早稲田大学の看板学部である政治経済学部についてご存じですか?
今回は政治経済学部の入試で行われる学部独自試験で大半を占める英語についてご紹介します。
最新の情報を掲載していますので、早稲田志望の方はもちろん、家庭教師や塾講師といった指導する側の人も、この記事を参考にしてみてください。
早稲田政経の英語の傾向、特徴、対策法、勉強法と詳しく解説していきます。
■まとめ
早稲田大学の政治経済学部は、早稲田大学の看板学部であり、人気の高い学部です。
政治学や経済学をグローバルな視点から研究することを重要視しています。
早稲田大学の政治経済学部の基本情報 | |
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生徒数 | 3,870人 |
キャンパス | 早稲田キャンパス |
学科数 | 政治学科・経済学科・国際政治経済学科 |
政治学科では、政治学の基礎を制度や歴史・国際関係などを踏まえて学習することができます。
実際の政治現象を分析し、主体的に考える能力を育成することで、様々な政治的分野で活躍できる人材を育成します。
経済学部では、経済学の専門知識だけでなく、その知識を応用することのできる力が求められます。
段階的な履修制度と演習によって、主体的に社会の発展を見据えることができる人材を育成していきます。
国際政治経済学科では、政治学と経済学を国際的な視点から幅広く学習することができます。
グローバル化が進む現代に必要な様々な視野を持ち、行動することができる人材の育成を目指しています。
早稲田大学の政治経済学部は、一般入試・共通テスト利用・グローバル入学試験・外国学生入学試験の4つの入試があります。
ここでは、最も募集人数の多い一般入試についてご紹介します。
政治経済学部の一般入試情報 | |
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出願期間 | 2023年1月6日(金)~1月20日(金) |
試験日 | 大学入学共通テスト及び2023年2月20日(月) |
合格発表 | 2023年2月28日(火) |
募集人数 | 300名 |
政治経済学部の入試は、大きく変更されました。
ここでは、まず共通テストの試験科目と配点をご紹介します。
共通テストの必須科目 | |
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外国語(英語・ドイツ語・フランス語) | 25点 |
国語 | 25点 |
数学(数学Ⅰ・数学A) | 25点 |
大学共通テストを利用する場合には、必須教科3科目の受験と選択科1科目の受験が必要です。
共通テストの選択科目 | |
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地歴・公民(世界史B・日本史B・地理B・現代社会・倫理・政治経済) | 25点 |
数学(数学Ⅱ・数学B) | |
理科(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目または物理・化学・生物・地学から1科目) |
共通テストで使う選択科目は、上記の3つから選ぶことができます。
どの科目も配点は25点であり、100点に換算されます。
学部独自試験 | |
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総合問題 | 100点 |
学部独自試験では、120分の中で英語と日本語の文章を読み設問に答える問題が出題されます。
政治経済学部の偏差値 | |
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政治学科 | 70.0 |
経済学科 | 70.0 |
国際政治経済学科 | 70.0 |
政治経済学部の偏差値は全学科70であり、早稲田大学の他の学部と比べても難易度の高い学部となっています。
✔政治経済学部には3つの学科がある
✔一般入試は共通テストと学部独自試験
✔学部独自試験はほぼ英語の試験
早稲田大学政治経済学部の一般入試では、共通テストの英語と学部独自試験の英語に対応する必要があります。
共通テストの英語はリスニングを含む配点200点が25点に換算されます。
ここでは、リーディングの問題構成をご紹介します。
共通テスト英語の問題構成 | |
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大問1 | 短文読解 |
大問2 | 短文読解 |
大問3 | 随筆の読解 |
大問4 | 説明文の読解 |
大問5 | 伝記の読解 |
