「友だちが指定校推薦を考えているみたいなんだけど、指定校推薦ってどんな制度なの」「指定校推薦を考えているんだけど、今の成績だと足りないのかな。
成績の目安が分からない」「英検とか資格や検定は約に立つのかな」と思われている方は多いのではないでしょうか。
一般入試をせず指定校推薦で大学を決める学生も増えつつあります。
今回は「指定校推薦」について、また指定校推薦の評定の計算の出し方、そしてその指定校推薦を取るためにはどのような学校生活を送ればいいのかを紹介します。
■まとめ
指定校推薦とは推薦入学の方法のひとつで、大学・短大・専門学校側が指定した高校に推薦枠を与え、その指定された高校は進学を希望する生徒に対して選考を行い、そして大学が選考された生徒に対して面接などを行い合否を決める試験制度です。
全ての高校に全ての大学の推薦枠があるわけではないので、どの大学・短大・専門学校の推薦枠があるのかは、自分が通っている学校に聞く必要があります。
指定校推薦を実施している大学は私立大学が多くて、国立大学ではほとんど行われていません。
また一般入試と比べて受験日程が変わってきます。
| 6月 | 7月 | 9~10月 | 11月 | 11~12月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大学の募集要項が発表 | 期末テスト(評定平均が確定) | 校内選考 | 出願 | 選考 | 合格発表入学手続き |
校内選考の選考方法、基準は高校によって異なり、非公開となっています。
しかし高校1年生からの3年間の成績(評定)が選考において重要となってきます。
出願資格となる評定平均は、高校1年生から3年生の1学期までに履修した科目の評定(5段階評価の成績)の合計を、科目数で割って算出されます。
評定平均なので定期テストの点数だけでなく、課題の提出状況だったり授業への取り組み姿勢も考慮されます。
定期テストが重要であることには間違いないのですが、「テストさえしっかりできてればいい」ということではなく、授業態度も関係してくるので注意しましょう。
具体的にどのくらい必要になってくるのかというと、早稲田、慶応のような私立トップレベルの大学だと4.0以上が必要となってきます。
しかし要な評定は学校によって異なるため、調べておく必要があります。
3.0~3.5、またはそれ以下の場合もあります。
✓指定校推薦における校内選考の基準と方法は非公開
✓評定平均が大きく関わっている
✓高レベルの学校を目指すのであれば高い評定が必要
指定校推薦をこれから考える学生、または少しでも興味がある学生は、指定校推薦のメリット・デメリットを知っておく必要があります。
まずは指定校推薦のメリットを説明します。
これは先程の受験日程でも示したように一般入試に比べ早く終わります。
11月から12月にかけて受験し年内には合否が決まります。
一般入試だと私立大学を目指す学生の場合、1月中旬から試験が始まり、日程さえ被らなければいくつも受験はできますので、2月頃まで続くでしょう。
国立大学を目指す学生の場合2月下旬に試験、合格発表3月上旬です、後期試験を受けるとなるともう数週間後に決まります。
これらに比べると指定校推薦はかなり早いです。
指定校推薦の場合出願すれば、高い確率で合格が決まるというメリットがあります。
指定校推薦は大学・短大・専門学校側がその高校を信頼して推薦枠を出しているからです。
逆に高校も自分たちの学校の代表としての学生を選抜して大学に推薦していると言えます。
一般入試では入るのが難しい学校も指定校推薦で合格できる可能性は高いです。
高校に推薦枠があり、校内選考に通ればその学校に入学できます。
今までは、メリットを説明しました。
では今度はデメリットを説明します。
指定校推薦は私立大学を中心としているので、国立大学を志望していたら選択できません。
また学部・学科によっても推薦枠がない可能性もでてきます。
自分の志望する学部・学科に推薦枠がなければどうしようもありません。
メリットで述べた早く受験が終わるというのは逆に言えばデメリットになることもあります。
早く終わればもう勉強はしなくなってしまうからです。
なので一般入試を経験する学生に比べて学力に差が出てきてしまいます。
また指定校推薦で自分の実力以上の大学に入れた場合、周りのレベルが高いので大学入学までに準備学習する必要があります。
先程メリットで高い合格率とお伝えして、そこで大学・短大・専門学校側と高校側の信頼関係という話をしました。
もしも入学後に中退してしまうと、この信頼関係が失われる可能性があります。
失われてしまうと次の年から推薦枠が与えられなくなり母校の後輩たちに迷惑がかかります。
