今回の記事では、「塾に通うべき理由」、「塾を利用するメリット・デメリット」について解説していきます。
具体的に個別指導塾と集団塾別でご紹介したり、塾が必要な子と必要ではない子の特徴を紹介したりしています。
授業の補習目的で塾を利用しようとしている人、受験がしたくて、対策として塾を利用しようとしている人どちらにもおすすめ出来る学習塾をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また、塾に通う意味や目的が分からない方、塾に通うデメリットを知っておきたい方はぜひ参考にしてみてください。
塾に通う目的としては大きく分けて2つあります。
●定期テストの点数・成績が良くない
●学習習慣がなく一人で勉強できない
●苦手科目の克服がしたい
一つ目の目的としては、学校の授業についていくためというものがあります。
上記にあてはまる方は塾に通うことをおすすめします。
塾では学習習慣の定着や、苦手科目の克服のためのサポートを行ってくれます。
また、定期テスト対策や内申点対策等、内部進学・進級のサポートをしてもらうのも塾に通う目的の一つでしょう。
●学校の授業の先取り学習がしたい
●難関校へ進学したい
●受験の専門家に任せたい
もう一つの目的としては、受験対策があります。
上記にあてはまる方は受験対策を行う進学塾に通うべきです。
受験対策を独学で進めるのは非常に大変です。
過去問の傾向や勉強法のノウハウを蓄積している塾で指導してもらうことが、志望校合格への近道です。
学校別中学生の通塾率 | |
---|---|
公立中学校 | 69.30% |
私立中学校 | 60.30% |
表から分かるように、公立中学校では約7割の生徒が塾で勉強をしており、私立中学校では約6割の生徒が塾で勉強していることが分かります。
また、学年別で塾にかける費用を比べると、以下の表のようになります。
学年別塾にかける費用 | ||
---|---|---|
公立中学校 | 1年生 | 約11.1万円 |
2年生 | 約17.8万円 | |
3年生 | 約31.4万円 | |
私立中学校 | 1年生 | 約11.7万円 |
2年生 | 約15.7万円 | |
3年生 | 約18.7万円 |
表から分かるように、公立中学校に比べて私立中学校に通っている生徒が、塾にかけている費用は圧倒的に少ないです。
私立中学校は、中高一貫校やそのまま大学に進学できる学校もあるため、受験目的で塾をあまり使用していません。
その一方で、公立中学校は受験目的で塾を利用している生徒が多いです。
このように、どの学校に行くかで塾の必要性は変わってきます。
✔授業の補習目的で塾を利用する
✔受験対策として塾を利用する
✔私立中学に比べて、公立中学に通っている生徒の方が通塾率が高い
塾に通う目的については理解してもらえたと思います。
次に塾に通うことでどのようなメリットがあるのか、集団塾と個別指導塾それぞれのメリットを解説していきます。
●講師1名に対し生徒20~30名程度
●講師が解説を行う一方通行の授業
●成績・志望校別のクラス分け
●個別の学習相談・進学指導はできない場合が多い
上記のように集団塾では、同じレベルの生徒同士が一緒に学び志望校合格や成績UPを目指します。
集団塾の場合、同じ目標をもつ生徒が集まるため、刺激を受けながら勉強に励むことができるという点がメリットです。
塾友は学習面のライバルであり、お互いに助け合う存在です。
学習意欲の高いクラスで学習すれば、モチベーションも上がり自分で主体的に勉強をする習慣が身に付くでしょう。
●講師1名に対し生徒1~3名程度
●一人ひとりに寄り添った指導
●目標や成績に合わせた個別のカリキュラムを作成
●学習相談・進路指導などの相談可能
個別指導塾では、1対1もしくは1対少人数で授業を受けます。
以下で個別指導塾のメリットをいくつか紹介します。
個別指導塾の場合、一人ひとりの目標や志望校に合わせた無駄のないカリキュラムで、最短効率での成績UPが可能です。
苦手科目の克服や得意科目を重点的に学習し、得点UPにつなげることもできるでしょう。
個別指導塾では生徒一人ひとりに担当の講師がつき、学習状況の把握や生徒の目標達成に必要な指導を行います。
講師との距離が近く、学校生活や進学についての相談相手になってもらえるというメリットがあります。
学校生活に馴染めない不登校の子どもでも、個別指導や少人数指導の塾に通うというケースは少なくありません。
集団生活が苦手な子どもでも学習を続けたり、講師に相談に乗ってもらえるというメリットがあります。
不登校の子どもが進学教室で勉強を続けて高校卒業資格を取得し、国立大医学部などの難関大学に進学するといった例もあるほどです。
次に集団塾と個別指導塾に共通のメリットを紹介していきます。
多くの塾は自習室を無料で開放しています。
真夏でもエアコンが効いた涼しい教室で勉強ができるので、自宅で勉強をするよりも集中できます。
また自習室に行けば他の子どもが静かに勉強をしているので、自然に勉強をする習慣が身に付きます。
進学塾・予備校は熱心に進学先の学校の受験に関することや、生徒が受験する大学・高校の特徴・雰囲気についての情報を収集します。
