PR 更新日 2025.11.17

円の方程式・軌跡・領域の問題の解法を紹介!2種類の円の方程式や導き方も

円の方程式とは円周上の座標(x,y)と半径rの関係を表した式のことです。

円の方程式は数学Ⅱで学習する単元の1つです。

また、大学一年生の線形代数では、さらに深く学ぶことになります。

また円の方程式は大学入試でも出題されるので、できれば高校生のときにしっかりと理解を深めておきたい単元です。

この記事では円の方程式がわからない方に向けて、円の方程式の意味から導き方、表し方などについて解説します。

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円の方程式について

円の放置式は数学Ⅱで学ぶ単元ですが、難しいと思っている方も多いでしょう。

しかし、実際はそれほど難しいものではありません。

シンプルなものであるため、一緒に理解を深めていくことで解けるようになるはずです。

ここでは円の方程式の意味から、円の方程式の導き方について解説します。

これから円の方程式に取り組むにあたって、もっとも基本的な意味を理解する部分です。

それでは実際に円の方程式と導き方についてみていきましょう。

円の方程式と導き方

円の方程式とは円周上の座標(x,y)と半径rの関係を表した式です。

たとえば座標を中心とする円の方程式はつぎのようになります。

x2+y2=r2

導き方は後ほど詳しく解説しますが、円の方程式はピタゴラスの定理で求められます。

ピタゴラスの定理とは過去に学習した三平方の定理のことです。

CHECK

  • 円の方程式とは円周上の座標(x,y)と半径rの関係を表した式のこと
  • 円の方程式はピタゴラスの定理で求められるもの
  • シンプルなものであるため、一緒に理解を深めていくことで解けるようになる

円の方程式の2つの表し方と解き方

円の方程式の表し方には、標準形と一般系の2つがあります。

具体的には次の式のようなものです。

(x-a)2+(y-b)2=r2(標準形)

x2+y2+lx+my+n=0(一般形)

標準形と一般形は考え方自体は同じものの、公式が異なります。

標準形は基本的に問題に中心や半径が与えられた場合に用いるもので、一般系は3点の座標がある場合に使用します。

標準形と一般形の基礎を理解し、例題をもとに実際に解いてみましょう。

円の方程式の表し方①:標準形

ここでは標準形について紹介します。

標準形は次のようなものです。

(x-a)2+(y-b)2=r2(標準形)

標準形のaとbとrは既に役割が決まっています。

aとbは円の中心の座標を表すものです。

ただし注意点として-aと-bなどとなっているときに、中心の座標は+aと+bとなります。

一方のrは円の半径を表すものです。

標準形の方程式を求める問題

ここでは標準形の方程式を求める例題を出しますので、実際にどのような解き方なのかをみてみましょう。

例題は次のとおりです。

中心が点(ー2,1)で点(1,3)を通る円

解き方についてみてみましょう。

中心が点(ー2,1)と指定されているため、先ほどの話からaが-2,bが1と分かります。

なのでaに-2,bに1を入れた式を作ります。

残りのわからない部分はrの値です。

そこで先ほど指定されていた通る座標である(1,3)をrに入れます。

xに1,yに3を代入すると次のようになります。

32+22=r2

そしてrを求められるようになります。

rの平方根はプラスマイナスになりますが、rは半径でマイナスにはなりません。

なのでプラスの方だけ選択をします。

aとbとrがわかり、求める方程式は次の形になります。

(x+2)2+(y-1)2=13

もともとの形の式がわかっていれば、つまずくことなくスムーズに解けるはずです。

円の方程式の表し方②:一般形

 

ここでは一般形について紹介します。

一般形は次のようなものです。

x2+y2+lx+my+n=0(一般形)

