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更新日 2024.6.10

山梨大学医学部|概要・受験情報(偏差値など)・入試傾向/対策を徹底解説

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山梨大学医学部は全国でもトップクラスの医学部です。

学生に提供する教育の質の高さはもちろん、それ以外の医学研究や臨床面でも高い成果や良い評判を得ています。

そのため、この大学の研究活動や教育カリキュラムに惹かれた多くの学生が毎年の受験に挑戦しています。

こうした背景を踏まえると、山梨大学医学部の受験難易度はかなり高いと言えるでしょう。

したがって、受験を突破するためには入念な受験対策が必要となってきますが「山梨大学医学部に合格する方法が分からない」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、山梨大学医学部の受験に関する情報の紹介や2次試験に突破するための勉強法について解説していきます。

また、医学部受験の際に利用したいおすすめの学習塾についても紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

山梨大学医学部の基本情報

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まずは山梨大学医学部の基本情報について理解していきましょう。

基本情報を理解すると山梨大学医学部の特色が見えてきます。

キャンパス・学部

山梨大学医学部のキャンパスは山梨県中央市に構えられています。

医学部には医学科と看護科が設けられています。

医学科では基礎医学系講座と臨床医学系講座の2講座が開講されており、学生はそれぞれのニーズに合った講座を受講して知識を深めていきます。

山梨大学医学部の特徴

山梨大学には2つの大きな特徴があります。

チュートリアル教育

3年次前期から開始される臨床医学の学習では、チュートリアル教育という特殊な教育方法を導入しています。

チュートリアル教育では、与えられた課題に対して少人数のグループに分けられた学生たちが議論を重ねて独自の答えを導き出していきます。

これまで学習した知識をまとめて自分たちなりのアウトプットを作り出す作業であることから課題の難易度は高いと言えます。

しかし、各グループには課題解決をサポートしてくれるチューターが都度フォローをしてくれるため、つまずきながらも粘り強く学習に取り組めるでしょう。

早期臨床体験(Early Clinical Exposure)

1年次に経験する早期臨床体験も山梨大学医学部の特色です。

入学初期から市中の病院で実習を行うプログラムとなっており、入学したばかりの生徒に医師として持つべき倫理観やモチベーションを身に付けさせることを狙いとしています。

このように早期の段階で現場に触れられる環境が整っているため、日頃の学習も目的意識を持ちながら取り組めるようになります。

学費

  授業料/年 入学料 検定料
大学(学部) 535,800円 282,000円 17,000円
大学院(研究科) 535,800円 282,000円 30,000円
専攻科(特別支援教育特別専攻科) 273,900円 58,400円 16,500円

上記の表は学費をまとめた表になります。

医学部に関しては基本的には大学(学部)の費用が適用されるでしょう。

そのため、授業料は年額で535,800円かかると言えます。

また、専攻科を選んだ場合には授業料が年額で273,900円となります。

なお、科目の履修や特別聴講を行う場合には授業料が1単位あたり14,800円発生します。

入試日程

山梨大学医学部医学科の定員は125名となっており、推薦入試合格者35名と後期入試合格者90名で構成されています。

推薦入試を受験する場合は、まず1月の大学入学共通テストを受験して1次選抜を突破する必要があります。

その後、1次選抜を突破すると2月の上旬に2次選抜が実施されます。

後期入試を受験する場合も2段階で選抜が行われるようになっており、まずは1月の大学入試共通テストを受験して1次選抜を勝ち抜かなければなりません。

そして、1次選抜を乗り越えたら3月の中旬に実施される2次選抜に立ち向かうことになります。

試験科目・配点

大学入学共通テストでは国語、地歴公民、数IA、数ⅡB、英語、理科の受験が必要です。

なお、英語は200点の素点を600点満点に換算します。

その他の科目については国語が200点、地歴公民が100点、数学が100点、理科が100点という配点になります。

その後、後期入試に関しては2次選抜で数学、理科の受験と面接による評価が行われます。

また、配点については数学が600点で理科が600点となり、面接に関しては点数評価はありません。

過去3年間の合格最高点・最低点・平均点

数学 最低点 最高点 平均点
2020年 200 505 331.5
2021年 168 564 315.7
2022年 186 582 337.5
 
理科 最低点 最高点 平均点
2020年 200 434 333.7
2021年 223 520 350.5
2022年 256 488 365.4

上記の表は、後期入試2次試験の合格最高点・合格最低点・平均点をまとめたものになります。

合計点での点数情報は公開されていませんが、科目ごとの情報を分析すると両科目で50%程度の得点率を確保できていれば余裕を持って合格ができると言えます。

✔独自の教育制度

✔後期入試と推薦入試による選抜

✔合格には50%の得点率が必要

山梨大学医学部の偏差値・倍率

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ここからは山梨大学医学部の偏差値と倍率について解説していきます。

