「とある男が授業をしてみた」こと葉一さんに徹底取材!おすすめの勉強法も
本記事は「とある男が授業をしてみた」の葉一様へのインタビュー内容を記載しています。
葉一様の学生時代の内容や、YouTubeチャンネルについてなどたくさんの情報を盛り込んでいます。
中々自分の勉強方法が確立できない、勉強が得意じゃない方など必見の記事となっています。
YouTubeをはじめたきっかけ
今回は、StudySearch編集部が「とある男が授業をしてみた」こと葉一様にインタビューさせていただきました。
学校の勉強についていけない、受験勉強始めたいけど何から始めたら良いのか分からない方などは必見の記事となっています。
YouTubeを始めたきっかけや葉一様自身の学生時代のお話など盛りだくさんでご紹介しています。
早速ですが、はじめに葉一様がYouTubeを始められたきっかけをお伺いできればと思います。
きっかけは、もともと塾講師として働いていたんですけど、そのときに、月謝の関係で塾に行けないご家庭というのが想像以上に多かったんですよね。
やっぱり保護者の方に話を聞くと、お金の問題ってすごく子どもたちの選択肢に、ダイレクトに関わっていくなと痛感させられました。
できれば勉強をやりたくないと思っている子が「頑張りたい」と思う瞬間ってすごく奇跡的だと思うんです。でもそれがやっぱり、お金の関係で止まるっていう、現実があって。
だから、子どもたちから直接お金をもらわずに、子どもたちが自分の意思だけで選択できる教育機会が必要だよなって思ってたんですよ。
どうしようかなって過ごしていく中で、YouTubeに目がいって、ここなら形にできるのでは?って思った翌日に1本目投稿して、気づいたらもう12年目になってたっていう。スタートはそんな感じでしたね。
なるほど、もともとの塾講師時代の経験がきっかけということですね。YouTubeに手をつけたのはここまでの規模になることを見据えて始められたんですか?
「無料で学ぶ」という選択肢を浸透させるには時間はかなりかかると思っていましたけど、こういった無料で学ぶプラットフォームが必要とされる日は来るし、すでに必要としている人は多くいるはずだと思っていましたね。
紆余曲折いろいろとありましたが、振り返ってみると想像していた以上に大きな人に知ってもらえたなとは思います。
ここでは、葉一様がYouTubeを始められたきっかけを詳しくお伺いさせていただきました。
以下からは、葉一様の学生時代の過ごし方ついてお伺いしていきます。
葉一様の学生時代について
本見出しでは、葉一様が自身の学生時代の過ごし方などについてお伺いしていきます。
まず、葉一様の中学校時代についてお伺いしていければと思いますが、いかがでしょうか?
中学は人生一番の病み期でしたね。というのも、中1の後半からいじめを受けていまして。中学の印象のほとんどがそれで上書きされてしまっていますね。
勉強については、180人ぐらいいた学年で、1年の時は、20位前後ずっと取れていたんですけど、そのいじめを意識し始めた頃から、勉強に身が入らなくなってしまって、2桁に入れなくなるまで落ちましたね。
でも3年は受験があったので、ペースや気持ちのコントロールを頑張って4、50位まで戻しました。
なるほど、ではその後、高校での過ごし方や、勉強面についてはどんな感じで過ごされていたんでしょうか?
高校時代、通知表はすごく良かったです。通知表は、ですけど。5段階評定で4.9ぐらい取っていたこともありました。
理由があって、もともと高3の直前まで、私専門学校志望だったんですよ。その専門学校が評定だけで進学できるのを知ってたんですよね。だから通知表だけ良くしようと。定期テストめちゃめちゃ頑張って取って、で、模試がボロボロタイプでした。笑
ただ高校の時に恩師に出会ったんですけど、その恩師がきっかけで教師という夢に変わったんですね。それが高3になる直前ぐらい。結構ギリギリで。
私、結果的に学芸大に行ってるんですけど、学芸大は推薦がなかったんですよ。なので内申の意味が全くなくなって、で、恩師と相談して、1年間全力でやろうってなって。でも予備校行くお金はうちはないから、恩師だけが頼りで、学校で配布された問題集とかをずっと解いてっていう受験生でしたね。
なるほど、ってことは受験期は一切塾には通われていないんですか?
