医学部を目指している受験生にとって予備校選びは非常に重要なポイントですよね。
独学で合格するには、自分で学習スケジュールを立てたりと大きな負担がかかってしまいます。
医師になることの難しさ、医学部に入るための必要な勉強時間や医学部の入傾傾向などもご紹介しています。
独学で入試に挑戦するより効率よく確実に合格できる予備校を紹介しています。
医学部予備校と大学進学予備校の違いやそれぞれの特徴をしっかり確認して自分に合う予備校を探しましょう。
各医学部予備校の料金の比較表も記載しているので自分の予算などを考慮して医学部予備校を選んでいきましょう。
今回は医学部予備校のメリット、デメリットについてもご紹介していきます。
医学部予備校と大学進学予備校どちらに通うのがいいのか迷いますよね。
こちらではそれぞれの特徴や違いを解説していきます。
医学部予備校とは、医学部の一般入試や推薦入試などの受験対策を行っている予備校です。
医学部の試験傾向や特徴を徹底的に分析し、学科試験対策だけでなく面接・小論文対策までフォローしてくれます。
大学進学予備校とは大学へ進学するための対策を行なう予備校です。
医学部に限定せず多くの学部、大学受験を対象としています。
医学部予備校では大学ごとの出題パターンや分野に絞って対策をすることが多いです。
そのため理系科目だけで受験できる私立大学の医学部受験に向いているといえます。
一方、大学受験予備校では全教科を授業で取り扱うことが多いです。
センター試験を受験しなければならない国公立大学の医学部受験に向いているといえます。
医学部予備校では一人ひとりのレベルや学習状況に合わせた個別指導・少人数授業をしているところが多いです。
一方、大学進学予備校は集団授業が行われているところが多いです。
医学部予備校の学費は、受講生の偏差値や学習レベルに応じて分けられていることが一般的です。
選抜コースでは、年間 100万円~200万円ほど、一般コースでは年間300万円~600万円ほどが相場になっています。
一方、大学進学予備校の学費は年間50万円〜100万円が相場です。
大学進学予備校の方が授業料は安いことが多いです。
医学部予備校 | 大手進学予備校 | |
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向いてる人 | 私立の医学部にいきたい人 | 国公立の医学部に行きたい人 |
カリキュラム | 大学別の対策ができる | 全教科を授業で取り扱う |
授業スタイル | 個別指導・少人数授業 | 集団授業 |
授業料 | 100~600万円/年 | 50~100万円/年 |
✔︎医学部予備校は私立大学受験向け
✔︎大学進学予備校は国公立大学受験向け
✔︎費用は大学進学予備校の方が安め
医学部予備校のメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
医学部予備校は午前中から授業があるカリキュラムや寮を完備しているところが多く、浪人生の割合が多いです。
そのため現役生にとっては一体感を感じにくいかもしれません。
授業料は年間300万円を超えるところも多く、費用面での負担が大きいです。
医学部予備校では、きめ細やかなサポートを行うため、講師1人が担当する生徒数を減らしています。
その代わりに、多くの講師が必要となるため、人件費が高くなり、予備校代も高くなる傾向にあります。
少人数での集団授業の場合、現役生や浪人生のためのカリキュラムが作成されています。
そのため仕事がある場合、勉強に充てられる時間が少なく、勉強との両立は難しいでしょう。
ただし医学部予備校の中には、再受験生コースのある予備校もあります。
再受験生向けの指導をしているので、検討してみてください。
医学部予備校は医学部受験に特化しているため、限られた時間の中で志望校対策中心の効率の良いカリキュラムで学習することができます。
また医学部受験の圧倒的な情報量で志望校合格に何が必要なのか見極め手厚いサポートをしてくれます。
医学部予備校の多くは個別指導を行っています。
個別指導は、講師が傍についているので、生徒に合わせた指導をすることができます。
オーダーメイドカリキュラムの作成、志望校に合った対策、苦手科目に重点をおいた学習ができ、学習効率を上げることができます。
医学部予備校では、医学部受験に特化した学習をしています。
医学部入試の対策をした上でカリキュラムも作成をされています。
二次試験で必要となる面接や小論文などの学習も充実していて、個性のある私立医学部の入試の対策もできます。
医学部に特化した指導とカリキュラムで、医学部合格を最短距離で達成したい方におすすめです。
少人数授業のメリットは、質問や相談がしやすいことです。
授業中でも、理解ができないところがあれば、すぐに質問して解決できます。