そのため受験に関する情報が得やすいというメリットがあります。
学習面だけでなく、受験先の情報を入手して、子どもに合った進学先を選ぶのに役立ちます。
✔刺激がある環境で学習ができる
✔個別のカリキュラムによる学習ができる
✔進路指導や学習相談ができる
✔登校の子どもでも通える
塾に通うことになると、どうしても今までの生活リズムで生活することが難しくなります。
基本的に塾の場合、授業が固定で入ってくるので、部活動やクラブ活動、習い事との両立が難しくなります。
ただし個別指導塾であれば基本的に生徒の予定に合わせることができるため、両立はしやすいです。
塾に通うことになると、帰る時間が21時や22時になることも珍しくありません。
家から塾が近い場合は良いですが、家から離れている場合は、事故・事件に巻き込まれる心配があります。
親御さんが送り迎えを毎回するのも負担になるので、その点はよく考えましょう。
そもそもお子さまと塾の相性が良くないとストレスがたまってしまいます。
たとえば、先生が合わない、授業についていけない、宿題が多すぎてできない、などの要因で勉強が嫌いになってしまっては元も子もありません。
お子さまが無理せず通える塾を吟味する必要があるでしょう。
✔部活や習い事との両立が難しくなる
✔通塾の安全面や送り迎えの手間がある
✔相性が悪い塾だとストレスになることも
●学習習慣がついていない
●受験についての情報を知りたい
学習習慣がない生徒に習慣をつけさせるためなら学習塾はピッタリです。
自分の意志で勉強をするのではなく、しっかりと授業時間が決まっているため、メリハリをつけて学習することが出来ます。
また、まわりにも自分と同じような生徒がたくさん勉強しているため、競争心などが湧いて、自然と学習習慣がついてきます。
独学で受験勉強を行うよりも、塾に通って受験勉強を行った方が、より多くの受験情報を得られるとともに、より専門的な対策方法を教えてもらうことが出来ます。
より難関校を目指して受験勉強をしようとしている人は、塾に通って専門的な指導を受けるべきです。
●自律学習・学習習慣がついている
●現状の成績が良い
上記にあてはまる方は、必ずしも塾に通う必要はないといえます。
自分で勉強する習慣がついている方には必ずしも塾は必要ではありません。
しかし、よりハイレベルなことを教えてもらいたい、難関中学・高校・大学を受験したいという方であれば塾に通う必要が出てくるでしょう。
基本的に学校の成績が良い(テストで9割以上得点できている)方は、そこまで塾に通う必要性はありません。
学校の定期テスト・実力テストで高得点が取れていれば、授業の補習目的として塾に通わずに、将来的に難関校への受験を考えている方は受験目的として通った方が良いでしょう。
✔学習習慣がない子供は塾が必要
✔難関校の受験対策をしている人も塾を使うべき
✔もともと学校での成績がいい人は塾は必要ない
学習塾にも様々な講師が在籍してるため、自分が塾に通う目的に沿って考えていかなければいけません。
例えば、難関校対策に力を入れた塾だと、経験豊富な厳しいプロ講師が指導をしてくれますが、授業の補習目的や基礎的な内容からのスタートとなると優しく、ゆっくりと教えてくれる講師が指導をします。
どんな講師が授業を行うのかも入塾前にしっかり考えていかなければいけません。
塾に通うとなると、授業料や交通費などがかかってきます。
個別指導塾と集団塾でも料金には差が出たり、オンライン塾を選ぶと通信費がかかったりするため、入塾前にいくらかかるのかをしっかりと把握しておく必要があります。
塾によっては授業料をはっきり開示していないところもあるため、実際に問い合わせて確認しましょう。
通常の授業の他に、各生徒をしっかり見てくれているのか、成績を上げるためにアドバイスなどをしてくれているのかなどを口コミやレビューを見て入塾前に確認しましょう。
また、学習方法のアドバイスだけではなく、進路について相談に乗ってもらえる塾や志望校選びの助けになってくれる塾などもあるため、たくさんの塾と比較して決めていきましょう。
塾が必要かどうか判断するには、まずは現状の成績・学力をしっかりと把握します。
そして志望校やなりたい将来像などの目的・目標を定め、そこから逆算してお子さまに塾が必要かどうか見極めましょう。
判断に迷う場合は塾の学習相談や無料の体験授業を受講してみるのもおすすめです。
✔学習習慣の定着、苦手科目の克服のために塾を活用する
✔志望校合格のために塾を活用する
✔資料請求、体験授業を受けてから入塾するべき
ここまで、塾の必要性や効果などについて解説してきました。
以下には、
将来的に難関校に合格するために「今から受験対策を始めておきたい」「受験対策のラストスパートをかけたい」など感じている人には個人別カリキュラムで受験対策が出来る東京・関西個別指導学院がおすすめです。
一方で、「学校の授業があまり理解できなくて追いつけない」「自分で勉強を進めたいけどなかなか勉強方法がわからない」など感じている人は授業の補習を丁寧にしてくれる家庭教師ファーストがおすすめです。
