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更新日 2024.2.4

【最新版】東大国語の傾向や配点から時間配分・対策用の参考書もご紹介!

東大国語は、文類、理類共に現代文・古文・漢文が出題されます。

また、その出題内容は文章を的確に読み取り、設問の意図を掴み簡潔に過不足なく解答することを求められるものです。

では、その東大国語を突破するにはどのような勉強をすればよいのでしょうか。

今回は東京大学の国語の基本的な入試情報から、問題の傾向・対策やおすすめの参考書・塾まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧になってください。

東京大学 試験概要

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【2024年度】東京大学の入試日程・倍率

【一次から合格まで】東京大学の入試日程一覧

2024年度の入試は以下の日程で特に例年と変更点はありません。

入試内容 日程
大学入学共通テスト 2024年1月13日(土)・14日(日)
追試験・再試験 2024年1月20日(土)・21日(日)
第1段階選抜合格発表 2024年2月15日(木)
二次試験 2024年2月25日(土)・26日(日)・27日(月)
合格者発表 2024年3月6日(水)

【文系・理系】東京大学の倍率

入学志願者が次の各科類の募集人員に対する倍率に達した場合、大学入学共通テストの成績により第1段階選抜を行い、第1段階選抜合格者に対して第2次学力試験を行います。

第1段階選抜の実施倍率は以下の通りです。

学部 倍率
文類 約3.0倍
理科一類 約2.5倍
理科二類 約3.5倍
理科三類 約3.5倍

過去3年間は毎年、第1段階選抜が行われています。

東大に合格するためには、もちろん得点比率の高い二次試験対策が大切になりますが、足切を突破するためにも大学入学共通テストをしっかり得点する必要があります。

【東京大学】国語の合格者平均点・目標の得点率

東大国語の合格最低点・平均点は公開されていない

東大は国語だけの合格最低点・平均点は公開していません。

そこで、東大の全科目の合計点を基に算出された合格最低点と合格者平均点から東大の国語の目標点を推測します。

2023年の合格者データ
合格者データ 文科一類 文科二類 文科三類
合格最低点 343 62.3% 342 62.1% 340 61.8%
合格者平均点 371 67.4% 368 66.9% 363 66.0%

大学入学共通テストの目標得点率

大学入学共通テストでは全体で90%の得点を目指しましょう。

高得点が必須になるので、細かいミスなどがないようスピードと正確さを強化して試験に臨みましょう。

二次試験の目標得点率

東京大学に合格するなら1科目あたり平均で6.5割を得点する必要があることが表から分かります。

6.5割以上取れなそうな苦手科目があるなら、国語でより得点する必要も出てきますが、最低6.5割を目標点として対策に取り組みましょう。

【東京大学】国語の出題傾向・特徴

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現代文・古典・漢文の出題傾向

東京大学の国語の問題は合計4問出題されます。

出題形式は以下の通りです。

●大問1:現代文(文理共通)

●大問2:古典(文理共通)

●大問3:漢文(文理共通)

●大問4:現代文(文系のみ)

【第1問】現代文・評論(文理共通)

大問1の現代文は評論から出題される傾向があり、哲学や社会・文化論をテーマとした評論が出題されます。

問題は記述式問題が5問、漢字の書き取りが3~5問となっています。

記述式問題は約60~120字で指定されています。

【第2問】古文(文理共通)

古文の設問は5問前後になることが多く、問題文の長さは共通テストの文章とほとんど変わらないです。

文章題の難易度も他の難関国立大学と比較するとそれほど高くなく、共通テストの古文が難なく解ければ東大の古文も問題ないでしょう。

【第3問】漢文(文理共通)

東大の漢文は標準レベルで毎年出題傾向がはっきりしていて対策がとりやすいです。

漢字の意味を問われる語句問題・現代語訳問題、現代語訳をしつつ文章の内容説明をする問題が主な出題形式です。

こちらも共通テストの漢文の文章量とほぼ変わりありません。

【第4問】現代文・随筆(文系専門)

