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更新日 2023.7.5

【カラーコーディネーター】色彩検定との違いや特徴、活かせる職業も紹介!

色の影響力というものは計り知れないところがあります。

例えば、暗記を行う際に青色のペンを使うと暗記しやすい、というようなことがあります。

今回紹介するのは色についての資格、カラーコーディネーターについて紹介します。

カラーコーディネーターについての評判や口コミ、合格率についてなどを紹介します。色彩検定との違いや試験内度についても比較していきます。

カラーコーディネーターとは?

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実施時期 年2回(例年6月の11月)
受験資格 制限はありません
試験方法 マークシート方式
受験場所 全国の商工会議所
主催 東京商工会議所
問い合わせ先 東京商工会議所 検定センター 電話番号:03-3989-0777

色彩について知識を増やすことで、様々な場面での活用することが可能です。生活面では部屋を明るく見せて人や空間の雰囲気に魅力を出すことができます。

ビジネス面では、商品のイメージに合ったカラーを選ぶことができたり、服飾のコーディネートやインテリアなどにも活かすことができます。

都市空間、建築、環境、インテリア空間、ファッション、商品などの分野で、調和のとれた心地よい色彩計画を考案する人

カラーコーディネーターの特徴は?

スタンダードクラスとアドバンスクラス

カラーコーディネーターの試験は、1級・2級・3級と階級が分かれていました。

2020年6月からこの階級がなくなり、スタンダードクラスアドバンスクラスに変更になりました。

スタンダードクラスが3級に該当するものになり、1級・2級に該当するものがアドバンスクラスとなります。

アドバンスクラスは1級・2級の折衷点になるため、変更前の1級を取得するより難易度が下がったと思われます。

色彩検定との違いは?

  • 試験難易度
  • 活用場所

試験難易度について

色彩検定は、色彩についての知識の習得度を評価する言わば色の関しての登竜門にあたります。

一方で、カラーコーディネーターは知識を習得したうえで、どのように知識を発揮していくのか、社会・ビジネスに役立てるのかを問われます。

就職活動や転職活動にも有効な資格なため、カラーコーディネーターの方が難易度が高くなっています。

活用場所について

色彩検定は、ファッション分野にとても活躍の場を見せています。

色彩検定の主催団体が、ファッションに関する業界団体だったからか、ファッションについてとても大きな力を発揮します。

カラーコーディネーターは、ファッションからインテリア、化粧品など色彩に関する活動が多岐にわたります。

★ファッションの専門知識を養うなら「色彩検定」

★知識を広く応用することができるなら「カラーコーディネーター」

カラーコーディネーターの検定費用・料金は?

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カラーコーディネーターを受験する際にかかる費用をご紹介したいと思います。

検定費用

  スタンダードクラス アドバンスクラス
検定料金 5.500円(税込) 7.700円(税込)

アドバンスクラスの方が難易度が高いため、料金もスタンダードクラスより高くなっています。

他検定との料金比較

今回比較対象とするのは、色彩についての知識が求められる検定と比較したいと思います。

  色彩検定 カラーコーディネーター パーソナルカラリスト
料金 15.000円(税込) 7.700円税込 17.600円(税込)

※検定料金はもっとも難易度が高いクラスの料金を記載してます。

色彩について、3つの検定を比較してみました。

上記に表を見てみると、カラーコーディネーターが一番手頃な検定費用になっています。

それぞれの検定が網羅している知識範囲、良いところが異なるため一概にカラーコーディネーターが優れていると断言することは難しいでしょう。

✔︎クラスごとに料金が異なる

✔︎他検定よりも手ごろなお値段

カラーコーディネータークラス別合格率は?

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アドバンスクラスの合格率

アドバンスクラスの合格率

年度 実受験者 合格者数 合格率
2022年度 2,060人 1,251人 60.7%
2021年度 1,258人 795人 63.2%

旧1級の合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率
2019年 98人 36人 36.7%
2018年 100人 24人 24.0%

旧2級の合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率
2019年 2,805人 1,126人 41.9%
2018年 3,083人 1082人 35.1%

旧1級を狙っていた方々の立場からすると、アドバンスクラスの合格率はかなり高い合格率になっていることが言えるでしょう。

他検定との合格率を比較すると?

