東京大学医学部は日本No.1の名門大学に在籍している学部で、トップクラスの実力と様々な進路先へ進むことができる日本の中でも有数の医学部です。
毎年、東京大学医学部に合格するべく多くの受験生が日々努力していますがみなさんは東京大学医学部についてどのくらいご存じでしょうか?
今回は、そんな東京大学医学部について詳しくご紹介していこうと思います。
■まとめ
ここでは東京大学医学部の偏差値をわかりやすく比較しやすいようにいくつかの大学の医学部の偏差値と合わせてご紹介します。
学校名 | 偏差値 |
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東京大学 | 67.5~72.5 |
京都大学 | 60.0~72.5 |
大阪大学 | 57.5~70 |
慶応義塾大学 | 72.5 |
東京医科歯科大学 | 55.0~70.0 |
※2023年3月18日現在
大学共通テストの得点率は89%~91%とほぼ満点に近い成績を収めている学生がほとんどで、東京大学医学部に進学するにはそれぐらいの頭の良さが最低限必要になります。
また、偏差値70程度とは上位2%ほどの人しか到達することができない領域で、東京大学医学部がいかにレベルが高いか分かるでしょう。
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東大受験におすすめの塾・オンライン塾ここでは、2023年度の受験者数と合格者数を比較して東京大学の難易度を見ていきましょう。
科類 | 志願者数 | 募集人員 |
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理科一類 | 2,838名 | 1,108名 |
理科二類 | 2,294名 | 532名 |
理科三類 | 420名 | 97名 |
受験者数の割合に対して合格者数は3分の1程度で学力のある人の中から更に頭の良い人のみが合格することができます。
✔東大医学部の偏差値は74.8
✔共通テストはほぼ満点が必要
✔合格者は受験者の3分の1
大学受験予備校のトライの基本情報 | |
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対象学年 | 大学受験生(新高3生、高卒生) |
地域 | 全国各地(北海道から九州まで) |
指導形式 | 完全個別マンツーマン授業 |
大学受験予備校のトライでは、現状の学力と合格に必要な学力から合格までの最短ルートのカリキュラムをオーダーメイドで作成します。
そうすることで、逆転合格をすることも可能になっています。
また、月別・週別・日別にそれぞれ細かく学習計画を作成することで、常に学習すべき科目・教材・範囲がわかるようになっています。
大学受験予備校のトライは、オーダーメイドカリキュラムを作成するだけでなく、学習管理も充実しています。
毎週難関大生コーチの週次コーチング面談で、一緒に1週間の学習を振り返ったり、計画を練り直したりしてくれます。
そのため、確実に必要な学習をやり遂げることができます。
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オンラインプロ教師のメガスタ | |
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対象学年 | 高校生以上 |
授業形態 | 個別指導(1対1) |
対象地域 | 全国各地 |
2020年度4月時点で指導実績50,000コマ以上であり、毎年多数の東京大学をはじめとした国公立大学や早慶上智大学へ合格者を輩出しています。
ここではメガスタ高校生の料金・費用についてご紹介します。
メガスタの入会金 | |
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オンライン指導 | 19,800円(税込) |
訪問型指導 | 22,000円(税込) |
※兄弟の方は入会金無料です。
公立高校生・月謝 | ||
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週1回80分×月4回 | 週1回100分×月4回 | |
学生講師コース | 25,872円~28,160円 | 32,340円~35,200円 |
大学院生・社会人講師コース | 30,624円 | 38,280円 |
若手プロ講師コース | 36,256円 | 45,320円 |
プロ講師コース | 43,648円~64,064円 | 54,560円~80,080円 |
※税込表示です。
私立・国立高校生・月謝 | ||
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週1回80分×月4回 | 週1回100分×月4回 | |
