今回は、東京医科歯科大学医学部について紹介します。
東京医科歯科大学は、お茶の水駅周辺と市川駅周辺にキャンパスを持つ、東京都内にある国公立大学です。
学部としては、医学部と歯学部の2学部しか設置されておらず、医療に特化した教育を行っている大学といえます。
この記事では、東京医科歯科大学医学部の基本情報や授業料、入試情報、受験対策について記載しています。
東京医科歯科大学医学部の受験を考えている方や、医学部の受験を考えている方は、ぜひ最後まで一読することをおすすめします。
■まとめ
東京医科歯科大学医学部は、東京都にある湯島キャンパスに設置されています。
湯島キャンパスの最寄り駅は、JR御茶ノ水駅または東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅となっています。
どの最寄駅からも歩いてすぐのところに位置しているので、交通アクセスは良好といえそうです。
また、少し近い所に、東京医科歯科大学の駿河台キャンパスもあるので、間違えないように注意する必要があります。
2024年度における東京医科歯科大学医学部の定員数は、合計191名です。
入試方式によって定員数が異なっており、一般選抜前期日程の定員数が69名、一般選抜後期日程の定員数が10名、地域特別枠推薦選抜の定員数が15名、学校推薦型選抜の定員数が5名、国際バカロレア選抜の定員数が2名、私費外国人留学生特別選抜の定員数が若干名となっています。
一般選抜前期日程が最も多い定員数となっていることが分かります。
2024年度における東京医科歯科大学医学部医学科の偏差値は70.0となっています。
東京医科歯科大学の中でも、偏差値が最も高い学部となっています。
全国の医学部医学科の中でも、偏差値70を超える大学は多くなく、全国的にトップレベルの医学部といえるでしょう。
関東地域内でみても、東京医科歯科大学医学部医学科の偏差値は上位にあります。
東京医科歯科大学医学部医学科と偏差値の近い大学については、後述をご覧ください。
東京医科歯科大学医学部医学科で取得できる資格は、医師免許です。
医学部卒業後に医師国家試験を受験し、合格することで得られる資格となっています。
令和6年1月に実施された第117回医師国家試験の合格率は84.4％となっています。
他の国家試験に比べれば、合格率は高い試験といえますが、難易度の高い試験となっているので、しっかりとした勉強が必要です。
| 東京医科歯科大学医学部医学科の倍率 | ||
|---|---|---|
| - | 一般選抜前期日程 | 一般選抜後期日程 |
| 2022年度 | 3.0 | 15.3 |
| 2023年度 | 4.5 | 20.4 |
| 2024年度 | 4.3 | 17.3 |
東京医科歯科大学医学部医学科の倍率は、上記の表のようになっています。
一般選抜前期日程の倍率は4倍超となっており、一般選抜後期日程の倍率は約17倍となっています。
一般選抜後期日程の倍率はかなり高いものとなっているので、その中で合格を勝ち取るためには高い得点が必要となるでしょう。
2024年度における東京医科歯科大学医学部保健衛生学科の偏差値は55.0～60.0となっています。
東京医科歯科大学の中では、医学部医学科、歯学部歯学科に続く偏差値の学部学科となっています。
全国の医学部以外の学部で比べると、偏差値60に相当する学部学科を持つ大学は少なく、全国トップレベルの学部学科といえるでしょう。
関東地域内でみても、東京医科歯科大学医学部保健衛生学科の偏差値は上位にあたるということができそうです。
東京医科歯科大学医学部と偏差値の近い大学については、後ほど別で記載しています。
東京医科歯科大学医学部保健衛生学科で取得できる資格は、専攻によって異なります。
保健衛生学科看護学専攻であれば、養護教諭二種免許と看護師免許、保健師免許を取得することが可能です。
また、保健衛生学科検査技術学専攻であれば、臨床検査技師免許を取得することが可能となっています。
養護教諭二種免許については、大学を卒業することで取得することができる資格ですが、養護教諭二種免許以外の他の資格については、大学卒業後に国家試験を受験し、合格することで得られる資格となっています。
| 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科の倍率 | ||
|---|---|---|
