重要前置詞を徹底解説!頻出の前置詞15種類の意味や使い方を解説します
英語には多くの前置詞が存在し、それらをすべて覚えるのは非常に困難です。
しかし、英文の読解や英会話において前置詞の理解は欠かせません。
本記事では、そんな前置詞の概要や意味を解説するとともに、主要前置詞15種類の使い方と例文をご紹介します。
また、前置詞の文法の使い分けに関してもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
前置詞とは?
まずは、前置詞の概要から整理していきましょう。
前置詞とは、名詞もしくは代名詞の前に配置し、それぞれの意味を補足する(意味を付け足す)言葉のことです。
前置詞のルールは、至ってシンプルです。
それは、前置詞の後ろには、必ず名詞もしくは代名詞が来ることです。
また、英語の名詞は「人、物、事」のどれかを表すものだと理解しておきましょう。
たとえば、前置詞の代表例である「at」を使う場合、例文としては下記が挙げられます。
Look at me!
和訳すると「私を見て」となります。
meという人を表す名詞の後ろには、atという前置詞が置かれています。
このように、前置詞は名詞の前に置くルールがあることをまずは覚えておきましょう。
✔前置詞は意味を補足する役割を持つ
✔前置詞の後ろには必ず名詞もしくは代名詞が来る
✔まずはルールを覚えることで前置詞を理解しやすくなる
主要前置詞15種類の使い方と例文
先ほど、前置詞の概要とルールを解説しました。
ここからは、主要前置詞15種類の、使い方と例文をご紹介します。
to
toは、〜へ向かうというイメージで使われる前置詞です。
時間に関して表現したい場合に使う前置詞であり、例文としては下記が挙げられます。
I’m going to live in the JAPAN from the 2022 to 2025.
和訳すると「私は、2022年〜2025年まで日本に住む予定だ」となります。
2025の前のtoが前置詞になっており、「2025年まで」という名詞に意味がかかっています。
for
forは、いつからいつまでといった「期間」を表す前置詞です。
先ほど解説したtoは、いつまでという範囲のみを表す前置詞であるため、混同しないよう注意しましょう。
forの例文は下記のとおりです。
It's been sunny for 4 days.
和訳は「ここ4日間、ずっと晴れている」になります。
forが前置詞として「4日間」という名詞にかかっています。
from
fromは、特定の物事が始まるときを表す前置詞です。
toの反対だとイメージすれば分かりやすいのではないでしょうか。
例文は下記が挙げられます。
He works from yesterday to today.
和訳は「彼は、昨日から今日までずっと働いている」になります。
fromが昨日という名詞の意味を補足している形です。
up
upは「〜へ上る」というイメージの前置詞です。
たとえば、山登り(山上り)などが良い例として挙げられます。
I climbed up the mountain.
和訳は「私は山登りをした」となります。
upは汎用性の高い前置詞であるため、確実に覚えておきましょう。
down
一方のdownは、upの反対として「〜が下がる」というイメージの前置詞です。
山下りを例にすると下記になります。
I went down the mountain.
downは「the mountain」の名詞にかかっています。
upとdownは必ずセットで覚えることが大切です。
in
inは、ある一定の期間を表す際に多用される前置詞です。
たとえば、去年〜今年まで、来年〜5年後までなどです。
また、物事の始まり〜現在までという場面でも使用されます。
I was born in 2000.
和訳は「私は2000年に生まれた」となります。
四季や月、年間などを表す際はinを使うと覚えておきましょう。
on
onは、期間の中でも特定の時間を表す際に使う前置詞です。
たとえば、今日や昨日、土曜日などが例になります。
I date on sunday.
和訳は「私は日曜日にデートする」です。
inとの使い分けを理解しておきましょう。
at
atは、inとonが複合したイメージの前置詞です。
基本的には、ある一点の時間のことを指す際に使われますが、ときには一定期間を表す際にも使用されます。
例文は下記のとおりです。
The beauty salon closes at 20:00.
和訳は「美容院は20時に閉まる」になります。
つまり、20時という点の時間をatが補足している形です。
一方で、一定期間を表すatの例文は下記が挙げられます。
The restaurant closes at midnight.
和訳は「レストランは夜中に閉まる」です。
夜中という、ある意味での一定期間をatが補足しています。
そのため、明確な一定期間が存在する場合はinを、その他はatを使うと捉えておきましょう。
into
intoは、外から中に入るというイメージで使われる前置詞です。
例文は下記が挙げられます。
I went into my room.