学生講師コース | 6,468円〜7,040円 | 8,085円〜8,800円 |
大学院生・社会人講師コース | 7,656円 | 9,570円 |
若手プロ講師コース | 9,064円 | 11,330円 |
プロ講師コース | 10,912円〜16,016円 | 13,640円〜20,020円 |
※税込表示です。
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ここでは、医学部に進学する人が多いといわれている理科三類の入試日程についてご紹介します。
東大医学部の入試情報 | |
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募集人数 | 95名 |
出願期間 | 令和5年1月23日(月)~2月3日(金) |
試験日 | 令和5年2月25日(土)、26日(日) |
合格発表日 | 令和5年3月10日(金) |
理科三類の募集人数は100人未満で非常に少ないです。
出願期間は10日ほどなため、期間内に出願するように気を付けましょう。
試験は2日にわたって行われます。
2科目ずつ行われるためよく確認して十分な準備をしましょう。
ここでは理科三類の試験科目や配点について見ていきましょう。
東大医学部の試験科目 | |
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入試科目 | 共通テスト:国語・地理歴史公民・数学・理科・外国語 第2次学力試験:国語・数学・理科・外国語・面接 |
選抜方法 | 共通テストと第2次学力試験の総合点+調査書 |
配点 | 共通テスト:110点(900 点満点を 110 点に換算) 第2次学力試験:440点 |
入試科目は基本5教科で、総合的な学力が必要になります。
理科三類のみ面接試験があるためコミュニケーション能力も精査されます。
配点に関しては第2次学力試験が大部分を占めるため対策をしっかりと行いましょう。
理科三類で面接を行う目的は医師の適性を入学前の段階で判断するためです。
以前の面接試験では医師になる自覚や医師に必要な能力、人間成熟度などを厳しく見ていました。
2018年に面接試験が復活してからは
面接は受験者1人に対して面接官3人によって行われます。
他の医学部の面接では厳しい質問が飛び交うのが当たり前ですが東京大学理科三類の面接は世間話をするように進みます。
質問に対してしっかりと答えることができれば問題はないため、遅刻などをしないように気を付けましょう。
✔入試は2月25から26日
✔面接では人間性を見られる
英語はリスニングを含め大問5題で構成されています。
試験時間は120分で全問記述式です。
要約・文補充問題、自由英作文、リスニング、誤文訂正と英文和訳、長文読解が出題傾向にあります。
試験のボリュームが非常に多く時間の配分を間違えると足りなくなってしまうため、適切に解き進めていく力が必要になります。
リスニングは問題文が多く、リスニングが始まる前に問題文に目を通しておく必要があります。
リスニングの問題文を読む時間などを含めて練習しておくと良いでしょう。
数学は大問6問で構成されており、内容は三角関数多項式、確率、複素数平面、数列、放物線の共通接線、空間図形です。
全て記述式となっており、計算力が問われる問題が多い傾向にあります。
時間に対して問題量が多い傾向にあるため3~4問を確実に答える必要があります。
試験時間は150分ですが全ての問題を完答するのは難しいです。
解きやすい問題を見極める能力が必要になるため日頃から難問に対して考え抜く力を鍛えると良いでしょう。
解くスピードに加えて計算するスピードが必要で、難問に対して分かりやすく答えを導き出す練習をすると効果的な対策ができます。
国語は大問3問の構成で全て記述式です。
現代文・古文・漢文の分野から出題されるため総合的な国語力が必要になります。
現代文は字数制限のある記述問題あり、古典は基礎的な問題が多めに出ます。
国語に関しては基礎的な問題が出たりと難易度が高いわけではありませんが軽視はできません。
古典は基礎問題が多いため確実にかつスピーディに解く必要があります。
解答欄が小さい傾向にあるため記述の場合は要点を抑えて分かりやすく説明する力が求められるでしょう。
理科は物理・化学・生物に分かれておりそれぞれ大問3題によって構成されています。
解答方法は全て記述式で問題文が長い傾向にあり難易度が高いです。
また、生物では高校の授業では扱われない内容が出ることもあり問題選択の力が必要になります。
物理は計算問題のみならず記述問題の対策も必要になります。
化学は問題数が多い可能性を踏まえて、日頃から時間内に問題を解く練習をすると良いです。
生物は用語・正誤判断・論述が中心となって出題されるため参考書を用いて対策しましょう。