| 年度 | 看護学専攻 | 検査技術学専攻 |
| 2022年度 | 1.7 | 2.2 |
| 2023年度 | 2.1 | 3.2 |
| 2024年度 | 1.7 | 4.5 |
東京医科歯科大学医学部保健衛生学科の倍率は、上記の表のようになっています。
一般選抜前期日程の倍率を記載しています。
専攻によって倍率も差があり、看護学専攻の倍率は2倍前後となっており、検査技術学専攻の倍率は2倍超となっています。
どちらの倍率も比較的安定しており、高くはないので、日頃からしっかりとした勉強をしておくことが有効でしょう。
| 東京医科歯科大学医学部と偏差値の近い大学 | |
|---|---|
| 京都大学 | 72.5 |
| 東京大学 | 72.5 |
| 慶應義塾大学 | 72.5 |
| 大阪大学 | 70.0 |
| 岡山大学 | 67.5 |
| 九州大学 | 67.5 |
| 神戸大学 | 67.5 |
| 千葉大学 | 67.5 |
東京医科歯科大学と偏差値の近い大学は、上記の表のようになっています。
国公立大学医学部が多く、京都大学や東京大学、大阪大学が挙げられます。
私立大学医学部では、慶應義塾大学が挙げられます。
全国の偏差値ランキングをみても、上記の表に掲載されている大学は最上位層にあたり、東京医科歯科大学は大阪大学と同率で4位となっています。
✔東京医科歯科大学医学部は医学部の中でもトップクラス
✔倍率は学科や入試方式によって異なる
✔卒業後国家試験に合格することで様々な資格を取得できる
東京医科歯科大学医学部の費用と奨学金について紹介します。
奨学金については、それぞれ対象や金額が異なるため注意してご覧ください。
| 東京医科歯科大学医学部の費用(税込) | |||
|---|---|---|---|
| - | 医学科 | 保健衛生学科看護学専攻 | 保健衛生学科検査技術学専攻 |
| 入学金 | 282,000円 | ||
| 授業料(年間) | 642,960円 | ||
| 設備・自習・諸会費等 | 107,800円 | 92,920円 | 117,920円 |
| 保険料 | 4,800円 | 5,370円 | |
| 合計 | 1,037,560円 | 1,023,250円 | 1,048,250円 |
東京医科歯科大学医学部の費用(税込)については、上記の表のようになっています。
入学金は282,000円、年間授業料は642,960円で、学科・専攻を問わず同額となっています。
その他の設備費用や保険料は、学科・専攻によって少々異なるため、よく確認しておく必要があります。
どの学科・専攻にしても、合計で約100万円の費用が掛かることが分かります。
東京医科歯科大学医学部の奨学金は、上記の3種類あります。
1つ目は、研究者養成コース奨学金です。
この奨学金は、貸与型で、月額10万円の貸与を2年間受けることができます。
研究に従事する医師のある医学科の5～6年生を対象としており、研究者養成コースに進学する学生を採用しています。
採用人数は若干名であるため、かなり厳しい競争になることが予想されます。
申込方法は、まず、研究者養成コースに進学することを申請し、そして、合格が確定した後に申し込むことになります。
書類審査により決定されるので、提出書類の準備は入念に行っておくことが大切です。
2つ目は、研究者早期養成コース奨学金です。
この奨学金は、給付型で、月額8万円の給付を原則3年間受けることができます。
学年を問わず、研究者早期養成コースに入学する学生を対象としており、学内選考で受給者を決定します。
研究者早期養成コースに、医学部医学科または歯学部歯学から入学する学生であれば、誰でも申請することができるので、条件にあてはまる方はぜひ申請してみることをおすすめします。
また、この奨学金は、他の奨学金制度との併用が可能となっています。
3つ目は、修学支援基金です。
この奨学金は、給付型で、月額3万円の給付を1年間受けることができます。
対象とする学年の制限は特に設けられておらず、授業料免除の要件および日本学生支援機構奨学金の基準を満たす学生や学費負担者が亡くなった場合または災害の被害を受けた場合には、この奨学金の申請をすることができます。
ただし、採用人数は原則1名であるため、奨学金を受けるのは少し難易度の高い制度といえます。
✔入学金・年間授業料は学科を問わず一律同額
✔設備費や保険料が学科によって少し異なる