一般形は円を表します。

一般形の方程式を求める問題

一般形は円を表すといいましたが、さらに詳しくどのような円なのかを考えてみましょう。

例えば、中心の座標と半径を求めたいとき。

この場合は標準系の式に変えればいいのです。

どのように変えるのかというと、それぞれxとyを変形させて、平方完成をします。

具体的には次のとおりです。

x2+y2-lx+my+n=0

平方完成後↓

(x-a)2+(y-b)2=A

xの式、yの式、それぞれで平方完成をして式を整備すると次になります。

(x-1)2+(y+3)2=4

こちらで中心の座標と半径がわかりました。

中心の座標は(1,3)、半径は2の円を表します。

yのところは+3となっているため、符号が逆転して-3です。

半径は2乗して4になる値のうち、プラスの方なので2です。

以上で円の方程式の基本ができました。

CHECK

  • 標準形のaとbとrは既に役割が決まっている
  • 一般形はそれぞれxとyを変形させて、平方完成すれば良い
  • 標準形の際、-aと-bなどとなっているときに、中心の座標は+aと+bとなる

-->

軌跡の意味と問題の解き方について

ここでは軌跡について勉強しましょう。

軌跡とはわかりやすくいってしまえば、x,y平面上で動く点が通る道のことです。

軌跡は特別難しいものではなく、シンプルな解き方です。

点の条件を求めて通る道が分かればいいだけなので、そこまで難しいことはありません。

何度か問題を解いていくことで理解できるはずです。

では、軌跡の意味と、軌跡を求める例題を交えて理解を深めていきましょう。

軌跡とは

先にも述べましたが、軌跡とはx,y平面上で動く点が通る道のことです。

動く点の動き方に決まりがあれば、動く道のりは必ずきれいな図形となります。

その図形について求めるものが軌跡です。

実際に大辞林第3版でも、「点が一定の条件に従って動く」ときに描く図形。

一定の条件を満たす点全体の集合」と記載されています。

つまり、ただの図形ではなく点の動き方の決まりを反映した図形だということです。

軌跡とは点の条件を求めると理解して間違いないでしょう。

軌跡を求める問題(アポロニウスの円)

 

奇跡を求める例題をみてみましょう。

2点A(ー2,1),B(6.0)に対して、次の条件を満たす点Pの軌跡を求めよ。

AP:BP=3:1

Aからの距離とBからの距離の比が常に3:1となる点は、一箇所ではないはずです。

いろいろなところに3:1の比があり、それを全部集めた図形を今回は求めます。

今回紹介する軌跡の解き方は、他の問題だとして軌跡であれば解き方は同じです。

以下回答です。

軌跡上にある点に、まずPと名前をつけます。

その点Pの座標を(x,y)と文字で置きます。

これはどんな軌跡の問題でも必ずおこなうことです。

軌跡の問題はx,yの間にあるルールを見つけてしまえばいいのです。

今回の場合はAとPの間の距離、またはBとPの間の距離を計算するところからおこないましょう。

2つの点の間の距離は、三平方の定理で計算できます。

つまり次のようになります。

AP=3BPすなわちAP2=9BP2

(x+2)2+y2=9{(x−6)2+y2}

BPに3をかけることで、両辺等しくなります。

ルートがあると手間がかかるため、両辺2乗して式を整備します。

そうすると円の方程式になります。

x2+y2−14x+40=0

円の方程式の中心と半径を求めるために、それぞれを平方完成します。

(x-7)2+y2=9

求める軌道は中心7,0、半径3の円だということが分かりました。

ちなみにこのように2つの点からの距離が、1:1ではないような点の軌跡というのは円になります。

そしてその円にはアポロニウスの円という名前がついています。

非常に有名な円であるため覚えておきましょう。

CHECK

  • 軌跡とはx,y平面上で動く点が通る道のこと
  • ただの図形ではなく点の動き方の決まりを反映した図形
  • 1:1ではないような点の軌跡というのは円になる
  •  

領域の意味と問題の解き方

次は領域について勉強しましょう。

領域とはわかりやすくいうとx,y平面上で塗りつぶされたエリアのことです。

領域も軌跡と同じく、大学入試で出題されやすい分野です。

ここでは領域の例題を交えながら解説していきますので、領域への理解を深めていきましょう。

領域とは

先にもいいましたが、領域とは,y平面上で塗りつぶされたエリアのことを指します。

例えば次の不等式。

2x+3y≦6

x2+y2−4x≦0

ここにある不等式を満たすxとyのペアというのは一つではなく、複数あります。

その満たすペアを全て点で表すと、x,y平面上にエリアが現れるはずです。

それがこの不等式が表す領域ということになります。

領域を求める問題(直線)

 