偏差値について

まずは偏差値について見ていきましょう。

2022年の偏差値や直近5年間の偏差値の推移について解説していくため、ぜひ参考にしてください。

2022年度の偏差値

大手予備校が公開しているデータによると、2022年の山梨大学医学部後期試験の偏差値は73.3となっています。

このように非常に高偏差値であることから、山梨大学医学部は全国の医学部の中でも難関といえる部類に当たると言えます。

直近5年間の偏差値の推移

偏差値
2018年 70.8
2019年 70.0
2020年 70.2
2021年 73.0
2022年 73.3

直近2年で偏差値が70から73に上がっているのが分かります。

今後の動向にもよりますが、直近のデータだけを見ると偏差値が少しずつ上がっている傾向にあると言えます。

国公立医学部偏差値ランキング

偏差値 大学
76.8 東京大学
75.8 京都大学
74.3 大阪大学
74.2 東京医科歯科大学
72.5 千葉大学
72.2 横浜市立大学
72.2 九州大学
71.7 名古屋大学

上記の表は国公立大学医学部の偏差値ランキングになります。

なお、前期試験をベースにした表であるため山梨大学はランクインしません。

表を見ると分かるように、ランキングの上位に位置する大学は東京大学や京都大学といった旧帝国大学が占めています。

偏差値から見てもどの大学も70を上回っておりレベルの高さがうかがえます。

山梨大学は後期試験しかないため純粋な比較はできませんが、こうした大学とざっくり比較してみても同等レベルの偏差値を有している大学だと言えます。

山梨大学医学部と偏差値が近い国公立大学(後期)

偏差値 大学
76.2 東京医科歯科大学
74.6 岐阜大学
74.4 名古屋大学
73.3 千葉大学
73.3 山梨大学
73.1 三重大学
73.1 鹿児島大学
72.9 浜松医科大学
72.7 奈良県立医科大学
72.5 山口大学

上記の表は後期入試をベースにした国公立大学医学部の偏差値ランキングになります。

この表を見ると山梨大学が千葉大学と同率で4位にランクインしていることが分かります。

このランキングでは先ほど上位に上がっていた東京大学や京都大学が見当たりませんが、これらの大学は後期入試を行なっていないためランクに載ってこないのです。

したがって、それ以外の大学の順位が相対的に上がっていると言えます。

そしてこの背景を踏まえると、実際の山梨大学の順位は10~15位ほどだと分析できるでしょう。

共通テスト得点率ボーダー

山梨大学医学部の共通テスト得点率ボーダーは86~89%の間を推移しています。

直近のデータを見てみると、2022年が86%で2021年が87%、そして2020年が89%となっています。

したがって、ボーダーラインを突破するためには非常に高い得点を取ることが求められるでしょう。

各入試方法の倍率

  募集人数 志願者数 倍率(1次選抜時) 1次選抜合格者 2次試験受験者 倍率(2次選抜時)
推薦入試 35 72 2.1 53 52 1.4
後期入試 90 1621 18 904 261 2.9