家庭教師ファーストの基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生 |
授業形態 | 個別指導 |
地域 | 全国 |
家庭教師ファーストでは質の良い指導をリーズナブルな価格で提供していることが強みです。
広告宣伝費を削減し、口コミで生徒を集めることでリーズナブルな価格を実現しています。
また、講師に十分な報酬を支払うこともできるので優秀な講師が集まるのです。
入会前に、入会した場合教える講師の授業を体験することができます。
入会前に教師を確認することで、生徒との相性を見てから入会するか決めることができ、安心です。
その場で入会するか決める必要はないので、じっくりと検討することができます。
東京・関西個別指導学院の基本情報 | |
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対象 | 小学1年生~高校3年生・高卒生 |
授業形態 | 個別指導(1対1・1対2) |
対象地域 | 大阪府・兵庫県・京都府 |
自習室 | 完備 |
東京・関西個別指導学院は、ベネッセグループの個別指導塾です。
●35年の指導実績から得たノウハウ
●オーダーメイドカリキュラム
●自由に組める時間割・無料振替
東京・関西個別指導学院は、長い指導実績を誇っており高い合格実績を出しています。
ベネッセグループの指導ノウハウを使って志望校に合わせた指導を手厚く行ってくれます。
また、東京・関西個別指導学院はオーダーメイドカリキュラムになっており、自分にピッタリのカリキュラムで授業を進めることが出来ます。
東京・関西個別指導学院は、どんな生徒にも合うように多くの講師が在籍しています。
担当講師は各生徒選べるようになっていて、万が一合わなかった場合はいつでも講師の変更は可能です。
また、講師の審査基準も学力だけではなく、人間性を重視した厳しい基準で判断しています。
このようにして、高い講師力を磨いています。
家庭教師ファーストの基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生 |
授業形態 | 個別指導 |
地域 | 全国 |
家庭教師ファーストは、オーダーメイドでのマンツーマン指導を行っている家庭教師サービスです。
◇ 生徒一人一人の「つまずき」の原因を突き止め、解決する個別指導
◇ 圧倒的な講師力と万全のサポート体制
◇ 幅広く選べるコースとリーズナブルな料金
家庭教師ファーストでは、「さかのぼり学習」をはじめとしたマンツーマン指導によって生徒の学習を全面的にサポートしています。
また、教師だけでなく学習アドバイザーや教務アドバイザーも一丸となり、学習状況の進捗管理や進路相談、指導方法など多岐にわたって生徒・家庭をサポートする体制が整えられています。
学年 | コース | 月額料金(60分×月4回) | |
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小学生 | 補習 | 9,240円 | |
中学受験A | 16,720円 | ||
プロ(スタンダード) | 26,400円 | ||
中学生 | 補習 | 9,900円 | |
ベースUP | 14,960円 | ||
プロ(スタンダード) | 26,400円 | ||
高校生 | 補習 | 11,220円 | |
ベースUP | 16,720円 | ||
プロ(スタンダード) | 26,400円 |
※料金はすべて税込表記です。
※入会金、月会費ともに無料となっており、月謝及び交通費のみの負担で受講を続けることが可能となっています。
そのため、追加料金などの心配をする必要は一切ありません。
ほかにも様々なコースがございますので、是非一度お問合せしてみてはいかがでしょうか。
今回は塾に通う意味、メリット・デメリットを紹介しました。
塾に通う必要があるのか迷っている方はぜひ参考にしてください。
まずは塾に入る目的を明確にし、お子さまの性格や目標に合わせた塾を探しましょう。
様々なニーズに答えることができるという点で個別指導塾が非常におすすめです。
塾 必要に関してよくある質問を集めました。
塾に行く意味や目的は人によって様々です。 大きく分けて、学校の授業の予習・復習を目的として入塾する場合と、受験対策を目的として入塾する場合があります。 また自立学習・学習習慣がついていたり、現状の成績に問題がない場合には塾に通う必要はないかもしれません。 詳しくは塾に行く意味や目的についてご確認ください。
塾に行くメリットは集中できる環境での学習により学習習慣を身につけられる、受験情報を得ることができる点などがあります。 記事では集団塾と個別指導塾のそれぞれの場合のメリットを紹介しています。 詳しくは塾に行くメリットから参考にしてください。
部活やクラブ活動との両立が難しくなる、夜遅くの帰宅になることもあり、安全面の心配が生じることなどが挙げられます。 また相性が合わない場合、ストレスが溜まり学習効果が発揮されないという可能性もあるため注意が必要です。 詳しくは、塾に通うデメリットをご確認ください。