高校の代表として入学しているので、中退はできません。
もちろん合格したのに別の大学に変えることもできません。
✓メリットは合格率が高く、受験が早く終わる
✓デメリットは選択肢が狭く、中退ができない
✓メリット・デメリットあるため、よく考えてから決めること
評定とはそれぞれの科目における成績を数値化したものです。
数値化することで学生が学校生活をどのように送ってきたのか他の学生と比較しやすくなります。
評定平均とは2期制を導入している学校であれば高校1年生から高校3年生の1学期までの成績の平均で、高校生活を評価する際の指標になります。
全教科の平均となりますので、バランスよく成績をとれている方が評定平均は高くなります。
評定平均の計算の仕方は高校1年生から高校3年生1学期までに履修した全科目の評定(5段階評価)を平均すると出せます。
学校によっては5段階評価ではなく10段階、もしくはもっと大きな数で評価をしている場合もありますが、その場合でも指定校推薦の評定平均を出す場合は、5段階評定に換算します。
成績の合計数により割り切れないときには、小数点以下第2位で四捨五入するのがルールです。
ここまで評定平均について、またその計算方法を説明しました。
ではこの評定を上げていくためにはどうすればよいのかを説明していきます。
定期テストの結果は、評定平均に直接大きな影響を与えるため、高校1年生の段階からしっかりと取り組む必要があります。
定期テストは範囲が決まっているので、対策をしっかりとすればいい点数をとることができます。
先生によっても問題の傾向が変わってくるので、テストの分析も必要となってきます。
日々の授業態度も評定には影響を与えます。
「小テストもしっかり取り組む」「提出物を期限内に出す」「先生のところへ行って質問をして頻繫にコミュニケーションをとる」「授業中は寝ずに集中して取り組む」当たり前のことではありますが、所々で自分の熱意を示すことが大事になってきます。
評定平均の対象となるのは全教科ですので、国語や数学だけでなく、体育や美術なども含まれます。
これらの教科は主要の科目に比べると軽視されてしまいがちですが、評定平均に関わってくるので軽視してはいけません。
得意不得意や好き嫌いで評定が決まると勘違いする学生がいますが、寧ろこれらの科目は評定平均を上げるための対策となり得ます。
実技だけで決まるわけではなく、筆記テストもあります。
この筆記テストで高得点を取れば、高い評定を取ることができます。
副教科は主要科目に比べると、テストの範囲が狭いので比較的評定を上げやすいです。
✓評定を上げるには定期テストの点数を上げる
✓提出物など授業に対する取り組みも大事
✓体育などの副教科も真剣に取り組む
仮に、ある大学の推薦枠が1枠あり、2人の学生が志望したとします。
この2人の評定平均が同じだった場合どちらが校内選抜を通るのでしょうか。
もちろん基準や選考方法は非公開なので確かなことは言えませんが、評定以外の課外活動も関わってきます。
どのようなものが関わってくるのか説明していきます。
学校での部活動や生徒会活動も校内選抜には関わってきます。
例えば「部活動でインターハイ出場しました」「生徒会長になりました」といったような実績はとても大きな力になります。
しかし、これらは簡単に誰にでもできることではないです。
「じゃあ何か実績が残せなければ意味がないのか」ということでもありません。
部活において自分にしかできないポジションを確立して部を先導することや生徒会活動で学校をよくするために、積極的に行動する。
といったような個性を出すことができれば十分です。
英検などの検定を持っていれば、そこも強みになってきます。
「この資格は有利」とか「この検定の○○級以上なら有利」といったことはないですが、資格や検定に挑戦していく姿勢が大事になってきます。
基準や方法は分からないですが、決めるのは高校の先生です。
つまりは人です。感情があります。
そんな高校の先生とあなたが頻繁に揉めていて関係が良くなかったら、その先生はあなたを大学に推薦したいと思うでしょうか。
少なからず悪い印象よりも良い印象を持たれていた方が有利ではあります。
媚びを売ればいいとかいう話ではなく、適度な距離感でコミュニケーションをとって自分をだしていけばいいのです。
それを担任の先生だけでなく、他の先生にもすればよりよいと思います。
高校の先生全員とは無理かもしれませんが、できる限り多くの先生といい関係を築いておくことが最終的な結果を左右する判断要素になってくるかもしれません。
以上説明したこれらと評定を合わせて校内で選抜されます。
いくらテストの点数が高くて評定がよくても、部活をさぼりがちであるような、校内活動に真剣に取り組んでいないと先生の中の評価も下がってしまいます。
