慶応義塾大学は、日本国内でもトップクラスの学力を誇る私立大学として有名です。
全学部の偏差値が65以上で並みの勉強量では到達できないレベルなので、慶応義塾大学で学習できることは大きな財産となるでしょう。
今回はそんな慶応義塾大学経済学部についてご紹介します。
経済学部は8つある文系学部の中の1つの学部で毎年多くの学生が受験しています。
この記事では、経済学部の入試情報や特徴、偏差値・倍率・合格最低点についてもご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
■まとめ
慶応義塾大学経済学部は1890年から福沢諭吉の手によって作られた数少ない学部です。
ここでは、経済学部について詳細な学費やキャンパス情報についてご紹介します。
慶応義塾大学経済学部は、1・2年生と3・4年生でキャンパスが異なり、移動があるということを覚えておきましょう。
経済学部(1・2年)のキャンパス | |
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キャンパス名 | 日吉キャンパス |
住所 | 〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1 |
交通アクセス | 日吉駅徒歩1分 |
経済学部(3・4年)のキャンパス | |
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キャンパス名 | 三田キャンパス |
住所 | 〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 |
交通アクセス | ・田町駅徒歩8分・田駅徒歩7分・赤羽橋駅徒歩8分 |
ここでは、文系学部の学費をすべてご紹介します。
経済学部 | 文学部 | 法学部 | 商学部 | 総合政策学部 | 環境情報学部 | |
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初年度費用 | 1,348,350円 | 1,343,350円 | 1,353,350円 | 1,349,850円 | 1,591,350円 | 1,591,350円 |
授業料 | 880,000円 | 880,000円 | 880,000円 | 880,000円 | 1,040,000円 | 1,040,000円 |
慶応義塾大学経済学部1・2年生は、外国語科目・総合教育科目を通して幅広い知識を身につけていきます。
また、経済学への学びの入口として2つの履修タイプから選択し基礎的な学習を進めていきます。
3年生になると経済学の専門分野を学んでいきます。
経済理論をはじめとした10の専門分野について学習することが可能で、ゼミナールや研究プロジェクトなどを通して、自分の考えを発表していきます。
ここでは、経済学部の主な就職先についてご紹介します。
経済学部の生徒は、大手企業への就職先に毎年多くの学生が就職しており、大手大企業にて学習してきたことを発揮することができます。
企業名 |
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みずほ銀行 |
三菱UFJ銀行 |
三井住友銀行 |
EY新日本有限責任監査法人 |
有限責任あずさ監査法人 |
PwCコンサルティング合同会社 |
有限責任監査法人トーマツ |
三井住友信託銀行 |
アクセンチュア |
日本アイ・ビー・エム |
✓3年からキャンパスが移動
✓文系学部の中では学費は低い
✓大手企業に就職している学生が多い
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慶応義塾大学経済学部の入試形式にはA方式とB方式の2種類の方式があり、試験科目は以下の表のようになっています。
方式名 | 試験科目 |
---|---|
A方式 | 英語・数学・小論文 |
B方式 | 英語・社会・小論文 |
A方式では、社会の代わりに数学が試験科目となっており、高等学校で文系科目を選考してきた人にとっては悩ましい部分です。
数学の配点は全体の4割弱のため、無視することはできません。
数学の試験範囲は数Ⅲの内容を理解していないと解きづらい問題が頻繁に出題されるため文系の人は難易度が上がり、理系の人は若干有利になります。
また、試験科目に数学が入ることで理系学部の併願校として選択されることが多く、文系・理系両方の人が受験するため受験者数も増えます。
経済学を理解するには、統計学の考え方などが必要になります。
