の無い授業に苦労することになってしまいます。
しっかり大学の情報を調べた上で、自分のやりたいこととマッチしているかを確かめるようにしましょう。
志望校の決定を先延ばしにしていると、「入試の直前になってから漢文が必要だと知った」「数学じゃないと受けられないなんて知らなかった」となりかねません。
早めに情報収集を行い、進路の決定をするようにしましょう。
✔進路の決定は宿題の量や大変さで決めず、将来やりたいことを実現できるかで決める
✔人の話や噂に流されず、自分で調べて考えるようにする
✔早めに情報収集をして進路を決定できるように心がける
個別指導塾TOMASの基本情報 | |
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対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
展開地域 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 |
授業形態 | 完全マンツーマン指導 |
個別指導塾TOMASは、首都圏を中心に校舎を展開しており、完全マンツーマンの個別指導を強みにしている予備校です。
個別指導塾TOMASの特徴は以下の3点です。
進学先が決まらない・自分じゃ合格できないから別の道を探そうなど進学について悩んでいる方はTOMASで自信をつけられる指導を受けましょう。
TOMASは、志望校選びに関しても真剣に話し合い、偏差値や学力だけで決めるのではなく、将来の夢ややりたいことが叶えられる志望校を面談を通して決定します。
TOMASは、生徒それぞれに合ったカリキュラムに沿って指導内容も、学習する早さも全て合わせるので、ついていけなくなったり、途中で挫折することはなく、
個別指導塾TOMASの詳しい料金は公表されていないので、詳しく知りたい方はお近くの教室までお問い合わせください。
東京個別指導学院の基本情報 | |
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対象学年 | 小学生・中学生・高校生・高卒生 |
展開地域 | 全国 |
授業形態 | 最大1対2までの個別指導 |
東京個別指導学院は、全国に校舎を展開する、TKGの略称で有名な個別指導塾です。
東京個別指導学院の特徴は以下の3点です。
東京個別指導学院では、生徒1人ひとりの勉強状況を確認することで、オーダーメイドカリキュラムを作成してくれます。
定期的に小テストや面談、保護者への連絡を行っており、常に学習内容の定着を図りながら随時計画を変更できます。
また、授業日や時間が決まっている訳ではなく、生徒の都合に合わせて決めてくれるので、学校行事や部活の予定に沿って学習することが可能です。
そのため、部活が忙しくてスケジュール的に塾に通うのが難しいという人でも安心して通塾できるといえます。
東京個別指導学院の授業料は問い合わせることで開示されるので、気になる方はぜひお近くの校舎までお問合せしてみてください。
✔どちらもオーダーメイドカリキュラムを作成してくれる
✔1対1の個別指導が強みである
✔料金は非公開
今回は、正しい進路の決め方を紹介してきました。
あまり自分で学校について調べなかったり、入試の直前になってから急いで考え始めることで進路選択を失敗してしまった人も多くいます。
中学生でも高校生でも将来やりたいことを考えて、それに沿った進路選択をすることをおすすめします。
まだまだ今後どうするか決まっていない人はぜひこの記事を参考にしていただけると幸いです。
「進路 決め方」に関してよくある質問を集めました。
高校生の正しい進路の決め方は、卒業後に大学・短大・専門学校への進学や留学、就職などさまざまな選択肢があります。自分が将来やりたいことや学びたいことを分析し、それを叶えるのに1番最適な進路に進むのが良いでしょう。
中学生の正しい進路の決め方大半が高校に進学するものの、就職の選択肢を取る人も少なくありません。将来やりたいことが明確になっている人や現時点で芸能活動などをしている人は、毎日通う必要のない通信制の高校への進学なども視野に入れると良いでしょう。まだ夢が漠然としている人は、卒業後の進路が幅広い普通科の高校に進学しておくと選択肢が広がるといえます。