先ほど紹介した次の不等式を解いてみましょう。

2x+3y≦6

x2+y2−4x≦0

難しいかと思うかも知れませんが、実際は簡単なものです。

実際に解いてみましょう。

この式をまず、左辺にyが来るように整理してみます。

x2+y2−4x≦0→y≦−23x+2

不等号を一旦、等号に書き換えてみると、単純な一次関数の形になります。

この1次関数をx,y平面に書いてみましょう。

直線y≦−23x+2および

その下側で右の図の斜線部分でもあります。

ただし、境界線を含みます。

そして最後にこのもともとの不等号を確認します。

x2+y2−4x≦0

yは右辺以下である式になっているため、先ほど書いた直線の下側が求める領域となります。

もしもyが右辺以上であれば、領域の上側を表します。

境界とは

問題の解説の際に述べた、境界線を含む含まないとは「=」があるかないかです。

「≦」「≧」は協会を含むといいます。

しかし、「<」「>」であれば境界を含みません。

境界は=が入っているかいなか、とシンプルなものであるため覚えておきましょう。

境界を含むか含まないかによって図の書き方が変わるのですが、図ではわかりにくいため文字をしっかりと記載をします。

領域を求める問題

ここでは円の方程式の場合もみてみましょう。

例えば次の不等式の場合を紹介します。

x2+y2−4x≦0

こちらは先ほど勉強した円の方程式に非常によく似ています。

回答は次のとおりです。

不等号を等号に書き換えれば円の方程式です。

(x-2)+y2≦4

中心の座標と半径を求めるために平方完成するとこの形になります。

まずその円を書いてみましょう。

そして最後に、等号を不等号に戻します。

そうすると左辺が半径以下であるという式になります。

左辺が半径以下というときには、先ほど書いた円の内側が求める領域です。

逆にこれが半径以上になれば、円の外側になります。

CHECK

  • 領域とはわかりやすくいうとx,y平面上で塗りつぶされたエリアのこと
  • 境界線を含む含まないとは「=」があるかないか
  • 左辺が半径以下というときには、円の内側が求める領域だが半径以上になれば、円の外側
  •  

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学年 コース内容
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中学生
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湘南ゼミナールの合格実績

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学校名 合格者数
国公立大学 629名
医学部医学科 33名
早慶上理 738名
難関私立公立高校 1,839名
神奈川県立トップ校 749名
サイフロ附属中 24名
南附中 32名

湘南ゼミナールは、2025年度も圧倒的な合格実績を達成しました。国公立大学629名、早慶上理738名、難関私立・公立高校1,839名と、地域トップクラスの結果を誇ります。

中でも、神奈川県立トップ校に749名が合格し、南附中・サイフロ附属中などの公立中高一貫校にも多数の合格者を輩出しています。湘ゼミ独自の「双方向型授業」と「徹底した学習サポート」が成果につながっています。

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この他にも、多くの難関校や人気校への合格実績が多数ございます。ぜひ公式サイトにて詳細をご覧ください。

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特に子どもが勉強に対して意欲があればいいものの、そうでない場合は困る方も多いと思います。

そこでおすすめなのが家庭教師のトライです。

家庭教師のトライならば、一人ひとりにあった学習方法を実現します。

ここでは家庭教師のトライの特徴について紹介します。

勉強がわからないと悩んでいる方や、勉強をもっと効率よくおこないたい方は必見です。

全国No.1のマンツーマン指導

家庭教室のトライでは、トライ式学習法を導入しています。

家庭教師のトライのマンツーマン指導は、通常のマンツーマンとは異なります。

120万人の指導実績に基づいたトライ式学習法で、実際に数多くの子どもたちを志望校や目標達成に導きました。

マンツーマンならではの学習法から生活習慣の改善など、勉強に関連した指導もおこない、お子さまの能力を最大限に引き出します。

勉強が苦手という方でも、やる気を引き出す環境づくりで確実に成績を上げていきます。

自ら率先して勉強をするようになり、勉強の癖も付くことでしょう。

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入会金 11,000円(税込)
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料金については、公式サイトから無料相談をすることで料金の確認をすることが可能です。

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また、家庭教師のトライの2024年入試の合格実績は、以下の通りです。