集団授業では質問せずにそのままになってしまうところを、しっかりと理解することができます。
授業でつまずくことがないので、基礎をしっかりと固められ、成績アップが期待できます。
✔︎圧倒的な情報量でサポート
✔︎志望校対策中心のカリキュラム
✔︎費用面の負担は大きい
次に大学進学進学予備校のメリットとデメリットを見ていきましょう。
集団授業の形式をとる予備校が多いため、個人の学習進度に合わせたカリキュラムで学習することが難しいです。
また、医学部予備校に比べて生徒数が多いため、質問がしにくいなどサポートが手薄くなってしまいます。
また、人気のある有名講師は上位クラスだけを担当する予備校もあります。
予備校の費用は50万〜100万円と高い傾向にありますが、指導を受ける教科数によって変わってきます。
学年が上がるにつれて授業料が上がることも心に留めておきましょう。
高い学費ですが、全教科を学習することができるので、国立大学の医学部を目指している人は、合格に必要な教科の学習がし易いです。
大手進学予備校では、大人数での授業のために、1人ひとりに合ったサポートをすることができません。
同じ志を持った受験生と切磋琢磨しながら学習がしたいという人にはおすすめです。
オーダーメイドの学習プランを立ててもらいたい方には、1対1で指導してもらえる医学部予備校がおすすめです。
授業の理解度によっては、授業についていけなくなることもあります。
また集団授業では、授業中の質問がしづらく、理解できていないまま、授業が進んでしまうこともあります。
しかし授業後であれば質問できる予備校も多いので、自ら講師に声を掛けにいける人は集団授業でも授業についていけるでしょう。
大学進学予備校は総合的に学習するため国公立医学部を目指す場合、センター試験の全体的な対策を行うことができます。
また総合的な学習をすることで複数の医学部受験がし易く、合格への確率が高まります。
予備校の多くは有名講師が指導しています。
受験についての知識が豊富で、指導歴も長い講師が多く、授業が分かりやすいです。
講師は多くの受験生を難関大学合格に導いており、合格実績に基づく授業を受けることができます。
集団授業をしている予備校では、同学年の人と話す機会も多く、志望校が同じ仲間と出会うことができます。
志望校のレベルによってクラス分けをしている予備校もあり、ライバルができやすい環境があります。
仲間と切磋琢磨しながら学習することで、成績アップが期待できます。
予備校内に自習室を設けている予備校も多く、予習や復習のために活用できます。
ご自宅では勉強に集中できない方でも自習室に通うことで集中できる環境をつくれます。
担任制を設けている、アドバイザーがいる予備校も多くあります。
学習の進捗状況の確認や悩み事についてのアドバイス等をしているので、チェックしてみてください。
✔︎大学を絞らず医学部受験対策が可能
✔︎個別カリキュラムで学習しにくい
✔︎生徒数が多くサポートは手薄い
具体的に医学部受験に強い予備校が気になりますね。
おすすめの医学部予備校をいくつかご紹介していきます。
京都医塾の基本情報 | |
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対象 | 高校生・高卒生 |
指導形態 | 個別指導・少人数授業 |
教室一覧 | 〒604-8156 京都府京都市中京区山伏山町539 京都医塾本社ビル |
京都医塾では、1人ひとりに合わせた合格までのプランニングを重視しています。
そのため生徒1人ひとりに合わせて、完全1対1個人授業とレベル別少人数集団授業の二つの授業形式を組み合わせたオーダーメイドの時間割を作成しています。
個別授業と集団授業の両方のメリットを活かした指導です。
時間割は、生徒の状況に合わせて、日々修正していきます。
カリキュラムに沿った学習ができているか、担任による週1回のカウンセリングで確認があるので、安心して学習を進めることができます。
京都医塾では、生徒1人に対して講師13人がチームを組み、手厚いサポートをしています。
教科ごとの担当教師が話し合い、生徒の情報を共有することで、カリキュラムを修正しながら、その時々に合わせた最適な指導を行っています。
医学部専門予備校YMSの基本情報 | |
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対象 | 中学生・高校生 |
指導形態 | 集団授業 |
教室一覧 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目37−14 |
医学部専門予備校YMSは、全ての生徒が医学部に合格することを目標に掲げています。