✔数学は計算力が問われる傾向がある
✔国語は総合的な国語力が必要
✔理科は問題文が長い傾向がある
東京大学医学部の基本情報 | |
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校舎 | 本郷キャンパス |
入学時の学科 | 文科一類・文科二類・文科三類 ・理科一類・理科二類・理科三類 |
在籍学科 | 医学科、健康総合科学科 |
在籍年数 | 3学年~6学年 |
学生数 | 男性:80.2% 女性:19.8% |
医学科では、医学知識と臨床技能の習得をします。
加えて、専門的な考え方とコミュニケーション能力を身につけることで社会性を向上させ、将来医療界を引っ張っていけるような人材の育成をしています。
また、創造性豊かな思考力を養うことで、グローバル化に対応できる知識や専門技術を身につけ、世界で活躍できる指導者の育成もしています。
時代が流れるにつれて健康問題は変わってきています。
新たな健康問題に対して有効な解決策を導けるように社会科学、人文科学に加えて専門的な健康科学の知識を教えています。
全世界の医療技術の発展を駆使して健康問題に取り組む指導者の育成をしており、その教育・研究システムの確立を目指している学科です。
始めに東京大学は各学部ごとの受験がなく東大受験生は文科1、2、3類、理科1、2、3類の6類から1つを選んで受験する必要があります。
医学部は基本的に理3の生徒で構成される仕組みになっていますが、全ての類から3名が医学部に入ることができます。
医学部に進学するためには教養学部での成績が最も重要になってきます。
秀才が集まる環境の中、単位を取得したうえで優秀な成績を収める必要があるということです。
PhD-MDコースとはどのようなコースなのか概要をふまえて見ていきましょう。
対象 | 目標 |
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医学部進学後2年(M2)または3年間(M3)の 基礎医学の教育を受けた者 |
早期に基礎医学研究に打ち込み、将来の指導的基礎医学教育・研究者を育成している |
PhD-MDコースは平成17年から現在まで10名の生徒のみ卒業しています。
卒業生は優れた研究者として結果を残しており、国際的一流誌に掲載されるなど社会で活躍しています。
早い段階で基礎医学研究に打ち込むことができるため、将来研究者として活動したいという人におすすめのコースです。
ここでは、MD研究者育成プログラムについてご紹介します。
対象 | 目標 |
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医学部進学後1年(M1)~ 医学部進学後4年(M4) |
医学の知識と研究姿勢に加えて英語によるコミュニケーション能力を養い、基礎医学研究者としての姿勢を体得する |
MD研究者育成プログラムでは、研究室での実験による技術の習得と論理的思考、観察能力、創造性、コミュニケーション能力の育成に努めています。
また、上級生と下級生との交流会により上下の人間関係の発展を促しており、各学年20~30人ほどが参加しているプログラムです。
臨床研究に深く学べる臨床研究者育成プログラムについて詳しくご紹介します。
対象 | 目標 |
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医学部進学後1年(M1)~後期研修医 | 医学研究の重要性や研究者としての考え方を学び臨床経験を生かし活躍する医師の育成をしている |
臨床研究者育成プログラムは対象が医学部の全学年と幅広いことが特徴です。
50~100人を対象とした講義形式のコースと5〜10名程度を対象としたゼミ形式のコースの2つから構成されています。
最先端の技術を学ぶことができるプログラムで臨床経験を積みたい人におすすめです。
環境生命科学では主に人間の生物学を学ぶことができます。
生命科学と環境学を習得することで人間を分子レベルで理解したり、集団で生活する人間の生態系について深く学んでいきます。
科目を担当する多くの教室が国際的研究を取り扱っているため国際性が豊かです。
卒業後の進路は生命科学・人間生物学分野の研究者や教育者、企業や国・自治体にて活動するなど様々です。
社会的な環境や健康問題などから人々の健康と幸福に貢献できる人材の育成をしています。
医学・疫学研究のデザインをはじめとした様々な科学的方法論を学ぶことで健康問題に対する解決策の立案などをしています。
学習した方法論を応用して外国の課題にも対応できるようにしており、全世界の健康問題のプロフェッショナルになれます。
卒業後は保健・医療・福祉に関係している国や自治体の行政職、民間企業への就職、研究者や教育者として活動するなど多様です。