ここでは、昨年の一般選抜の共通テスト利用型の合格最低点は以下の通りです。
合格最低点 | |
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政治学科 | 148点/200 |
経済学科 | 156点/200 |
国際政治経済学科 | 151点/200 |
上記の合格最低点はドイツ語を選択した場合の最低点のため、英語で受験する場合には8割以上の得点が不可欠であると考えられます。
学部独自試験の問題構成 | |
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大問1 | 日本語の読解問題 |
大問2 | 英語の読解問題 |
大問3 | 英作文 |
学部独自試験の構成はこのようになっており、大問2と大問3では英語の能力が必要な問題が出題されます。
早稲田大学から公開されているサンプル問題では、英語の長文問題の6問目と英作文が記述問題となっており、その他の問題はマークシート式となっていました。
学部独自試験の大問2の長文読解は、45点配点の約1,000語前後と、入試問題の中では少し長めになっていています。
小問の内訳は内容説明、文整序、語句整序、空所補充とオーソドックスです。
サンプル問題の中には、英語のグラフや表を読み取らせる問題もありました。
また、以前と変わらず、出題されている英文自体(単語、語法、文法等)の難易度は標準的です。
早稲田政経の英語の英作文は、配点は15点であり、意見論述型となっていて、あるテーマに関して自分は賛成か、反対かを述べる必要があります。
その際に理由を最低2つ書く必要がある点が他大学の英作文と大きく異なるところです。
語数の指示はありませんが、解答欄のスペースから考えると100〜150語程度の英作文が必要です。
✔共通テストは最低8割が不可欠
✔学部独自試験では大問2・3に英語が必要
✔英作文では理由を2つ 時間をかけすぎずスピーディーに
学部独自試験では、大問3つの問題を120分で解く必要があるため、単純に考えれば、大問1つにつき40分以内で問題を解くことが求められます。
長文の文字数や問題数は多いため、必要になるのが速読力です。
速読力を身に着けるためには英語を英語のまま理解する癖を付ける必要があります。
まずは高校1年生レベルの長文からで良いので制限時間を短めに設定して、速読の練習をしていきましょう。
早稲田大学の政治経済学部の問題は、経済誌やビジネス誌からの出題が多いという特徴があります。
高校生にとって、普段触れる機会が少ないテーマ(文化論、経済論、環境論、社会論など)が多いため、高度な内容把握力が必要です。
意識的に新聞などで最近の情報に触れたり、このようなテーマの英文を過去問や他大学の問題から探し、事前に経験しておくことが大切です。
早稲田政経の英語の英作文は理由を2つ書く必要があります。
そのため、普段の英作文から理由を2つ考える癖をつけておくと本番向けて良いトレーニングになります。
語数も100〜150語程度書く必要があり、これを1から自分で考えて作るのは限られた時間の中では難しいです。
そこで、予め例文を参考書などで100個程度は暗記しておきましょう。
暗記した例文を組み合わせることで比較的容易に英文を作ることができます。
✔長文は速読力と内容把握力が必要不可欠
✔日頃から時事問題やニュースに目を通す
✔英作文では例文を暗記して組み合わせる
共通テストの英語の勉強法を知りたい方はこちら↓
早稲田大学政治経済学部 | |
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著者 | 島田 浩史/福崎 伍郎/米山 達郎 |
出版社 | 河合出版 |
価格(税込) | 996円 |
英語の長文を素早く読むための能力をつけることのできる参考書です。
レベルごとに参考書が分かれているので、自分に合ったレベルから学習を始めることができます。
早稲田大学政治経済学部の長文読解は速読力が求められるため、最初に解いておきたい一冊です。
イチから鍛える英語長文700 | |
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著者 | 内川 貴司 |
出版社 | Gakken |
価格(税込) | 1,320円 |
大学受験に必要な読解力をつけるために有効な参考書です。
要約問題や文脈把握問題も収録しているので、実際の長文問題に対応する力をつけることができます。
また、すべての長文を読み上げた音声も収録されているので、リスニング対策にも有効です。
早稲田大学政治経済学部 | |
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著者 | 教学社編集部 |
