この記事では、中学受験を考えている小学生向けの模試についてご紹介します。
中学受験生が受験本番前に模試を受けておくことはとても大切です。
中学受験を考えている方はぜひ、この記事を読んでみてください。
■まとめ
2023年度の受験者数は約60,000人と過去最多となり、都内の小学生のおよそ5人に1人が中学受験をしているような状況となっています。
倍率も年々高くなっており、3人中2人は合格できないという厳しい戦いです。
中学受験をする人が増えた理由の1つは、新型コロナウイルスです。
新型コロナウイルスによる一斉休校の際の学校側の措置が、私立学校と公立学校では違かったため、子供を私立や公立に入学させたいと思う保護者が増えたそうです。
主に、難関の男子校・女子校に人気も集まりましたが、その一方で、共学化された中学校や、高大接続が行われることとなった中学校、リニュアールを行った中学校などにも注目が集まり、受験者数が増加しました。
✔中学受験者数は、年々増加している!
✔高大連携が行われる事になった中学が人気に!
✔校名変更で共学化された中学校も!
「判定系模試」はハイレベルな受験生向けの模試で、難関中学合格を目指す小学生に適しています。
志望校選定テストは小学6年生を対象としており、7月に実施されます。
最大8校まで選択できる志望校と自分の偏差値から判定情報を得られます。
このテストは志望校調査も兼ねており、受験生には、後日この結果をもとにした「入試志望者動向」が配布されます。
志望校判定サピックスオープンは、小学6年生を対象とした公開模試です。
「知識の定着度と問題処理能力を測る問題(Aタイプ)」と「思考力と記述力を測る問題(Bタイプ)」の2つのテストを受験することで、より精度の高い形で志望校への適性や合格可能性を判定できます。
「統一系模試」は標準的な難易度の模試で、受験を始めるにあたって実力を把握したい小学生や、標準レベルの中学受験を目指す小学生に適しています。
全国統一小学生テストは年長生と小学1年生〜小学6年生を対象としています。
テスト受験後には学習領域別の正答率や都道府県別ランキングなどで充実した成績表が返却されます。
受験によって自分のやるべきことが分かり、勉強が楽しくなります。
首都圏模試センターの「統一合判」は受験校選びに活用できます。
返却される成績表では、中学受験を目指す受験生の中での自分の位置や弱点を確認できます。
また、年間6回受験できるので、試験慣れしていない小学生が場数を踏むために利用するのもよいでしょう。
✔︎判定系模試と統一系模試
✔︎模試は受験校選びに活用できる
中学受験の国語は、文章をきちんと読む力が求められています。
そのためには、単語を知っておく必要があります。
毎日、漢字や熟語をスキマ時間などに覚えるようにしましょう。
漢字や熟語の問題集を一冊買って、受験当日まで何周も取り組むことで定着します。
読解力を養うためには、問題集を買って演習を繰り返していくことが大切です。
答え合わせをするときも、解説まできちんと読むようにしましょう。
中学受験の算数は問題をきちんと読んで素早く答えを出すことができるということが大切です。
まずは、算数の基礎から学ぶようにしましょう。
基礎を固めることができれば、応用問題などにも取り組みやすくなります。
中学受験の算数の中で大切な単元は、特殊算、図形、比、割合です。
特殊算は、どの公式を使って解くことができるのかを見分けることができれば、解くことができます。
応用問題として出題されることが多いため、基礎を固めておく必要があります。
図形、比、割合については、苦手とする生徒が多いですが、演習をたくさんして、パターンを覚えるようにしましょう。
パターンが分かり基礎が固まれば、応用問題などにも解くことができるはずです。
中学受験の理科は、物理・化学・地学・生物で構成されます。
受験をする学校によっては、出題範囲が限られていたりもするので、学校が出している要項をきちんと確認しておきましょう。
物理は、覚える分量が少ない分、問題演習で、解き方のパターンを習得することが必要となってきます。
化学は、計算量が多いため、日頃から計算の練習をしておく必要があります。
計算ミスをして、点数を落とすことが無いように注意をしましょう。
生物は、暗記量が多いですが、暗記した分だけ、点数を取ることができます。
自分なりの用語集等を作って、受験当日までに、1つでも多くの単語を覚えられるようにしましょう。
地学は、天体の範囲をまずマスターするようにしましょう。
学校から配られている教科書のイラストを参考に星の名称などをインプットしましょう。
中学受験の社会は、地理・歴史・公民の3つの分野から出題されます。
1つの大問に対して、3つの分野の問いが混ざってくる場合もあるので、歴史・地理・公民の3つの分野を絡めて学習できると良いでしょう。
歴史は、自分なりに年表等を作成してみて、時代背景を把握しましょう。
地理は、学校などから配布されている地図帳を利用することがおすすめです。
地図帳をみると、その場所の特産物等を把握することができ、かつ地形も把握できるので一石二鳥です。
公民は、時事問題に注意を払っておくことがおすすめです。
日頃から、決まった時間にニュースを見るようにしておくと良いかもですね。
✔まずは、基礎を固めよう!