第4問は文系のみに出題され、文章の難易度が上がるのが特徴的です。

第1問よりも文章量が少ないですが、設問内容の難易度も上がり、この第4問を苦手とする受験生も多いです。

随筆のような普段読みなれない文章が出題されることもあるので注意が必要です。

東京大学国語のおすすめの時間配分と配点

東京大学は各科目の配点の詳細を公開していないので、以下の配点は模試を参考にした配点です。

東京大学文類の時間配分と配点

問題内容 時間配分
現代文(評論):40点 40~50分
古文:30分 25~30分
漢文:30分 25~30分
現代文(随筆):20点 30~40分
150分

東大の文類の国語は試験時間が150分と非常に長く設定されているため、多くの受験者が余裕をもって問題を解くことができます。

暗記要素の強い古文・漢文をできるだけ早く終わらせて、現代文の時間を多めに取れるかがポイントです。

東京大学理類の時間配分と配点

問題内容 時間配分
現代文(評論):40分 40~50分
古文:20分 20~25分
漢文:20分 20~25分
100分

理類は第4問の現代文がないのに加えて全体の設問数も若干減ります。

ただ、解く順番に関しましては文類・理類問わずおすすめの手順があるので次の見出しで紹介します。

おすすめの解く順番

東京大学の国語の試験時間は比較的余裕がありますが、古文→漢文→現代文の順番で解くことをおすすめします。

古文や漢文は暗記要素が大きく、覚えれば比較的早めに解くことができます。

難易度の高い現代文で得点を取れるように、古文や漢文で時間を使いすぎないようにしましょう。

東大受験におすすめの塾をご紹介

東大国語の入試対策・勉強法

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現代文の対策・勉強方法

現代文に必要な勉強方法は以下の通りです。

●ジャンル問わずスラスラ文章を読めるようにする

●記述式の解答をメインに練習する

様々な文章を読み慣れる

現代文が難しいと感じる理由としては語句や表現が難しく、文章の意味がわからない、話の中の発想や価値観が理解できないの2点が挙げられます。

東京大学の国語は硬質な文章が多く、内容も難しいため、上記のような課題をお持ちの方には様々な文章をとにかく読み、語句や表現の知識や様々な評論の文意を読み取る必要があります。

自分の手で解答を書くことに慣れる

東京大学の国語はすべて記述式での出題となります。

いざ、解答を出すときに記述式に慣れていないと、”言いたいこと”があっても”得点につながる解答”にすることができません。

より多くの記述式問題にチャレンジすることで、問題のポイントを抑えた解答を作成することができます。

古文の対策・勉強法

古文に必要な勉強方法は以下の通りです。

●単語・助動詞などの文法は完璧にする

●時代やジャンルまで和歌の知識をしっかりつける

●とにかくいろんな古文を読む

基礎知識を習得する

東大国語の古文は古文単語文法の習得が大切です。

基礎的な知識を日頃から習得することで試験問題にも対応することができます。

和歌の知識を習得する

和歌についても知識を押さえておきましょう。

掛詞枕詞など、受験生が落としがちな問題を得点することで差がつきます。

単なる知識問題なので、知っておいて損はありません。

様々な古文に触れる

東大の国語では様々なジャンルの古文が出題されます。

『源氏物語』など、読みづらい文章も普段から様々な文章に触れておくことで試験でも落ち着いて取り組むことができます。

試験勉強では、わからない文章は声に出して復習するなど、一つ一つ完璧にする習慣をつけることで本番も自信を持って解答することができます。

漢文の対策方法・勉強方法

●漢文句法を使えるようにする

●様々な漢文に触れる

漢文句法を重点的に学習する

東大の漢文では、漢文句法を理解しているかどうかが問われる問題が出題されます。

問いを見てどの句法かどうかを理解することに加え、現代語訳する力が試されます。

日頃から音読実際に書いて覚えることで試験当日も自信を持って解答できるくらい何度も学習を繰り返しましょう。

復習を丁寧に行う

東大の漢文は年々難易度が上がり、散文の出題が増えているのが特徴です。

問題集や参考書でできるだけ多くの漢文に触れ、解説を理解し、さらに復習まで行うことで得られる知識がかなり増えます

様々なジャンルの漢文を読み、丁寧に復習をすることで高得点を狙うことができます。

東大受験対策におすすめの塾をご紹介

東大国語の対策におすすめの参考書・問題集

東大国語:現代文のおすすめの参考書・問題集

『国公立入試対策 上級現代文Ⅰ』

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『国公立入試対策 上級現代文Ⅰ』の特徴
  • 解答作成に最適な問題集
  • 評論と小説どちらにも対応
  • 解説や採点基準の明示により記述問題に強くなる

『国公立入試対策 上級現代文Ⅰ』は国公立大学入試の記述問題対策に最適な問題集です。

特に解説がわかりやすいのが特徴で、採点基準も書いてあるので実際の記述問題の得点率も確認することができます。

東大国語:古文のおすすめの参考書・問題集

『古文上達基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで』

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『古文上達基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで』の特徴
  • 基本的な内容を確実に理解できる
  • 「まとめ」と「集中講義」によりわかりやすい解説
  • 「集中講義」から「実践問題」まで1冊で学べる

『古文上達基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで』はページが進むにつれ難易度が徐々に上がっていくので、自分の学習レベルを確かめることができます。

