【共通テスト生物基礎】9割超えの対策・平均点・問題内訳など詳しく解説!
「大学入学共通テストの対策はどうやってすれば良いんだろう」「共通テストとセンター試験は何が違うの?」と考えていませんか。
2021年度から大学入学共通テストが始まり生物基礎においても思考力や計算処理能力が重視されるようになりました。
そこで今回は、共通テストの生物基礎の問題解説や高得点を狙うための対策法、おすすめの問題集や塾まで徹底解説していきます。
共通テスト生物基礎とは?
まずは共通テストの生物基礎とはどのようなものなのか見ていきましょう。
共通テスト生物基礎の平均点
2018〜2022年度の共通テスト生物基礎の平均点は以下の通りです。
年度 | 平均点 |
---|---|
2022年度 | 23.90 |
2021年度 | 29.17 |
2020年度 | 32.10 |
2019年度 | 30.99 |
2018年度 | 35.62 |
※2021年度は大学入学共通テスト第1日程の平均点、2020年度までは大学入試センター試験の平均点です。
共通テストは2020年度からなので、2020年度までの平均点は参考程度にみましょう。
共通テストの平均点は、23〜30点前後となっています。
2022年度共通テスト生物基礎大問別問題解説
2022年度の共通テスト生物基礎の問題構成は以下の通りです。
大問 | 分野 | 配点 |
---|---|---|
1 | 生物と遺伝子 | 19 |
2 | 生物の体内環境の維持 | 16 |
3 | 生物の多様性と生態系 | 15 |
合計 | 50 |
3つの大問で合計50点満点で大問1が最も配点が高くなっています。
特定の分野に偏ることなく、幅広く出題されています。
生物と遺伝子
知識をもとに解く問題と実験分析に関する問題が出題されています。
過去に出題されたことがないATP量から最近数を推定する前提条件を考察する問題が出題されました。
DNAの抽出実験に関する考察問題では、実験結果の予想や計算などが出題され、実験方法などの理解が求められたため難易度は高めと言えます。
生物の体内環境の維持
知識を活用して考察する問題が多く出題されています。
グラフから光学式血中酸素飽和度計を使った測定に関する考察が問われたり、免疫に関して教科書レベルの知識を実験結果に結びつけさせる問題などがありました。
生物の多様性と生態系
バイオームや窒素循環に関する考察問題が中心です。
中部地方のバイオームを題材に地球温暖化や光合成、食物連鎖について推論や判断する問題が出題されました。
窒素循環については、下水処理過程の順序を答える問題や植生伐採に関連して議論する考察問題が出題されています。
センター試験との違いは?
2020年度まで行われてきたセンター試験との違いについて解説していきます。
思考力と計算処理能力を問われる問題が出題
共通テストでは生活や社会と関連して、基本的な概念や原理・法則などの理解や活用を求めており、より思考力が問われるようになりました。
しかしあくまでも基本的な理解が求められており、複雑化したわけではありません。
他には、リード文やグラフから情報を読み取り、計算式を考える考察問題と融合した問題も出題されるので、計算処理能力も重要度が増しました。
実験考察問題が出題
共通テストでは基礎知識とリード文内の考察のヒントをもとに実験を考察する問題も出題されます。
実験考察問題への対策としては、基礎知識固めや問題演習を繰り返し行い必要な情報を読み取る練習や問題内のヒントを手掛かりに思考する対策も重要です。
✔︎平均点は20〜30点ほど
✔︎大問は例年3つ
✔︎思考力や計算処理能力がより問われるように
9割を目指す人向けおすすめの対策法
共通テストで9割が取れるとその後の受験でかなり有利となります。
9割を取るための対策法について解説していきます。
学校配布の教科書をしっかりやりこむ
10月までは、学校の教科書をしっかりとやり込み基礎知識固めをしましょう。
共通テストでは基礎知識を前提に考察や計算をする問題が多く出題されます。
他教科よりも知識の確実性が求められるので、全ての分野において基礎的な知識を身につけておくことが求められます。
また、教科書の本文だけでなく、図や表、観察・実験、コラム、探究活動なども含めて網羅的に理解しておく必要があります。
過去問だけではなく、共通テスト模試も受ける
共通テストは導入されたばかりで十分な量の過去問がありません。
またセンター試験と比較して、考察問題の割合増加や出題内容の難化が進んでいます。
9割を目指す人は、過去問だけでなく各予備校の共通テスト模試を受験し、出題傾向に慣れておきましょう。
各予備校が出版している共通テスト模試問題集もおすすめです。
共通テスト特有の問題の種類を理解する
生物の共通テストでは、実験の手順や結果の考察問題や表形式の選択問題など、共通テスト特有の問題が出題されます。
このような問題形式に慣れておくためにも、模試を解いてどのような問題が出題されるのか把握しておきましょう。
解くスピードを測っておく
共通テストでは、1つの大問あたりにかけられる時間は10分もありません。
時間内に知識を用いてどれだけ正確に判断できるかが重要となっていきます。
日頃から制限時間を決めて、時間配分にも拘って模試を解きましょう。
「過不足なく選べ」の設問に注意
生物基礎の問題の中には「過不足なく選べ」という設問があります。
何個選べば良いのか提示されていないため、知識をしっかりと持っていることが求められます。
