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更新日 2023.8.14

【昭和大学】医学部|学費・費用・特徴・偏差値・倍率・おすすめ学習塾紹介

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昭和大学医学部は東京都に位置しており、アクセスしやすい立地にあるため進学したいと考えている方は多いのではないでしょうか。

実際、毎年多くの受験生が入試を受けている大学であり、思いやりをテーマに医療に準じることを目標に指導しています。

そんな昭和大学医学部に興味があるけど「偏差値や倍率は高い?」「入試難易度や傾向について知りたい」という悩みを多く聞きます。

今回はそのような悩みを解決するべく昭和大学医学部の基本情報や偏差値・倍率、入試傾向に至るまで細かく解説していきます。

将来的に昭和大学医学部を受験したいと考えているなら必見の内容ですので、参考にしてみてください。

昭和大学医学部の基本情報

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まずは、昭和大学医学部の基本情報や指導の特徴から確認していきましょう。

キャンパス・学部

昭和大学医学部のキャンパス、その他学部については以下の通りです。

昭和大学医学部のキャンパス・学部
キャンパス 旗の台キャンパス、富士吉田キャンパス
その他学部 歯学部、薬学部、保健医療学部
旗の台キャンパス住所 東京都品川区旗の台1-5-8
富士吉田キャンパス住所 山梨県富士吉田市上吉田4562

昭和大学の1年生は、まず富士吉田キャンパスにて1年間学習後、2年~6年生まで旗の台キャンパスで過ごします。

1年生と2年生以降でキャンパスの位置が大きく変わるので、引っ越しする必要が出てくるでしょう。

昭和大学医学部の特徴

昭和大学医学部の特徴は主に以下の通りです。

  • 「日本一」のカリキュラム
  • 4充実したシミュレーション教育
  • 国際化教育と医学英語

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

「日本一」のカリキュラム

昭和大学では医師として社会で活躍できるよう、1年生のころから卒業まで充実したカリキュラムのもと、勉強に励むことができます。

基礎医学を学び、実際に附属病院にて実習や診療を受けることが可能で、常に実践的な環境下で生活していきます。

また、他学部と連携教育も盛んに行われているため、意見交換や医学に対する知見が深まりやすいです。

結果的に医師国家試験では毎年100%近い合格率を誇っています。

充実したシミュレーション教育

昭和大学の教育には、専用の機材を用いたシミュレーション実習が完備されています。

学ぶ内容はバーチャルの患者相手に穿刺、切開といった実際に現場で行われる手技のほか、医療に関する知識や態度の習得となっています。

体系的に学ぶことができるため、実際の医療現場ではどのようにして患者が救われているのか肌身を感じて学習できるでしょう。

国際化教育と医学英語

昭和大学では卒業するまでの6年間を通して、国際化教育と医学英語を学習していきます。

早い段階から長期間にわたり国際化教育を行うことで、卒業後の留学や国際医療学会での研究発表などを見据えています。

結果的に海外を視野に入れた医師活動を試みることが可能で、新しい技術を海外に広める役割を担う人材も現れるでしょう。

また、海外に興味を持ち、日本だけでなく世界中の患者を救う志の高い医師の成長を促しているともいえます。

学費

医学部と聞くと学費が高いのでは?と気になる方も多いのではないでしょうか。

実際の昭和大学医学部の学費は以下の通りです。

初年度 2年次以降
入学金 150万円 0円
授業料 300万円 300万円
教育・施設充実費 0円 150万円
合計 450万円 450万円

昭和大学医学部の6年間の合計学費は2,700万円となっています。

特待生制度を活用すると初年度の授業料が免除となるため300万円ほど安くなります。

基本的に前期(4月)後期(9月)で学費の納期は決まっています。

入試日程

ここでは、令和5年度の入試日程について解説していきます。

募集人数 83名
出願期間 令和4年12月7日(水)~令和5年1月11日(水)
試験日 一次試験:令和5年2月4日(土)二次試験:令和5年2月11日(土)または12日(日)
合格発表日 一次試験:令和5年2月8日(水)12:00二次試験:令和5年2月13日(月)11:00
入学手続期間 令和5年2月13日(月)~2月20日(月)12:00まで