私立難関医学部5校にも多くの合格者を輩出しており、私立難関医学部5校である慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、昭和大学の累計合格者は1100人を超えています。
年度ごとの合格者も多く、一校舎あたりの合格実績では、日本一を誇っています。
YMSは、1年で終わらせるカリキュラムが特長です。
カリキュラムは、4月から12月までの実質9か月で合格させることを信念にしています。
サポートも充実しており、毎日の学習や生活の管理、メンタル面のサポート、定期的な面談等を行っています。
二次試験のために、小論文・面接対策も実施しています。
またプログラム「医のアート」を開講していて、医師に必要となる能力を鍛えることができます。
医学部医学科に特化した指導を40年以上続けており、過去の蓄積を現在の教材にも反映することで、より良い指導を実現しています。
PMD医学部専門予備校の基本情報 | |
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対象 | 中学生・高校生・高卒生 |
指導形態 | 少人数のゼミ形式授業・個別指導 |
教室 | 福岡県福岡市中央区大名2丁目11−25 新栄ビル 6F |
PMDでは、少人数でゼミ形式の授業をおこなっています。
一方的に講師が話すのではなく生徒に質問して理解度を確認したり、生徒の質問を受け付けるなど双方向の授業を行ないます。
生徒が授業に関わり、他の生徒の解き方や理解の仕方を知ることによって、理解度・定着度が格段にアップします。
PMDでは英語、数学は週5コマ、理科は週4コマと、圧倒的な授業時間を確保しています。
医系 小論文は隔週で1コマ、面接指導(個人、集団)、各種適正試験対策も行います。
また夜10時までの自習時間や日曜・祝日の自習時間の際は質問対応だけでなく、授業で十分理解定着しなかった箇所があった場合、補習授業をしてくれます。
MEDiCの基本情報 | |
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対象 | 中学生・高校生・高卒生 |
指導形態 | 少人数授業 |
教室 | 大阪府大阪市天王寺区悲田院町7―3―6F |
授業は、1年間で、入試範囲を一通り学習する基礎期、入試演習中心の実践期、大学別対策に分かれて行われます。
基礎期の授業では、学習内容を定着させるために宿題が与えられます。
その後、前回の授業内容の復習テストを行い、知識が頭に入っているかを確認することで、記憶の定着を強化しています。
復習テストはクラス分けの参考にしている他、成績上位者については名前を記載した提示も行っており、仲間と切磋琢磨することで生徒のモチベーションを高めています。
MEDiCは、復習テストにより生徒の単元ごとの理解度・定着度を図り、今後の生徒ひとり1人への学習指針に反映しています。
また授業を欠席したときのフォローも行っています。
欠席したときや復習したいときには、授業映像を視聴することができるので、周りと遅れずに学習を進めることができます。
太宰府アカデミーの基本情報 | |
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対象 | 高校生・高卒生 |
指導形態 | 少人数制・個別指導 |
教室 | 福岡県太宰府市朱雀2丁目8-8 |
太宰府アカデミーでは受験勉強に打ち込めるよう全寮制をとっています。
寮室の9割は校舎一体型、残り1割も徒歩1分圏内に校舎があります。
寮では毎日3食の食事を提供し、エアコンや洗濯機は各部屋に設置されています。
少ない荷物だけで快適に勉強に打ち込める環境が整えられています。
太宰府アカデミーの授業の最大の特徴は、講師が生徒に高頻度で発言を促すということです。
講師による一方向的な授業ではなく、講師が生徒を積極的に指名して答えや意見を促します。
生徒もいつ当てられるかわからないという緊張感を持つことで、授業に対する高い集中力につながっています。
i-med医学部オンライン予備校の基本情報 | |
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対象 | 中学生・高校生・高卒生 |
指導形態 | オンライン授業 |
教室一覧 | 自宅から受講可能 |
i-med医学部受験マンツーマンコースでは一人ひとり違う得意不得意や理解の仕方に合わせて医学部受験に精通した講師が着実に身につく授業をおこないます。
勉強の仕方や計画の立て方など医学部合格に必要なことを丁寧に指導してくれます。
また、医学部合格のノウハウが詰まったPMDの演習や確認テストを受けることができます。
i-medでは福岡校の授業をオンラインで受講できるコースや話題のAI教材atama+を自宅オンライン受講できるコースなどが様々なコースがあります。
