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更新日 2022.12.26

早稲田大学の入試|受験対策や各学部の入試要項について

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早稲田大学といえば日本でも有数の有名校ですが、一般受験だけでなくAOや推薦入試にも力を入れており、幅広い視野や能力を持った学生を獲得することに力を入れています。

そんな早稲田大学には学部ごと、学科ごとに様々な入試方式が存在しており、名称も様々付けられているため混乱してしまっている人も多いかもしれません。

この記事では、そんな早稲田大学の入試方式について分かりやすく解説していきます。

【早稲田大学】採用しているAO/推薦入試の種類

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自己推薦入試

自己推薦入試とは、学生各自が高校生活での様々な記録(大会等)をもとに自己推薦を行う方式の推薦入試です。

自己推薦であるので一般的な推薦入試とは異なり、出身学校による推薦は必要ありません。

早稲田大学では社会科学部が全国自己推薦入試として、この方式を採用しています。

AO方式等による入試

AO方式等による入試とは、主に書類審査・筆記試験・面接等を組み合わせて行われる入試方式のことです。

そもそもAOとはアドミッションズ・オフィス入試の略称であり、学力試験のみでなく総合的な観点から合否を判定することを意味しています。

自己推薦入試とAO入試に定義上の明確な差があるわけではないのですが、早稲田大学では両方の入試方式を名称として採用しています。

公募制学校推薦入試(FACT選抜)

公募制学校推薦入試(FACT選抜)とは、大学側が求めている出願条件を満たし、かつ学校長からの推薦をもらうことで出願できる入試方式のことです。

公募推薦には2種類があり、一方は条件を満たせばだれでも出願できますが、もう一方は文化活動やスポーツにおける何らかの実績が必ず必要です。

FACT選抜という名称は早稲田大学の人間科学部の入試制度のみに用いられるもので、「学術的研究のための基礎的な能力」を総合的に評価するために導入されました。

指定校選抜入試

指定校選抜入試とは、大学側が定めた指定校の生徒のみが出願できる入試制度で、指定校は高校のこれまでの実績に基づいて大学側が指定します。

指定校の中でも出願できる枠があらかじめ決めてあり、その枠は基本的に数人となっています。

なので、校内でその枠を勝ち取ることが指定校選抜入試に出願するための必要条件となっています。

校内審査の基準は学校によっても異なりますが、基本的に評定平均を参考に行われるので普段の定期テスト等への取り組みが重要になってきます。

早稲田大学では政治経済学部や法学部をはじめ、文理問わず多くの学部がこの入試方式を採用しています。

✔自己推薦と学校推薦がある

✔AO入試は総合的な能力を見られる

✔指定校は大学が指定した高校の生徒のみ

各学部の入試要項

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政治経済学部

政治経済学部では一般選抜、大学共通テスト利用入試、指定校推薦入試を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月20日に試験が行われ、募集人員は300名となっています。

大学共通テスト利用入試は1月16日、17日に試験が行われ、募集人員は50名となっています。

指定校推薦入試の詳細は公表されていません。

法学部

法学部では一般選抜、大学共通テスト利用入試、新思考入試、指定校推薦入試を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月15日に試験が行われ、募集人員は350名となっています。

大学共通テスト利用入試は1月16日、17日に試験が行われ、募集人員は100名となっています。

新思考入試は11月19日に総合試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

指定校推薦入試の詳細は公表されていません。

文化構想学部

文化構想学部では一般選抜、AO方式等による入試、新思考入試、指定校推薦入試を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月12日に試験が行われ、募集人員は535名となっています。

AO方式等による入試は2月12日に試験が行われ、募集人員は430名となっています。

新思考入試は11月1日に総合試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

指定校推薦入試の詳細は公表されていません。

文学部

文学部では一般選抜、新思考入試、指定校推薦入試を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月17日に試験が行われ、募集人員は265名となっています。

新思考入試は11月1日に総合試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

指定校推薦入試の詳細は公表されていません。

教育学部

教育学部では一般選抜、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月19日に試験が行われ、募集人員は560名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

商学部

商学部では一般選抜、新思考入試、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月21日に試験が行われ募集人員は535名となっています。

新思考入試は11月1日に総合試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

創造理工学部

創造理工学部では一般選抜、AO方式等による入試、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月16日に試験が行われ、募集人員は315名となっています。

AO方式等による入試は10月24日に試験が行われ、募集人員は25名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

基幹理工学部

基幹理工学部では一般選抜、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月16日に試験が行われ、募集人員は320名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

先進理工学部

先進理工学部では一般選抜、AO方式等による入試、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月16日に試験が行われ、募集人員は300名となっています。

AO方式等による入試は11月21日に試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

社会科学部

社会科学部では一般選抜、大学共通テスト利用入試、自己推薦入試、AO方式等による入試、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月22日に試験が行われ、募集人員は450名となっています。

