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更新日 2024.2.5

【広島県】広島女学院中学校の特徴、偏差値、学費は?進学実績なども紹介

広島女学院中学校・高等学校は広島県広島市内にある私立の中高一貫女子校です。

この学校はミッションスクール、つまりキリスト教を軸とする学校となっています。

部活数も19と多く充実していて、特にマンドリン部は全国大会で受賞歴があります。

偏差値は47です。

学費は広島県内の女子中高一貫校では平均的です。

入試では、英語ができる人に対し優遇制度があります。

倍率は約3.3倍で難易度も高いです。

「※倍率は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。」

広島女学院中学校・高等学校とは?

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広島女学院中学校・高等学校はミッションスクールの私立中高一貫校です。

1886年に砂本貞吉が創立し、アメリカら来日した宣教師によって教育の基盤が整えられました。

しかし、その後に起きた太平洋戦争で 広島原爆で多くの犠牲者を出し、校舎も焼失してしまいました。

そのような歴史から、国際交流や平和活動に力を入れています。

2006年には長年に亘る平和活動が評価され、学校法人として初めて谷本清平和賞を受賞しました。

また2014年には文部科学省から「スーパーグローバルハイスクール」に指定されました。

広島女学院中学校・高等学校はキリスト教主義教育を教育の基盤としており、文部科学省に「スーパーグローバルハイスクール」に指定されるほど英語教育に力を入れています。

国外研修や英語での授業や課題に取り組んでいます。

これからの時代、グローバル化が更に進み、英語は欠かせないものになっていくでしょう。

広島女学院中学校・高等学校ならグローバルに活躍できる力が身につきます。

広島女学院中学校・高等学校の基本情報

創立年 1886年
所在地 730-0014 広島県広島市中区上幟町11-32
教育理念 まなぶ・みとめる・つながる
生徒数 中学校637人・高等学校625人  計1262人
偏差値 47

創立年が1886年とかなり歴史のある学校です。

教育理念の「まなぶ・みとめる・つながる」は、確かな学力と豊かな教養を備え主体的に学ぶこと、お互いを尊重し他者も自分も大切にすること、国境も越えた多様な文化を持つ人々と関わり平和に貢献していくこと、を基盤としています。

教育理念はキリスト教の教えを土台として考えられています。

立地も広島駅や原爆ドームがある広島市の中心部ということで通いやすいです。

バスや路面電車で学校の前まで行くことができ、通学はとても便利で楽です。

生徒数は完全中高一貫校であるため、中学校と高等学校で人数に大きな差は見られません。

高等学校への進学で外部進学する人もいるようですが、ほとんどが広島女学院高等学校へとそのまま進みます。

広島女学院中学校の特徴

広島女学院中学校はどのような中学校なのでしょうか?どのような授業が行われているのでしょうか?早速見ていきましょう。

キリスト教主義教育

キリスト教の教えを基盤として豊かな人間性を育み、社会に貢献できる女性を育成しています。

キリスト今日の教えの中でも特に人を大切にするという隣人愛の考え方を大切にしています。

毎朝の礼拝やキリスト教行事、聖書の授業などを取り入れることにより、日頃からキリスト教に親しみを持ち、自分と他者を大切にする考え方を学ぶことができます。

キリスト教を土台とした教育なら、将来は思いやりのある優しい人になれますね。

日本はあまり宗教に関わりのない国であるため、ここは敢えて宗教に触れてみるというのも良いかもしれません。

Extensive Program

中学1・2年生で課題研究を通して基本的な学び方を身につけた後、中学3年から高校3年までExtensive Programという自分の興味関心に合った講座を選択し知識を深めるといったことをします。

課題研究では「自主的な学び」、「情報収集能力」、「発表・プレゼンテーション能力」、「文章・論文の書き方」、「協働力」の学びに必要な5つの力を身に着け、論理的思考力を身につけます。

Extensive Programでは、学年や教科、教科書を超えたレベルの深い学びを得られます。

主体的に学びたい生徒を応援しています。

論理的思考力は大学に進学したり社会に出たときに、とても大切なものになります。

中学生のときから論理的思考力を身につけておけば将来困りませんね。

教科書にとらわれず、興味関心のあることを深く学べるところもいいですね。

英語教育

一人一人に合った指導をしてもらえます。

海外研修制度が充実していますが、海外に行かなくても日常的にネイティブスピーカーと関わる機会が多いです。

英語力を高めるコンテストも多く実施されています。

またアナログな学びだけでなく、eラーニングというデジタル学習も並行して行っているため、英語

基礎固めや英語のタイピング練習もできます。

英語で広島の原爆について学ぶなど、英語を平和教育にも結び付けています。

このように英語教育に力を入れた結果、広島女学院高等学校3年生の英検準2級以上の取得率が89.3%と高い割合になっています。

また中学校の英検準2級の取得率も76.2%と高い割合となっています。

英検でこのような高い合格率を出すのはやはり充実した英語教育ができているからだと言えます。

これからはグローバル化が進み、日本にいても英語が必要な時代になってきます。

また、今でも英語が使えることが採用の必須条件になっている会社が多くあります。

英語力はどこに行っても活かせるでしょう。

✓1886年に砂本貞吉が創立

✓国際交流や平和活動に力を入れている

✓特に英語教育に力を入れている

広島女学院中学校・高等学校の偏差値・入試情報は?

