更新日 2024.9.12

【広島大学附属中学校】広島県内での順位や偏差値を紹介します。

県立広島大学の向かい側に位置する広島大学附属中学校は、全国でもあまり類のない公立中高一貫校です。

全国の有名国公立大学をはじめ、難関私立大学まで高い進学率を誇り、毎年多くの大学合格者を輩出する、県内トップを争う進学校。

主に、科学分野に力を入れており、スーパーサイエンスハイスクールの常連校としても知られています。

広島大学附属中学校について

広島大学附属中学校・高等学校の基本情報

沿革

  • 1905(明治38)年 広島高等師範学校附属中学校設置認可。
  • 1949(昭和24)年 広島大学・広島高等師範学校附属中学校・同高等学校に改称。
  • 1952(昭和27)年 広島大学教育学部附属東千田中学校・同高等学校に改称。
  • 1955(昭和30)年 広島大学教育学部附属中学校・同高等学校に改称。
  • 1978(昭和53)年 広島大学附属中学校・同高等学校に改称。

教育方針

  • 1.国家社会の優位な形成者に必要な資質を啓培、平和的・民主的・文化的人間を育成する・個人的資質を最大限に伸長する

  • 2.本校の伝統的教育精神である全人教育を基盤にし、知育・美育・体育の調和を図って、個人的、社会的特性の向上に努める。

として、中等教育の研究校の使命、大学生の教育実習校としての使命を持ち、熱心な教育に励んでいます。

【教訓】中学校の場合
  • 真剣な学習
  • 信愛の精神
  • 強健な身体

…基礎・基本の学力と学ぶ意欲の形成を重視し、広島大学附属校だからこその質の高い授業を展開しています。

教科学習・学校行事の中での、さまざまな体験を重視して学びを追及し続けています。

広島大学附属中学校の基本情報

創立 1905年 (明治38年)
所在地 〒734-0005 広島県広島市南区翠1丁目1-1
生徒数 379名

広島大学附属中学校のスーパーサイエンス事業

学校設定教科「SAGAs(探す)」=Sagacity((賢明な判断が下す)洞察力,深い知性,先見の明)

科学的(Scientific),高度かつ専門的(Academic),国際的(Global),主体的・自律的(Autonomous)な素養を備え、社会に開かれた科学技術(未来社会の創造に向けた科学技術イノベーション)を先導する人材の基盤的能力を育てる目的で設立されました。

中でも、「科学的な知の体系」の習得と,国際的視野や高度な倫理観の涵養を通して,「持続可能な社会」を先導する人材の育成を図る教育に重きを置いており、文部科学省によって定められた「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に平成15年度から指定を受け、平成30年度から令和4年度まで第4期目の指定を受けています。

スーパーサイエンスハイスクールについて詳しく知りたい方は下記のサイトをご参照ください。

広島大学附属中学校でのユネスコ・スクールについて

ユネスコ・スクール(ASPnet:Associated Schools Project Network)…ユネスコの理念を普及・実現することを目的に、以下の目標達成に向けて世界中の小中高校・一部大学で形成されたネットワークです。

世界中の学校と生徒間・教師間で交流し,情報や体験を分かち合う。

地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発,発展を目指す。

本校では、高校生のクラブ活動としてユネスコ班が中心となって様々なボランティア活動に励んでおり、世界寺子屋運動のための街頭募金活動やアフリカに靴を送る活動などを積極的に行っています。

ユネスコ・スクールについて詳しく知りたい方は こちらをご参照ください。

全人教育を基盤とし、知育・美育・体育の調和をモットーに、ひとりひとりの能力を豊かにしていくことを目指している共学校。

多分野で活躍できる多様的な力を身につけるために、様々な行事や取り組みをしています。

広島大学附属中学・高等学校の学費は?

学費については公立中学校のため、入学料・授業料ともに無償となっています。

また、奨学金・特待生制度も特に設けられていません。

広島大学附属中学校・高等学校の評判・口コミ

進学実績に関する評判・口コミ

進学等の評判・口コミについては、以下のコメントが目立ちました。

東京大学や京都大学、阪大などの名門校を目指す学生が多く、
東大や京大に10~20人の合格者を排出しています。

その他にも、大阪大学や神戸大学、名古屋大学などの地方の国立大、
早稲田大学や慶応義塾大学、上智大学、明治大学、同志社大学、立命館大学、
関西大学などの難関有名私立大にも毎年のように進学しているようです。