生徒はゼミ授業、マンツーマン授業、atama+を自由に組み合わせることができます。
高校生の料金と各塾のメリットデメリットをまとめています。
塾名 | 入会金 | 授業料/年 | メリット |
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京都医塾 | 110,000円 | 550,000円 | 勉強時間を圧倒的に多く取ることが出来る |
医学部専門予備校YMS | 資料請求で開示 | 557,500~1,795,000円 | 1年間で終わるカリキュラムで短期集中出来る |
PMD医学部専門予備校 | 33,000円 | 118,800円~ | 補習授業など手厚いサポート |
MEDiC | 110,000円 | 990,000円 | 復習テストで理解力が定着しやすい |
太宰府アカデミー | 220,000円 | 1,980,000円(入寮) | 寮生活による規則正しい生活ができる |
i-med医学部オンライン予備校 | 33,000円~ | 118,800円~ | オンラインで医学部受験対策をすることが出来る |
医師になるには、大学の医学部で6年間の教育を受け、医師国家試験に合格したあとに2年以上、臨床研修医としての経験を積まなければなりません。
医学部受験に合格するための必要な勉強時間は、最低でも合計5,000時間とされています。
この勉強時間に学校の授業時間は含まれていません。
高校1年生から対策を始めないと簡単には間に合わない勉強時間ですよね。
私立大学医学部の現役合格率は多くの大学で30%を下回っています。
国公立大学の方が難易度が低いとはいえ医学部に合格するためにセンター試験で必要な得点率は85%と非常に高くなっています。
国公立大学でも私立大学でも、医学部へ合格するために必要な偏差値は70以上です。
✔︎最低5000時間の学習が必要
✔︎現役合格率は30%以下
✔︎合格に必要な偏差値は70以上
本記事では医学部専門予備校についても紹介しています。
是非参考にして下さい。
今回は医学部受験をテーマに医学部予備校と大学進学予備校の違いやおすすめの医学部予備校をご紹介しました。
全5つの医学部予備校を紹介しているので各予備校の特徴や料金を参考にしてください。
医学部予備校と大学進学予備校のそれぞれのメリットデメリットをしっかり理解して自分に最も適した予備校選びをしましょう。
各医学部部予備校の特徴や強みをそれぞれ比較してみましょう。
寮に入って勉強に打ち込みたい方、家の近くに予備校がなくオンラインで受講したい方など自分に合っていると思う予備校が見つかった方は気軽に問い合わせをしてみてください。
また各予備校はそれぞれの地域で展開しているので医学部を目指している全国の方の参考になる記事になっています。
医師になること難しさや医師になるために必要な勉強時間、入試の難易度などもご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
「医学部専門予備校のメリット・デメリット」に関してよくある質問を集めました。
医師になるには、大学6年間の教育を受け、医師国家試験に合格した後、2年以上臨床研修医としての研修を積む必要があります。
医学部受験医合格のために必要な勉強時間は最低でも5,000時間といわれています。
また医学bの現役合格率はほとんどの大学で30%以下となっていますおり、偏差値は最低でも70以上が必要となるでしょう。
医学部予備校とは、医学部の試験傾向や特徴を徹底的に分析し、医学部試験専門の対策を行う予備校です。
学科試験だけでなく、面接や小論文対策まで行ってくれることがほとんどです。
これに対し大学進学予備校とは、大学へ進学するための対策を行う予備校で、医学部に限定せず、幅広い学部への対策を行う予備校のことを指します。
詳しい両者の違いについてはこちらをご覧ください。
医学予備校のメリットとしては、志望大学別の専門的な対策指導を行ってくれる点や、小規模なために手厚いサポートが受けられる、質問対応がスムーズといった点が挙げられます。
これに対して医学部予備校のデメリットは、浪人生が多く、現役生は馴染みづらいという点や大学進学予備校ほどの有名講師がいないこと、費用が高いという点があります。
詳しくはこちらを参考にして下さい。
本記事では、、医学部に強いおすすめの予備校として、「PMD医学部個別予備校」、「大宰府アカデミー」、「i-med医学部オンライン予備校」の3つを紹介しています。
それぞれ圧倒的な合格実績や全寮制で超参加型の授業、医学部受験に精通した講師による授業など、おすすめポイントが豊富にあります。
記事ではそれぞれの医学部専門予備校の強みを紹介しています。
記事はこちらからご覧下さい。