✔奨学金制度も3種類用意されていて充実している
東京医科歯科大学医学部の特徴について解説していきます。
東京医科歯科大学の教育指針や教育方法について紹介するので、ぜひご覧ください。
東京医科歯科大学医学部の特徴の1つ目は、グローバルに活躍する人材を育てる教育です。
グローバルに活躍するには、高い言語力を身につけることが必須です。
そこで、東京医科歯科大学医学部では、世界の共通言語である英語を積極的に取り入れた学習カリキュラムを用いています。
授業では、事前に与えられた課題について英語で議論を行ったり、英語で情報の共有を図ったりするトレーニングをしています。
このように、東京医科歯科大学医学部の学生は、授業で日常的に英語を話し、慣れ親しんでおくことで、英語でのコミュニケーション能力を高めることができています。
東京医科歯科大学医学部の2つ目の特徴は、学生の自己学習能力を高めるために統合型教育を取り入れている点です。
統合型教育とは、従来の臨床科目ごとに分けられた系統講義を見直し、病態生理を集中的に学習する教育方法です。
この教育方法では、学生は、提示された症例をもとに周りの人とグループ討論を重ねていきます。
それに伴って、学生は自学自習の態度を養成していくことができます。
また、英語を使うことに慣れることで、世界に意識が向き、多文化への理解を深めることもできるでしょう。
2020年には、新型コロナウイルスの蔓延を受けて、オンライン授業が取り入れられるようになり、それまでよりも活発な議論ができるように進化しました。
東京医科歯科大学医学部の3つ目の特徴は、オリジナルのカリキュラムである「プロジェクターセメスター」です。
このカリキュラムは、学生が自分の希望する研究を自由に行うことができるところが大きな魅力です。
好きな研究室に所属し、自分の興味のある分野に関する実験や統計解析などを行うことができるため、学生の間でも人気のあるカリキュラムとなっています。
設置されている研究室に関する情報や、このカリキュラムに関する詳しい情報は、東京医科歯科大学医学部の公式サイトからご確認ください。
✔英語を積極的に取り入れていく教育方針
✔統合型教育で学生の自己学習能力を向上
✔自分の好きな研究を自由に行うことができるオリジナルカリキュラム
東京医科歯科大学の入試情報について紹介します。
一般選抜、推薦選抜等の多様な選抜について詳しく紹介していくので、受験を検討している方はぜひご覧ください。
| 東京医科歯科大学医学部の一般選抜 | |||
|---|---|---|---|
| 日程 | 定員 | 試験日程 | 合格発表日 |
| 前期日程 | 124名 | 2024年2月25日～26日 | 2024年3月8日 |
| 後期日程 | 17名 | 2024年3月12日～13日 | 2024年3月22日 |
東京医科歯科大学医学部の一般選抜は、共通テストと個別学力検査の成績などを鑑みて合否を決定する入試方式です。
そのため、個別学力検査のほかに大学共通テストの受験が必須となります。
医学部では、個別学力検査が前期日程と後期日程の2回実施されます。
ただし、後期日程は医学科のみの実施となりますので、注意しましょう。
定員は、前期日程が124名、後期日程が17名となっています。
その内訳は、前期日程の場合、医学科が69名、保健衛生学科看護学専攻が35名、保健衛生学科検査技術学専攻が20名です。
入試科目や合格ボーダーに関する情報については、後述をご覧ください。
| 東京医科歯科大学医学部の地域特別枠推薦選抜 | |||
|---|---|---|---|
| 学科 | 定員 | 試験日程 | 合格発表日 |
| 医学科のみ | 各県5名以内 | 2023年11月27日2023年11月29日 | 2023年12月15日 |
地域特別枠推薦選抜は、茨城県・長野県・埼玉県の高校を卒業した者のみが受験できる推薦選抜です。
医学部医学科のみの実施であり、書類審査に加えて小論文と面接試験の成績によって合否が決まります。
そのため、小論文と面接対策という特別な対策が必要となるでしょう。
2023年度は、小論文試験が2023年11月27日に、面接試験が2023年11月29日に実施され、例年11月頃の実施であるといえそうです。
定員は、茨城県・長野県・埼玉県それぞれから5名以内で、かなり少ないものとなっていますが、受験資格を持つ方からすれば大きなチャンスです。