一次試験は各地で行われますが、二次試験は旗の台キャンパスが試験会場となっていますのでしっかりと確認して遅れないようにしましょう。

試験科目・配点

最後に昭和大学医学部受験の試験科目・配点について見ていきましょう。

試験科目 出題範囲 配点
英語 ・コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ
・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
100点
数学(選択科目) ・数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B 100点
国語(選択科目) 国語総合(現代文のみ) 100点
理科 ・物理(物理基礎・物理)・化学(化学基礎・化学)・生物(生物基礎・生物) 200点

試験では数学と国語をどちらか選択して受けます。

そのため、実際に受ける試験科目は3つです。

二次試験では、小論文と面接が試験科目となっており、合計点にて合否が決まります。

✔医療界で活躍できる人材を育成している

✔実際の現場を肌に感じながら学べる

✔試験は一次試験と二次試験に分かれている

昭和大学医学部の偏差値・倍率

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続いて、昭和大学医学部の偏差値や倍率についてご紹介していきます。

自分の学力と比較してどのくらい勉強しないといけないのかわかりますので参考にしてみてください。

偏差値について

2022年度の偏差値

昭和大学医学部の2022年度偏差値は、69.2と非常に高い数値となっています。

私立大学医学部の偏差値は65.0前後のため、昭和大学医学部の偏差値は平均よりも高いといえるでしょう。

直近5年間の偏差値の推移

昭和大学医学部の偏差値は直近5年間では上がっているのでしょうか。

年度 偏差値
2018年度 68.5
2019年度 68.8
2020年度 66.5
2021年度 68.8
2022年度 69.2

2022年度の偏差値は直近5年間で最も高い数値となっており、学力の向上が見られます。

全国偏差値ランキング

偏差値が69.2と非常に高い昭和大学医学部ですが、全国的に見るとどうなのでしょうか。

国公立私立を含めた全国82大学の医学部の中では、38位という結果でした。

一般的な学部を含めると69.2という偏差値は非常に高いですが、全国の医学部の中では平均より少し高いくらいの位置であり、さらに高い偏差値を有している大学は数多くあるようです。

東京都内で見ると昭和大学医学部の偏差値は7位ですが、東京大学や慶応義塾大学を含む上位6校の偏差値は70以上とさらに上の学力が必要となっています。

一般的には上位校のすべり止めとして受験する生徒も数多いため、受験難易度はかなり高いでしょう。

昭和大学医学部と偏差値が近い大学

昭和大学医学部と偏差値が近い大学は以下の通りです。

大学名 偏差値
東邦大学 68.8
日本大学 68.8
東海大学 69.0
大阪医科薬科大学 69.2
自治医科大学 70.7

全国的にも有名な大学と偏差値が同じくらいであり、大阪医科薬科大学とは数値自体同じとなっています。

同じくらいの偏差値を持つ大学は東京都や大阪など主要都市に集中しているようです。

昭和大学は全国的に見ても学費が比較的安めに設定されており、経済面においては優位な位置にいます。

また、医学部のレベル的には中間に位置しているため、多くの受験生の滑り止めとして選ばれやすくなっています。

各入試方法の倍率

ここでは、昭和大学医学部の倍率について各入試方法に分けて解説していきます。

入試方法 倍率
一般入試前期 10.4倍
一般入試後期 51.5倍
センター利用方式 21.2倍

その入試方式も倍率は非常に高く、一般入試後期の倍率は51.5倍と限られた人数のみしか合格していません。

その理由として昭和大学医学部の募集人数の少なさがあります。

一般入試前期の募集人数は80名ほど、一般入試後期は20名ほどと少なく設定されています。

一般入試前期は募集人数を大幅に超える200名ほどが最終的に合格していますが、後期やセンター利用方式では定員通りの人数となっています。

そのため、倍率は非常に高くなっていると考えられています。

✔昭和大学医学部の偏差値は69.2

✔偏差値ランキングは全国で38位と中間

✔倍率は例年10倍以上と難関を極める

昭和大学医学部の入試の問題傾向と対策

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ここまで昭和大学医学部についてご紹介してきましたが、入試で合格するにはどのような対策をすればよいのか悩む方もいるでしょう。