そして統計学は、数学理論がないと理解できないため数学の知識が必要になるのです。
また、経済学は、金利などが複雑に絡む学問です。
社会の財政や金融事情に関することを学ぶ上では、計算が確実にあるため数学力が必要不可欠です。
経済学は経済という大きなテーマを扱う学問です。
どのように経済を回し、運営していくのかなど深い部分まで考えるには数学的思考が欠かせないため試験科目にも課せられています。
慶応義塾大学経済学部には、PEARL入試というPEARLプログラムを受講したい学生のための入試制度があります。
PEARLプログラムでは全カリキュラムが英語で行われ、将来的にグローバルリーダーを育成することを目指しています。
PEARL入試では、英語での出願と一次試験のみで合格判定が行われます。
英語資格試験の結果の提出も義務付けられているため注意しましょう。
✓試験方式はA方式とB方式の2種類
✓A方式は、理系学部に若干有利
✓全てのカリキュラムが英語で行われる特別クラスがある
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ここでは、慶応義塾大学文系学部の偏差値についてご紹介します。
学部名 | 学科名 | 試験方式 | 偏差値 |
---|---|---|---|
環境情報学部 | 環境情報学科 | ー | 72.5 |
総合政策学部 | 総合政策学科 | ー | 72.5 |
経済学部 | 経済学科 | A方式 | 67.5 |
経済学部 | 経済学科 | B方式 | 67.5 |
法学部 | 法律学科 | ー | 67.5 |
法学部 | 政治学科 | ー | 67.5 |
商学部 | 商学科 | A方式 | 67.5 |
商学部 | 商学科 | B方式 | 65.0 |
文学部 | 人文社会学科 | ー | 65.0 |
ここでは、経済学部の倍率と合格最低点についてご紹介します。
年度によって多少異なりますが、倍率は低くても3倍以上であると言えるでしょう。
年度 | 試験方式 | 倍率 | 最低合格点 |
---|---|---|---|
2022年度 | A方式 | 3.1 | 209/420点 |
B方式 | 4.1 | 239/420点 | |
2021年度 | A方式 | 3.1 | 231/420点 |
B方式 | 3.8 | 262/420点 | |
2020年度 | A方式 | 3.8 | 234/420点 |
B方式 | 4.4 | 240/420点 |
✓全学部偏差値は65.0以上
✓環境情報学部と総合政策学部の偏差値が特に高い
✓経済学部の倍率は3.1倍以上
経済学部の入試科目には英語、数学、社会、小論文の4種類があります。
ここでは、それぞれの入試科目についてご紹介します。
英語は、A方式、B方式共に課せられており、配点は200点と一番高いです。
総合的な英語力を試されるため長文読解問題や和文英訳問題の対策をしっかりとしておきましょう。
また、英作文問題も出題されることがあるため十分に時間をかけて対策をしましょう。
解答はマークシート方式と記述方式になっています。
試験時間は100分ですが長文読解問題で時間を取られないように素早く問題を読み解答できるようにしましょう。
数学は、A方式にのみ課せられています。
配点は150点で、微分積分や指数対数、関数やベクトルなどが出題される傾向になります。
経済学部の数学入試は基礎問題が出題されやすい傾向にあるため確実に基礎レベルの問題は解けるようにしましょう。
解答はマークシート方式と記述方式の2種類で試験時間は80分となっています。
社会に関しては、世界史の分野が出題されます。
特徴的なのは全問記述式となっていることです。
誤字脱字などがないようによく確認しましょう。
大半の設問が標準レベルの難易度となっているため確実に答えれるように基礎的な知識を入念に学習しましょう。
解答時間は60分で他の入試科目に比べて少ないため時間をかけすぎないように注意しましょう。
小論文は、A方式とB方式の両方に課せられており理解力、分析力、構想力、表現力などが評価されます。
小論文に関しては、他の入試科目よりも配点が低く70点となっていますが小論文の例題などを解く練習をして自分の意見を論理的に伝えれるようにしましょう。
また、小論文は学校の先生や塾の講師などに評価をしてもらい得点を上げれるようにがんばりましょう。
PEARL入試は、SATやACT、TOEFLのスコアなど英語資格試験の結果の提出と英語にて自己紹介文と志望理由書を書いて提出しなければなりません。
基礎的な英語力に加えて、自分の伝えたいことを英語に翻訳しなければならないため何度も見直しましょう。
