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高校の試験や入試では、長文読解および和訳問題への対策が必要です。
どの程度英語の構造を理解できるかで、正答率もまた変わります。
また、長文を読んでいる際に、単語の意味が分かっているのに上手く直訳できないケースもあるでしょう。
このようなケースでは、重要構文が隠れているかもしれません。
単純な単語の暗記練習だけをしても、長文は完璧に理解できないと思った方が賢明です。
重要構文を中心とした、文法の練習を欠かさず積む必要があります。
ここでは、重要構文のなかでも入試に狙われやすい部分を紹介します。
これらを押さえれば、長文のストーリーも間違えずに把握できます。
試験本番で出されても問題なく解けるように、基本的な使い方を覚えてください。
■まとめ
重要構文とは、ここを押さえないと文章が読めなくなってしまったり、内容が理解できなくなったりする部分を指します。
英語に慣れていない方は、まず文章を直訳したくなるでしょう。
しかし、単純に直訳しただけでは意味が通じない英文も数多く存在します。
重要構文は、通常であれば英語の授業では終盤に習います。
一方で、入試においては狙われやすいポイントのひとつです。
さらに英語で点数を上げるためには、勉強に必要不可欠な内容といえます。
基本的な重要構文のパターンから見ていきましょう。
重要構文の使い方は、大きく分けて4つです。
初めて勉強する際には、何を指しているかが分からないと感じる方もいるでしょう。
これらの意味をしっかりと押さえたうえで、実際の英語ではどのように使われるかを理解しなければなりません。
また、各重要構文はさらに細かな種類があります。
しっかりと種類ごとに覚えていき、英語の構造を把握することが大切です。
曖昧な状態で勉強すると、正しい訳に直せなくなってしまいます。
重要構文を押さえるか否かが、英語学習の成長につながります。
まずは、無生物主語構文について紹介します。
2つの例文を確認しましょう。
そもそも、無生物主語構文とは、主語が「生物以外」で目的語が「人」になっている文章のことです。
この定義を踏まえて、それぞれの文章を見てください。
まずは、「①What made her so mad?」についてです。
疑問文として、文頭にはWhat(何が)が置かれています。
その後に「〜させた」の意味を持つmadeが置かれ、目的語に使われているのはherです。
ちなみに、madは「怒り狂った」という意味です。
この文章を直訳すれば、「何が彼女をそれほど怒り狂わせたのか」となるでしょう。
しかし、日本語としてはあまり美しい形ではありません。
そこで、無生物主語構文では目的語の「人」を「〜は」と訳します。
つまり、今回の文章であれば「彼女はなぜそれほど怒ったの」と直す方が自然です。
herと書かれていると「彼女を」と訳したくなりますが、無生物主語構文で「彼女は」にするパターンもあるため注意しましょう。
2つ目の「His pride didn’t allow him to ask someone for help.」も同じように考えます。
この文章を直訳すれば、「彼のプライドは他の人に助けを求めることを許可しなかった」となります。
しかし、日本語として不自然な形となってしまい、意味が正確に伝わりづらくなるでしょう。
こちらも①の文章と同様に、目的語のhimを主語の形にして訳します。
さらに無生物主語のHis prideについては、接続詞の用法で日本語に直してください。
すると、「彼は自分のプライドのため誰かに助けを求めることができなかった」となります。
このあたりは、人それぞれのニュアンスで訳し方も細かく違います。
ひとまずは、目的語を「〜は」の形に直すことを押さえましょう。
CHECK
2つ目の重要構文は強調構文です。
同じく例文を見てください。
例)Mr. Green taught us English on Fridays when we were in high school.
