中学生の理科において、元素記号が覚えられず、それ以降の化学単元が分からなくなってしまう方は非常に多いです。
元素記号は、「水兵リーベ...」のような語呂合わせを活用することで、覚えやすくなるため、その語呂合わせを知るのと知らないのとでは大きな差が生まれます。
本記事では、元素や周期表の概念とともに、元素記号を覚えるための語呂合わせを紹介します。
元素記号を覚えられず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
■まとめ
元素とは、これ以上分けられない、物質の構成要素の最小単位のことです。
世の中にあるもののすべては元素から成り立っています。
たとえば、水は化学式でH2Oと表現され、水素(H)が2個、酸素(O)が1個で構成されていることが分かります。
ここで言う、水素や酸素が元素なのです。
また、元素は、中心にある原子核とその周りを周回している電子に分けられます。
さらに、原子核は陽子と中性子に分けられます。
イオン式などの単元を学習する際には、この知識は必須となるため、覚えておくと良いでしょう。
元素は物質の構成要素の最小単位のこと
中心にある原子核とその周りを周回している電子に分けられる
イオン式の学習の際は必須
元素記号とは、それぞれの原子を種類別にアルファベットで表現したもののことです。
たとえば、先述した水素と酸素の場合、それぞれ「H」と「O」が元素記号になります。
ほかにも、アルミニウム(Al)のように、アルファベット2文字で表される原子もあります。
種類別にアルファベットで表現したものが元素記号
アルファベット2文字で表される原子も存在する
周期表とは下記のように、それぞれの重さ順に原子に番号を付けた上で、原子の中でも似た特徴を持つものが分かりやすいように並べた表のことです。
周期表における横列を周期、楯列を族と言います。
たとえば、銅(Cu)は、周期表を確認すると、4周期の11族であるということです。
周期表を見ることで、それぞれの原子の特徴が理解できるため、テストでは非常に問われることが多いうえに、高校入試においても出題されやすくなっています。
先述したように、周期表には周期と族の2つで表現されますが、同族の原子同士は特徴が非常に似ていることが多いです。
最も代表的なものが、第18族です。
18族は非常に原子が安定しており、「希ガス」と呼ばれています。
希ガスはテストでも非常に取り上げられやすい元素なので、必ず覚えておきましょう。
また、その前後である17族と1族も総称があります。
17族は「ハロゲン」と呼ばれ、1族は「アルカリ金属」と呼ばれます。
いずれもイオンになりやすい性質を持っており、ハロゲンは陰イオンに、アルカリ金属は陽イオンになるためこちらも覚えておくと良いでしょう。
周期表はある程度、覚えておくことが大切です。
覚え方については詳しく後述しますが、最低でも元素番号20番までは必ず覚えましょう。
その上で余裕があれば、21番以降の元素記号を覚えることをおすすめします。
周期表は特徴を並べた表のこと
高校入試においても出題されやすい
20番までは必ず覚える
ここまで、原子や元素記号、周期表について解説しました。
先述した通り、元素番号20番までは、確実に元素記号とその順番を覚える必要があります。
なお、元素記号を覚える際には、語呂合わせを用いることが非常に効果的です。
ここからは、下記の5つに分けて、元素記号を覚えるための語呂合わせをご紹介します。
それぞれ順番にご紹介します。
原子番号1(H)~20(Ca)を覚えるための代表的な語呂合わせは、下記の通りです。
水(H)兵(He)リー(Li)ベ(Be) 僕(B)(C)の(N)(O)船(F)(Ne) 名(Na)前が(Mg)ある(Al)シップス(Si)(P)(S) クラーク(Cl)(Ar)(K)か(Ca)
「水兵リーベ...」から始まる上記の語呂合わせが最も有名であり、多くの学生がこの語呂合わせによって原子番号を覚えているでしょう。
ここでは紹介した原子番号1~20の原子は、必ず覚えるべき20個であり、テストや入試では、すべて覚えている前提で出題されます。
そのため、必ず覚えられるように、何度も反復して声に出しましょう。
原子番号21(Sc)~36(Kr)を覚えるための代表的な語呂合わせは、下記の通りです。
スコッチ(Sc)(Ti)暴露(V)(Cr)マン(Mn)
テツコ(Fe)(Co)に(Ni)どうせ(Cu)会えん(Zn)が(Ga)
芸(Ge)斡旋(As)(Se)ブローカー(Br)(Kr)
上記で出てくる原子の中で、鉄(Fe)や銅(Cu)は実験で頻繁に用いられる金属です。