和訳は「私は自室に入った」になります。
他にも、美容室など特定の場所に入ったり、ボールが箱の中に入ったりするなどを表現する際もintoを使います。
off
offは「〜から下に」というイメージで使われる前置詞です。
言い換えれば「〜から落ちる」際に使用すると捉えても良いでしょう。
例文は下記のとおりです。
She fell off the cliff in the drama.
和訳は「ドラマの中の彼女は崖から落ちた」になります。
机から落ちる、自転車から落ちるなどもoffを使うので、比較的頻出する前置詞と言えます。
around
aroundは、特定の物の周りを回っているというイメージで使われる前置詞です。
例文は下記のとおりです。
The earth goes around the Sun.
和訳は「地球は太陽の周りを回っている」になります。
また、特定の地域によって異なるものの、roundもaroundと同一の表現として使用されるケースがあります。
past
pastは、特定の物を過ぎた先に、特定の物がある際に使われる前置詞です。
道案内などで役立つ前置詞と言えます。
The beauty salon is just past the hospital.
和訳は「美容院は、病院を過ぎたところにある」になります。
between
betweenは、特定の物から特定の物の間にあることを表現する際に使う前置詞です。
例文としては下記が挙げられます。
The restaurant is between the hairsalon and the hospital.
和訳は「レストランは、美容院と病院の間にあります」になります。
betweenは非常に頻出ですので、優先的に覚えるようにしましょう。
among
amongは、複数ある中の1つを表現する際に使う前置詞です。
例文は下記のとおりです。
The hair salon stands among the buildings.
和訳は「美容院は、ビルに囲まれている」になります。
over
overは、特定の物の真上というイメージで使われる前置詞です。
例文は下記が挙げられます。
The sun is over the building.
和訳は「太陽は、ビルの上にある」になります。
overも頻出する表現ですので、確実に覚えておきましょう。
✔前置詞の意味をまずは覚えよう
✔頻出する前置詞から優先的に学習する
✔繰り返し勉強することで定着しやすい
前置詞の文法の使い分け
ここまで、主要前置詞の例文などを解説してきました。
ここからは、混同しやすい前置詞の文法の使い分けを解説します。
inとinto
inとintoは、混合しやすい前置詞の代表例です。
それぞれの使い分けの例文は下記が挙げられます。
- She run into the house.(外から中に)
- She run in the house.(すでに中にいる)
つまり、intoは現段階から中に入ることを表す前置詞であり、inはすでに入っているものを表す前置詞だと覚えておきましょう。
toとfor
toは、目的地を表す際に使用する前置詞で、forは、目的地に行くことを伝える前置詞という違いがあります。
例文は下記のとおりです。
- I have to go to the kyoto.(京都という目的地にかかっている)
- Take the Shinkansen bound for Kyoto.(京都に行くことにかかっている)
toは目的地に行かなければならないことを表現しています。
一方のforは、今から目的地に行こうとしていることを表しているのが違いです。
at・in・on(時間)
at、on、inは、徐々に表す時間が長くなっていくという違いがあります。
簡単に表現すると下記のとおりです。
- at:1月1日の12時
- on:1月1日
- in:1月
上記の通り、特定のどの時間を表しているのかによって使い分けましょう。
✔使い分ける場合も前置詞の意味を理解すること
✔それぞれの前置詞が何を表しているのかを考えよう
前置詞の習得におすすめの英会話
イングリード(ENGLEAD)
イングリードの基本情報 | |
---|---|
対象年齢 | 10代~50代 |
指導形式 | マンツーマン指導 |
授業形態 | オンライン |
料金 | 119,625円/月(税込)~ 料金プランの詳細はこちら⇒ |
公式サイト | https://englead.jp/ |
応用言語学を活用した効果的な英語学習
イングリードでは、第二言語習得論に基づいて個別カリキュラムを作成し、応用言語学を活用した効果的な英語学習を行っていきます。
4技能や発音など必要に応じて重点的にトレーニングを行い、ただ英語を知っているだけでなく、実際に使える英語の習得を目指します。
また、無駄なく効率的に学習を行うため、1日に必要な学習時間やトータルの学習期間などを明確に分析します。
