【高校受験】志望校に悩んでいる中学生必見!志望校決め方を紹介
どのような高校に通うかによって人生が大きく変わる分、志望校は慎重に決めたいものです。
しかし、いつまでに志望校を決めるべきかや、どのように決めるべきか分からない方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、高校の志望校はいつまでに決めるべきかを解説します。
また、高校の志望校を決めるために重要なポイントや、友達に誘われた高校に通うべきであるかも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
高校の志望校はいつまでに決めるべき?
まずは、高校の志望校をいつまでに決めるべきであるかを解説します。
結論から申し上げると、早ければ早いに越したことはありません。
たとえば、中学校1年生の段階から、地元で最も偏差値の高い高校に通うと決めていた場合、目標が明確なので、そこに向けて努力すれば当然合格できる確率は高まります。
一方で、中学校で部活動に真剣に取り組んだ場合、中学校3年生の部活動が終わる夏頃から、志望校を考え始める学生も少なくありません。
志望校を決めるのは早ければ早いほど良いものの、夏頃から考え始めたとしても、まだ受験の時期である冬までは多くの時間があります。
部活動以上に、勉強に真剣に取り組む方は中学校1年生〜2年生頃から、部活動に取り組む方は、中学校2年生の後半から3年生にかけて考え始めると良いでしょう。
志望校選びは早いほうが良い
勉強に取り組む方は中学校2年生までに決める
部活動に取り組む方は3年生までに決める
高校の志望校を決める7つのポイント
志望校選びは、人生の大きな分岐点になります。
そのため、適切な志望校の選び方を知っておく必要があります。
高校の志望校を決めるためのポイントは下記のとおりです。
- 偏差値
- 高校で実現したいこと
- 学費
- 家からの距離
- 部活動
- 学校の雰囲気
- 大学への進学実績
それぞれ順番に見ていきましょう。
偏差値
まずは、偏差値を確認することが大切です。
自身の現状の学力よりも偏差値が高すぎる場合、当然ながら合格できる確率は低くなります。
お金(学費)の観点から、公立しか通えないという生徒も少なくありません。
そのような場合に、万が一偏差値の高い公立高校の受験に落ちてしまうと、学費の高い私立の高校に通うことが難しくなります。
また、合格できたとしても、入学後の授業について行けない恐れも考えられます。
これらを踏まえると、自身のレベルに適した偏差値の高校を志望校にすることが大切です。
偏差値の高い高校を受ける場合でも、自身のレベルよりも1〜5程度上の偏差値に絞り込むようにしましょう。
高校で実現したいこと
次に、高校で実現したいことも、ざっくりで良いので事前に考えておきましょう。
高校を卒業した後は、専門学校への進学、大学への進学、就職といった、大きく分けて3つのパターンに分かれます。
専門学校や大学への進学を考えている場合、大学の偏差値によって異なるものの、高校でもある程度勉強に勤しむ必要があります。
そのため、勉強に適した環境の高校であるかは、必ず確認するべきポイントだと言えます。
一方で、就職を検討している場合でも、将来どのような業界で働きたいかを考えておきましょう。
もちろん、その業界で絶対に働く必要は全くないものの、専門知識を必要とする業界なのであれば、高校でもその業界に関する専門知識を勉強しておくべきです。
このように、高校のみならず、将来の選択肢も踏まえた志望校選びが重要になります。
学費
次に、学費も重要な確認ポイントの1つです。
特に、公立、私立などで学費は大きく変わってくるため、学費に不安が残る場合は公立高校を選択するべきです。
なお、公立高校に通うために1年間で必要な費用は、学校教育費、学校外での活動費を合わせて46万円程度だとされています。
学校外での活動費とは、主に通学のための費用や自転車購入代金などが挙げられます。
一方で、私立高校の場合は、約97万円が必要だとされています。
公立高校と比較すると、約2倍の費用が必要になることが分かります。
また、あくまでこれらは目安の金額であるため、部活動などに取り組むことを踏まえた場合、公立私立問わず、年間で10万円〜20万円程度は上乗せされると考えておいたほうが良いでしょう。
したがって、学費をできる限り抑えて高校に通いたい場合は、公立高校を優先的に検討したほうが良いと言えます。
家からの距離
次に、家から学校の距離に関しても必ず確認するようにしましょう。
高校生の通学手段としては、自転車、バス、電車が一般的です。
自転車の場合は、最大でも1時間圏内の学校に通うことを推奨します。
体が疲れてしまうのも理由の1つですが、交通事故やその他の事故に巻き込まれる危険性が高くなるためです。
