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更新日 2022.12.7

V模擬は難しい?W模擬との違い・出題範囲・日程・偏差値の見方を解説

首都圏最大級の受験生が受ける模擬試験「V模擬」とはどのようなサービスでしょうか。

今回はそんな「V模擬」に関して詳しく解説します。

申し込み方からテストの範囲・過去問・偏差値についての様々な疑問を解決することができる内容となっています。

V模擬を受験しようと考えている方、V模擬について知りたい方は是非ご覧ください。

V模擬とW模擬の違いって何?

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東京都に住んでいる中学3年生が受験する模試として、「V模擬」「W模擬」という2つの模擬試験があります。

両方とも長い歴史の中で高い信頼度があり、多くの受験生がこれらの模擬試験を受けて自分自身の志望校の判定材料や今後の学習の指針にします。

いずれも入試過去問を綿密に分析して作成されています。

その「V模擬」「W模擬」の違いをここでは紹介しましょう。

V模擬とW模擬を比較すると

  V模擬 W模擬
主催 株式会社進学研究会 株式会社創育
模擬種類 都立Vもぎ
都立グループ作成校対策もぎ
私立Vもぎ
県立Vもぎ
都立そっくりテスト
都立自校作成対策もぎ
私立合格もぎ
神奈川入試そっくりもぎ
2年生対象合格もぎ
対象地域 東京都 千葉県 東京都 神奈川県
受験料(税込) 4,600円〜5,400円/1回 4,600円〜5,400円/1回
年間受験者数 26万人以上 18万人以上

最も大きな違いとしては、V模擬は千葉県入試に、W模擬は神奈川県入試に対応しているところです。

都立から私立や県立の入試にも対応した模試があり、中学3年生には受験必須の内容となっています。

ちなみに、模擬試験では「偏差値」で自分が受験生の中でどの位置にいるかが分かります。

V模擬とは

株式会社進学研究会が実施している模擬試験のことで年間38万人が受験する合格判定テストです。

基本的に本番の入試に近い雰囲気で行うために主に私立高校などを会場として行います。

V模擬の種類はいくつあるの?

全部で4種類のV模擬がありますが、都内の受験生が利用するV模擬は3種類あります。

都立Vもぎ 都立高校第一志望者向け
都立自校作成対策もぎ 日比谷など独自問題入試を行う学校の志望者向け
私立Vもぎ 私立・国立第一志望者向け

また、その他千葉県の受験生を対象とした「県立Vもぎ」もあります。

上の3つの中から自分の志望校に合わせたV模擬を受験する必要があります。

都立第一志望者だと「都立Vもぎ」および「都立自校作成対策もぎ」を受験することになります。

メインの都立Vもぎは6月から1月まで毎月複数回実施されており、近くの会場(主に高校)を選んで受験が可能です。

なお、結果は1週間程度で返却されます。

V模擬の方が難しい?

W模擬と比べると、V模擬の方が難しいという声もあるようですが、V模擬とW模擬で難易度に大きな差はありません

しかし、V模擬の方が受験者数が多いので、偏差値が低く出ることがあるようです。

偏差値が低いから難しい問題だったというわけではないので、注意しましょう。

偏差値とは何なのかについてはこちら→

W模擬とは

W模擬は新教育研究協会が実施している模擬試験のことで年間18万人が受験します。

こちらも塾で受けるのではなく、指定された会場へ行き受験本番と同じ緊張感の中で模試を受けることができます。

W模擬の種類はいくつあるの?

W模擬は全部で5種類ありますが、そのうちで都内在住の生徒向けのものは3つです。

都立そっくりテスト 都立高校第一志望者向け
都立自校作成対策もぎ 日比谷など独自問題入試を行う学校の志望者向け
私立対策もぎ 私立・国立第一志望者向け

その他神奈川県在住の生徒を対象とした「神奈川県入試そっくりもぎ」「特色検査対策模擬」があります。

メインの「都立そっくりテスト」は5月から1月まで複数回実施されており、近くの会場を選択しての受験が可能です。

また、結果は1週間程度で返却されます。

V模擬とW模擬の違いは?

これらから分かるように、実はこの2つの模擬試験にはそこまで違いはありません

受験者数ではV模擬の方が多いですが、偏差値を測ると言う意味では大きな差はないでしょう。

大きな違いはV模擬は千葉県立、W模擬は神奈川県立受験に対応しているというところです。

余談ですが埼玉県立受験に対応した模擬試験には北辰テストというものがあります。

✔基本的には大きな違いはない

✔受験者数はV模擬の方が多い

✔都内在住であればどちらでも同じ

V模擬を受講する際のポイント

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複数回受験する

V模擬は1回だけ受験しても安定した成績を測ることはできません。

1度だけの受験ではその日にたまたま得意分野ばかりが出題され、想像以上にいい成績が出たり、逆にその日に苦手分野ばかりが出たら本来よりも低い成績が出る可能性があります。