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広島女学院中学校・高等学校の偏差値

中学校の偏差値 高等学校の偏差値
47 -

広島女学院中学校の偏差値ですが、47となります。

入試がある中学校の中で、広島県内では37件中14位、全国では2237件中735位となっています。

高等学校の偏差値は中高一貫校で募集をしていないため、偏差値は算出されていません。

ほとんどが内部進学をするため、中学校と高等学校で大きな偏差値の差はないかと考えられます。

広島女学院中学校・高等学校の入試情報

募集人数 科目 配点 時間 出願方法
約200人 国語、算数、理科、
社会、面接
国語、算数(120点)
理科、社会(50点)
国語、算数(各50分)
理科、社会、
合わせて45分
Web出願

募集人数は約200人となっています。

科目は国語、算数、理科、社会、面接がありますが、それ以外にも選考には関係のないアンケートをやる時間が5分あります。

配点は国語と算数がそれぞれ120点満点、理科と社会がそれぞれ50点満点の計340点満点となります。

試験時間は国語と算数はそれぞれ50分、理科と社会は合わせて45分、アンケート5分、面接は時間不明ですが、面接終了次第解散となります。

この学校の入試の大きな特徴としては英語資格の優遇措置があることです。

英語検定準2級以上ある人が優遇措置の対象となります。

やはり、英語教育に力を入れている学校であることが窺えますね。

さて、ここで同じ広島県内の私立女子中学校「安田女子中学校」と難易度を比べてみます。

安田女子中学校の偏差値は約45と広島女学院中学校と偏差値に大きな差はありません。

✓偏差値は47

✓試験科目は国語、算数、理科、社会、面接

✓英語検定準2級以上取得者には優遇措置がある

広島女学院中学校の学費は?

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広島女学院中学校の学費は以下の通りです。

〈入学手続時〉

入学金 設備資金
29万7000円 5万5000円

〈入学後(月納金)〉

授業料 設備維持資金 PTA会費 生徒会費
3万4100円 1万1000円 550円 440円

入学後の月納金の合計4万6090円になります。

年換算にすると55万3080円になります。

これ以外にも旅行積立金や教材費などがあります。

広島女学院中学校の学費を他の私立女子中高一貫校と比較してみます。

安田女子中学校・・・年間約70万円

山陽女学園中等部・・・年間約53万円

※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。

広島女学院中学校が飛びぬけて高いわけではなく、私立女子中高一貫校の学費は学校によってばらつきがあるため、何とも言えませんが、広島女学院中学校の学費は同じ広島県内の私立女子中高一貫校の中では平均的だと言えそうです。

やはり私立であるため、公立学校に通うよりも学費がかかってしまいます。

✓入学前費用は合計35万2000円

✓年間学費は合計55万3080円

✓他の広島県内女子中高一貫校の中で平均的な額

広島女学院高等学校の卒業生の進路は?

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国公立大学への進学実績

2023年度の進学先国公立大学の例として

大学名 人数
大阪大学 3人
北海道大学 1人
神戸大学 3人
九州大学 1人
広島大学 20人

が挙げられます。

やはり広島県内にある広島大学の進学者は多いですね。

表に挙げた大学以外の国公立大学進学者も多くいます。

私立大学への進学実績

2023年度の進学先私立大学の例として

大学名 人数
早稲田大学 9人
慶応義塾大学 2人
上智大学 3人
青山学院大学 5人
明治大学 8人

が挙げられます。

もちろん、ここに挙げた大学以外の私立大学進学者も多くいます。

私立大学進学先を調べたところ、当たり前と言われれば当たり前ですが国公立大学進学者より人数が多いです。

また私立の上位大学に進学している人が多く見受けられました。

ここで「安田女子高等学校」と「山陽女学園高等部」の進学実績を調べてみたため、比較してみます。

安田女子高等学校(2023年)
  • 安田女子高等学校は広島女学院高等学校に比べ、早慶上智などといった上位大学への進学者はいませんが、地元の国公立大学に進学する人は広島女学院高等学校よりも多く見られます。
  • 私立大学進学者ではやはり安田女子高等学校の上部学校である安田女子大学に進学する人が多いです。
山陽女学園高等部(近年)
  • 山陽女学園高等部では全体的に国公立大学への進学者が少ないです。
  • 私立大学の進学先では先程ご紹介した「安田女子大学」や広島女学院高等学校の上部学校である「広島女学院大学」への進学者が多いです。
  • 私立大学広島県内の大学へ進学する人が多い傾向です。

広島女学院高等学校の進学先を他の高等学校2校と比較してみましたが、2校と比べて広島女学院高等学校は上位大学への進学率が良いと分かりました。

また広島女学院高等学校は広島県外の大学に進学する人が多く見られました。

✓上位大学進学率が良い

✓広島県外への進学者が多い

✓広島大学への進学者が多い

広島女学院中学校・高等学校の卒業生の評判・口コミは?

