東京都内には、多くの女子中学校があります。
女子中学校は女子のみを生徒として募集している学校で、女性を尊重した教育がされています。
女子中学校の多くは、中高一貫校で中学校から高等学校卒業までの6年間を指導しています。
今回は、女子中高一貫校である東洋英和女学院中学部についてご紹介します。
東洋英和女学院中学部は、大きな特徴としてキリスト教の教えを取り入れた教育をしています。
そんな東洋英和女学院中学部についてその学費や入試情報、口コミについてご紹介します。
■まとめ
ここでは、東洋英和女学院中学部の基本情報についてご紹介します。
東洋英和女学院中学部の基本情報 | |
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創立年 | 1884年 |
所在地 | 〒106-8507 東京都港区六本木5-14-40 |
教育理念 | キリスト教(プロテスタント)の信仰と、聖書の言葉を土台にして、園児から学生までの人間形成・人格形成を重んじる女子の一貫教育を行っています。 |
生徒数 | 595人 |
宗派 | キリスト教(プロテスタント) |
偏差値 | 62 |
東洋英和女学院中学部は、キリスト教の精神を基盤とした教育をしています。
例えば聖書を取り入れた授業をしています。
東洋英和女学院では毎週1時間ずつ6年かけて聖書を分かりやすく学んでいきます。
一般的な学校では学ぶことができないため貴重な体験といえるでしょう。
授業では、聖書そのものの説明や、キリスト教の歴史を勉強します。
聖書や歴史から、聖書に基づいて行動することの大切さなどを指導してくれます。
東洋英和女学院中学部の中間一貫校教育では、各学年ごとにテーマや目標が決まっています。
中学1、2年では、基礎学力の強化を目標としており、生徒自身が考え学ぶことの楽しさを身につけることを重視しています。
中学3年、高校1年では、学習してきた基礎をもとに自分の目指す方向を決めることが目標となっています。
高校2年、3年では、進路に合わせた科目選択をして、自分の志望する大学に向けて実力をつけていくことを前提に進路別の学習をしていきます。
東洋英和女学院中学部は、国際教育にも力を入れています。
例えばバングラデシュ寺子屋活動支援は、貧困により学校に行くことが難しいバングラディッシュの子供たちを、寺子屋を建てて支援する活動です。
他にも、フィリピンスタディツアーは、「子どもは助けられるだけの存在でなく、自身が変化を起こす担い手である」を理念のもと、貧困や差別から子どもたちを開放すべく活動しています。
東洋英和女学院中学部は、世界の苦しむ子供たちのために日々活動しています。
ここでは、東洋英和女学院中学部の偏差値についてご紹介します。
学校名 | 偏差値 |
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東洋英和女学院中学部 | 62 |
品川女子学院中等部 | 55 |
東京女学館中学校 | 52 |
東洋英和女学院中学部は、同じ都内の女子中学校と比べても偏差値が高いことがわかります。
学年ごとにわけられた効率の良い学習目標のもと、生徒たちは日々努力しているため、その成果が偏差値として表れています。
ここでは、東洋英和女学院中学部の入試情報についてご紹介します。
2024年度入試情報 | |
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募集人数 | A日程:約80名 B日程:約30名 |
入試科目 | 国語・算数・社会・理科・面接 |
配点・時間 | ・国語:100点(45分)・算数:100点(45分) ・社会:60点(30分)・理科: 60点(30分) |
試験日程 | A日程:2月1日 |
B日程:2月3日 | |
合格発表 | A日程:2月1日22時頃~3日15時 |
B日程:2月3日22時頃 ~4日15時 | |
出願方法 | インターネット出願 |
ここでは、東洋英和女学院中学部の学費についてご紹介します。
入学金 | 300,000円 |
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授業料 | 510,000円 |
施設設備費 | 250,000円 |
教育充実費 | 130,000円 |
合計 | 1,190,000円 |
次に同じ東京の私立中高一貫の女子校と比較します。
学校名 | 学費 |
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東洋英和女学院中学部 | 1,190,000円 |
品川女子学院中等部 | 1,100,000円 |
東京女学館中学校 | 1,100,000円 |
東洋英和女学院中学部の学費は、東京都内の同じ女子中学校の学費と大きな差はないようです。
一般的な市立中学校の費用相場は、約108万円のため費用相場より少し高い程度の学費であることがわかります。
同じ程度の学費でキリスト教の精神や大学へ進学するための必要な知識を、効率の良いカリキュラムのもと学ぶことができる学校は少ないでしょう。
ここでは国公立大学への進学実績をご紹介します。
2023年春の進路状況(2022年度高3+既卒生) | |||
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東京大学 1名 | お茶の水女子大学 2名 | 千葉大学(医) 1名 | |
東京藝術大学 2名 | 筑波大学 1名 | 東京外国語大学 1名 | |
東京都立大学 1名 | 東京工業大学 1名 | 帯広畜産大学 1名 |
※()内は既卒での合格者数です。
東洋英和女学院中学部は、様々な分野の国公立大学へ進学しています。
特に、医療系大学へ進学している生徒もおり、分野問わず受験対策をしています。
