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更新日 2024.11.21

等差数列・等比数列の公式は?漸化式や一般項での表し方を練習問題にて解説

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数学Bで学習する「数列」。

数学Bになると数学ⅠAに比べると計算が複雑になるため、苦手意識を持つ方が多くなります。

しかし、数学で学習する単元は、どれも丁寧に学習し理屈を理解すれば、確実に習得できます。

習得の速度に個人差はあるかもしれませんが、必ず習得できるようになるので、一緒に頑張って学習していきましょう。

今回は数列の中でも、基本数列と呼ばれる単元について、重点的に学習します。

ぜひ最後まで読んで、数列を理解し得意にできるように頑張りましょう。

 

数列とは?|基本数列・難しい漸化式

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では、早速数列について学習します。

そもそも数列とは「数の並び方」のことです。

その並び方が、どんなルールに従っているのかを学習していきます。

数列には大きく分けて、2つの単元があります。

1つ目が「基本数列」で、2つ目が「難しい漸化式」です。

基本数列では、等差数列・等比数列・階差数列の3つの数列について、基本的な性質を理解します。

基本数列について理解できたら、難しい漸化式を解く練習をする単元が2つ目です。

この中でも、今回は基本数列に絞って学習していきます。

基本数列とは?|等差数列・等比数列・階差数列

まず、基本数列とは先ほど解説したように、等差数列・等比数列・階差数列の3つの数列の総称です。

基本数列は、数の並び方である数列を式で表すことができる点が特徴であることを理解しておきましょう。

CHECK

  • 数列は数の並び方
  • 数の並び方を式で表せるのが基本数列
  • 基本数列は等差数列・等比数列・階差数列の3つ

等差数列とは?

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では、等差数列から学習していきましょう。

等差数列とは、いつも前の数字に一定の決まった値を足したり引いたりすることで次の数字ができる数列のことです。

以下で、等差数列の計算方法と等差数列の2つの表し方について解説します。

等差数列の計算方法

例えば、以下の数列を見てください。

a(n)}:2,5,8,11,14,・・・

ここで質問です。

この数列において、14の次に来る数字が何かわかりますか?

この数列は、1つ前の数字に3を足した数が並んでいることがわかるはずです。

そのため、14の次は17が来ますね。

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  • #

    このように、いつも前の数字に一定の決まった値を足したり引いたりすることで次の数字ができる数列のことを等差数列と呼びます。

このように、いつも前の数字に一定の決まった値を足したり引いたりすることで次の数字ができる数列のことを等差数列と呼びます。

漸化式を使った等差数列の表し方

この数列には2つの表し方があります。

1つ目は漸化式を使った表し方です。

漸化式とは、2つ以上の項の関係を使って表す方法です。

もう一度、先ほどの例題を見てみましょう。

{a(n)}:2,5,8,11,14,・・・

どの数字も1つ前の数字に決まった数字を足した数になっていますね。

このような関係を漸化式では以下の通りに表します。

a(n+1)=a(n)+d

a(n)がn番目の項の数字、a(n+1)がその右隣の項の数字、dが足される決まった数(今回でいえば「3」)を表します。

なお、dはいつも決まった差を表すので「公差」と表されることもあります。

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これが漸化式を使った等差数列の表し方になります。

一般項を使った等差数列の表し方

数列の表し方の2つ目が一般項を使った表し方です。

一般項を使った表し方は、a(n)をnの式で表す方法です。

等差数列を{a{n}}:a(1),a(2),a(3),a(4),a(5),・・・と表すと、

例えば、a(2)を求めたい時にはa(1)に公差dを1回足します。

またa(3)を求めたい時にはa(1)に公差dを2回足します。

このことからわかるように、a(n)を作るためには、a(1)にdをnより1回小さい数(n-1)だけ足すことが必要です。

すなわち、一般項を使って等差数列を表すとa(n)=a(1)+(n-1)dとなります。

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等差数列の練習問題

では、今までに学習したことを思い出しながら、以下の問題に挑戦してみましょう。

等差数列{a(n)}:2,5,8,11,14,・・・の一般項を求めてください。

できましたか?