1度だけの受験では、正確な自分の成績や偏差値を知ることができないので、必ず複数回受験するようにしましょう

受けっぱなしではなく復習する

V模擬では、入試試験に合わせた模試を受けることができるので、自分の現状の学力や苦手分野を詳しく知ることができます。

テストを受けたら受けっぱなしではなく、テスト結果に一喜一憂することもなく、苦手分野を把握し克服するようにしましょう。

夏休み明けからの受講がおすすめ

V模擬は、都立Vもぎが6月から1月、都立自校作成対策もぎが10月から1月、私立Vもぎが9月から12月に行われます。

V模擬の入試本番に向けて試験慣れするためにも、夏休み明けの9月以降は毎回受験するのがベストといえるでしょう。

2022年のV模擬の開催日程はこちら→

✔複数回受験しましょう

✔9月以降は毎月受験がおすすめ

✔テストで苦手分野を把握しましょう

V模擬の偏差値の見方

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偏差値って何?

偏差値とは簡単にいうと「その試験を受けた人の中で自分がどれくらいの位置にいるのか」を表す数値です。

そのテストの平均点を偏差値50に設置し、平均点よりも得点が高くなるにつれて偏差値も51.52.53…と上がっていきます。

逆に、平均点よりも低くなるにつれて、偏差値も49.48.47・・・と下がっていきます。

V模擬での偏差値は「25~75」の間で全員の偏差値が表されるように出されています。

つまり「最高得点を取った人が偏差値75」「最低得点を取った人が偏差値25」だと思ってもらえればOKです。

自分の偏差値って?

「模試は複数回受験しましょう」と言った通り、模擬試験の結果には受験した日によって調子の良し悪しがあるものです。

一番いい時の偏差値が自分の実力だと考えるのは危険です。

自分の偏差値を捉えるときには、受験した中の「平均値」を「Vもぎ成績表」で確認してください。

成績表の中には「偏差値の推移と平均値」が載っています。

その平均値から-3〜+3程度の範囲を自分の実力だと思うようにしましょう。

例えば自分の平均偏差値が55だとすると、偏差値52~58が実力範囲です。

✔ V模擬での偏差値は「25~75」

✔「平均値」で自分の偏差値を捉える

✔平均値から±3程度が自分の実力

【2022年】V模擬の開催日程

 

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東京都内在住の方向けのV模擬の2022年の開催日程一覧です。

都立Vもぎ(8月以降は都立そっくりもぎ)

6月 5日(日)
7月 10日(日)
8月 28日(日)
9月 4日(日) 11日(日)
10月 2日(日) 16日(日) 23日(日)
11月 6日(日) 20日(日)
12月 4日(日) 12日(日) 18日(日)
1月 8日(日) 15日(日)

都立Vもぎは、6月から受験直前の1月まで、月に1~3回実施されます。

特に10月と12月は3回ずつ行われるため、忙しい方にも受けやすい模擬試験です。

V模擬はいずれも日曜日に行われるため、学校の日以外にもテストを受ける必要があります。

都立自校作成対策もぎ

10月 16日(日)
11月 20日(日)
12月 11日(日)
1月 8日(日)

都立自校作成対策もぎは10月~1月の4か月間月に1回ずつ開催されます。

日程は都立Vもぎとかぶってしまっているので両方受験することができませんが、独自問題入試を行う学校を志望校にする方は必ず受けておきたい模擬試験です。

私立Vもぎ

9月 4日(日)
10月 2日(日) 30日(日)
12月 4日(日)

私立Vもぎは、9月から12月に4回開催されます。

2022年は11月は開催されないので注意が必要です。

私立高校は入試が公立よりも早いので、第1回目の9月から模試を受け、はやめに対策を行うことが理想的です。

✔都立Vもぎは15回行われる

✔都立自校作成対策もぎは10月から1月に開催される

✔私立Vもぎは9月から12月に計4回

【2022年】V模擬の出題範囲

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V模擬の1月の出題範囲は以下の通りになります。

V模擬の受験をお考えの方は、出題範囲を確認し試験当日まで有効な学習を進めていきましょう。

1月のテスト範囲について
国語 文学的文章の読解
説明的文章の読解
古典 文法 作文
漢字の読み書き
(県立:聞き取り検査を含む)
数学 円・三平方の定理までの総合問題
(自校作成:3年生までの全範囲)
(定規・コンパス持参)
英語 間接疑問文・仮定法(If ~の文)を含む総合問題
リスニングテスト
社会 地理 地理分野総合
歴史 歴史分野総合
公民 政治分野総合・経済分野総合
理科 化学変化とイオン
生命の連続性
運動とエネルギー
地球の運動と天体の動きを含む総合問題