茨城県・長野県・埼玉県の高校を卒業する予定の方で、東京医科歯科大学医学部医学科を志望している方は、ぜひこの機会を活かして受験を検討してみてください。
| 東京医科歯科大学医学部の学校推薦型選抜 | |||
|---|---|---|---|
| 学科 | 定員 | 試験日程 | 合格発表日 |
| 医学科 | 5名 | 2023年11月27日2022年11月28日 | 2023年12月15日 |
| 保健衛生学科 | 28名 | ||
学校推薦型選抜は、対象となる学校から推薦を受けた者のみが受験できる推薦選抜です。
この試験は、医学部すべての学科で実施され、大学共通テストと小論文、面接試験などの成績から合否が判定されます。
そのため、大学共通テストの対策に加えて、小論文と面接の対策をしておく必要があります。
2023年度は、小論文試験が2023年11月27日に、面接試験が2023年11月28日に実施されました。
定員は合計33名で、その内訳は、医学科が5名、保健衛生学科看護学専攻が20名、保健衛生学科検査技術学専攻が8名となっています。
自分の通っている学校が東京医科歯科大学医学部の学校推薦型選抜対象校である場合には、ぜひこの推薦選抜を利用することをおすすめします。
| 東京医科歯科大学医学部の国際バカロレア選抜 | |||
|---|---|---|---|
| 学科 | 定員 | 試験日程 | 合格発表日 |
| 医学科 | 2名 | 2023年11月27日2022年11月29日 | 2023年12月15日 |
| 保健衛生学科 | 若干名 | ||
国際バカロレア選抜は、国際バカロレア資格を持っている者のみが受験できる入試方式です。
推薦選抜と同様、書類審査と小論文、面接試験によって合否が決定されます。
そのため、小論文や面接に特化した対策が必要になります。
2023年度は、小論文試験が2023年11月27日に、面接試験が2023年11月28~29日に実施され、2023年12月15日に合格発表が行われました。
定員は、医学科が2名、保健衛生学科が若干名となっており、かなり少ない募集であるといえます。
| 東京医科歯科大学医学部の帰国生選抜 | |||
|---|---|---|---|
| 学科 | 定員 | 試験日程 | 合格発表日 |
| 医学科 | 若干名 | 2024年2月25日2024年2月26日 | 2024年3月8日 |
| 保健衛生学科検査技術学専攻 | 若干名 | ||
帰国生選抜は、海外で教育を受けた者などが受験できる入試方式です。
他の学部と区別して、医学部が独自に実施している学力検査や面接試験の結果により合否が決定されます。
2024年度は、学力試験が2024年2月25日に、面接試験が2024年2月26日に行われ、2024年3月8日に合格発表が行われました。
医学部医学科と保健衛生学科の検査技術学専攻でのみ実施される入試方式であり、定員はそれぞれの学科で若干名とされています。
| 東京医科歯科大学医学部の私費外国人留学生特別選抜 | |||
|---|---|---|---|
| 学科 | 定員 | 試験日程 | 合格発表日 |
| 医学科 | 若干名 | 2024年2月25日2024年3月13日 | 2024年3月22日 |
| 保健衛生学科 | 若干名 | ||
私費外国人留学生特別選抜は、外国人留学生などが受験できる入試方式です。
日本留学試験と個別学力検査、面接試験の結果により合否が決定されます。
2023年度は、個別学力検査が2024年2月25日に、面接試験が2024年3月13日に実施され、2024年3月22日に合格発表が行われる予定です。
医学部それぞれの学科で実施され、定員はそれぞれ若干名となっています。
✔一般選抜と推薦選抜、特別型選抜を実施
✔一般選抜が最も募集定員が多く、受験しやすい
✔出願資格が得られれば、推薦選抜や特別型選抜の受験もおすすめ
東京医科歯科大学の試験情報について紹介していきます。
試験科目、合格ラインについて紹介・解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
| 医学部医学科、医学部保健衛生学科検査技術学専攻の試験科目 | ||
|---|---|---|
| 日程 | 大学共通テスト | 個別学力試験 |
| 前期日程 | 国語 | ー |
| 数ⅠA、数ⅡB、数学C | 数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲ、数学C | |
