漢字検定は就職や受験に有利になるため、取得しておいて損はないでしょう。
漢検は各級によって難易度や合格率が大きく変わってきます。
自分に適切な難易度を把握してから受験することで、対策方法も明確になります。
この記事では、漢字検定の受験方法や日程・検定料、難易度・合格率・合格する秘訣・メリットや漢検対策におすすめの塾を紹介しています。
本記事を読んで、漢字検定の対策に取り組みましょう。
■まとめ
漢字検定は受験方法が3つあり、個人受検、集団受検、インターネット受検があります。
個人受検は年に3回ほど行われます。
全国47都道府県の主要都市約180か所に設けられた公開会場で受検する方法です。
個人受験の検定時間は下記の表の通りです。
受験級 | 実施時間 |
---|---|
2級 | 10:00~11:00 |
準2級 | 11:50~12:50 |
8~10級 | 11:50~12:30 |
1・3・5・7級 | 13:40~14:40 |
準1・4・6級 | 15:30~16:30 |
2023年度は、3回検定が行われます。
以下は、2023年度第1回目~第3回目の試験日程です。
2023年度第1回目受験日程 | |
---|---|
第1回受付開始日 | 2023年3月1日(水)頃 |
第1回申込締切日 | 未定 |
第1回検定日 | 6月18日(日) |
2023年度第2回目受験日程 | |
---|---|
第2回受付開始日 | 2023年7月1日(土)頃 |
第2回申込締切日 | 未定 |
第2回検定日 | 10月22日(日) |
2023年度第3回目受験日程 | |
---|---|
第3回受付開始日 | 2023年11月1日(水)頃 |
第3回申込締切日 | 未定 |
第3回検定日 | 2024年2月11日(日) |
団体受検は学校や塾・企業などの団体で志願者を10名以上集めて、まとめて申し込みを行う方法です。
団体受検は学校や塾で一斉に行われている試験が団体受検です。
年に三回ほど行われており、受験会場は公開会場と準会場に分かれています。
団体公開会場受検は協会や協会と特別に提携した機関が設けた会場で、準会場受験は設置条件を満たしている学校や団体が、自ら設けた会場での受験です。
第2回と第3回の詳しい日程は、協会のホームページを参考にしてください。
漢検CBT受験という受験方法があります。
漢検CBT受験ではコンピューターを使って漢検(2級~7級)を受験することができるシステムです。
試験のレベルや認定については、紙の試験と変わりません。
試験場所は漢検CBT受験を導入している近くの受験会場で受験可能です。
漢検CBT受験は「より早く漢検に合格したい人」、「前回不合格だった級にすぐにチャレンジしたい人」にオススメです。
●年3回の検定日に限定されずに、都合のよい日程を選んで受検できる。
●結果は検定後約10日を目安に郵送にて通知される。
●47都道府県に150以上のテスト会場が設置されている。
漢検CBTに関して詳しく知りたい方は、漢検協会の公式ホームページを参考にしてください。
各受験方法の検定料は下記の表の通りです。
個人受験 | 団体受験(準会場) | CBT受験 | |
---|---|---|---|
1級 | 6,000円 | 準会場の受験なし | 5,000 |
準1級 | 5,500円 | 4,500 | |
2級 | 4,500円 | 3,500円 | 3,500 |
準2~4級 | 各3,500円 | 各2,500円 | 各2,500円 |
5~7級 | 各3,000円 | 各2,000円 | 各2,000円 |
8~10級 | 各2,500円 | 各1,500円 | 各1,500円 |
個人受験よりも準会場での団体受験やCBT受験の方が安く受験することができます。
級 | レベル | 対象漢字数 | 合格基準 |
---|---|---|---|
10級 | 小1終了程度 | 約80字 | 150点満点80%程度 |
9級 | 小2終了程度 | 約240字 | 150点満点80%程度 |
8級 | 小3終了程度 | 約440字 | 150点満点80%程度 |
7級 | 小4終了程度 | 約640字 | 200点満点70%程度 |
6級 | 小5終了程度 | 約825字 | 200点満点70%程度 |
5級 | 小6終了程度 | 約1,006字 | 200点満点70%程度 |
4級 | 中学在学程度 | 約1,322字 | 200点満点70%程度 |
3級 | 中学卒業程度 | 約1,607字 | 200点満点70%程度 |
準2級 | 高校在学程度 | 約1,940字 | 200点満点70%程度 |
2級 | 高校卒業程度 | 約2,136字 | 200点満点80%程度 |
準1級 | 大学一般程度 | 約3,000字 | 200点満点80%程度 |
1級 | 大学一般程度 | 約6,000字 | 200点満点80%程度 |
漢検を受ける前に、自分のレベルに合った漢検のレベルを探しましょう。
漢検はその漢字だけ覚えれば合格できるわけではありません。
漢字以外に四字熟語、故事ことわざ、当て字、国字、古典的文章など多くの分野から出題されます。
学校で習ったから大丈夫だと思って受験すると、想像以上に解けないということが起きてしまします。
✔難易度は各級によって決まっている
✔漢字を覚えるだけでは合格できない
✔四字熟語など様々な知識が必要
それでは各級の合格率はどれほどなのでしょうか?
