早稲田大学は全国の大学の中でもトップクラスの難関私立大学です。
並みの努力では合格できないことから非常に優秀な人材が集まっている大学であり、その後の就職活動も有利に進めることができるでしょう。
今回は、そんな早稲田大学の中でもトップの学力を持っている社会科学部についてそのカリキュラムや入試科・偏差値・倍率なども含めてご紹介しますので参考にしてみてください。
■まとめ
早稲田大学社会科学部は、コミュニケーションをとりながら自己の考えを主張できる人材の養成を目標として学際性と専門性を重視したカリキュラムを実施しています。
専門科目においては、政治学、法学、経済学、商学を中心とした社会科学について学ぶことができます。
さらに、人文科学や自然科学についても開講しています。
主に1、2年生の社会科学基礎教育課程を学び、3、4年生になると学際・複合教育課程を学び、学際性と専門性を養うことができます。
社会科学基礎教育課程では、社会科学の基礎概念と各学問の基礎知識や手法などを学習します。
学際・複合教育課程では、実際に高度な学際性と専門性の研究をしながら知見を深めていきます。
3年卒業制度は、極めて優秀な成績を収めている生徒に対して与えられる権限のようなもので1年早く大学院に進学したり、社会に出て活躍することができます。
早稲田大学の指定する所定の基準を満たすことができれば受けることができる制度となっています。
✓多くの分野を学ぶことができる
✓3年から専門性が高まる内容に変わる
✓早めに卒業して社会で活躍することが可能
早稲田大学社会科学部は早稲田大学の中でも非常にレベルが高く、偏差値が70.0程度といわれています。
人気のある学部のため、穴場とは言えないでしょう。
そんな早稲田大学社会科学部の倍率を調査したので以下よりご確認ください。
試験方式名 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
一般入試合計 | 11932 | 1008 | 12.9 |
AO入試合計 | 502 | 32 | 13.6 |
共テ合計 | 1285 | 201 | 6.1 |
早稲田大学社会科学部の倍率も非常に高く、どの入試方式をとっても毎年10倍前後の倍率があります。
また、一般入試の志願者は1万人を超えているため合格には相当な努力が必要でしょう。
✓社会科学部の偏差値は70
✓倍率毎年10倍を超える程難関
早稲田大学社会科学部とMARCHの社会系学部・社会系学科の偏差値を以下の表に示しました。
大学名 | 偏差値 |
---|---|
早稲田大学社会科学部 | 70.0 |
明治大学文学部心理社会学科 | 62.5 |
青山学院大社会情報学部 | 60.0 |
立教大学社会学部 | 65.0 |
中央大学文学部人文社会学科 | 60.0 |
法政大学社会学部 | 57.5 |
偏差値はMARCHの社会学部と比べると5~10以上もの差があり、優秀な人材が多く集まっている学部であることが分かります。
偏差値70を有している学部は日本全国の中でも限られており、進学することができれば日本トップレベルの環境で勉学に励むことが可能になります。
早稲田大学社会科学部とMARCHの社会学部・社会系学科の倍率を比較してみましょう。
大学名 | 一般入試倍率 |
---|---|
早稲田大学社会科学部 | 12.9倍 |
明治大学文学部心理社会学科 | 7.1倍 |
青山学院大学社会情報学部 | 9.2倍 |
立教大学社会学部 | 6.0倍 |
中央大学文学部人文社会学科 | 4.0倍 |
法政大学社会学部 | 5.2倍 |
早稲田大学社会学部の倍率は他大学の社会学部と比べて頭一つ抜けて高いです。
志願者がとても多く、困難を極める難易度であるといえます。
社会学部の倍率が高い理由は、政経学部、法学部、商学部、教育学部などの受験生が併願しているためです。
併願学部としてよく選ばれるため毎年倍率が高いのです。
一般方式の特徴は、外国語、国語、地歴または数学の3教科から出題されることです。
全ての試験方式の中で一般方式の募集人員が一番多く、受験者が必然的に最多になります。
一般方式の入試日程は以下の通りです。
合格発表日は3月と私立大学の中では遅めの入試日程となっています。
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
---|---|---|
2023年1/6(金)〜1/20(金) | 2023年2/22(水) | 2023年3/3(金) |
一般方式の受検科目は一般的な私立の文系の大学入試の科目と大きく異なる点はないです。
国語総合に漢文が含れていない点が受験者にとっては楽に感じるでしょう。
試験教科 | 試験科目 | 配点 |
---|---|---|
外国語 | コミュ英Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英表Ⅰ・Ⅱ | 50点 |
国語 | 国語総合・現代文B・古典B | 40点 |
地歴または数学 | 次のうちから1科目選択 (1)世界史B (2)日本史B (3)数学Ⅰ・Ⅱ、数学A・B (「確率分布と統計的な推測」を除く) |
40点 |
共通テスト方式は、大学から出題される試験受ける必要がありません。
大学共通テストの結果を早稲田大学の基準のもと、点数を換算して結果が出されます。
共通テスト利用方式の入試日程は以下の通りです。
共通テストを受検してから出願ができるので、自己採点をして合格が見込めそうな点数なら出願しましょう。
出願期間 | 合格者発表日 |
---|---|
2023年1/6(金)〜1/20(金) | 2023年2/10(金) |