AO方式等による入試は11月22日に試験が行われ、募集人員は15名となっています。

大学共通テスト利用入試は1月16日、17日に試験が行われ、募集人員は50名となっています。

自己推薦入試は11月22日に試験が行われ、募集人員は50名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

人間科学部

人間科学部では一般選抜、大学共通テスト利用入試、公募制学校推薦入試(FACT選抜)、新思考入試、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月18日に試験が行われ、募集人員は340名となっています。

大学共通テスト利用入試は1月16日、17日に試験が行われ、募集人員は15名となっています。

公募制学校推薦入試(FACT選抜)は11月28日、29日に試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

新思考入試は11月1日に試験が行われ募集人員は若干名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

スポーツ科学部

スポーツ科学部では一般選抜、大学共通テスト利用入試、新思考入試、自己推薦入試を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月23日に行われ、募集人員は150名となっています。

大学共通テスト利用入試は1月16日、17日に試験が行われ、募集人員は100名となっています。

新思考入試は11月1日に総合試験が行われ、募集人員は若干名となっています。

自己推薦入試では二次選考が11月27日に行われ、募集人員は40名となっています。

国際教養学部

国際教養学部では一般選抜、AO方式等による入試、指定校推薦を入試制度として採用しています。

一般選抜は2月13日に試験が行われ、募集人員は175名となっています。

AO方式等による入試は10月25日に試験が行われ、募集人員は100名となっています。

指定校推薦の詳細は公表されていません。

学部 入試制度 入試日程 募集人数(名)
政治経済学部 一般選抜 2月20日 300
共通テスト利用 1月16・17日 50
法学部 一般選抜 2月15日 350
共通テスト利用 1月16、17日 100
新思考 11月1日 若干名
文化構想学部 一般選抜 2月12日 535
AO 2月12日 430
新思考 11月1日 若干名
文学部 一般選抜 2月17日 265
新思考 11月1日 若干名
教育学部 一般選抜 2月19日 560
商学部 一般選抜 2月21日 535
新思考 11月1日 若干名
創造理工学部 一般選抜 2月16日 315
AO 10月24日 25
基幹理工学部 一般選抜 2月16日 320
先進理工学部 一般選抜 2月16日 300
AO 11月21日 若干名
社会科学部 一般選抜 2月22日 450
共通テスト利用 1月16・17日 50
自己推薦 11月22日 50
AO 11月22日 15
人間科学部 一般選抜 2月28日 340
共通テスト利用 1月16・17日 15
FACT選抜 11月28,29日 若干名
新思考 11月1日 若干名
スポーツ科学部 一般選抜 2月23日 150
共通テスト利用 1月16・17日 100
新思考 11月1日 若干名
自己推薦 11月27日 40
国際教養学部 一般選抜 2月13日 175
AO 10月25日 100

(外国に住む方向けの入試等1部の入試方式は省略しています。

コロナによる変更も想定されるので必ず大学の公式サイトで最新の情報を入手してください。

✔一般選抜は全学部に存在

✔その他の選抜方式は学部によって異なる

✔必ず大学の公式サイトで最新の情報をチェック

【早稲田大学】推薦入試は難化しているのか

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推薦入試は難化していない!

早稲田大学の様々な入試方式について学部ごとに紹介してきましたが、改めてたくさんの入試方式が存在することが分かっていただけたと思います。

さて、受験生が気になるのは、これだけたくさんの入試方式へと多様化する中、推薦入試自体は簡単になっているのか、それとも難しくなっているのかということでしょう。

結論から言うと、どちらかといえば以前より間口が広がり、推薦入試で早稲田大学に合格することは楽になったといえるでしょう。

間口が広がった理由

現在、大学入試改革の影響もあり全国的に私立大学は推薦入試の枠を増加させており、様々な分野で秀でた能力を持つ学生を確保しようとしています

その結果、自分が持っている能力が大学が求めている能力と合致することが多くなり、単純な一般試験の学力では望みがない人でも合格を狙えるようになってきています

推薦入試の枠が増えた分、一般入試の枠は年々減少しており、また文部科学省の指導により合格者を絞ることを余儀なくされたので一般入試は依然と比べてはるかに難易度が高くなっています。