| 物理、化学、生物から2科目選択 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目選択 | |
| 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目選択 | 英語 | |
| 情報Ⅰ | ー | |
| ー | 個人面接 | |
| 後期日程 | ||
| 国語 | 小論文 | |
| 数ⅠA、数ⅡB、数学C | ー | |
| 物理、化学、生物から2科目選択 | ー | |
| 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目選択 | ー | |
| 情報Ⅰ | ー | |
| ー | 個人面接 | |
| 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻の試験科目 | ||
|---|---|---|
| 日程 | 大学共通テスト | 個別学力試験 |
| 前期日程 | 国語 | 小論文 |
| 「地理総合・地理探求」、「歴史総合・日本史探求」、「歴史総合・世界史探求」、「地理総合・歴史総合公共」、「公共・政治・経済」、「公共・倫理」から1科目選択 | ー | |
| 数ⅠA、数ⅡB、数学C | ー | |
| 「物理基礎・化学基礎・生物基礎」から2科目選択科目選択、「物理・化学・生物」から2科目選択 | ー | |
| 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、フランス語 | 英語 | |
| 情報Ⅰ | ー | |
| ー | 個人面接 | |
さらに、個別学力試験については、英語と小論文、面接のみの試験となる。
東京医科歯科大学医学部の試験科目は、上記の表のようになっています。
医学部医学科の試験科目と、医学部保健衛生学科の試験科目を別の表にして記載していますので、見間違えることのないよう、注意してご覧いただければと思います。
まず前期日程についてですが、学科・専攻によって多少のばらつきがありますが、どの学科・専攻であっても、大学共通テストでは6教科8科目の受験が求められていることが分かります。
個別学力試験については、医学科と保健衛生学科の検査技術学科が数学・理科・英語の3教科の受験があるのに対して、保健衛生学科の看護学専攻は英語と小論文の受験となっています。
また、どの学科も面接が必須となっています。
次に後期日程については、医学科と保健衛生学科の検査技術学専攻のみの実施となっており、どちらも小論文と面接のみの試験となっています。
このほか、各科目の配点などについては、公式サイトからご確認ください。
| 東京医科歯科大学医学部医学科の合格ライン | ||
|---|---|---|
| 年度 | 前期日程 | 後期日程 |
| 2022年度 | 68％ | ー |
| 2023年度 | 68％ | ー |
| 2024年度 | 71％ | ー |
| 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻の合格ライン | ||
|---|---|---|
| 年度 | 前期日程 | 後期日程 |
| 2022年度 | 66％ | ー |
| 2023年度 | 69％ | ー |
| 2024年度 | 65％ | ー |
| 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科検査技術科学専攻の合格ライン | ||
|---|---|---|
| 年度 | 前期日程 | 後期日程 |
| 2022年度 | 51％ | ー |
| 2023年度 | 58％ | ー |
| 2024年度 | 60％ | ー |
東京医科歯科大学医学部のボーダー得点率の推移は、上記の表のようになっています。
後期日程は公式サイトに記載されていませんでしたが、前期日程の得点率を見てみると、50％～70％の得点率が求められることが分かります。
✔大学共通テストは5教科7科目の受験が必要
✔個別学力試験は、英・数・理の3教科受験
✔ボーダー得点率は50~70％
東京医科歯科大学の医学部と歯学部を比較していきます。
東京医科歯科大学の歯学部の基本概要は以下の通りです。
| 東京医科歯科大学歯学部の概要 | |