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広島女学院中学校・高等学校には多くの口コミがあります。

それぞれ見ていきましょう。

進学実績に対する評判・口コミ

まずは進学実績に関する口コミです。

先程の進学先で説明した通り、広島女学院高等学校は上位学校への進学率が良いです。

口コミではどう書かれているのでしょうか?

例年広島大学への合格者が多いです。

広島県内の女子校だと学力は上の方だと思います。

まだ中学生なので、よく知りませんが、有名な大学にも何名か先輩方が行っています。

中1の頃、大学受験を終えた高3の方の話を聞く授業がありました。

学力レベルは高いといった意見が多いですね。

進学に関する評判はとても良いです。

校則や環境に対する評判・口コミ

次は校則や環境について見ていきましょう。

校則や環境に関する評判も進学実績同様、かなり良いものでした。

制服基準や持ち込み物品など、ほかの学校に比べて厳しくはない。

休日や通常の授業終了後も子供の意思により勉強する機会が創出されている。

スカートの長さは、ひざこぞうまでとなっているけど、それよりも短い人もいます。

髪形は自由です。

スマホの持ち込みは許可制ですが、よっぽどの理由が無い限りなかなか許可がおりません。

他校に比べたら厳しくないという意見が多く見られました。

また学習環境に関する評判は良かったです。

やはり良い学習環境が学力レベルや進学実績につながっているのでしょう。

✓学力レベルや進学実績に関する評判が良い

✓校則は他校に比べたら厳しくないという意見が多い

✓学習環境の良さが進学実績につながっていると思われる

広島女学院の合格のためのおすすめ個別指導塾

さて、広島女学院中学校の受験を考えている皆様、合格するための塾選びはできていますか?今回は合格できる塾をご紹介します。

FITオンラインゼミ

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受験対策にオススメの塾をもう1つ「FITオンラインゼミ」をご紹介します。

FITオンラインゼミの特徴について詳しく見ていきましょう。

☆ 特徴1:先生との対話「個別WEB指導」

先生との対話「個別WEB指導」

FITオンラインゼミでは1回約50分間講師1人に対し生徒2人までの指導が受けられます。

一人一人に合わせたアドバイスをしてもらえます。

☆ 特徴2:自宅でリアルタイムで学ぶ「ライブ授業」

自宅でリアルタイムで学ぶ「ライブ授業」

録画ではない、リアルタイムで進行する映像授業です。

講師は生徒一人一人の反応や解答を見ながら授業を進めます。

発問の多さや他の生徒さんの声が聞こえるため、緊張感が出ていい刺激になります。

また、問題は時間を決めて解くため、時間を意識して問題を解く力が身につきます。

ライブ授業でも生徒の学力レベルや学校の授業の進捗状況に合わせて授業を受けることができます。

☆ 特徴3::好きな時間に学べる「映像授業」

好きな時間に学べる「映像授業」

時間や場所を選ばずに好きなだけ授業を見ることができます。

予習復習を空き時間ですることができます。

定期テストや入試対策もできます。

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まとめ

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さて今回は広島女学院中学校・高等学校について紹介してきましたが、どうでしたか?広島女学院中学校・高等学校はミッションスクールで英語と平和教育、貢献に力を入れている、とても魅力的な中高一貫校です。

入試は倍率が約3.3倍と少し高めのような感じがしました。

また、口コミでは学力レベルが高いという意見も多くありました。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「広島女学院中学校・高等学校」に関してよくある質問を集めました。

広島女学院中学校・高等学校とは?

広島女学院中学校・高等学校は、1886年に創立した広島県広島市にある中高一貫校の女子高です。英語と平和教育に力を入れている魅力ある学校です。

広島女学院中学校・高等学校の学費は?

広島女学院中学校・高等学校の学費は、入学金が297,000円、月額授業料が34,100円、その他諸費用、年換算すると553,080円になります。広島県内の中高一貫校の学費としては平均的といえます。詳しくは記事内をご参照ください。

広島女学院中学校・高等学校の偏差値は?

広島女学院中学校・高等学校の偏差値は、47前後となっています。中高一貫校のため、高校の偏差値は記載されていません。ほとんどの生徒が内部進学をするため、中学校と高等学校で偏差値の差はないといえます。詳しくは記事内をご参照ください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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