✔資料集などを参考にインプットをしよう!
模試は、自覚がないウィークポイントに気付かせてくれます。
模試によっては、返却資料に教科単位の偏差値だけでなく、出題された分野別のでき具合を分析した結果が載っているものもあります。
模試を受けることで、これからどんな勉強をするべきか、具体的な方針を立てることができるでしょう。
模試を繰り返し受け、自分の実力を把握することで、入試までに何をどのくらい勉強すれば良いのかがわかり、より良い勉強計画を立てられます。
✔︎模試で自分の学習状況がわかる
✔︎模試を使って勉強計画を立てる
◇ 復習を徹底して行う
◇ 受験の練習だと思って受ける
「模試を受けっ放しにするな」とはよく言われますが、受験後のフォローはとても大切です。
模試を受けたら、まず答え合わせをして予想得点を出してみましょう。
そのためには、試験中に自分の答えを問題用紙にメモしたり、わからなかった問題に印をつけておくと良いです。
受験直後は自分がどんな風に解答したかの記憶が新しいため、解答を見れば、失敗した原因や抜けていた知識などについて、実感を持って理解できます。
間違った問題の解き直しや、より広い範囲の学び直しをすると学習効果は倍増します。
受験後、塾に直行して先生に不明点を質問してみるのも良いでしょう。
模試を受験することで、試験独特の雰囲気を経験できます。
模試でテスト特有の緊張感を味わっておき、試験慣れすることで、受験本番の際に普段通りに実力を発揮できるようになるでしょう。
実際、模試の受験回数が多い人の方が本番に強い傾向があるため、予行練習も兼ねて、複数回、模試を受けることをオススメします。
模試を受験することで、試験の受け方を練習できます。
試験当日に良い結果を出すには、入試問題の形式に慣れ、問題への対処の仕方を身に付けておくことが大切です。
✔︎模試の後は復習が重要
✔︎模試の受験で試験慣れできる
模試をどの学習塾で受けたら良いのか、分からない方もいると思います。
以下、模試を行っている塾とその模試の難易度などを紹介しているので、是非参考にしてみてください。
模試を行っている学習塾と模試一覧 | ||
---|---|---|
塾名 | 模試名 | 難易度 |
希学園 | 公開テスト | a |
日能研 | 実力判定 | b |
四谷大塚 | 合不合判定テスト | s |
四谷大塚 | 月例テスト | a |
四谷大塚 | 公立中高一貫校対策月例テスト | a |
四谷大塚 | 公開組分けテスト | a |
希学園 | オンラインプレ入試 | a |
日能研 | 志望校判定 | b |
希学園 | 習熟度チェックテスト | a |
首都圏模試 | 合判模試 | a |
首都圏模試 | 難関合格スキル模試 | a |
四谷大塚 | 全国統一小学生テスト | a |
首都圏模試 | 適性検査型模試 | a |
日能研 | 合格判定 | b |
日能研 | 合格力実践 | b |
四谷大塚 | 学校別判定テスト | a |
四谷大塚 | 公立中高一貫校対策実力判定テスト | a |
日能研 | ファイナル256 | b |
首都圏模試 | 中学受験スタート模試 | c |
SAPIX | 実力診断サピックスオープン | s |
SAPIX | 志望校診断サピックスオープン | s |
SAPIX | 志望校判定サピックスオープン | s |
SAPIX | 合格力判定サピックスオープン | s |
SAPIX | 学校別サピックスオープン | s |
気になる模試があれば是非、一度受けに行ってみることをおすすめします。
✔︎模試を行っている学習塾を確認
✔︎各模試の難易度を確認
模試には様々な種類があり、偏差値の出し方が異なるため、自分の中の基準を作っておく必要があります。
メインとする模試については、まず、自分の実力にあっているものがオススメです。
また、同じ模試を受験し続けることで成績変化が明確に分かるため、年間3回から6回受験できる模試が良いでしょう。
受験する模試によって母集団(受験者数)が異なるため、偏差値が異なってきます。
模試を主催する塾名 | 模試の受験者数 | 開成中 偏差値 | 桜蔭中 偏差値 |
---|---|---|---|
四谷大塚 | 13,000人 | 71 | 71 |
SAPIX | 12,000人 | 66 | 62 |
日能研 | 12,000人 | 71 | 67 |
首都圏模試センター | 13,000人 | 76 | 75 |