ここからは各試験、各教科ごとの対策法を詳しく解説していきますので参考にしてみてください。

一次試験の問題傾向と対策

まずは一次試験の英語、国語、数学、理科の問題傾向と対策をご紹介していきます。

英語

英語は配点が100点で70分(数学または国語含め140分)という試験時間の中で大問3題を解きます。

英語の問題構成は以下の通りです。

  • 大問1:短文空所補充問題
  • 大問2:読解問題
  • 大問3:読解問題

2020年まであった発音・アクセント系の問題が無くなり短文空所補充問題のみとなりました。

読解問題の単語数は500〜600語程度のものが2題出題されます。

試験時間は数学(国語)と合わせて140分となっており、読解問題で時間を取ってしまうと数学(国語)にしわ寄せがきてしまうため注意しましょう。

国語

国語は100点満点で英語を含む140分の中で問題を解ききらなければいけません。

国語の問題構成は大問4つで全て評論文となっています。

内容から読み取れることを記述式や選択式で答えていきます。

難易度的には高くありませんが、時間がかかりやすいため、効率良く読み解いていく必要があるでしょう。

また、英語を早く終わらせて国語の時間を多くとるという手段も考えられます。

数学

数学は100点満点で英語を含む140分内で解ききる必要があります。

問題構成は以下の通りで、幅広いテーマから出題されます。

  • 大問1:図形と方程式問題
  • 大問2:小問集合
  • 大問3-1:確率問題
  • 大問3-2:数Ⅲ微積問題
  • 大問4-1:数Ⅲ微積・二次曲線問題
  • 大問4-2:確率問題