✓4種類の試験科目
✓英語は配点が高く重要視される科目
✓難易度は標準レベルの科目が多い
ここでは慶應義塾大学経済学部の受験対策におすすめの塾として、大学受験予備校のトライとオンライン数学克服塾MeTaの2つを紹介します。
大学受験予備校のトライの基本情報 | |
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対象学年 | 大学受験生(新高3生、高卒生) |
地域 | 全国各地(北海道から九州まで) |
指導形式 | 完全個別マンツーマン授業 |
大学受験予備校のトライでは、一人ひとりが最短ルートで志望校合格を目指せるように、オーダーメイドカリキュラムを作成しています。
完全個別のため、一人ひとりが合格に本当に必要な学習を把握することができ、その学習計画をもとに受験勉強を進めることができます。
大学受験予備校のトライは、カリキュラムを作成するだけでなく、学習管理や受験の悩みにも寄り添ってくれます。
例えば、毎週難関大生コーチの週次コーチングがあり、そこでは1週間の進捗や成長を一緒に振り返り学習計画を練り直したり、受験相談に乗ってくれたりします。
また、いつでも気軽にわからない問題を質問できるチャットサポートもあります。
✔大学受験予備校のトライは完全個別マンツーマン授業
✔オーダーメイドカリキュラムの作成あり
✔サポートも充実している
ここでは、オンライン数学克服塾MeTaについてご紹介します。
オンライン数学克服塾MeTa | |
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対象学年 | 高校生 |
高校生 | 個別指導(1対1)集団指導(少人数制) |
対象地域 | 全国各地 |
オンライン数学克服塾MeTaは勉強のしやすさが特徴といえるでしょう。
オンライン授業によりマンツーマンで指導をしてくれます。
数学に特化した問答法授業をすることにより生徒が解き方を理解できているか確認することができます。
生徒の苦手を生まないようにしており、数学に対しての意識を変えていきます。
また、マンツーマン指導法とは別に週2回の演習授業を受けることができます。
少人数制で進む演習授業では質問し放題の時間を設けています。
他の生徒のつまづいているポイントや問題や単元のポイントなどを聞くことで新しい発見を得られます。
授業の難易度が高くついていけず数学が苦手で勉強をすること自体が嫌になっていましたが、MeTaの授業は初歩的なことが分からない自分でも分かるまで丁寧に教えてくれたので久しぶりに数学が楽しく思えました!
対面授業と変わらないクオリティに驚きました!逆に夜遅くでも自宅から受けられるので学校生活で忙しい今では大変便利でありがたい存在です。
高校入学後のコロナ休校によって数学に苦手意識が芽生えていましたが、数学塾MeTaの講師の方に分かるまで根気強く教えていただきました。
オンライン授業の評価が高く、数学に対しての意識の変化を感じている生徒が多いようです。
数学が苦手な生徒が受講していることが多く、苦手克服を目標にして指導を受けることが可能です。
✓オンライン授業によりいつでもどこでも受講可能
✓数学に対する意識が変わる
✓数学が苦手な生徒が多く受講している
慶応義塾大学経済学部は、文系学部の中でも高い偏差値を持っています。
経済学部は入学することは難しいですが入ることができれば大手企業に就職しやすくなります。
入試方式は2種類あり、入試方式によっては理系に若干有利な場合もあります。
理系の学生は併願校としても経済学部を選択していることが多く必然的に倍率は高くなります。
また、経済学部には英語に特化した独自のクラスがあります。
全カリキュラムが英語で行われ、将来的に世界で活躍する人材の育成をしています。
慶応義塾大学経済学部は、日本のみならず世界にも視野を広げています。
「慶應義塾大学 経済学部」に関してよくある質問を集めました。
慶応義塾大学経済学部の就職先は、みずほ銀行や三菱UFJ銀行を始めとした大手銀行や大手企業に就職している実績を毎年残しています。経済に関する学問領域を取り扱っているため数字に強く、特に大手銀行に就職している人が多いため将来銀行員を目指している人におすすめです。
慶応義塾大学経済学部の入試は、難しいといえます。多くの優秀な学生が受験しており、その中で良い成績を収めなければなりません。文系学部ですが数学が試験科目に課せられているなど理系学生に若干有利な試験方式もあるため、自分の得意な部分を把握し自分の土俵で戦うように心がけましょう。