わかりやすい解説により一歩一歩基礎力を身につけることが可能です。

東大国語:漢文のおすすめの参考書・問題集

『漢文道場【増訂版】 入門から実戦まで』

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『漢文道場【増訂版】 入門から実戦まで』の特徴
  • 漢文の句法から論述まで対応
  • レベル別により自分の力を把握できる
  • 過去問演習の前におすすめ

『漢文道場【増訂版】 入門から実戦まで』は過去問演習をする前に身につけておきたい力をつけることができます。

基礎を固めることができ、論述問題にも触れることができるため、実力をつけるためには最適な1冊です。

東大受験なら塾は必ず通うべき!おすすめをご紹介

大学受験予備校のトライ

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大学受験予備校のトライはトライグループが2023年春から新しく展開する大学受験専門の予備校です

大学受験予備校のトライ
対象学年 大学受験生(新高校3年生・既卒生)
指導形態 完全個別指導
展開地域 全国
料金 資料請求により開示

大学受験予備校のトライのポイント

大学受験予備校のトライは大学受験に特化した個別指導の予備校です。

現役難関大生コーチがいつでも受験や勉強の相談などをチャットを用いて相談に乗ってくれます。

また、一人ひとりに合わせた毎日の学習計画を立てた「学習計画カレンダー」を作成してくれ、「何を勉強すればいいのか分からない」という状況を無くしてくれます

大学受験予備校のトライのコース・料金

大学受験予備校のトライは一人ひとりカリキュラムが異なるため、料金も異なります。

カリキュラムや料金の詳細が気になる方は、まずは簡単に無料でできる資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

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国大Qゼミ

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国大Qゼミは横浜を中心に校舎を展開している学習塾です。

月額制のリーズナブルな費用設定で非常に通いやすく、集団か個別授業を選択できます。

国大Qゼミの基本情報
対象 小1~高3・高卒生
授業形式 集団学習、個別学習
校舎 神奈川(横浜を中心)
特徴 緻密な週間計画を立ててもらえる

国大Qゼミのポイント

国大Qゼミでは生徒の1週間の学習スケジュールをアプリに登録することによって、1週間毎に行われるWeekly面談で講師に課題や現状を分析してもらうことができます。

また、困ったことがあればQゼミ学習管理システムで24時間相談をすることができます。

国大Qゼミのコース例

国大Qゼミの月額授業料の目安として中2の1対1授業を週1回行うと17,160円(税込)かかることが分かっています。

授業は国・数・英・英検対策・理・社から受講科目を選択できます。

その他の学年毎の詳しい料金が気になる方は公式HPから一度問い合わせてみましょう。

↓↓国大Qゼミの詳細が知りたい方へ↓↓

東京個別指導学院

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東京個別指導学院の基本情報
対象 小学生・中学生・高校生
授業形式 個別指導
校舎 東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知
特徴 得点力を鍛える充実した実践演習

東京個別指導学院のポイント

東京個別指導学院は、入試直前まで志望校の対策演習を繰り返すことで得点力を鍛えていきます。

入試問題の時間配分や間違えた問題の分析、解答を導くまでのプロセスについて、細かくアドバイスを行い、志望校合格を目指します。

東京大学や京都大学、一橋大学などの国立大学への合格者も多数輩出しているので、東大合格も夢ではありません。

東京個別指導学院のコース例

東京個別指導学院の月額授業料は生徒の学習プランによって異なるため、公開されていません。

学習プランは、目的別に、受験対策、定期テスト対策、推薦対策、資格・検定対策などに分かれており、1科目から受講することが可能です。

その他の詳しい学習プラン、料金体系が気になる方は公式HPから一度問い合わせてみましょう。

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まとめ

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東京大学の国語は難易度としては非常に高いですが、最難関大学受験の中でも基礎を押さえておくことで得点を取ることができます。

古文や漢文では知識をできるだけ多く習得し、また、現代文では多くの論述問題に取り組むことで論述問題でもポイントを抑えた解答ができるようになります。

参考書や塾を検討し、問題に対して得点につながるようなアプローチができるような学習をしましょう。

東京大学公式HP▶︎

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「東京大学 国語」に関してよくある質問を集めました。

東京大学の国語の対策方法は?

東大国語の対策法は、現代文は「様々な文章を読み慣れる」」「自分の手で解答を書くことに慣れる」、古文は「基礎知識を習得する」「和歌の知識を習得する」、漢文は「漢文句法を使えるようにする」「様々な漢文に触れる」ことが大切です。

東京大学の国語のおすすめの参考書は?

東大国語におすすめの参考書は、現代文は『国公立入試対策 上級現代文Ⅰ』、古文は『古文上達 基礎編 読解と演習45』、漢文は『漢文道場【増訂版】 入門から実戦まで』となっています。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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