では、解き方と解答を見ていきましょう。

等差数列{a(n)}は、常に3ずつ増えているのがわかるはずです。

すなわち公差d=3となります。

続いて、初めの数字a(1)=2となります。

よって、一般項を求めるとa(n)=a(1)+dより、a(n)=2+3(n-1)となるでしょう。

計算すると、a(n)=3n-1となりますね。

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これが今回の問題の答えです。

なお、今回の漸化式はa(n+1)=a(n)+3です。

しかし、この式だけでは最初の数字が何かがわからないため、最後に(a(1)=2)を付け足すようにしておきましょう。

ここまでが等差数列に関する計算方法と表し方です。

わからない部分がある方は、もう一度復習をしてきちんと理解しておきましょう。

CHECK

  • 等差数列とは、いつも前の数字に一定の決まった値を足したり引いたりすることで次の数字ができる数列
  • 等差数列は漸化式で表すとa(n+1)=a(n)+d
  • 等差数列は一般項で表すとa(n)=a(1)+(n-1)

等比数列とは?

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続いて、等比数列について学習しましょう。

等比数列とは、1つ前の数字に決まった値を掛け算すると次の数字になる数列のことです。

以下で等比数列の計算方法とその表し方、また練習問題についても見ていきましょう。

等比数列の計算方法

例えば、等比数列を{a{n}}:a(1),a(2),a(3),a(4),a(5),・・・と表すと、

a(4)はa(3)に決まった数rをかけることで求められます。

これを漸化式で表すと、a(n+1)=ra(n)となります。

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また、一般項で表す場合も考えてみましょう。

a(n)を作るためにはa(1)にrをn-1回かけることになります。

すなわち、a(n)=r^(n-1)a(1)と表されます。

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なお、基本数列においては一般項よりも漸化式の方が意味が理解しやすいといえますが、どちらの形も作れるように練習しておきましょう。

等比数列の練習問題

では、ここで等比数列の練習問題に挑戦してみましょう。

第2項が6、第5項が48である等比数列の一般項を求めてください。

できましたか?

では、解き方と解答を見ていきましょう。

等比数列の公式に当てはめて考えてみると答えを求められます。

等比数列の公式は「a(n)=r^(n-1)a(1)」です。

これに第2項が6であることを当てはめると、6=r^(2-1)×a(1)となります。

この計算結果は、ra(1)=6です。

同じ計算を第5項においてもすると、r⁴a(1)=48になります。

この2つを割り算すると、r⁴a(1)/ra(1)=48/6。

計算結果は、r³=8、r=2となります。

r=2、ra(1)=6より、a(1)=3だとわかりますね。

すなわち、この数列の一般項は、a(n)=3×2^(n-1)と求められます。

CHECK

  • 等比数列とは、1つ前の数字に決まった値を掛け算すると次の数字になる数列
  • 等比数列を漸化式で表すとa(n+1)=ra(n)
  • 頭皮数列を一般項で表すとa(n)=r^(n-1)a(1)

等差数列と等比数列の公式をおさらい

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ここまで等差数列と等比数列の計算方法や表し方を学習してきました。

ここで、今回学習した内容を整理しておきましょう。

等差数列の公式

  • #

    等差数列とは、いつも前の数字に一定の決まった値を足したり引いたりすることで次の数字ができる数列のことです。

    漸化式で表すとa(n+1)=a(n)+d、一般項で表すとa(n)=a(1)+(n-1)となります。

等差数列の一般項を求める問題は、与えられている条件を一般項の公式に当てはめて、計算することで答えが求められます。

また、漸化式で表す場合は初めの項の数字がわからない場合があるため、式の後ろに初めの項を表す「a(1)=?(問題に応じて記載する)」をつけておくようにしましょう。

等比数列の公式

等比数列とは、1つ前の数字に決まった値を掛け算すると次の数字になる数列のことです。

漸化式で表すとa(n+1)=ra(n)、一般項で表すとa(n)=r^(n-1)a(1)となります。

  • #

    等比数列の一般項を求める問題は、与えられている条件を一般項の公式に当てはめて、計算することで答えが求められます。

CHECK

  • 等差数列の公式は漸化式で表すとa(n+1)=a(n)+d、一般項で表すとa(n)=a(1)+(n-1)
  • 等比数列の公式は漸化式で表すとa(n+1)=ra(n)、一般項で表すとa(n)=r^(n-1)a(1)
  • 一般項を求めるには条件を一般項の公式に当てはめる