非常に難しい問題は出題されず、基本的には標準レベルとなっています。

しかし、出題範囲が広いため偏った分野のみ学習していると十分な対策は行えませんので気を付けてください。

出題される範囲の中で、苦手なものから潰していくと効率の良い勉強ができるでしょう。

化学

化学は理科の内の1つで配点は100点満点、4つの大問から構成されています。

おもな構成内容は以下に記載します。

  • 大問1:高分子問題
  • 大問2:有機問題
  • 大問3:有機問題
  • 大問4:理論問題

理科は2科目で140分のため、1科目70分程度時間を裂くことができます。

難易度は比較的高めでマニアックな知識問題も出題されており、十分な対策が必要といえるでしょう。

有機分野からの出題が多い傾向にあるため、得点を稼ぐために集中的に対策すると良いです。

生物

生物は理科の科目の1つで配点は100点満点、70分程度の時間で解かなければいけません。

問題は大問5問で構成されており以下のようになっています。

  • 大問1:代謝問題
  • 大問2:生態問題
  • 大問3:発生問題
  • 大問4:体内環境問題
  • 大問5:分子生物問題

幅広い分野から出題されるためか難易度的には易しめのようで、得意科目なのであれば得点源になりやすいです。

体内環境と分子生物分野は最頻出といわれているため、十分な対策が必要となります。

知識問題の中には教科書の範囲外となる問題も出ることがあるため、わからない時は飛ばしましょう。

物理

物理は理科の2科目の内の1つとして選ぶことができます。

配点は100点満点で70分程度の試験時間となります。

問題構成は以下の通りで、大問4問で構成されています。

  • 大問1:力学問題
  • 大問2:電磁気学問題
  • 大問3:熱問題
  • 大問4:波動問題

問題構成から見ると分野の偏りが目立ちますが、年によっては異なる分野も出題されるため幅広く対策しておきましょう。

また、難易度はやや難しめであり、解ける問題からスピード感を持って解いていくことが重要となります。

二次試験の傾向と対策

二次試験では小論文と面接が試験科目となっています。

それぞれの傾向や対策について確認していきましょう。

小論文

小論文は試験時間は60分、600文字程度で論述する傾向となっています。

あらかじめテーマが決められており、テーマに基づいて答えるものや、小説の引用文から自分の意見を述べるものがあります。

時間は限られていますが、ポイントをおさえつつしっかりと自分の意見を述べることができれば問題なく終わらせられます。

面接

昭和大学医学部の面接は個人面接で10分程度行われます。

面接官は2名と多くの面接官から質問されることはないです。

主に聞かれやすい質問内容は以下の通りです。

  • 志望理由
  • 高校で頑張ったこと
  • 医療チームのイメージ
  • チーム医療の知識や注意点

医学部ということもあり、医療に関連付けて自分をアピールする必要があります。

また、自己分析ができているかどうか、医療に対する考え方などしっかりと自分の中で意見を持っておくことが重要といえます。

✔試験科目は組み合わさっている

✔1科目約70分程度で解く必要がある

✔小論文、面接も重要

昭和大学医学部の入試対策におすすめの学習塾

最後に昭和大学医学部の入試対策をしたい方に向けて、おすすめの学習塾を1つご紹介します。

名前は京都医塾といい医学部受験に特化した学習塾として有名です。

京都医塾

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京都医塾の基本情報

京都医塾の基本情報についてまずは見ていきましょう。

京都医塾の基本情報
対象学年 高校生、高卒生
授業形態 個別指導、集団指導
展開地域 オンライン(全国)、京都府

医学部をはじめ難関大学合格に向けて、レベルの高い指導をしている京都医塾は高校生や高卒生が対象となっています。

指導形態は基本的には集団指導ですが、個別指導コースもあるため自分のペースで学習を進めたい方にピッタリです。

勉強だけに集中できる環境

京都医塾は勉強だけに集中できるよう、さまざまな工夫が施されている学習塾です。

生徒のことを第一に考え、学力が定着しやすいような学習システムを採用し、レベルの高い講師が全力で指導しています。

勉強に意欲的な生徒のために自習室は常に開放されており、時間内であればいつでも利用することが可能です。

わからないことがあっても校舎内の講師に質問することができるため、モヤモヤを残すことがありません。

充実した学習システムや指導環境が整った、総合力のある学習塾といえるでしょう。

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✔個別指導・集団指導どちらにも対応

✔指導環境が整っており集中しやすい

✔医学部や難関大学に特化した学習塾

まとめ

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昭和大学医学部は偏差値が69.2と非常に高く、体系的なカリキュラムと実践的な指導が特徴の大学です。

倍率は例年10倍を超えており、定員に対して多くの受験生が受験している大学といえます。

また、東京都医学部の中では比較的上位の偏差値を誇っており、優秀であることが伺えます。

昭和大学医学部の入試科目は英語・数学・国語・理科の4教科からなり、二次試験に進むと小論文と面接があります。

どの教科も標準レベル~やや難しめに設定されているため、しっかりと対策をして試験に臨むと良いでしょう。

もし、勉強で行き詰るようなら、今回ご紹介した京都医塾といった医学部受験に特化した学習塾にて自分の弱点や得意科目の対策をすると合格する確率を上げられます。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「昭和大学医学部」に関してよくある質問を集めました。

昭和大学医学部の偏差値は?

昭和大学医学部の偏差値は69.2と高いです。国公立を含む全国医学部ランキングでは80校中38位とちょうど中間程度の学力ですが、一般的な大学と比べるとはるかに高いためしっかり対策しましょう。対策をする時はどの科目を受験するのか、ある程度決めてから行うとスムーズです。昭和大学医学部の偏差値についてはこちら

昭和大学医学部の倍率は?

昭和大学医学部の倍率は10倍以上、一般入試後期に至っては51.5倍と非常に高い数値を誇っています。例年10倍を超す倍率となっているため、十分に対策して他の受験生より優位に立ちましょう。昭和大学医学部の倍率についてはこちら

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-StudySearch編集部-
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