オリジナルアプリでの学習管理と優秀なコーチ陣
イングリードでは、オリジナルの学習管理システム「ENGLEAD Mgr」を用いて学習管理をしていくことによって、効率的に学習でき、挫折せずに英語学習を継続していくことができます。
また、海外就労経験などのある優秀なコーチ陣が質の高い学習を行ってくれるため、生徒一人一人に寄り添った手厚い学習サポートを提供しくれるため、着実に目標達成向けた学習をすることができます。
明確な目標を持ち、確実に英語力をステップアップさせてたい方に非常におすすめの英語コーチングです。
イングリード(ENGLEAD)の料金・費用
イングリードの料金・費用 | |
---|---|
入会金 | 55,000円(税込) |
サブスクプラン | 137,500円/月(税込) 料金プランの詳細を確認する⇒ |
長期一括プラン | 119,625円/月(税込) 料金プランの詳細を確認する⇒ |
イングリードの入会金は、55,000円(税込)となっております。
また、料金プランはサブスクプランと長期一括プランの2種類があります。
サブスクプランはその名の通り、月額で支払いを行うプランとなっており、月額137,500円となります。
長期一括プランは最低6カ月からの契約となり、契約期間が長くなるに連れ月額が安くなります。
一括で受講料の支払いが可能な場合は、長期一括プランでお支払いするのがお得です。
料金プランについての詳細は、公式サイトよりご確認ください。
イングリード(ENGLEAD)の口コミ・評判
イングリードの特徴であるカウンセリングからカリキュラムの受講まですべてオンラインで完結する点や、専属のコーチが私のスケジュールや英語のレベル、苦手分野を考慮した学習カリキュラムを作成してくれる点が、受講を決意した決め手です。
コーチは私の1番の目標であった「自分の意見を英語ではっきりと相手に伝える」ことを実現するためのカリキュラム設計をしてくださり、その目標に向けて、自分の足りない部分を補うための英語学習の道筋を明確に示してくださったため、3ヶ月間モチベーションを高く学習を続けることができました。
カウンセリングからレッスンの受講までオンラインで完結するため、実際に通うよりもレッスンの受講のハードルが低いことがわかります。
その一方で、専属コーチや個別に合わせて作成してもらった個別のカリキュラムの質が高く、生徒の現状などをしっかり分析してくれるので、目標を達成することに非常に効果的に学習出来ていることがわかります。
さらに、自分になにが足りないかなどを明確に示してくれるため、モチベーションを維持しつつ学習を行えたこともわかります。
イングリード(ENGLEAD)の無料カウンセリング
- 予約フォームよりカウンセリングを予約
- 日時確定メールを送信
- 事前アンケートを回答
- オンラインカウンセリング
イングリードでは、無料カウンセリングを行っています。
無料カウンセリング受講の手順は上記の通りです。
まずは、予約フォームにて必要な情報を入力します。
その際、Zoomでカウンセリングを行う日時を選択する必要があるため、前もって60分程時間を確保できる日程を確認しておきましょう。
その後、日時確定メールが送信されるため、間違いがないか内容を確認しておきましょう。
また、日時確定メールにアンケートが添付されているため、カウンセリングまでに事前アンケートを記入しておくようにしましょう。
そして、カウンセリング用のリンクがメールで送られるため、日時当日にカウンセリングに参加しましょう。
まとめ
本記事では、前置詞の使い方と例文を解説してきました。
前置詞は、名詞もしくは代名詞を補足する言葉のことであり、日常英会話でも頻出します。
そのため、それぞれの前置詞の意味を理解し、使い分けも適切に覚えることが大切です。
まずは、本記事でご紹介した15個の前置詞の使い方を覚えることから始めてみてはいかがでしょうか。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「前置詞」に関してよくある質問を集めました。
前置詞にはどんなルールがありますか?
前置詞の後ろには必ず名詞または代名詞が来るというルールがあり、名詞の前においてそれぞれの意味を補足します。また英語の名詞は「人、物、事」のいずれかを表すということも重要なので覚えておきましょう。前置詞の詳細についてはこちらをご覧ください。
間違えやすい前置詞は何がありますか?
間違えやすい前置詞はinとintoです。inは「in the house」のようにすでに入っているものを表す前置詞です。一方intoは「into the house」のように現段階から中に入ることを表す前置詞です。このように前置詞はイメージで理解すると分かりやすいのでおすすめです。
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