ただし、上の文章がそのまま強調構文を指しているわけではありません。
強調構文は、あくまで「It is X that〜」の形です。
このように直すことで、文章が「〜なのはXだ」と訳せます。
1番強調したい部分を、It isの直後に持ってくると覚えてください。
「Mr. Green taught us English on Fridays when we were in high school.」の文章を強調構文に直してみましょう。
こちらを「It is X that〜」の形に変えるだけです。
すると、「It is Mr. Green that taught us English on Fridays when we were in high school.」となります。
日本語に訳すと、「高校の頃、金曜日に私たちに英語を教えてくれたのはグリーン先生だ」です。
グリーン先生を最も強調したいため、It isとthatの間に Mr. Greenを置きます。
強調構文は、名詞のみならず句・節・語を強調したいときにも使われます。
先程の例文である「Mr. Green taught us English on Fridays when we were in high school.」から説明しましょう。
句であるon FridayをIt isの後ろに置きます。
すると、「It is on Friday that Mr. Green taught us English when we were in high school.(高校生の頃、グリーン先生が私たちに英語を教えてくれたのは金曜日だ)」となるはずです。
他にも、節(when we were in high school)をIt isの後ろに持ってくる方法もあります。
「It is when we were in high school that Mr. Green taught us English on Fridays(グリーン先生が金曜日に私たちに英語を教えてくれたのは高校の頃だ)」がその例です。
強調構文には、重要なポイントが大きく分けて4つあります。
1つ目は「It is X that〜」の形を取ることです。
2つ目としては、句・節・語のいずれも強調できる点が挙げられます。
3つ目は、強調するものが人や人以外のときの置き換えです。
以上の単語も使えます。
最後のポイントは、形式主語と強調構文の見分け方です。
例えば、「It is said that he is kind.」の場合です。
この文章を一見すると、形式構文か強調構文かで迷ってしまうでしょう。
見極め方は、thatの後ろの単語です。
不完全文であれば強調構文、完全文は形式主語となります。
加えて、Xの部分が句や節になると強調構文です。
CHECK
続いて、倒置の構文を確認しましょう。
最難関大学やMARCHでも狙われやすいため、パターンを押さえてください。
ここでも、例文を出して解説します。
この2つの文章を見ていきます。
まず、倒置は大きく分けると2パターンがあります。
強制倒置と任意倒置です。
強制倒置は、動詞や主語の前に否定語や準否定語が出てきたときに使われます。
このパターンの特徴は、倒置を疑問文の形で表すことです。
2つ目の任意倒置は、文型ごとに決まっているパターンを指しています。
「S+V+C(第2文型)」や「S+V+O+C(第5文型)」などの形は押さえておきましょう。
ここで、例文に当てはめて倒置のパターンを紹介します。
まず、「①Little did I dream of being elected captain.」についてです。
こちらの文章では、「全く〜ない」の意味を指すlittleが文頭に置かれています。
つまり、否定語や準否定語が前に出てきているパターンです。
倒置を疑問文の形で表すため、後ろはdid Iと置きます。
1つ目の文章は、強制倒置を使っていることが分かります。
英文の形に特徴が表れているため、問題を解く際には構造を先に捉えましょう。
次に「②At the back is the garden.」を見てください。
この文章では、修飾語(M)を示すAt the backが文頭にあります。
その後ろが「is(V)+the garden(S)」です。
「M+V+S」の形となっており、こちらは第1文型の倒置を示しています。
この形が、任意倒置のパターンです。
上述したとおり、任意倒置は文型によってパターンが変わります。
第1文型から第5文型の各種類をしっかりと覚えてください。
第2文型や第5文型では、2つのパターンがあります。
状況が決まっている場合もあるため、英語の問題を繰り返し解きながら慣れることがコツです。
CHECK
最後に、否定の構文を紹介しましょう。
こちらも同じく2つの文章を見ていきます。
この2つの文章の違いを細かく解説します。
まず、否定の構文は大きく2種類に分けられると覚えてください。
これらの違いを押さえることで、正しい意味を答えられるようになります。
では、はじめに部分否定のパターンから説明しましょう。
主な例を下記に並べます。
このような部分否定は、「全く〜ない」と全てを否定しているわけではありません。
状況によっては、起こる可能性があることも指し示しています。
「①He is not always at home on Sundays.」の文章を訳すと、「彼はいつも日曜日に家にいるとは限らない」です。
要するに、日曜日には家にいることもあれば、外に出かけている日もあると示す内容になっています。
完全否定は、文章全体を否定するような手法です。
完全否定でよく使われるパターンも以下にまとめます。
部分否定とは異なり、文章で使われたら肯定するニュアンスは全くありません。
「②He is never at home on Sundays.」を見ると、「never(決して〜ない)」が置かれています。
日本語に直した文章が、「彼は日曜日に決して家にいない」です。
部分否定は和訳問題で、完全否定の書き換えは穴埋め問題で出題されやすいため注意してください。
CHECK
ここまでの内容を整理できたら、練習問題にチャレンジしましょう。
問題を全部で4つ用意しました。
次の文章を全て日本語に直してください。
1.The song reminded me of my childhood.