上記の表は、令和4年度の山梨大学医学部の各入試方法の倍率をまとめた表になります。

表を見ていくと、推薦入試では1次選抜時の倍率が2.1倍で2次選抜時の倍率が1.4倍となります。

倍率自体は高くありませんが志願者数と募集人数の数が共に少ないため、合格難易度自体はかなり高いと言えるでしょう。

また、後期入試に関しては1次選抜時の倍率が18倍で2次選抜時の倍率が2.9倍となります。

1次選抜時は倍率が高いですが、2次選抜時には受験者が減って倍率が大きく下がります。

✔後期入試ランキング5位

✔ボーダーが非常に高い

✔最終倍率は2倍程度

山梨大学医学部の入試の問題傾向と対策

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二次試験の問題傾向と対策

ここからは山梨大学医学部二次試験の問題傾向と対策について解説していきます。

科目ごとに解説していくためぜひ参考にしてください。

数学

数学は大問が6つ設定されており、試験時間は120分となっています。

なお、難易度としては標準から少し難しい程度のレベルになります。

問題の傾向としては大問1と2が小問集合となっており、大問3からは記述式の問題が出題されます。

問題1つ1つのボリュームが大きいため、テンポよく回答していくことが求められるでしょう。

また、学習対策としては標準レベルの問題集を繰り返しこなすという方法がスタンダードになります。

加えて、山梨大学医学部が第一志望であれば過去問演習の実施もおすすめです。

化学

化学の試験は生物や物理といった他の2科目と同時に受験します。

理科の試験時間が120分となっており、その制限時間の間に2科目を解答する必要があります。

したがって、化学に使える時間は60分程度だと言えます。

なお、問題数は大問3つで標準レベルの問題が多く出題される傾向にあります。

試験では標準的な問題を確実に解いていくことが求められるため、日頃の学習では「標準レベルの問題集を繰り返し解く」という対策を行うとよいでしょう。

生物

生物は大問が4つ設定されており、この4問を60分程度で解いていきます。

出題分野に偏りが見られるのが特徴で細胞生物と分子生物の分野からの出題がほぼ毎年行われています。

また、代謝や体内環境といった分野からの出題も多いため、こうし他分野についてもしっかりと勉強しておきましょう。

なお、難易度は標準レベルとなっており知識問題と考察問題が同じ割合で出題されます。

基礎知識をしっかりと固めることが高得点のポイントであるため、標準レベルの問題を完璧に解けるようになるとよいです。

物理

物理の試験は4つの大問で構成されており、力学や電磁気、波動、熱力学といった分野からの出題が多い傾向にあります。

また、原子分野からの出題がある年度もあるため、原子についての学習もしっかりと行いましょう。

なお、問題の難易度はどれも標準レベルであることから、テンポよく回答していくことが高得点のポイントだと言えます。

そのため、標準レベルの問題をしっかりと解き切れるように、日頃から問題演習を行うようにしましょう。

面接

山梨大学の面接試験は集団面接で行われます。

面接官2~3人に対して受験生が3人という構成で試験が進行していきます。

面接時間は合計10分程度で受験生1人あたりの面接時間は3分程度となります。

そのため、面接では基本的なコミュニケーションが取れるかどうかという点が見られていると考えられます。

したがって、日頃から適切なコミュニケーションを行うように心がけておくと、面接でも自然な対応ができるでしょう。

✔標準レベルの問題が多い

✔演習をしっかり行う

✔面接試験は集団面接

まとめ

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山梨大学医学部は国公立医学部の中でもハイレベルな大学です。

合格を勝ち取るためには日頃から継続して学習に励む必要があるでしょう。

しかし、入試問題自体は標準的な問題が多くミスなく問題を解ければ合格点の獲得は難しくありません。

そのため、問題演習を繰り返し行って演習力を高めることが合格のポイントとなります。

なお、独学では学力アップや学習管理が難しいと感じている方は塾の利用を検討してみてください。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「山梨大学 医学部」に関してよくある質問を集めました。

山梨大学医学部の偏差値は?

70~73になります。直近2年で偏差値が73に上昇しているため、試験や大学のレベルが上がってきていると考えられます。また、後期入試をベースにした国公立医学部ランキングでは4位にランクインしているため、山梨大学医学部は高偏差値な大学だと言えるでしょう。したがって、合格するためには学力を徹底的に向上させる必要があります。山梨大学医学部の偏差値の詳細はこちらを参考にしてください。

山梨大学医学部の共通テストのボーダーは?

平均して86~89%程度になります。2022年が86%で2021年が87%、そして2020年が89%となっています。このレベルの得点率を獲得するためには、基礎知識の完全習得やケアレスミスの解消を行う必要があります。日頃からの学習の積み上げや問題演習の積み重ねがポイントとなってくるでしょう。地道な取り組みになりますが、辛抱強く向き合っていきましょう。 山梨大学医学部の共通テストボーダーについてはこちらを参考にしてください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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