通ってないですね、なので自力で新しいことをやるっていう勉強と、一回やったことを定着させるっていう反復のバランスをとにかく大事に考えてやってましたね。
メインで使ってたワークと青チャートが配られたんですが、青チャートをやるには力が足りなかったので、まずは基礎ワークのほうをボロボロになるまで完璧にしました。その後に青チャートで力を強化するスタンスでしたね。
当時その恩師がこのワークだけで絶対突破できるって言ってくれていたんです。恩師が言うなら間違いないだろうって思ってたんで、このワークにある問題一問もミスをしないぐらいに、完璧にするまでやりこんでました。
なるほど、ありがとうございます。
自力での受験勉強、すごいですね。しかも学校配布のワークのみで突破出来たということは本当に『完璧』になるまでやりこまれていたんですね。
それでは、その後大学に進学された後はどのように過ごされていたんでしょうか?
数学専攻の学科に行ったんですけど、高校まで大好きだった数学がどんどん楽しくなくなってしまいました。なので、数学を専門的に学ぶ方ではなく、自分のスキルアップや視野を広げることに時間とエネルギーを割こうと方向を変えて過ごしていました。
学芸大はすごく良い大学ですし、クラスメイトにもすごく恵まれていました。ただ、教師という同じベクトルしか持っていない環境で4年間を終えちゃいけないという危機感も同時にあって。だから、いろいろな団体に参加したり人に会ったりということをしていました。
なるほど、そのあとは教師にならずに就職されたという感じですか?
そうです。教員採用試験を受けないで就活しました。
でも最終的に教育に戻るのは決まってたんですよ。人生プランとして。だから、一般企業に行く理由は、修行だと考えていました。ひとまず3年くらいかなと。それを先輩に相談したら、だったら短期間で厳しい仕事をした方がいいんじゃないかと言われて、営業職に就くことにしたんです。
そのまま3年間営業の仕事をされて、教育の仕事に進めれたという流れなんですか?
これがまた違って。大学の時にちょっと私病気を患っちゃって、8ヶ月、7ヶ月目かな?それぐらいでドクターストップかかっちゃって。退社したんですよ。
そこから塾講師に転職して、塾講師を3年やりました。
そして、塾講師を退職した後に今の活動をスタートさせましたね。
ここでは、葉一様の中学時代から今に至るまでのお話をお伺いしました。
塾に通わずに受験を突破して、自分のなりたい姿を実現させていて非常に尊敬できるポイントがたくさんありましたね。
以下からは、葉一様が考えるおすすめの勉強法を定期テスト対策・共通テスト対策別にお伺いしていきます。
おすすめの勉強法|定期テスト対策・共通テスト対策
ここでは、中学校・高校の定期テスト対策や共通テスト対策についてお伺いできればと思います。
そうですね、定期テスト対策に関しては、基本的にはテスト範囲を配ってくれるじゃないですか。しかもテストを作るのは先生なので、先生がテスト範囲で書いてあるものをちゃんとやるっていうのが、一番大事だと思っています。当たり前なことを言ってると思わせてしまうかもしれませんが、その当たり前が実は疎かになっていることは少なくないんです。
例えば、ワークがテスト範囲に書いてあるとしますよね。ワーク提出もあるでしょうから、多くの方がワークをやります。でも、「ワークをやる」と「ワークをできるようにする」は大きな違いがありますよね。その部分がきちんと棲み分けできていないと、力は付かないし点数も上がりません。できなかった問題に印を付けて、後で繰り返す。地道だけど、そんな反復学習をしているかどうかで大きな差が生まれます。
なるほど、ありがとうございます。
学校で配布されたものを徹底的にやりこむということですね。他にはありますか?
あとは計画の立て方だけ。特に高校生は科目が増えるので、中学のテンションで望むと高1でテスト勉強が終わらないという事件が起こってしまいます。科目も勉強量も増えて、内容の難易度も上がっている。普通に考えて中学と同じようにやっても間に合うわけがない。だから、普段の授業や家庭学習で少しでも多くのことを吸収しておくようにする。テスト勉強も2週間前で足りないなら3週間前からスタートする、そんな風にやりくりする必要があると思います。
なるほど、ありがとうございます。
中学と高校で勉強時間を見直した方がよさそうですね。次に、共通テスト対策についてお伺いできればと思います。
まずは相手をちゃんと知ること。これは就活や仕事においても大切な視点だと思っていますが、相手が何を求めているのかを知らなければいけません。センターから共通になって求められているものも変わりました。なので、まずはそこを理解した上で、自分のやるべき勉強を考えていく必要があると思います。
ここでは、葉一様おすすめの定期テスト対策、共通テスト対策についてお伺いしてきました。
以下からは、葉一様のYouTubeチャンネルについてお伺いしていこうと思います。
YouTubeチャンネルについて
ここでは、葉一様のYouTubeチャンネルについてお伺いできればと思います。
具体的には動画の撮影方法や動画のネタ作りについてどうされているのかお伺いできればと思います。
まず、撮影方法について、葉一様の動画ってYouTubeで黒板だけ写して教えていくみたいなスタイルじゃないですか。あれはいろんな試行錯誤の上、あの形になったのか、たまたまあの感じが一番分かりやすいかなみたいな感じでやり始めたのかってありますか?
