東京大学の日本史を受験するにあたって必要なことは何でしょうか。
東大日本史では「量が多すぎて何から始めれば良いかわからない」、「そもそもどんな勉強をすれば良いの?」「暗記だけでは受からない?」など様々な疑問・不安があると思います。
この記事を読んである程度その不安を解消してください。
各大問ごとの配点・問題形式は以下の通りです。
大問 | 出題範囲 | 予想配点 |
---|---|---|
第1問 | 古代 | 15点 |
第2問 | 中世 | 15点 |
第3問 | 近世 | 15点 |
第4問 | 近現代 | 15点 |
上記はあくまで傾向であり、年によっては3題となることもあります。
また各大問の配点は公開されていませんが、日本史全体で60点の配点となっていることからそれぞれ15点の配点と予想されます。
解答用紙は25行程度で、1行30字程度であることから全体で750字程度の文字数になり、ほぼすべての問題が論述式です。
まず大問ごとに詳しい説明をしていきます。
東大の合格者の日本史の平均点は以下の通りです。
年度 | 文一 | 文二 | 文三 |
---|---|---|---|
2023年 | 38.1 | 41.4 | 39.1 |
2022年 | 41.5 | 42.0 | 39.9 |
出典:UTaisaku-Web
東大日本史の平均点は例年40点前後となっています。
★東大日本史は古代から近現代まで幅広く出題される
★一つ一つの分野の流れを意識して勉強する必要がある
★日本史では40点前後の得点を目指そう
東大日本史において必要なことは大きく二つです。
一つ目は日本史に関する知識量と理解度が高い水準で達成していること
二つ目は高い論理的な思考力を有していること
まずは教科書そのものをかみ砕いて理解し、それをアウトプットするトレーニングを受験当日まで続けることが必要です。
東大日本史ではマニアックな語句問題は出題されないため、教科書で基本的な歴史の流れをきちんと頭にインプットしてください。
教科書で基本的理解を重視した学習を最後まで続けることが大切です。
山川出版社「諸説日本史B」のような学校で使用されている教科書を最低2、3周は熟読して、日本史の流れをきちんと理解しておきましょう。
これは常に実践的練習を心がけることが何よりも大切になってきます。
まず、書いてみることに重点を置き、東大入試の過去問を解くのが一番です。
教科書を熟読し、日本史の流れを理解したあとは主に過去問メインの演習を続けていきましょう。
東大日本史は他大学には見られない論述形式の問題なので、過去問を解き、一つ一つ確実に習得していくことで高得点が狙えます。
繰り返しますが東大日本史の問題は教科書に忠実に作られています。
基礎の定着を怠らなければ必ず点数は取れるでしょう。
★東大日本史を勉強するにあたって教科書の熟読は必須
★実際の本番さながらの演習を何度も繰り返すこと
★問題の要求から的外れな解答をしないことが必要
東大日本史を受験するにあたって必要な参考書は主に2つです。
たくさんの参考書を買うとどれも中途半端になってしまうため、この二つを完璧に仕上げてから他の参考書を使うようにしましょう。
参考書名 | 詳説日本史 改訂版 日B309 |
出版社 | 山川出版社 |
価格 | 844円(税込) |
まずはこの教科書を使って日本史の流れをきちんと理解してください。
細かい人物名などを覚える必要はありませんが、大きな出来事がなぜ起きたのか、その後どうなったか、時代がどのようにして移り変わっていったのかなどをきちんと押さえておいてください。
参考書名 | 難関校過去問シリーズ 東大の日本史 27か年 第7版 |
出版社 | 数学社 |
価格 | 2,530円(税込) |
この東大日本史27か年を使って出題方法や、傾向を自分の頭の中に慣れさせてください。
おすすめの方法は二つあります。
①実際に時間を図って一年度ごとに問題演習を本番さながらに行ってみる。
②時代と流れごとに解き、日本史の流れを確認する。
この東大の日本史27か年では冒頭に時代の流れごとの出題等も書かれているので、時代の流れを捉えながら教科書の復習、理解を深める作業に適切です。参考書のみでの受験をお考えの方は以下の記事をご参考にしてください。
東京大学に独学で合格することは可能でしょうか。