|---|---|
| 学科 | 歯学科･口腔保健学科 |
| 偏差値 | 50.0~62.5 |
| 定員 | 85名 |
| キャンパス | 湯島キャンパス |
| 取得できる資格 | 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士 （いずれも国家試験受験資格） |
医学部と比較すると、キャンパス以外は大きく異なることが分かります。
歯学部は、歯学科と口腔保健学科に分かれており、それぞれ定員は53名と32名となっています。
歯学部の定員は医学部の半数以下となっているため、医学部の方が規模が大きいことが分かります。
偏差値は、医学部と比較すると低くなっており、難易度はやや低くなっているでしょう。
歯学部で取得できる資格は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の国家試験受験資格となっており、医学部では取得できません。
✔歯学部の偏差値は50.0~62.5
✔歯学部の定員は医学部の半数以下
✔キャンパスは同一
以下では、東京医科歯科大学の学生からの評判を紹介します。
今回は、医学部のみに絞って口コミを集めました。
御茶ノ水駅から徒歩ですぐです。コンビニも構内にあり、ビジネス街のため外食をするところも多くあり便利です。
国府台キャンパスはバス15分もしくは徒歩で30分程度なのでアクセスが若干悪いです。
湯島キャンパスは、御茶ノ水駅からすぐ近くにあるため、好立地であるという意見がよく見られました。
1年時に通う国府台キャンパスは湯島キャンパスに比べると、アクセスが悪いようです。
国府台キャンパスは少し綺麗な公立高校、という感じで可も不可もない感じ。
湯島は実習室も実習器具も充実しています。
授業後は談話室や図書館で自習する人も多く、席も多いため学習の環境は整っていると思います。
とても充実していると思います！
ここまで充実している学校は見たことがありません
設備が充実しているという声も多くみられました。
実習や研究する際にも不都合がなく、作業がはかどりそうですね。
2年次より専門科目が始まりますが、学生の意識が高いためどの授業でもグループワークなどを通して充実したものを得られます。
外部講師の授業ではその分野のトップを走る専門家などがいらっしゃることも多く、非常に楽しいです。
偏差値が高いことから、医学について真剣に学びたい学生が多く集まるようです。
授業も充実していて、しっかりと勉強できるという声が多く挙げられていました。
✔好立地にキャンパスがある
✔設備がしっかりしている
✔医学をまじめに勉強できる
ここまで、東京医科歯科大学医学部は、最難関クラスの医学部であることを紹介してきました。
特に、ボーダーとなる得点率はかなり高いものとなっており、自学自習でその実力をつけることはかなり難しいといえます。
そこで、東京医科歯科大学医学部の受験対策におすすめの上記5つの塾を紹介していきます。
塾選びを迷っている方はぜひ、参考にしてみてください。
| 京都医塾の基本情報 | |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生・高卒生 |
| 指導形態 | 集団授業・個人授業 |
| 対象地域 | 京都 |
京都医塾の強みは、一流大学を卒業した優秀な講師陣です。
どの講師も受験指導の経験が豊富で、医学部合格者を多数輩出してきました。
京都医塾では、このような優秀な講師が生徒1人につき13名で学習をサポートしていきます。
統一された指導方針に基づいて、高品質な指導を受けることができるので、効率的で有意義な学習をすることができるでしょう。
京都医塾では、受験対策として、個人授業に加えて集団授業も実施しています。
個人授業だけの方が、自分のペースで学習を進めることができ、学習がはかどるとも思えますが、それでは競争心が失われてしまいます。
そこで、集団授業を取り入れることにより、学生同士が切磋琢磨しながら学習していくことができ、競争心を高め、受験に備えます。
京都医塾は、高卒生と現役生科で分かれており、料金が異なるようです。
高卒生の年間授業料の目安は5,710,848円（税込）となっています。
下記は授業料以外の費用となっています。
| 入塾金 | 110,000円（税込） |
|---|---|
| 年間カリキュラム作成・学習管理費 | 550,000円（税込） |