そういった事情もあり、これからは私立大学においては、推薦入試がメインの入試方式になっていくと思われます。

より意識的な対策が必要

ただし、枠が増えるということはその枠を目指し、対策を立てて挑んでくるライバルが増えることも意味するので、今まで以上に意識的な推薦入試への対策が必要とされます。

✔入試改革によって推薦入試の間口は広がる

✔反動で一般入試は難化

✔意識的な推薦対策が必要

【早稲田大学】一般入試との併願について

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併願は一考の余地あり

早稲田大学は難関校であり、少しでも合格確立を上げるために一般入試と推薦入試。

もしくはその他の入試方式の併願受験を考えている人も多いと思います。

早稲田大学は推薦入試で要求される書類が他の大学と比べ、比較的少ないということもあり、基本的には一般入試との併願に向いています

特に、推薦入試対策の一環として英語の資格を取るなど英語の勉強に力を入れている人には一般入試との併願がおすすめです。

一般入試でも英語の配転が高くなっている学部の多い早稲田大学では有利に受験を進めることができます。

ただし例外もあり

ただし、これはあくまでも一般論であり、早稲田大学の推薦入試やその他の入試方式には、一般入試とは全く異なる能力を要求されるものもあります。

例えば、スポーツ科学部のアスリート推薦がその1例です。

そういった場合、難易度の高い一般入試にリソースを割くよりも、本命の入試方式に集中し、同じような方式で受験できる他学部、もしくは他大学の入試を受けるといった戦略で挑む方が賢明です。

入試方式をよく確認

また、そもそも入試方式によっては併願が禁止とされているものもあります。

自分が受けようとしている入試方式の要綱や求められる能力をしっかりと調べ、その上で一般入試との併願を考慮していくと良いでしょう。

✔一般との併願は考慮にはいれるべき

✔場合によっては推薦に集中した方が良いことも

✔自分の受けたい入試の要項をチェック

【早稲田大学】推薦入試に対応している塾

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求められる能力は根本で共通

早稲田大学の推薦入試は学部、学科によって多種多様であり、求められる能力もそれによっても大きく異なります。

しかし、大きく差があるとはいえそれらの入試で求められる能力は根本の部分では共通しています。

必要なのは自己アピール

それは、自分の好きなもの、適性のあるものを見つけ、それを的確に伸ばし、そして大学側に論理的に筋道立ててアピールしていくということです。

こういった能力は大学受験に限らず、これからの社会を他の市民ながら生き抜いていく上でも必須のスキルとなりつつあります。

しかし、難しいことにこれらの能力は一朝一夕で身につくものではない上に、一般の塾や学校が手取り足取り教えてくれる内容ではありません。

そのため自分の夢や適性が上手く見つからずに悩んでいる受験生も多いと思います。

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こういった指導は大学受験合格だけを目指すのではなく、生徒のその先の未来を考えるというAOIの理念から生まれています。

そして、結局小手先の指導を受けるよりも、自分の夢を見つけた生徒の方が確実に、そしてより短時間で大学合格という夢の通過点を悠々と突破していくのです。

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大学受験ディアロは、学習内容のプレゼンを行うことで知識の定着を図るZ会グループの大学受験専門塾です。

他塾とは一線を画したその学習システムで難関大学への合格を目指します。

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大学受験ディアロでは、事前に生徒が映像授業で学習した内容を講師にプレゼンし、その流れの中で質疑応答を繰り返していくことによって知識の定着を目指していきます。

このような指導方法のため、ただ単に授業と演習を行うよりも、自分の言葉で説明する力がはぐくまれるといえます。

推薦入試においては、自分の強み、夢、将来設計など、様々なものを自分の言葉で説明することが求められます。

そのため、ディアロの学習システムは学力を成長させるだけでなく、プレゼン力まで伸ばすことができるといえます。

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ディアロでは、受験へのモチベーションを維持させるためにトレーナーによるカウンセリングが行われています。

これにより、ほかの受験生に精神面でも差をつけることができます。

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まとめ

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ここまで早稲田大学の推薦入試やその他の入試方式について、特徴や日程などを細かく解説してきました。

解説の通り、早稲田大学には学部、学科ごとに無数の入試方式が存在し、特色も大きく異なっています。

重要なことは、まずどんな入試方式があり、それぞれの入試方式で大学側が求めている学生像を理解することです。

そして、自分がどの入試方式と相性がいいのか、もしくはどんな能力を身に着けたいのかを自身で確認し、目標を決めてそこに向かって突き進んでいくという受験戦略も重要となってきます。

今年はコロナの影響もあり入試形式や入試日程の直前での変更も想定されるので、大学の公式サイトで常に最新の情報をチェックしておくようにしましょう。

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総合型選抜専門塾AOI

日本で最も「合格」と「夢」が生まれる場所
★他塾とは違う観点での本質的なデータベースを保持
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早稲田大学の入試について

この記事の内容が一目でわかります。

早稲田大学が導入している入試制度について

早稲田大学が導入している入試制度は自己推薦入試・一般入試・AO入試・公募制学校推薦入試・指定校選抜入試です。

各学部の入試要項は?

記事内では各学部の入試日程や募集人数について各学部ごとにまとめました。

詳しくは記事内を参考にしてください。

推薦入試に合格するには?

早稲田大学の推薦入試に合格するには推薦入試用の対策を行うことが大切です。

詳しくは記事内を参考にしてください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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