V模擬では、6月~9月の試験では、細かく試験単元や分野が指定されいています。

10月以降になると、それまでに学習した範囲の総合問題となります。

私立Vもぎや県立Vもぎは、試験範囲が異なることがあります。

✔範囲は細かく指定されている

✔徐々に範囲が増える

V模擬の過去問集

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V模擬では過去のV模擬のテストを集めた過去問集も出版しています。

価格は1教科1冊770円(消費税込)です。

5教科別冊で、1教科につき平成30年度実施のメインの5回分を収録しています。(都立用と千葉県立用は別冊です)

解答用紙・解答解説(採点基準)・正答率・偏差値換算票の他、合格目安表も収録してあります。

英語リスニングCDも付いており、本番用の練習に最適です。

首都圏で評判の良い塾は?

【評判・実績◎】個別教室のトライ

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個別教室のトライの基本情報
対象 小学生~浪人生
指導形態 完全マンツーマンの個別指導
対象地域 全国

志望校合格へ向けたオーダーメイドのカリキュラム

個別教室のトライには120万人の指導実績に基づく学習効果を最大に高める独自の指導法があります。

一人ひとりの志望校合格までの距離を把握し、合格へ向けたカリキュラムを個別に作成してくれます。

学習の進捗や時期に合わせて細かいカリキュラムの修正も行ってくれるので最短ルートで合格を目指すことが出来るでしょう。

選び抜かれたプロ家庭教師による指導

個別教室のトライの講師陣は厳しい採用試験を突破したプロの家庭教師です。

科目別のスペシャリストや志望校の出題傾向を熟知した講師まで多数在籍しています。

性格や目標に合わせた講師を専任することができ、万が一講師と相性が合わない場合も無料で交代することができるので安心です。

個別教室のトライの料金

個別教室のトライでは一人ひとり個別のカリキュラムを作成します。

そのため料金は一人ひとり異なります

無料でカリキュラムの作成や見積もりも行ってくれますので、公式サイトよりお問い合わせしてみて下さい。

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個別教室のトライの詳細記事

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TOMAS(トーマス)

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 TOMASの基本情報
対象学年 小学生・中学生・高校生
指導形態 完全個別指導(1対1)
展開地域 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県

合格逆算カリキュラムで志望校を狙いうち

TOMAS(トーマス)は、1人ひとりの志望校合格に向けた逆算カリキュラムを作成してくれます。

各教科ごとに必要な学習のスケジュール管理を行ってくれるので、無駄なく効率的に学習することができます。

また、カリキュラムを組む際は、自分よりもレベルの高い志望校を設定し、合格を目指します。

基礎力の養成から応用対策を徹底的に行うことで、合格するために必要な力を身につけることができます。

大学入試改革に対応した個別指導

TOMAS(トーマス)では、完全1対1で個別指導を行っています。

個別指導だからできる発問型の授業で、大学入学共通テストにおいて重要となる「表現力・記述力」を身につけることができます。

また、実績のある講師が多数在籍しているため、入試を徹底的に分析し、わかるまで指導をしてくれます。

TOMAS(トーマス)の料金

TOMASの授業料は非公開となっています。

授業料は学年・コースによって異なります。

授業料の見積りも行ってくれますので、詳しい料金については、各教室、公式サイトへお問い合わせください。

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まとめ

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以上、今回は都内在住の受験生の人が多数受ける模擬試験「V模擬」に関してご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

V模擬・W模擬とありますが、その大差はなく、塾に通っている方は塾で申し込みをしてくださることもあるようですので、塾で受けられる方を受けるという形式で良いのかなと思います。

模擬試験は受けっぱなしにせず、しっかりと復習して入試本番に備えてくださいね。

「今」の成績が悪くても、模擬試験の結果を元にしっかりと努力することにより逆転合格も可能だと思います。

自分の今の立ち位置を知るためにも、しっかりと模擬試験を利用しましょう。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「V模擬」に関してよくある質問を集めました。

V模擬とは?

V模擬とは千葉県入試に対応する年間38万人が受験する合格判定テストです。対象は中学三年生であり、基本的に本番の入試に近い雰囲気で行うために主に私立高校などを会場として行います。関東地方では名の知れた模試の一つです。詳しくは記事に記載しています。

V模擬の日程は?

V模擬の日程は、時期により日にちが異なりますが、大体は 9月~1月に多く開催されます。入試前に入試さながらの緊張感の元、受けることができる模試なのでおすすめです。

V模擬を受験する際のポイントは?

V模擬を受講する際のポイントは一度の受験結果では正確な成績を知ることができないので、必ず複数回受験することです。受験生に良く、一回の結果で一喜一憂する人がいますが、はっきり言ってそれは勿体ないです。一回の模試結果で過度に心配したり安心したりせず、複数回受けた上で冷静に判断してください。

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-StudySearch編集部-
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