東大では教科書の範囲外の問題は出題されないので、基本をしっかりと積み上げていけば合格は不可能ではありません。
しかしながら東大入試で要求される思考力・問題解決能力は、非常に高いです。
半端に勉強しているのでは当然東大入試までに間に合わないので、限られた勉強時間で効率的に計画を立てて勉強する必要があります。
東京大学の他科目については以下の記事をご参考にしてください。
予備校の東大対策コースに通うのは、独学で勉強するよりも効率的と言えます。
しかし、予備校の東大コースなどは授業内容・生徒のレベルともに高いため、元々の学力が高い人が合格する傾向にあります。
個別指導は予備校などの集団指導塾にはないメリットがあります。
得意科目は独学で、苦手科目は個別指導塾で克服するなど、科目ごとにピンポイントで指導を受けることができます。
また、自分のスケジュールに合わせて授業を行ってもらえるため、もし何か用事があってその日授業に出られなかったとしても、授業が先に進んでしまうということもありません。
オーダーメイドで自分のスケジュールにあったカリキュラムを組めるのは大きなメリットと言えます。
また、他の人の目を気にする必要がないので、授業中に質問しやすいというのも大きなメリットといえるでしょう。
特に論述問題のある東大受験においては、いつでも添削をお願いできる個別指導でしっかり論述の対策を行うことで、論理的思考力をしっかりと鍛えることができます。
となりにコーチの基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生・浪人生 |
授業形式 | オンライン個別指導 |
特徴 | 勉強のやり方を教えることで勉強の質をあげる学習 |
となりにコーチは、オンラインでの個別指導で勉強のやり方を指導し、学力をおげるオンライン学習塾です。
となりにコーチの講師は、代表が元京大生、それ以外の全員が現役京大生です。
そのため、難関大学対策の勉強方法やモチベーションの維持などに長けています。
また、京大生の中でも指導やコミュニケーションの能力に優れた講師のみを採用しているので、安心して授業を受けることができます。
となりにコーチのコースは、学年ではなく、学習頻度や講師によって異なります。
4つのコースとオプションがあるので、自分のスケジュールに合わせた学習スケジュールを作成することができます。
となりにコーチのコース | |
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ライトコース | 2週間に1回のコーチ面談&アウトプット |
スタンダードコース | 1週間に1回のコーチ面談&アウトプット |
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粂原コース | 1週間に1回のコーチ面談&アウトプットを粂原先生が担当 |
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対象 | 小学生・中学生・高校生・浪人生 |
授業形式 | 1対1の個別指導 |
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★東大を受験するにあたって独学でも可能だが、塾の方が近道
★予備校などではそもそものレベルが高くついていくのに必死になってしまうことも
★個別指導では生徒一人一人のレベルに合わせて指導を行うことができる
東大日本史は日本屈指の難易度を誇ります。
ですが、教科書をきちんと読み、演習を積み重ねていけば確実に実力が付き、高得点が狙える科目でもあります。
一つ一つの問題演習をきちんと解き、添削してもらい、復習することを怠らないでください。
最後まで教科書の理解に徹し、小手先の技術に頼ることなく問題演習を行いましょう。
「東大日本史」に関してよくある質問を集めました。
東大日本史の目標点は、40点前後です。例年の合格者平均点は記事をご覧ください。
東大日本史におすすめの参考書は、山川の詳説日本史と東大の日本史27か年があげられます。 詳しくは記事中に記載されているのでご覧ください。
東大受験におすすめ個別指導塾は、となりにコーチと個別指導塾TOMASです。具体的な特徴は記事中にあります。