2024年度入試 合格実績
東京大 京都大 北海道大 東北大
名古屋大 大阪大 九州大 一橋大
東京工大 神戸大 金沢大 広島大
早稲田大 慶応大 上智大 東京理科大
国際基督教大 明治大 青山学院大 立教大
中央大 法政大 学習院大 関西大
関西学院大 同志社大 立命館大 他多数

※家庭教師のトライ・個別教室のトライ・トライプラス・トライ式高等学院・トライのオンライン個別指導塾の利用者のうち、2024年度大学入試合格者の合計。

国公立から私立の大学まで多くの合格者がいます。

2024年度の合格者数は、16,851名ととても多くの人数が合格しています。

中学生向けのコースプランは、以下の通りです。

  • 公立・私立高校受験対策
  • 定期テスト・内申点対策
  • 中高一貫校サポート
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家庭教師のトライでは、様々なプランが用意されています。

お子さまの学習進歩に合わせて、徹底的なサポートを行います。

お子さまに合わせた学習プランを提案できるので、気になる方はぜひ公式サイトからご相談してみてはいかがでしょうか

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2024年度の入試の合格実績は、以下の通りです。

2024年度入試 合格実績
灘高 開成高 渋谷幕張高 洛南高
愛光高 土浦一高 宇都宮高 宇都宮女子高
天王寺高 三国丘高 西京高 神戸高
慶応義塾高 慶應志木高 早大学院高 早稲田実業高

※家庭教師のトライ・個別教室のトライ・トライプラス・トライ式高等学院・トライのオンライン個別指導塾の利用者のうち、2024年度大学入試合格者の合計。

2024年度の高校入試の合格実績は、上記の通りです。

2024年の合格者数は、19,752名ととても多くの合格実績があります。

小学生向けのコースは、以下の通りです。

  • 私立中学受験対策
  • 学習の基礎固め・学習習慣の定着
  • 算数・英語対策
  • 中学学習の先取

家庭教師のトライでは、小学生の時から中学受験に向けた対策をすることが可能です。

また、他にも学習の基礎を固めたり算数や英語の対策、中学学習の先取りまで可能になります。

お子さまに合わせた学習プランを提案できるので、気になる方はぜひ公式サイトからご相談してみてはいかがでしょうか

小学生コースの詳細はこちら

2024年度の入試合格実績は、以下の通りです。

2024年度入試 合格実績
開成中 桜蔭中 広尾学園中 慶應義塾中等部
早稲田実業中 大阪星光学院中 神戸女学院中 西大和学園中
洛南高校附属中 同志社中 東海中 北嶺中

※家庭教師のトライ・個別教室のトライ・トライプラス・トライ式高等学院・トライのオンライン個別指導塾の利用者のうち、2024年度大学入試合格者の合計。

2024年の合格者数は、2,444名ととても多くの合格実績があります。

上記以外にも多くの中学校の合格実績があります。

詳しい情報は、公式サイトからチェックしてみてください。

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家庭教師のトライは、2回の体験レッスンを実施しています。

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まとめ

この記事では円の方程式の分野を解説しました。

一見難しそうに感じる円の方程式ですが、一度解き方を覚えれば簡単なものです。

解き方自体もシンプルであるため、今まで習ってきたことを活用すればスムーズに解くことができます。

しかし、それでも円の方程式が理解できない、どうしても難しいと感じる方もいるでしょう。

その場合は家庭教師のトライへご相談下さい。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「円の方程式」に関してよくある質問を集めました。

円の方程式の2つの表し方とは何ですか?

円の方程式の2つの表し方は標準形と一般形があり、標準形は、円の中心と半径がすぐに分かります。一般系の特徴はxとyが二次ある方程式で、xyno項を含まないことです。円の方程式は標準形、一般形と両方の形式で出題されるため、しっかりと理解しておきましょう。円の方程式の2つの表し方の詳細はこちらを参考にしてください。

軌跡とは何ですか?

軌跡とはx,y平面上で動く点が通る道のことです。動く点の動き方に条件がある場合は、動く道のりは必ずきれいな図形になるのです。その図形について求めるのが軌跡になります。ただの図形ではなく、条件がある点の動き方の決まりを反映した図形です。軌跡=点の条件を求めると認識しても間違いありません。軌跡についてはこちらを参考にしてください。

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-StudySearch編集部-
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