数列のおすすめの参考書・勉強法

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数列のおすすめの勉強法は、問題集を繰り返し解くことです。

等差数列・等比数列においては、公式がわからないと問題が解けないため、公式を覚えることが大切になります。

しかし、公式だけを覚えるのは単調な作業なので、あまり現実的ではありません。

したがって、問題演習を進める中で公式を覚えていくことが理想です。

そのため、一度ではなく、何度も問題演習をすることで、解き方のみならず公式も覚えられるようにしていきましょう。

問題集の勉強範囲

数列のおすすめの勉強法は、以下の問題集の範囲を繰り返し解くことです。

  • 青チャート【第3章 数列】12 等差数列 13 等比数列
  • サクシード【第3章 数列】17 等差数列とその和⑴ 18 等差数列とその和⑵ 19 等比数列とその和
  • 4STEP【第3章 数列】1 数列 2 等差数列とその和
  • Legend【第6章 数列】16 等差数列、等比数列

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今回学習した等差数列と等比数列は、名前や公式など似ている事項が多いため、混同してしまう可能性もあります。

そのため、それぞれの問題を繰り返し解くことで解き方を身につける必要があります。

何度も同じ問題を繰り返すことで、それぞれの解き方を理解し、混同しないようにしましょう。

CHECK

  • 等差数列・等比数列は公式を覚える必要がある
  • 公式を覚えるには問題を解きながら覚えると良い
  • 繰り返し問題演習をすることが上達への近道

数列を勉強するなら「オンライン数学克服塾MeTa」

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数列を勉強するなら「オンライン数学克服塾MeTa」がおすすめです。

対象 高校生
授業形式 1対1のオンライン個別指導
校舎 オンライン
特徴 数学克服に特化したオンライン専門塾

なぜ数列の勉強に「オンライン数学克服塾MeTa」がおすすめなのか、その理由を2つ紹介します。

演習授業により学習を習慣化

1つ目は演習授業により学習を習慣化することです。

オンライン数学克服塾MeTaは、毎週100分の演習授業が行われています。

演習授業では、個別指導とは別で、自分で学習を進めつつわからない場所があればすぐに質問できる授業です。

学習の習慣化を目的に行われているもので、疑問を解決する場として使ったり学校から出されている宿題に取り組んだりするなど、各自が課題の克服を目指しています。

学習計画表の作成により苦手を克服

2つ目は学習計画表の作成により苦手を克服することです。

面談したうえで学習計画表を策定することで、数学を後回しにせず学習できます。

数学の苦手を克服するには適切な方法で適切な量の学習をすることが大事です。

そのために、計画表で方針を定めることで、自分ひとりで進める時よりも確実に苦手が克服できるようになるでしょう。

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CHECK

  • 毎週100分の演習授業により学習の習慣化
  • 学習計画表の作成で後回しにしないで学習できる
  • 適切な量を学習できるので苦手が克服できる

数列を勉強するなら「東京個別指導学院」

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東京個別指導学院の基本情報
対象学年 小学生〜高校生
展開地域 東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知京都、大阪、兵庫、福岡
授業形態 個別指導
特徴 担当講師制度、AI教材やオンライン学習など

「東京個別指導学院」をおすすめする理由について紹介します。

自分で解けるまで徹底指導

「東京個別指導学院」では、「分かったつもり」になるのではなく、きちんと「問題が解ける」ようになることを目標に指導を行っています。

授業では、問題をたくさん解いていくので、「自力で解けた」という成功体験を何回も経験することができます。

また、問題を解くときのクセや時間などを担当講師がしっかりとチェックし、アドバイスをしてくれるので、テストで点を取るためのテクニックを身につけることができるといえます。