✓校内選考は評定以外の課外活動なども関わってくる
✓部活動や委員会活動、その他資格、検定に積極的にチャレンジする
✓最終的に決定するのは先生なので、先生とも良い関係を築く
校内選考を通過したら次に大学独自の試験を受けます。
試験内容は各大学によって異なりますが、面接と小論文が課される場合が多いです。
指定校推薦は合格率が高い特徴がありますが、もしもの場合に備えて面接、小論文の最低限の対策をした方がよいです。
指定校推薦の場合、総合選抜型(AO入試)などでみられる志望理由書を課す大学は少ないです。
しかし、申込書などで志望動機や自己推薦書を記載することがあります。
大学のホームページや大学の案内書などを読み、「なぜその大学に行きたいのか」「その大学で何を学んで、何をしたいのか」を書くことが必要です。
志望した大学の特色を踏まえておきましょう。
指定校推薦の面接では、コミュニケーションがとれるか、人間として問題ないかなど、常識を持った生徒であるかどうかを判断されます。
面接官の話をしっかりと聞き、的確に質問に答えるのはもちろん、入退出時のドアの開け閉めや挨拶、座った時の姿勢などのマナーも判断要素となってきます。
指定校推薦の面接であっても、全くコミュニケーションがとれなかったり、質問に対してあまりにも的外れな回答をしてしまうと不合格になる可能性はあります。
ですので、高校の先生と最低限の対策は取っておきましょう。
面接と同じく多くの大学で課されるのが小論文です。
小論文とはあるテーマについて自分の考えや主張を論理的に説明することです。
時間がないからとりあえず書き始めるという人はよくいますが、それは逆に時間がかかってしまいます。
小論文において大事なことは、まずは問題の趣旨を把握して何を書けばいいのかを読み取ることです。
そして読みやすい文章で自分の考え、主張を明確にすることです。
文章を構成する上で「序論、本論、結論」を基本の型として小論文を書く練習をする必要があります。
小論文を初めて書く人に多いミスとしては自分の考えや主張が無かったり、難しい言葉を使おうとしすぎてよく分からない文章になってしまうことです。
その文章を読んで客観的にどう感じるかを考えることが必要です。
本番で焦らないように対策を取っておきましょう。
✓大学の特色をおさえて志望した理由を説明できるように
✓面接はマナーもきちんと
✓小論文は練習をしてコツをつかもう
評定を上げるためには定期テストの点数を上げることが絶対に必要です。
ひとりで成績を上げれる自信がない学生もいると思います。
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| 授業料 | 冬期講習の料金を確認する⇒ |
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| 学年 | コース内容 |
|---|---|
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| 個別指導コース | |
| 中学生 詳しいコース内容はこちら⇒/a> |
難関私立高校受験対策 |
| 定期テスト・内申点対策 | |
| 個別指導コース | |
| 高校生 詳しいコース内容はこちら⇒/a> |
一般入試/定期テスト対策 |
| 総合選抜型・推薦入試対策 | |
| 個別指導コース |
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| 学校名 | 合格者数 |
|---|---|
| 国公立大学 | 629名 |
| 医学部医学科 | 33名 |
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| 対象学年 | 高校生 |
|---|---|
| 授業形態 | 集団指導 |
| 対応している入試形態 | 総合選抜型・AO推薦入試・一般入試 |
| 校舎 | 渋谷本校・新宿代々木校・三田校・池袋校・町田校・吉祥寺校・下北沢校・ 目黒校・自由が丘校・上野校・御茶ノ水・秋葉原校・新小岩校・柏校(千葉)・ 横浜校(神奈川)・青葉台校(神奈川)・藤沢校・仙台校(宮城)・大阪中津校(大阪)・京都四条校(京都)・西宮北口校(兵庫)・姫路校(兵庫)・名古屋校(愛知)・ 福岡天神校(福岡)・沖縄校・オンライン校 |
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|---|---|
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