ここでは、共通テスト方式の受験科目についてご紹介します。
選択科目は必須で選択した科目を選択することはできません。
試験教科 | 試験科目 | 配点 | |
---|---|---|---|
必須 | 外国語 | 次のうちから1科目を選択 英語(リスニング含む)/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語 |
125点 |
国語 | 国語総合 | 100点 | |
地歴・公民 | 次のうちから1科目を選択 世界史B/日本史B/地理B/現代社会/倫理/政治・経済/倫理/政治・経済 |
100点 | |
数学 | 数学Ⅰ・A | 100点 | |
理科 | 基礎は4科目のうちから2科目を選択 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 また基礎を付していない4科目のうちから1科目を選択 物理/化学/生物/地学 |
100点 | |
選択 | 地歴・公民 | 世界史B/日本史B/地理B 現代社会/倫理/政治・経済/倫理/政治・経済 |
100点 |
数学 | 数学Ⅱ・B | 100点 | |
理科 | 必須と同様 | 100点 |
自己推薦方式には、高校3年間の評定平均が4.0以上や早稲田大学の指定する成績の基準を満たした者しか出願することができないため注意しましょう。
一次選考が終わって約一週間後に二次試験が待ち構えています。
自己推薦方式は一般入試よりも早く試験が実施されます。
出願期間 | 一次選考 合格者発表日 | 二次選考実施日 | 二次選考 合格者発表日 |
---|---|---|---|
2022年9/22(木)~9/30(金) | 2022年11/11(金) | 2022年11/20(日) | 2022年12/9(金) |
自己推薦方式の受験科目は書類審査・小論文・面接試験のみです。
選考名 | 試験科目 |
---|---|
一次選考 | 書類審査 |
二次選考 | 小論文および面接試験 ※一次選考合格者のみ |
✓試験科目は3科目
✓推薦入試は小論文と面接がある
✓国際的な思考を持っている生徒を募集している
個別指導塾TOMASの基本情報 | |
---|---|
対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形態 | 完全個別指導(1対1) |
展開地域 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
TOMASは、東京大学や京都大学などを始めとした全国の難関大学への合格実績が豊富にあります。
2023年度の合格実績では、早稲田大学に161名もの合格者を輩出しており指導レベルの高いことが分かります。
豊富な合格実績のある学習塾で学びたい方におすすめです。
TOMASでは「合格逆算カリキュラム」を使用し、1~2ランク上の志望校を選択することができます。
自分の志望校に合わせた特別なカリキュラムのため何を勉強するかなど迷う必要がありません。
TOMASでは、完全1対1の個別指導をしています。
学校の授業に合わせた形式を取ることで普段の授業のように受けることができます。
講師との対面授業により常に緊張感のある指導環境なため、適度な集中力と自分の成長を常に感じながら勉強をすることができます。
✓早稲田大学に151名合格
✓独自のカリキュラムで合格を目指す
✓常に緊張感のある指導環境
総合型選抜専門塾AOI | |
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対象学年 | 高校生 |
授業形態 | 個別指導(1対1) 集団指導(少人数制) |
対象地域 | 京都・大阪・兵庫・東京 |
総合型選抜専門塾AOIは、早慶上智・MARCH合格率89.2%の実績を持っています。
また、関関同立への合格者が400名以上と非常に高い実績を誇ります。
関東を中心とした難関私立大学への合格率が非常に高く、MARCH以上を受験希望の方に特におすすめの学習塾です。
総合型選抜専門塾AOIは、生徒の学校成績や活動実績のみならず、生徒の性格等のデータを多く蓄積しています。
生徒の性格や個性のデータを集めることでより本質的な指導を可能にしており、推薦入試を中心とした質の高い受験対策をしています。
また、早稲田大学社会科学部には推薦入試があるため推薦入試にて社会科学部を受験したい方に適した環境を提供してくれるでしょう。
✓関東の難関私立大学合格率は89.2%
✓推薦入試に特化した指導をしている
✓生徒の性格などを考慮して進路を決めていく
早稲田大学社会科学部は、早稲田大学の中でもトップの偏差値と受験難易度を有しています。
毎年多くの受験生が受験しており、倍率も10倍前後と非常に高いです。
しかし、試験の傾向や特徴を捉え、学習塾などを活用して地道に対策を繰り返していけば合格は不可能ではありません。
自分に適した試験方式を活用して受験に臨むとより有利に立ち回ることができるでしょう。
「早稲田大学 社会科学部」に関してよくある質問を集めました。
早稲田大学社会科学部の難易度は、偏差値が約70.0で早稲田大学の中でも高いレベルといえます。また、倍率は一般入試は12.9、AO入試は13.6、共通テスト利用入試が6.1です。毎年10倍近くの倍率となっています。
早稲田大学社会科学部の入試科目は、一般入試・共通テスト利用入試は一般的な文系の入試科目と変わりません。ただ、一般入試では国語総合に漢文が含まれていない点が特徴です。自己推薦入試は書類審査・小論文・面接のみです。