中学卒業時に卒業テストがあり、ほぼ全員がエスカレーター式で附属高校へ進学します。

勉学中心の過ごし方をしていて、上位の学校を目指す傾向があります。

中高一貫なので高校受験をしない分、大学受験に向けてみんな努力していました。

コメントにもありますが、やはり高校受験がない点が名門校への大学進学率にも影響しているようですね。

高校受験をしてから高校に入学する生徒と比べると、少なくとも一年は受験勉強の余裕があるので、熱心に大学受験に打ち込む生徒が多くいます。

学校環境や校則についての評判・口コミ

学校生活の評判・口コミについては、以下のコメントが目立ちました。

生徒の自主性を重んじ、生徒によって構成されている学校という印象が強いです。

簡素的な校則で、制服もないため各自風紀の乱れない範囲のものを使用しています。自由度はかなり高く、個々人を尊重し自主を大切にしてくれています。

分からないところがあれば、先生が分かるまでトコトン教えてくれます。

やはり高偏差値の学校であるだけに、比較的自由な校風で生徒ひとりひとりの個性を尊重しています。

勉強をするにもその生徒次第のため、自主的な学習が重要になってきますが、やる気のある生徒が多いため、周りに刺激されてモチベーションを保てているようです。

広島大学附属高等学校の卒業生の進路は?

2023年度の卒業生の進学実績

公立大学への進学実績

東京大学 9(7)
京都大学 10(7)
大阪大学 18(14)
北海道大学 4(4)
神戸大学 13(11)
広島大学 34(28)
九州大学 10(9)
東京工業大学 1(1)
医学部医学科 26(17)

※合格者数 ( )は現役内数

2022年度 私立大学への進学実績

早稲田大学 14(11)
慶応義塾大学 8(7)
上智大学 0(0)
明治大学 8(6)
同志社大学 37(24)
立命館大学 76(52)
関西大学 12(11)

広島大学附属中学校・高等学校の難易度

広島大学附属中学校・高等学校の偏差値

偏差値はWebサイトによってまちまちですが、おおよそ60~69の範囲内のようです。

県内ではトップクラスの高偏差値を誇っています。

特に近年は大学附属校の人気が上がっているため、もともと人気がある上に人気がまた重なり、大注目の学校となっています。

倍率

附属中学校の倍率は約5.0倍

高等学校はこれほど高くはなりませんが、毎年のように高水準の倍率が續いています。

広島大学附属中学校の入試情報

  日程 募集人数 時間 出願方法
令和3年1月25日(月) 60名 8:20(入室)~12:40 *1 *2
令和3年1月25日(月) 60名 8:20(入室)~12:40 *1 *2

*細かなタイムテーブル
時間 科目 配点
8:20~8:50 入室 -
9:00~9:10 諸連絡 -
9:20~10:10 国語 100点
10:35~11:25 算数 100点
11:50~12:40 社会・理科 各60点
  • 各教科50分の審査、科目数は4教科
    • 出願方法について
    • 次の出願書類を所定の封筒に入れ、書留(扱)で郵送してください
    • 入学願書(切り離さないこと)
    • 調査書(小学校長が作成し厳封したもの)
    • 志望理由書
    • 受検票返送用封筒(表に住所,志願者名を書き、244円分の切手を貼付したもの)

    広島大学附属中学校に合格のためのおすすめ塾

    まとめ

    広島大学附属中学校について多岐にわたってご紹介させていただきました。

    県内トップクラスの公立中高一貫校として、勉学だけでなく、生徒の生きていく上で大切な多様な能力を身につけるために様々な取り組みを実施しています。

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    【初心者でもわかる】この記事のまとめ

    「広島大学附属中学校」に関してよくある質問を集めました。

    広島大学附属中学校とは?

    広島大学附属中学校は、1905年に創設した広島県広島市にある公立の中高一貫校です。「真剣な学習」「親愛の精神」「強健な身体」を教訓に掲げ、スーパーサイエンスハイスクールに指定を受けるなど、実力・偏差値共に広島県内トップを誇る学校です。

    広島大学附属中学校の学費は?

    広島大学附属中学校の学費は、学費については公立中学校の為、入学料・授業料共に無償になっています。また、奨学金・特待生制度も設けられていません。

    広島大学附属中学校の偏差値は?

    広島大学附属中学校の偏差値は、サイトによってまちまちですが、おおよそ60~69の範囲内のようです。県内ではトップクラスの甲偏差値を誇っています。附属中学校の倍率は約5.0倍で、高等学校はこれほど高くはありませんが、毎年のように高水準を維持しています。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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