看護科学専修では、生命科学実習または健康科学調査実習などを通して健康に必要な実践力を鍛えています。
実践的な実習のほか、看護科学を基礎から臨床技術まで体系的に学ぶことができます。
卒業後は、実践現場にて活躍したり世界保健機関などで健康管理者として働く人もいます。
日本のみならず世界を視野に入れて看護科学を勉強したい人におすすめです。
ここでは医学部の入学金についてご紹介します。
入学金 | 282,000円 |
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ここでは医学部の年間授業料についてご紹介します。
年間授業料 | 535,800円 |
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ここでは医学部の6年間学費総額についてご紹介します。
6年間学費総額 | 3,496,800円 |
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東京大学医学部の学費は、国立大学なので年間授業料は私立大学の半分となっています。
医学部では、教材費や実験費がかかることが予想されます。
✔医学科は医学知識と臨床技能の習得
✔健康総合科学科は健康科学の知識の
✔医学部は理科三類の生徒が多い
ここでは、講義・授業に関する口コミをご紹介します。
教授も東京大学を卒業しており、実際に医学に必要な体験もさせていただけます。
教養課程では様々なことを学べるので自分の専門分野に絞らず学ぶことができます。
また独特な教授が多いのでとても面白い講義ばかりです。
講義は教授によって様々ですが学んでいて楽しいという意見が多く見られました。
医学に精通している教授から実際の経験を踏まえて指導してくれるため評価が高いようです。
また、自分から学ぶ生徒のために履修の制限等がないため専門分野に限らず知識をつけることができるようです。
研究室やゼミのの評価は高いのか、口コミを見ていきましょう。
とても充実していると思います。
研究室の雰囲気もとても良くて個人的にすごく気に入っています。
学科の研究室ではその学科にあった設備がとても充実して、整えられていて( ゚Д゚)b
研究室では最先端の設備を使用して学習することができるようです。
少人数制の授業ではより質の高い指導を受けることができるためとても楽しいようです。
最先端の設備で最先端の技術を学びたい人にとてもおすすめといえます。
ここでは医師国家試験の合格率を2015年からご紹介します。
年代 | 医師国家試験合格率 |
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2015 | 88.5 |
2016 | 89.3 |
2017 | 88.9 |
2018 | 90.0 |
2019 | 89.0 |
2020 | 91.3 |
2021 | 91.1 |
2022 | 87.8 |
2023 | 90.8 |
日本最難関の大学の医学部のため、国家試験への合格率は約9割です。
しかし、2023年の国立大学の医師国家試験合格率は90.8%のため、東京大学は合格率が低いことがわかります。
ここでは卒業後の主な就職先についてご紹介していきます。
就職先 |
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東京大学医学部付属病院等 |
日本赤十字社 |
住友商事 |
アフラック |
東京大学医学部では、医師免許を獲得し附属の大学病院で働く方やその他の医療機関で働く方も多くいますが、一般企業に務める方も多くいます。
いかがだったでしょうか。
東京大学医学部は日本でもトップクラスの偏差値を誇り、合格するのはかなり難しいといえます。
しかし、入試傾向や問題の特徴をおさえ受験対策をすることができれば大いに可能性はあると思います。
勉強面で不安があるようであれば今回ご紹介した学習塾・家庭教師を活用してみてください。
「東京大学医学部」に関してよくある質問を集めました。
東京大学医学部は、大学3年生から大学6年生が在籍しています。基本的に理科三類からの医学部へ入部する流れが一般的ですが、文科・理科2類・3類からの入部も可能です。学生の男女構成は男性80.2%、女性19.8%となっています。
東京大学医学部の入学金28,200円、年間授業料535,800円となっています。国立大学だけあり、学費は安いです。年間の学費総額は、3,496,800円です。
医師国家試験の合格率として2018年度から89.0%、2019年度は89.0%、2020年度91.3%となっています。非常に高い合格率を誇っています。卒業後の主な就職先として、東京大学医学部附属病院等の医療系から日本赤十字社、住友商事、アフラックへ就職している卒業生もいます。