教科書レベルの知識は完璧にして、問題集で身につけた知識の確認を行うのがおすすめです。
✔︎教科書レベルの知識を完璧にする
✔︎共通テスト模試も受けておく
✔︎解くスピードも意識する
共通テスト生物基礎のおすすめの問題集
学校の教科書を完璧にしたら、問題集で知識が定着しているか確認することがおすすめです。
こちらでは生物基礎のおすすめ問題集を3冊ご紹介します。
共通テスト対策問題集 生物基礎
1つ目のおすすめは「カテゴリー別大学入学共通テスト対策問題集 生物基礎」です。
基本的な知識問題、図や表・資料を読み解く問題、実験結果を分析・推論する問題の3つのカテゴリーに分けているので、新傾向問題の万全な対策ができます。
共通テスト演習序盤では、新傾向の問題演習を重点的に学習し、終盤では苦手なカテゴリーを重点的に学習し、最終確認するのがおすすめです。
田部の生物基礎
2つ目のおすすめは、「田部の生物基礎をはじめからていねいに」という参考書です。
図を大きく正確に美しく載せることを意識しており、ゼロから理解できるように丁寧に解説しています。
生物基礎の全教科書に対応しているので、学校で使っている教科書を同じ内容を学ぶことができるのも魅力です。
生物基礎に苦手意識を持っている人でも、普通の参考書の2倍ほどの分量で解説をしているので非常に分かりやすく、図説のように使うこともできます。
大学入学共通テスト 生物基礎 単元別問題集
3つ目のおすすめは「大学入学共通テスト 生物基礎 単元別問題集」です。
過去のセンター試験を素材に共通テスト用に徹底分析し、頻出テーマを選りすぐった問題集です。
目標解答時間や配点も掲載されているので、本番さながらに意識した自学学習ができます。
共通テスト直前の総復習にも役立つ「基本事項のまとめ」も掲載されているので高校1年生から共通テスト直前まで使うことのできる1冊です。
✔︎新傾向の万全な対策ができる
✔︎教科書対応の問題集も
✔︎目標解答時間を意識して学習しよう
生物基礎の対策をしたい人におすすめの塾
最後に生物基礎の対策をしたい人におすすめの塾を紹介します。
TOMAS
TOMASの基本情報 | |
---|---|
授業形態 | マンツーマン指導 |
学年 | 小学生・中学生・高校生 |
特徴 | 志望校の合格ラインから逆算したオーダーメイドカリキュラム |
- 共通テストに特化した指導
- 完全1対1の個別指導
- 難関校へ多くの生徒が合格
共通テストに特化した指導
TOMASは、各大学別の受験対策だけではなく、共通テストの内容に特化した指導も行っています。
そのため、
知識や技能だけではなかなか突破が難しくなった共通テストの内容に合わせた、発問型の指導を行ってもらうことが出来ます。
完全1対1の個別指導
授業は1対1のマンツーマン指導で、1部屋に先生1人、生徒1人の環境で授業を行います。
各教科に精通し、共通テストや志望校の出題傾向を徹底分析した講師から指導が受けられます。
マンツーマン指導なので、自分の苦手分野を重点的に対策できるのが魅力です。
難関校へ多くの生徒が合格
TOMASではマンツーマン指導や志望校合格から逆算して作成したオーダーメイドカリキュラムにより、難関校へ圧倒的な合格実績を残しています。
大学受験の合格実績の一例は以下の通りです。
大学受験 | 東京大学・京都大学・東京工業大学・一橋大学・北海道大学名古屋大学・慶應義塾大学・早稲田大学・東京理科大学 |
---|
東京大学や京都大学など日本トップレベルの大学に合格していることが分かります。
TOMASの料金
TOMASの授業料は非公開となっています。
詳しい料金を知りたい方は、各教室へお問い合わせください。
✔︎完全マンツーマン指導
✔︎志望校合格から逆算したオーダーメイドカリキュラム
✔︎日本トップレベルの大学に数多く合格
まとめ
大学入学共通テスト生物基礎の出題傾向や対策、おすすめの塾についてみてきました。
思考力や計算処理能力が問われるようになりましたが、多くは教科書に載っている基礎的な知識が問われるので基礎固めが重要となります。
問題集や塾を活用して、9割以上を狙えるように対策してみてください。
TOMASでは各教科に精通した講師がマンツーマンで指導してくれるので、気になった方はまずはお問い合わせをしてみてください。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「共通テスト 生物基礎」に関してよくある質問を集めました。
共通テスト生物基礎の対策方法は?
共通テスト生物基礎では、基礎的な知識をもとに出題される問題が多いので、10月ごろまでに学校の教科書レベルの知識は完璧にしておきましょう。図や表・資料を読み解く問題、実験結果を分析・推論する問題など共通テストならではの出題傾向に慣れるために、共通テスト模試を受験したり共通テスト模試テキストを活用することをおすすめします。共通テスト生物基礎の対策方法は?の詳細はこちらを参考にしてください。
共通テストの生物基礎のおすすめの参考書は?
共通テスト生物基礎におすすめの参考書は、「田部の生物基礎をはじめからていねいに」です。図を大きく正確に美しく載せることを意識しており、ゼロから理解できるように丁寧に解説しています。生物基礎の全教科書に対応しているので、学校で使っている教科書と同じ内容を学ぶことができるのも魅力です。共通テストの生物基礎のおすすめの参考書についてはこちらを参考にしてください。
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