スタート時にホワイトボードを使うのは決まっていて、で、極力自分が映らないようにしたいなっていうのは一応あったんですよ。
それがもっとブラッシュアップしてより映らないようにはなっていったんですけど、でもスタイルとしてはそうですね、私のコンテンツってスタートから基礎学習のコンテンツなので、基本的には反復する必要がある子たちが見ると思っていたんですよね。
反復する必要があるので、例えばここに早送りしたいとか、ここに巻き戻したいが発生しますよね。そこに自分が被ってしまったりとかするのがやっぱり邪魔になるし、あんまり映っちゃうとそっちに意識を持っていかれるので子どもたちの集中を邪魔してしまう可能性もある。なので、ホワイトボードと子どもたちだけの関係で動画が成立するようにしようというのは意識してやっています。
なるほど、基本的には動画を見る子どもとかユーザーのことを考えて動画を作っていらっしゃるんですね。
では、次に教え方について、非常に分かりやすくて見やすい動画という印象なんですが、この指導力っていうのはもともと3年間塾講師として働かれていた何かが身を結んでいるんでしょうか?
身は結んでると思います。また、これはたまたまなんですが、塾講師時代の担当生徒は勉強が苦手な子の方が圧倒的に多かったんです。
小学生の時から躓いている子も多いので、勉強に対して後ろ向きな気持ちも強い。そんなあの子たちにどうやったら届く授業ができるかというのは3年間試行錯誤を繰り返してきましたから、それは今に活かされているはずです。
本当はYouTubeでエンタメとかのコンテンツを見たいと思うんです。それでも「頑張ろう」と思って勉強動画をクリックしてくれた子たちなので、見終わった後に「分かりにくかった」とか思わせたくない。子どもたちの時間をもらっている限りは「見てよかった、頑張ってよかった」と思わせるコンテンツを、とは常々思っていますね。
なるほど、やはり常に動画を見る子供たちのことを考えて動画づくりをされていますね。
今でこそチャンネルも大きくなってきていると思うのですが、今後の目標とかってあるんでしょうか?
チャンネル登録者が200万人に近くなってきたのでそこは達成したいとは思っています。でもチャンネルや影響力を大きくしたいという欲はほぼなくて、今はこのチャンネルを使って教育に関してできることはないのかな、ということをよく考えていますね。
例えば、学校の先生と一緒に子どもたちのためにコンテンツを作ったりイベントをしたりしたいなと思っています。実際、そこはスタートしているのですが、これは大きくしながら続けていきたいですね。
日本での先生という職業の社会的地位ってどんどん下がっている気がするんです。先生の質の低下だのブラックだのいろいろと言われていますし。確かに数多いる先生の中には「ん?」と首を傾げたくなる指導をされる方もいます。でも、多くの先生が子どもたちのことを思いながら向き合ってくださっている。そんな魅力を子どもたちや保護者の方に伝えていきたいな、と。教育というフィールドだけど、公教育の外で活動してきた人間だから伝えられることがあると思っているので、そこはこれからより力を入れていきたいところですね。
ここでは、葉一様のYouTubeへの取り組み方や、今後のやりたいことなどをお伺いしました。
最後に、葉一様が考える今後の展望についてお伺いしていきます。
まとめ
最後になりますが、葉一様が思う、今後の展望や成し遂げたいことはありますか?
例えば子どもがYouTubeで勉強動画を見ているとします。でも、それを見た親御さんが「YouTube見てないでちゃんと勉強しなさい!」と怒る場面ってまだ結構あるんです。
そういった場面が無くなるくらい「無料コンテンツで学ぶ」という選択肢を当たり前にしていくのが目標ですね。そのコンテンツは私のチャンネルでなくてもいいんです。他の学習コンテンツを投稿されている方も含めてYouTubeでも学べるんだぞっていう認識を日本で当たり前にするまでは頑張ろうと思っています。それが自分のミッションだと思っているので。それが叶ったら、それはその時に考えます(笑)
以上が『とある男が授業をしてみた』こと葉一様のインタビュー内容になります。
中学生や高校生の方で、学校の授業に追いついていけない、受験について迷っているという方は必見の内容が盛りだくさんでした。
ぜひ以下のとある男が授業をしてみた チャンネルもご覧ください。
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