出版社 | 教学社 |
価格(税込) | 2,178円 |
早稲田大学政治経済学部の過去2年分の一般入試の問題が収録されています。
過去問を演習することで、傾向をつかむことができるので、本番前に必ずやっておきたい一冊です。
速読英単語[必修編・上級編] | |
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著者 | 風早 寛 |
出版社 | Z会 |
価格(税込) | 1,320円 |
この単語帳には、難関大学突破のための900語が収録されています。
実際の例文や練習問題からその単語をしっかり定着させることができます。
単語力をつけることは、英語長文を速く読むためにも英作文を正しく各ことにもつながるので、何度も繰り返し学習することが大切です。
解体英熟語 改訂第2版 | |
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著者 | 風早 寛 |
出版社 | Z会 |
価格(税込) | 1,100円 |
過去の大学入試の分析から得たデータをもとに、必要な熟語を出る順に掲載しています。
例題や解説、前置詞整理ノートなどから、熟語を整理しながら使い方を練習することができます。
早稲田大学政治経済学部の長文で出題される空欄補充問題対策には欠かせない一冊です。
英作文ハイパートレーニング自由英作文編 | |
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著者 | 大矢 復 |
出版社 | 桐原書店 |
価格(税込) | 1,375円 |
早稲田大学政治経済学部の入試で出題される、自由型の英作文の解き方や考え方を一から学ぶことのできる参考書です。
段階的に英作文の書き方を練習できるので、難関大学の入試試験にも適しています。
レベルの高い「ハイパートレーニングver.」もあるので、余裕のある人は解いておくことをおすすめします。
早稲田大学政治経済学部に独学で合格することは、可能なのでしょうか?
結論から言うと、早稲田大学の政治経済学部に独学で合格するのは非常に難しいです。
合格するための一番の近道は、受験のプロに指導してもらうことです。
家庭教師であれば、一人ひとりに合わせた指導を受けることができるので、志望校合格のために最適な学習を進めることができます。
家庭教師のトライの基本情報 | |
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対象年齢 | 幼児~浪人生 |
対象地域 | 全国 |
授業形式 | 個別指導 |
特徴 | 顧客満足度の高い家庭教師センター |
家庭教師のトライは、家庭教師各社の中でも、特に指導が丁寧なことで定評があります。
家庭教師のトライでは、生徒の現状分析を行い、志望校合格に向けたオリジナルカリキュラムを作成する教育プランナーと、経験、ノウハウともに豊富なプロ家庭教師の徹底的なサポート体制で合格への道を開きます。
合格までの戦略をしっかり立て、それに沿ってプロに指導してもらう事で、合格がぐっと近づくでしょう。
家庭教師のトライの早大対策コースでは、早稲田大学の各学部の入試に精通したプロの講師が生徒の学力に合わせた指導を行ってくれます。
家庭教師のトライでは、添削指導も行ってくれるため1人では勉強が難しい英作文も、しっかり対策することができます。
✔独学で合格するのは難しい
✔現状を分析してプロに指導してもらうことが近道
✔家庭教師のトライで指導してもらうのがおすすめ
今回は早稲田政経の英語についてまとめました。
早稲田大学政治経済学部は入試が変更され、不安な人も多いと思います。
公式HPには、早稲田大学が公式で出しているサンプル問題がありますので、問題形式をきちんと確認したい方は訪れてみてはいかがでしょうか。
この記事を見てくれた人が1人でも良い結果を得られることを願っています。
「早稲田大学政治経済学部の英語」に関してよくある質問を集めました。
早稲田大学政治経済学部の入試は、大きく変更されました。政治経済学部の一般入試では、大学入学共通テストの点数(100点)と、学部独自試験の点数(100点)を合算したもので、合否が判定されます。学部独自試験では、日本語の読解・英語の読解・英作文の問題が出題されます。詳しくは記事に記載しています。
早稲田大学政治経済学部の学部試験のための英語の勉強では、長文と英作文の対策をする必要があります。政治経済学部の長文読解には速読力をつけることが大切です。また、英作文は素早く長文の英語が書けるように練習する必要があります。具体的には記事に記載しています。