| 年間諸費 | 550,000円（税込） |
現役生科では、料金を公開していませんでした。
詳細が気になる方はお問い合わせください。
京都医塾には、学年ごとに多様なコースがあります。
詳細が気になる方はお問い合わせください。
| 対象学年 | コース |
|---|---|
| 高卒生 | 高卒生向けコース |
| 高校生 | 医学部受験個別フルサポートコース |
| 完全１対１個人授業コース | |
| 洛星中学高校特別コース | |
| 医学部・京大コース | |
| 大学受験スタンダードコース | |
| 中学生 | 医学部受験個別フルサポートコース |
| 完全１対１個人授業コース | |
| 洛星中学高校特別コース | |
| 医学部・京大コース | |
| 小学生 | 完全１対１個人授業コース |
| 医進の会の基本情報 | |
|---|---|
| 対象学年 | 高校生・高卒生 |
| 指導形態 | 個別指導・オンライン授業 |
| 対象地域 | 大阪 |
医進の会の強みは、医学部受験を熟知しているプロの講師によるマンツーマンの個別指導が行われることです。
超一流の講師たちによる授業は非常に質が高く、個別指導のため取りこぼすことなく学ぶことができます。
また、授業以外の自学自習の時間には、国公立大学医学生のチューターがサポートするため授業中と自習中のどちらも充実したサポートを受けることができます。
医進の会では、受験対策としてプロ講師による個別指導が行われます。
生徒一人ひとりに適したオーダーメイドのカリキュラムが作成されることによって指導が行われるため、生徒ごとに異なるテキスト、授業となっています。
入塾の際に、充分なヒアリングが行われるため各家庭に合わせて最適なカリキュラムを用意し、医学部合格へと導きます。
医進の会の料金は以下の通りです。
授業をとるコマ数によって料金が変わってくるようです。
詳しくはお問い合わせください。
| 入学金 | 11,000円（税込） |
|---|---|
| 設備維持費 | 11,000円（税込） |
| 授業料 | 9,900円（税込）/1h |
医進の会は、生徒ごとにオーダーメイドのカリキュラムによって個別指導が行われます。
そのため、コースは制定されていません。
詳しくはお問い合わせください。
| 東進衛星予備校の基本情報 | |
|---|---|
| 対象学年 | 中学生・高校生・高卒生 |
| 指導形態 | 映像授業・対面指導 |
| 対象地域 | 全国 |
東進衛星予備校の強みは合格実績多数の有名実力講師たちによる授業が受けられることです。
東進衛星予備校は、科目ごとに専門の講師によって授業が行われるため、その科目に精通しており、高品質の授業となっています。
また、授業以外にも担任の講師がつくことで、徹底的にサポートし、第一志望校合格へと生徒を導きます。
東進衛星予備校では、受験対策として映像授業が主に行われています。
また、東進衛星予備校はITと最新のAIを活用することによって、生徒ごとの志望校対策をすることが可能となります。
その結果、最適な学習を提供することを実現し、多くの合格実績を生み出しているのです。
東進衛星予備校の料金は以下の通りです。
学年や講座数によって料金が変わってくるようです。
詳しくはお問い合わせください。
| 入学金 | 33,000円（税込） |
|---|---|
| 担任指導費 | 受験生：77,000円（税込）高2生以下：44,000円（税込） |
| 模試費 | 受験生：29,700円（税込）高2生：14,850円（税込）高1生・高0生：12,650円（税込） |
| 通期講座受講料 | 77,000円（税込）～ |
東進衛星予備校は、コースが制定されていません。
志望校や学習の悩みに沿って生徒ごとに異なる講座を組み合わせることができます。
詳細が気になる方はお問い合わせください。
| 個別指導塾TOMASの基本情報 | |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生・高卒生 |
| 指導形態 | 個別指導 |
| 対象地域 | 首都圏 |
個別指導塾TOMASの強みは、実績豊富で優秀な講師たちによる本物の個別指導を受けることが出来ることです。
個別指導塾TOMASは、実績ある講師たちを高待遇で迎えることによって優秀な講師を集めています。