以下の表は2019年の最終検定の合格率です。
各級 | 志願者数 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
1級 | 1,262人 | 1,051人 | 62人 | 5.90% |
準1級 | 6,431人 | 5,469人 | 953人 | 17.40% |
2級 | 53,922人 | 50,388人 | 12,081人 | 24.00% |
準2級 | 89,806人 | 86,030人 | 31,676人 | 36.80% |
3級 | 133,634人 | 128,141人 | 57,724人 | 45.00% |
4級 | 78,467人 | 75,012人 | 39,172人 | 52.20% |
5級 | 73,889人 | 71,126人 | 54,780人 | 77.00% |
6級 | 56,635人 | 54,915人 | 44,672人 | 81.30% |
7級 | 57,357人 | 55,673人 | 48,444人 | 87.00% |
8級 | 58,112人 | 56,262人 | 47,930人 | 85.20% |
9級 | 50,686人 | 49,103人 | 44,900人 | 91.40% |
10級 | 43,077人 | 41,090人 | 39,085人 | 95.10% |
合計 | 703,278人 | 674,260人 | 421,479人 | 平均合格率:62.5% |
平均を見ると62%を超えているため合格率は高く感じますが、実際表を見てみると難易度が上がるにつれ合格率が下がっていくのが分かります。
他の受験の合格率が知りたい方は漢検協会のホームページをご覧ください。
漢字検定で合格するためには、文章中での漢字の使い方や四字熟語など、漢字に関する幅広い知識を吸収し語彙力をあげる必要があります。
そのため、普段の日常生活から漢字に興味をもつようにしましょう。
また、協会発行の本で学習するのも効果的です。
漢字一字一字勉強できるものもあれば、イラスト付きで小学生でもわかりやすいものまで様々あります。
使いやすさや覚えやすさで自分にあった本を見つけてみましょう。
繰り返し問題集や本を読んである程度身についてきたら、過去問題にも挑戦してみましょう。
✔普段から漢字に興味をもち語彙力をあげる
✔協会発行の問題集を活用する
✔過去問を解く
漢字検定には2つの魅力があります。
漢字が正しく書けることはエントリーシートの記入時に、豊富な語彙力で志望動機を伝えることができます。
また、採用試験で実施されるSPIや常識問題などでは、漢字の読み書き問題も高い確率で出題されます。
漢字検定を取得することで事前に豊富な知識を得ることができます。
漢検協会の調査では539社の中で453社が漢検を評価指標として活用しているという結果が出ました。
「言語力」だけではなく「目標に向かって学ぶ意欲」を測る指標として活用されています。
漢検は入試で役に立ちます。
例えば、高校入試の場合、点数加点や合否の際に参考にしている高校があります。
また、推薦入試では出願要件としている高校もあります。
求められるのは2級、準2級以上のレベルが多いので難易度が高い級を求められることは間違いありません。
ですが、漢字検定を取得することで思考力・判断力・表現力が身につくため漢検を取得しておいてプラスになることは間違いありません。
✔漢字検定は取っておいて損はない
✔1:就職に有利になる
✔2:受検に有利になる
東京個別指導学院の基本情報 | |
---|---|
対象生徒 | 小学生・中学生・高校生・高卒生 |
対象地域 | 首都圏を中心に全250の直営教室を展開 |
指導方法 | 最大1対2までの個別指導 |
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東京個別指導学院では、生徒の主体性を大切にした対話型のコーチング指導が実施されています。
対話型のコーチング指導を行うことで、生徒としっかりとコミュニケーションを取ることができ、生徒が自ら学習に取り組むという姿勢を形成していきます。
東京個別指導学院では、個別指導ならではの手厚い指導を行っています。
学習カリキュラムなどを要望に合わせて柔軟に変更してくれるため、漢字検定などの資格試験対策もしっかりと行ってくれます。
東京個別指導学院は個別指導で一人ひとりの現状や目標によって学習カリキュラムが異なるため、料金は公開されていません。
料金を確認してみたい方は、手軽に無料で出来るお問い合わせにて料金を確認してみてください。
個別教室のトライの基本情報 | |
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対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
授業形式 | 個別指導 |
展開地域 | 全国 |
特徴 | 「わかったつもり」をなくす授業 |
個別教室のトライでは、学習したことが着実に得点力へつながるように、習得→習熟→演習の独自サイクルを徹底しています。
一人ひとりの学力状況や定着度にあわせて効率的かつ確実に知識を得点に結びつけています。
また、問題演習を通して、習った知識を活用できるか確認することで、わかったつもりをなくし苦手をはっきりさせることができます。
人間の記憶は1ヶ月以内に何度も反復することで定着すると言われています。
このメカニズムをふまえて個別教室のトライでは、毎回の授業で反復を実践しています。
そうすることで、覚えた漢字を確実に定着させることができます。
漢字検定についてまとめました。
漢検は受験方法が様々であり、難易度が分かれているので簡単な難易度から受験することができます。
就職や受験においても有利に働くので、取得しておいて損はないでしょう。
迷ったら、ぜひ漢検を受験してみてください。
漢字検定についての内容が分かります
漢字検定は個人受検、団体受検、CBT受験(インターネット受検)があります。
個人受験は年3回のみですが、CBT受験は毎日受験可能(会場によります)なため自分の都合に合わせやすい受験方法になっています。
詳しくは記事内を参考にしてください。
漢字検定のメリットは就職や受験で有利になります。
詳しくは記事内を参考にしてください。