生徒一人ひとりの志望が反映されているため、自分の目指す場所へ全力で勉強することができます。
ここでは私立大学への進学実績をご紹介します。
2023年春の進路状況 (2022年度高3+既卒生) | |||
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早稲田大学 28名 | 東京理科大学 17名 | 明治大学 34名 | |
慶應義塾大学 27名 | 国際基督教大学 1名 | 青山学院大学 34名 | |
上智大学 26名 | 学習院大学 9名 | 立教大学 48名 |
東洋英和女学院中学部は、難関私立大学へ多くの合格者を輩出しています。
特に、早稲田大学と慶応義塾大学へは、合計で55名もの合格者を輩出しており、レベルの高い学習が実を結んでいることがわかります。
また、国公立大学へ進学する生徒よりも私立大学へ進学する生徒のほうが多いようです。
ここでは、進学実績に関する口コミをご紹介します。
中高一貫で早慶に進学する子が多いようです。
学校の授業が難しいのでついていくのがたいへんです。
私立大学医学部を志望、進学する生徒が多いです
他の学部でしたら、早慶上智に半数近くが進学しているようです
東洋英和女学院中学部は、早稲田大学、慶応義塾大学を志望する生徒が多いようです。
私立大学では、日本トップクラスの大学に入ることができる勉強や教育をしてくれるため、努力次第では勉強が苦手な人でも合格できる可能性があります。
東洋英和女学院中学部の勉強の質は高いですが、授業の難易度は高く学習進度も早いためそれなりの努力いるため学校生活を楽しみたい人には注意が必要です。
ここでは、制服に関する口コミをご紹介します。
せいふくは、他の学校に比べると可愛いとおもいます。
かわいいと保護者から人気です。
セーラー服のラインが金色で品格を感じさせます。
東洋英和女学院中学部の制服は、生徒はもちろんのこと保護者からも評価が高いです。
制服の特徴的な点としてセーラー服のラインに金色の刺繍が施されており、女子中学校としての気品を感じさせるようなきれいな制服なようです。
制服の全体は紺色なため目立つような制服ではないようです。
ここではTOMASの基本情報についてご紹介します。
個別指導塾TOMASの基本情報 | |
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対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形態 | 完全個別指導(1対1) |
展開地域 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
TOMASは、関東に点在する多くの難関中学校への合格実績を保持しています。
また、同様に多くの女子中学校の合格実績を保持しており、2023年度の東洋英和女学院中学部の合格者は10名です。
多くの学校の入試データや傾向から最適解の勉強をそれぞれの生徒に提供してくれるため、生徒たちは効率よく学習に励めるようです。
2023年度 主な中学合格実績【女子校】 | |
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学校名 | 合格人数 |
東洋英和女学院中学部 | 10名 |
桜蔭中学校 | 4名 |
雙葉中学校 | 4名 |
豊島岡女子学園中学校 | 10名 |
フェリス女学院中学校 | 3名 |
TOMASでは、一人ひとりの志望校合格から逆算して、個人別のカリキュラムを作成します。
カリキュラムの中で細かく受験準備Ⅰ・Ⅱ期・基礎力定着期・基礎力完成期・合格力完成期にわけ、その期間にあわせたねらいをそれぞれ設定することで、時期ごとの目標を可視化することができます。
TOMASには「王道」と呼ばれるオリジナル教材があります。
王道は基礎力をつけるプレ王道Ⅰ・Ⅱから応用力をつける王道Ⅲまでと基礎から応用まで対応しています。
小学4年生から中学受験に向けて王道シリーズを活用することが可能で、受験に必要な細かいところまで王道によって学習していきます。
小学6年生の夏以降は王道を卒業し、志望校に合わせた過去問や予想問題を解いていきます。
TOMASは、学習効果を上げるためには、指導の質ばかりではなく生徒と関わる講師が相互に理解し、信頼関係を築くことが重要と考えています。
担任システムを採用することで生徒、保護者、講師、担任の四者が一体となり、成績の管理や学習状況の管理をすることで、効率的な学習を後ろから支えています。
また、担任もTOMASが支えることにより過度な負荷がかからないようなシステムになっているため、学校全体が生徒のことをサポートしてくれます。
東洋英和女学院中学部は東京都内の女子中学校として有名で関東の難関大学を中心に多くの合格者を輩出している名門校です。
創設以来キリスト教の教えを取り入れた教育をしており、国際教育にも加担している学校です。
生徒一人ひとりがキリスト教の教えのもと活動し、日々勉学に励んでいます。
学費は、費用相場程度で特段高いというわけではないです。
東洋英和女学院中学部は、将来の目標がある程度決まっていたり、キリスト教の教えを学びたい人におすすめの学校といえます。
「東洋英和女学院中学部」に関してよくある質問を集めました。
東洋英和女学院中学部は1884年に東京都に設立された学校です。プロテスタントの学校で、グローバル教育にも力を入れています。
東洋英和女学院中学部の学費は、入学金が300,000円、授業料が510,000円となっています。その他諸経費がかかります。詳しくは記事内をご参照ください。
東洋英和女学院中学部の偏差値は、62となっています。参考までに、品川女子学院中等部は55、京女学館中学校は52となっています。レベルの高い中学ということがわかります。
卒業生の進学先は、早慶といった難関私立大や、お茶の水女子大といった最難関国公立大学にも合格者を出しています。