そして、完全一対一の本物の個別指導を提供することで、責任をもって生徒を指導します。
個別指導塾TOMASでは、受験対策として、志望校から逆算して作るカリキュラムを用いて完全一対一の個別指導を行っています。
何度も修正をしながら作るカリキュラムは、志望校合格まで最適な学習方法が提示されます。
志望校別に生徒ごとに異なるカリキュラムと授業が提供されるのは、本物の個別指導を追及している個別指導塾TOMASだからこそできるものになっています。
個別指導塾TOMASは生徒ごとに志望校合格逆算カリキュラムが作成されます。
授業料は一人ひとり異なるため、公開していませんでした。
詳しい授業料が気になる方はお問い合わせください。
個別指導塾TOMASは生徒ごとに志望校合格逆算カリキュラムが作成されます。
そのため、コースは制定されていません。
詳しい授業料が気になる方はお問い合わせください。
| 湘南ゼミナールの基本情報 | |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
| 指導形態 | 集団授業・個別指導 |
| 対象地域 | 神奈川県・千葉県・埼玉県・東京都 |
湘南ゼミナールの強みは、合格逆算カリキュラムと高い指導力を誇る講師によってトップ校合格へと繋げることです。
湘南ゼミナールは、過去の実績と指導経験、生徒の学習状況からカリキュラムを作成し、指導を行います。
湘南ゼミナールに在籍する講師は、厳しい採用基準をクリアした優秀な講師です。
また、研修や最新の情報を日々取り入れることで、常に最適な指導を提供しています。
湘南ゼミナールでは、受験対策として集団授業と個別指導を行っています。
学年や入試方法ごとに異なるコースが用意されており、生徒の希望に沿って受験対策を行うことが可能となっています。
また、入試問題などの分析に強い専門のチームがいることから、入試対策等の指導に活用されています。
湘南ゼミナールの料金は以下の通りです。
今回は高校生の授業料の目安をご紹介します。
詳しくはお問い合わせください。
| 入会金 | 16,500円（税込） |
|---|---|
| 集団指導 | 11,100円～ |
| 個別指導 | 20,000円～ |
湘南ゼミナールのコースは以下の通りです。
湘南ゼミナールは学年ごとに豊富なコースが用意されています。
詳細が気になる方はお問い合わせください。
| 対象学年 | コース |
|---|---|
| 高校生 | 一般入試対策 / 定期テスト対策 |
| 総合型選抜（AO）・推薦入試対策 | |
| 高校生の個別指導 | |
| 中学生 | 横浜翠嵐・御三家等受験指導 |
| 難関国私立高受験指導 | |
| 高校受験／定期テスト対策 | |
| 中学生の個別指導 | |
| 小学生 | 学力アップ／公立中進学準備 |
| 公立中高一貫校受検対策 | |
| 小学生の英語力育成 | |
| 小学生の個別指導 |
今回は、東京医科歯科大学医学部について紹介しました。
東京都内にキャンパスをもつ、全国トップクラスの医学部といえます。
また、教育カリキュラムについても、グローバル社会を意識した英語教育や自由な研究を行うことができる独自のカリキュラムを設けており、学生が自分にとって有意義な教育を受けることができます。
入試は、様々な方式があるため、よく確認しておきましょう。
募集定員が少なく、試験の難易度も高いので、かなりの学習量が求められるといえます。
記事の最後には、医学部受験に特化したおすすめの予備校についても紹介しました。
医学部受験をお考えの方は、ぜひ通塾することを検討してみてください。
「東京医科歯科大学医学部」に関してよくある質問を集めました。
東京医科歯科大学医学部の学費は、およそ100万円です。入学金が282,000円、年間授業料が642,960円で、学科・専攻を問わず同額となっています。その他の設備費用や保険料は、学科・専攻によって少々異なるので、確認する必要があります。学費の詳細はこちらを参考にしてください。
東京医科歯科大学医学部の偏差値は、2024年度の時点で医学科が70.0、保健衛生学科が55.0～60.0となっています。偏差値70を超える医学部は多くなく、全国トップクラスの偏差値といえます。また、看護や検査技術系の大学の中では、東京医科歯科大学保健衛生学科の偏差値はかなり高いものといえ、こちらもまた全国トップクラスといえます。偏差値についてはこちらを参考にしてください。