原子番号まで覚える必要はないものの、元素記号を見て、すぐに原子名を言えるようにしましょう。
原子番号37(Rb)~54(Xe)を覚えるための代表的な語呂合わせは、下記の通りです。
ここから先の原子番号は、中学単元までであれば覚える必要はほとんどありません。
原子番号36番までを覚えきってしまい、まだ余裕のある方や、理系に進みたい方は覚えておくと良いでしょう。
ルビーじいさん(Rb)ストロー(Sr)いじる(Y)ジル(Zr)
荷物おぶって(ニオブ Nb)持って(Mo)狂って(Tc)(Ru)
老人 (Rh) パラダイス(Pd)
銀行(Ag)カードと(Cd)印鑑(In)
スースー(Sn)滑って(Sb)(Te)行く(I)帰省(Xe)
上記の中で、銀(Ag)は問題に出やすい元素です。
原子番号まで的確に覚える必要はないものの、元素記号から原子が何か答えられるようにしましょう。
また、ごく稀に、キセノン(Xe)が、希ガスを選択する問題の選択肢として含まれることがあります。
キセノン(Xe)は5周期の18族であり、希ガスに該当するため、余裕がある方は覚えておきましょう。
原子番号55(Cs)~86(Rn)を覚えるための代表的な語呂合わせは、下記の通りです。
世襲(Cs) バリカタの(Ba)ラーメン店(ランタノイド系)
ハーフ(Hf)担々麺(Ta)(W)練乳(Re)お酢(Os)入り(Ir)発見(Pt)
金髪(Au)ハゲ(Hg)たら(Tl)生(Pb) ビール出します(Bi)
ポロシャツ(Po)後で(At)連写(Rn)
上記の中で出てくる、ランタノイド系とは、原子番号57のランタン(La)と非常に性質がよく似た元素のことです。
ランタノイド系はランタンを含め元素番号71番までの元素が該当しており、すべての特徴が似ていることから周期表内では「ランタノイド系」として表現され、後述するアクチノイド系と対比する形で、4f原子と呼ばれます。
また、上記の中で、バリウム(Ba)は、化学式の問題などで頻出です。
その他にも金(Au)や常温で液体の水銀(Hg)は、問題の一部に含まれる可能性が大いにあるため、確認しておきましょう。
原子番号87(Fr)~118(Og)を覚えるための代表的な語呂合わせは、下記の通りです。
フランス人(Fr)らしく(Ra)
ラフ(Rf)にドブ(Db)にさぁゴー!(Sg)
ぼふっ(Bh) 初(Hs)めて(Mt)です(Ds)レントゲン(Rg)。
コップに(Cn)触(Nh)れろ(Fl)と申す(Mc)レベル(Lv)でしてね(Ts)。おお爺さん(Og)
アクチノイド系とは、ランタノイド系と同様に、非常に性質のよく似た元素の総称であり、元素番号89のアクチニウム(Ac)から103のローレンシウム(Lr)のことです。
アクチノイド系は、ランタノイド系と対比させる形で5f言語と呼ばれており、ランタノイド系と同じく、3族に位置します。
語呂合わせで覚えることが大切
20番までは頻出する
声に出して反復することが大切
ここまで、周期表の順番に沿った元素記号の語呂合わせについて解説しました。
一方で、縦方向に語呂合わせで覚える方法もあります。
この方法は、希ガスやハロゲン、アルカリ金属など特徴ある族の元素を覚えるのに効果的です。
ここからは、族ごとに覚える語呂合わせのうち、希ガスなどの重要な族の原子を覚える方法について解説します。
希ガス(18族)の元素を覚える語呂合わせは下記の通りです。
変な(He)姉ちゃん(Ne)ある(Ar)暗闇で(Kr)キスの(Xe)連発(Rn)おっかねえ(Og)
ハロゲン(17族)の元素を覚える語呂合わせは下記の通りです。
Who?(F)来る(Cl)ぶらり旅(Br)I’m(I)at(At)土佐(Ts)
アルカリ金属(1族)の元素を覚える語呂合わせは下記の通りです。
推理(H)(Li)をなんとか(Na)(K)ルビー(Rb)せしめて(Cs)フランスヘ(Fr)
2族の元素を覚える語呂合わせは下記の通りです。
ベッドに(Be)潜った(Mg)彼女の(Ca)スリッパ(Sr)バラ色(Ba)(Ra)
縦方向の語呂合わせもある
2族の元素を覚える語呂合わせも存在する
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本記事では、元素や周期表の概要や語呂合わせによる覚え方について解説しました。
元素の周期表は、少なくとも20番までは、必ず覚えなければなりません。
また、周期表を的確に覚えることで、希ガスやハロゲンといった特徴を持っている元素も分かるようになります。
語呂合わせを繰り返し読むことで、確実に周期表を覚えられるため、覚えるまで何度も読み返しましょう。