2.It was love that they fought for.
3.Rarely do a lot of American eat raw fish.
4.You don’t necessarily have to be wise to be a teacher.
正解は次のとおりです。
1.その歌を聴いて私は少年時代を思い出した。
2.彼らは愛のために戦った。
3.多くのアメリカ人は生魚を食べない。
4.先生になるのに必ずしも賢くある必要はない。
1番の問題は、無生物主語構文の用法です。
ここでは、meを「私は」と訳します。
なお、childhoodは「少年時代」という意味です。
他の単語から上手く連想してください。
主語が生物以外であり、直訳しても文が成立しない場合は気をつけましょう。
2番は、「It is X that〜」の構文です。
このパターンの文章が出てきたら、どの単語を強調しているかを確認します。
訳し方としては、「彼らが戦ったのは愛のためだ」も正解です。
強調構文に慣れていない場合は、こちらの方法で訳すとわかりやすいかもしれません。
3番の問題では、倒置の構文が使われています。
rarely(めったに〜ない)が文頭に置いてあることから、強制倒置だと認識しましょう。
その後は疑問形になっていますが、「多くのアメリカ人は〜」から訳が始まります。
最後に、4番目は否定の構文を使っている文章です。
否定の構文には、完全否定と部分否定の2パターンがあることを思い出してください。
ここでは、用法として「not necessarily〜」(必ずしも〜ではない)が使われています。
そのため、こちらの文章の場合は部分否定です。
「必ずしも賢くある(wise)必要はない」というニュアンスを作りましょう。
CHECK
| 東進の基本情報 | |
|---|---|
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| 東進ハイスクールの料金(税込) | |
|---|---|
| 入学金 | 33,000円(税込) |
| 担任指導費 | 受験生:55,000円(税込)~ |
| 高2生以下:27,500円(税込)~ | |
| 模試費 | 受験生:22,000円(税込)~ |
| 高2生:11,000円(税込)~ | |
| 高1生・高0生:8,800円(税込)~ | |
| 通期講座受験料/1講座 | 82,500円(税込)/講座 |
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CHECK
今回は、英語の長文読解に必須の知識ともいえる「重要構文」について解説しました。
主に勉強した部分は、下記の4点です。
いずれも、読み進める際には主語や強調したい部分の位置を押さえます。
特に無生物主語構文の形式は、目的語が主語のような使い方をするため注意しなければなりません。
他にも、単純な直訳では読めない用法が数多くあります。
まずは、これらの構造を理解しましょう。
重要構文を勉強するうえでは、繰り返しの練習が欠かせません。
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「重要構文」に関してよくある質問を集めました。
重要構文には全部で4つの種類があります。無生物主語構文・強調構文・倒置の構文・否定の構文です。特に、倒置の構文は、強制倒置と任意倒置の2つのパターンに分けられます。また、否定の構文は、完全否定と部分否定で訳し方が異なるため注意しましょう。重要構文の詳細はこちらを参考にしてください。
重要構文が英語の勉強に必要な理由は、長文読解で訳せない部分が出てくるためです。英語は、直訳するだけでは日本語に直せないものが存在します。重要構文の使い方を理解し、正しい日本語訳に直せるよう練習しましょう。重要構文が英語の勉強に必要な理由についてはこちらを参考にしてください。