※記載の偏差値は中学受験生(6年生)対象の模試で合格可能性80%のもの
模試の際には志望校を書く必要があるため、志望校を決めておきましょう。
以下のようなレベル別の志望校を書くことをオススメします。
✔︎自分のメインとする模試を決める
✔︎模試受験時に受験予定校を決めておく
以下、中学受験を考えている方におすすめの塾を3校紹介します。
個別指導のトライの基本情報 | |
---|---|
対象 | 小学生、中学生、高校生 |
授業形態 | 個別指導 |
所在地 | 全国 |
強み | 家庭教師生徒数NO.1 |
トライは、厳しい選抜をクリアした指導者による完全マンツーマン指導で授業を行っています。
完全オーダーメイドの個別指導で、生徒の不安を解消します。
トライ式のAI学習診断によって、生徒の苦手な単元を徹底的に洗い出します。
苦手分野をAIが出してくれることによって、効率よく学習することができます。
トライは、生徒に学習するのが楽しいと思ってもらえるような教室づくりをしています。
明るくて落ち着いた雰囲気で、毎日着たくなるような学習環境を提供しています。
東京個別指導学院の基本情報 | |
---|---|
対象 | 小学生、中学生、高校生 |
授業形態 | 個別指導 |
所在地 | 首都圏、愛知県、福岡県 |
強み | ベネッセグループの個別指導塾 |
複数の講師と授業をしてもらい、一番生徒と相性が良かった講師を担当講師として、授業を進めていきます。
生徒との相性がいい講師を選ばなければ、生徒が塾に楽しく通うことができなくなってしまう可能性があります。
そのため、生徒が塾に通っていて楽しいと思うことができるような指導を提供します。
一人一人の学習状況に合わせて、学習計画を立てます。
一人一人に最適で効率の良い学習ができるように、全力でサポートを行います。
自習スペースなども含め、教室では、証明の明るさやパーテンションの高さ等をこだわって、快適な環境づくりに取り組んでいます。
部活で忙しい生徒などにも柔軟に対応しているため、生徒は塾に通うことが負担になることはないでしょう。
TOMASの基本情報 | |
---|---|
対象 | 小学生、中学生、高校生、高卒生 |
授業形態 | 東京、神奈川、埼玉、千葉 |
所在地 | 完全1対1の個別指導 |
強み | 志望校合格逆算カリキュラムによるハイレベルな進学指導 |
生徒一人ひとりが目指す志望校や学習目的は千差万別です。
TOMASでは、志望校合格から逆算し、生徒が必ず克服すべき課題に的を絞ったオーダーメイドカリキュラムを作成します。
TOMASでは、全室ホワイトボード付きの完全個室での完全1対1指導を行っています。
授業や課題でわからないところがあれば納得できるまで質問できます。
TOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。
TOMASの高い合格実績は、オーダーメイドカリキュラムや丁寧な過去問演習指導、質の高い講師陣に支えられています。
✔︎TOMASのオーダーメイドカリキュラム
✔︎TOMASは「個別なのに進学塾」
ここまで中学受験の模試についてお話ししてきました。
模試の受験には、自分の実力を把握できたり、全受験生の中での自分の順位を知ることができたり、試験慣れできるといったメリットがあります。
中学受験を考えている方は、ぜひ模試を受けてみてください。
合わせて、まだ塾に通われていない方は、上記で紹介した塾等にも体験に行ってみましょう。
受験まで、生徒をサポートしてくれる塾に通うと、安心して受験に向けて学習することができますね。
この記事が中学受験を考えている方の参考になりましたら幸いです。
「中学受験 模試」に関してよくある質問を集めました。
小学生の模試の種類は、それぞれ特徴の異なる判定系模試と統一系模試の二種類があります。
中学受験を検討している場合は、どちらかの模試を受験してみると良いかもしれません。
模試を受験することで、今の自分の偏差値を知ることができ、受験に向けてどのような対策をすれば良いのか計画を立てることができます。
模試を行っている学習塾には、日能研や四谷大塚などがあります。
詳しくは記事内で紹介しているので、参考にしてください。
中学受験におすすめの塾として、TOMASをご紹介しています。
どの塾が良いのかは、人それぞれ違うと思うので、記事に出てきた塾を参考に探してみてください。
詳しい内容は記事内に記載してありますので、是非参考にしてください