  色彩検定 カラーコーディネーター パーソナルカラリスト検定
受験者数 1,426人 1,115人
合格率 45,0% 50,3% 50%

※記載した合格率はもっとも難易度が高いクラスを比較しています

合格率を比較したところ、大きく異なる点は見当たりませんでした。

受験者の理解度次第で合格不合格が決まりそうですね。

✔︎難易度が高いクラスに合格しやすくなった

✔︎合格率に大差はない

カラーコーディネーターを活かせる仕事は?

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カラーコーディネーター検定を取得すると、効果的な色の配色や色が持つ性質に合わせた場面先手をすることができるため、私生活だけでなくビジネスの面にも応用し、活躍する場が増えると思います。

ここでは、カラーコーディネーターを活かせる職業を紹介していきたいと思います。

ファッション業界

ファッション業界でカラーコーディネーターの資格を活かす場面の多くは美容と服飾だと思います。

美容と服飾

メイクアップアーティストやファッションスタイル、ネイリストなどの職業でカラーコーディネーターが活躍できます。

アピールポイントとして

アパレル業界や化粧品関連の業界に就職を考えている方は、アピールポイントとして効果を期待できるでしょう。

広告業界

  • 出版業界
  • Webデザイン
  • 看板

雑誌などの出版業界や、いわゆる広告代理店のような企業の看板を担う仕事でもカラーコーディネーターの知識を生かす機会があるでしょう。

建築業界

カラーコーディネーターで培った知識を生活面、仕事面の両方で活かせるのが建築業界でしょう。

インテリアデザイン

日常の空間を色の配色だけで、人々の幸せを作り上げることができるのもカラーコーディネーターの魅力の1つと言えます。

色彩の選定や提案に貢献できるのがカラーコーディネーターです。色彩についての知識を、新商品の開発や配色の提案の際に生かすことができるでしょう。

その活躍の場は紹介しきれないほど身近にたくさん存在するでしょう。

✔︎幅広い業界で活躍する場が増える

✔︎身近にも活かす機会がたくさんある

カラーコーディネーターの評判・口コミは?

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アパレル業界に務める方の口コミ

今度からアパレルショップの店長になるものです。店長になると、発注アイテムや発注数などを自分で決めることになるので、カラーコーディネーターの資格を取ろうと思いました。

勉強していくと、売り場の雰囲気をカラーで変えてみたりカラーのアドバイスをできる用ができるようになり資格を取得してよかった

建築業界に務める方の口コミ

建築設計をしていると、内外装の仕上げをどんなデザイン、色にするか決めなくてはいけません。デザインに関わるなら必須の知識だろうと思って取得しました。仕事としてでなくても、普段のファッション、部屋の模様替えなどで活かせる場はたくさんあります。配色のパターンがわかると、デザインするのが楽しくなりますよ。

他にも多くの口コミが寄せられていました。

口コミの多くにカラーコーディネーター検定を取得してよかった、知識を活かし生活が豊かになったなど前向きな意見が多くみられました。

色彩についての知識を増やすことで、自分自身の感情をコントロールする方法も一緒に理解することができるかもですね。

まとめ

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カラーコーディネーターは、幅広い面での活躍が期待できる検定です。

アドバンスクラスの難易度が低くなった今が取得のタイミングだと思います。

仕事でキャリアアップしたい、専門的な仕事がしたいと考えている方が選択肢の1つとして頭の片隅において置ければ幸いです。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「カラーコーディネーター」に関してよくある質問を集めました。

カラーコーディネーターとは?

カラーコーディネーターは、色彩に関する知識を私生活やビジネス面など様々な場面で活用することができる検定になっております。

カラーコーディネーターの受験費用・料金は?

カラーコーディネーターの受験費用・料金は、スタンダードクラスが税込5.500円、アドバンスクラスの受験料が7.700円担っています。ほかの検定と比較してもかなり安いといえます。詳しくは記事内をご参照ください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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