各生徒に合わせたカリキュラム

「東京個別指導学院」では、自分専用の学習計画に沿って学習を進めることができます。

通っている学校の学習進度や生徒自身の理解度によって、定期テストまでに求められる学力は様々であることが多いかと思います。

その点、「東京個別指導学院」は最初に生徒の理解度と目標を明確にして、目標達成のために必要な授業内容や学習量を決定した学習計画を生徒それぞれに作成していきます。

そのため、生徒は自分が本当に必要な部分の学習を集中的に行うことができるので、効率よく成績を伸ばすことができます。

東京・関西個別指導学院の冬期講習キャンペーン

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東京・関西個別指導学院は、冬期講習を実施しています。

冬期講習については、以下の通りです。

東京・関西個別指導学院の冬期講習の概要

東京・関西個別の冬期講習キャンペーン
対象学年 小学生/中学生/高校生
特徴 入会金不要&1科目から受講OK!
料金 授業料シミュレーション
お申込み 2024年10月23日(水)~2025年1月7日(木)
冬期講習期間 2024年12月11日(水)~2025年1月7日(木)

東京・関西個別指導学院の冬期講習では、入会金不要かつ、1科目から受講OKとなっています。

対象としている学年は小学生~高校生まで対応しているので、どの学年でも冬期講習を受けることができます。

冬期講習でも、実際に授業を受けて科目別に講師を選ぶことができ、1人ひとり専用の学習プランを作成して対応します。

冬期講習のコース内容

冬期講習の学年ごとのコース内容としては以下の通りです。

学年 コース内容
小学生
詳しいコース情報はこちら⇒
苦手克服
未学習範囲のフォロー・英語対策
中学受験対・中学進学準備など
中学生
詳しいコース情報はこちら⇒
受験対策
苦手克服・予習・復習
私立補習・内部進学など
高校生
詳しい校舎情報はこちら⇒
志望校合格カリキュラム
学年末テスト対策・評定対策
内部進学フォローなど

東京個別は、講師と1対1か1対2で授業が受けられる個別指導なので、時間帯や科目、学習内容まで1人1人に合わせた完全なオーダーメイドカリキュラムを作成してくれます。

受験対策や苦手な科目の克服、勉強法の改善まで様々な目的に合わせて授業を進めることができます。

また、いつでも使うことのできる自習スペースや、授業の振替制度などの学習サポートも充実しています。

東京・関西個別指導学院の冬期講習の料金・費用

東京・関西個別指導学院の冬期講習の料金・費用
入会金 無料
授業料 授業料シミュレーション

東京・関西個別指導学院は生徒一人ひとりカリキュラムが異なることから、冬期講習の料金を公開していません。

料金の詳細が気になる方は、授業料シミュレーションで確認してみてください!

東京個別指導学院への入会を迷われている方は、1科目から受講できるこの冬期講習を機にぜひ東京個別指導学院の指導を受けてみてはいかがでしょうか。

詳しくは、以下の公式サイトよりご確認ください。

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まとめ

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今回は数列、特に等差数列と等比数列について解説しました。

冒頭にも書きましたが、数列は苦手とする方が少なくない単元です。

しかし、今回解説した内容を1つずつ理解していけば、必ず習得できる単元でもあります。

わからなければ何度も読んで理解することで、少しずつ理解していけるようになるでしょう。

ぜひ、今回の内容を参考にして、数列を得意にできるように頑張りましょう。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「等差数列・等比数列」に関してよくある質問を集めました。

等差数列・等比数列の公式は?

等差数列の公式は漸化式で表すとa(n+1)=a(n)+d、一般項で表すとa(n)=a(1)+(n-1)。等比数列の公式は漸化式で表すとa(n+1)=ra(n)、一般項で表すとa(n)=r^(n-1)a(1)になります。どちらも問題で使う時には覚えてなければいけないので、問題演習を通して覚えていきましょう。等差数列・等比数列の公式はこちらを参考にしてください。

数列の問題演習は繰り返し解くのが良いのか?

問題演習は繰り返すと良いです。問題の解き方が身につくだけでなく、公式を覚えるためにも役立つので何度も繰り返し学習することをおすすめします。公式の意味を理解したうえで暗記することで、スムーズに問題を解けるようになります。数列のおすすめの参考書・勉強法はこちらを参考にしてください。

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-StudySearch編集部-
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