また、バスや電車においても、最大でも1時間圏内の学校を選ぶようにしましょう。
また、通学手段に限らず、部活動に取り組む場合は、朝練が行われるケースも多いです。
あまりにも距離が遠いと、朝練に行くだけで体が疲れてしまい、学生の本業である勉強が疎かになってしまう可能性が否めません。
通学手段問わず、最大でも1時間圏内の学校を選ぶようにしましょう。
部活動
最後に、部活動も必ず重要視するべきポイントの1つです。
高校では、勉強のみに取り組むという目的であれば重要視する必要はないものの、部活動に取り組む場合は第一優先に重要視しても良いかもしれません。
学校によっては、大きな大会などで優秀な成績を残しているため、将来の選択肢も踏まえた上で検討すると良いでしょう。
なお、高校によっては県外から選手を集めたり、裁量枠を設けていたりします。
中学校から部活動を頑張っている生徒には、これらの声がかかる可能性もあります。
学校の雰囲気
学校ごとに独自の高校の雰囲気があります。
例えば、制服を着るか私服で通うか、文武両道を重視するか、受験を中心に取り組むかなど、さまざまな特徴があります。
放課後真面目に自主学習をする行う学生が多いかどうかは、自身の受験勉強を始める時期にも直結します。
大学受験の勉強を早いうちから始めたい方は、学校の雰囲気が勉強中心になっている学校を選んでください。
大学への進学実績
ほとんどの高校は、進学実績をホームページで公開しているので、まずはそこをチェックしてください。
大学が決まっている場合、効率よく情報を得ることができます。
難関大学を目指す場合、その高校が過去に志望大学への進学実績があるかどうかは重要なポイントです。
もし、志望校への合格者が数年以上いない場合、志望する大学の合格のために必要な学力を養うためのカリキュラムが整っていない、教師の実力が不十分などの可能性が考えられます。
進学実績のチェックは、数字だけでなく、実際の教育内容やサポートの確認をすることにも繋がります。
また、推薦選挙を活用することを考えている場合は、「指定校推薦枠」の応募も重要なポイントです。
指定校推薦とは、特定の大学が指定した高校の生徒だけが応募できる制度で、一般的な推薦よりも合格率が高いとされています。
この枠に入るためには、高校での成績や評価がかなりてきますが、指定校推薦がある高校を選ぶことは、進学を有利に進めることに繋がります。
まずは偏差値を確認
実現したい目的を確認
家からの距離も重要
現状の実力や内申点と理想の偏差値で判断する
先ほど偏差値について説明しましたが、ここではより詳しく解説していきます。
まず目標校を決めます。
その後、なるべく早く河合模試などの模試を受けて、自分の実力を把握しましょう。
自分の実力を把握したら、目標の高校と現状の偏差値の乖離を把握してください。
中学3年生の夏の時期に、あまりにも離れている場合は、目標校のレベルを下げましょう。
また、現状の偏差値を把握することで、自分が今どこの高校なら入れるのかを確認することができます。
なかなか行きたい高校が決まらない方は、自分の現状の偏差値に近い高校に入ることを検討するのも一つの手段だと言えます。
目標校設定
早めに模試を受ける
現状の偏差値と理想の偏差値の乖離を把握
友達に誘われた高校に決めるのはあり?
ここまで、高校の志望校の選び方を解説してきました。
一方で、友達に「この高校に一緒に行こう」と誘われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に友達に誘われた高校に決めるべきなのか、迷っている方も多いかと思います。
結論から申し上げると、友だちに誘われたという理由だけで決めてしまうのはおすすめしません。
なぜなら、その友達と一生一緒のコミュニティを共有するわけではないためです。
お互いはいずれ別々の選択肢を歩むことになる可能性が高いので、自身が重要視しているポイントに沿って志望校を選んだほうが、将来後悔する可能性が低くなるはずです。
したがって、友達に誘われたということを念頭に置くよりも、自身が大切にしたいポイントに沿って志望校を選ぶことが大切です。
友達に誘われただけの理由は非推奨
自身の選択肢を確認することが重要
志望校は複数検討することが大切
志望校を選ぶ際に重要となるもう1つのポイントが、志望校を複数検討することです。
最初から1つの志望校にのみ絞り込んでしまうと、何らかの原因で1つに絞った志望校に行けなくなった場合、また最初から志望校を考え直す必要があるためです。
一般的には2校~4校と考えてください。
ここで大切なのは、やみくもに志望校を増やすことではなく、志望する意味合いを明確にして志望校を決めることです。
具体的には、第一志望校、第二志望校、押さえ校に分けて志望校を設定してください。
ここで言う押さえ校とは、高校生になるための保険で受ける高校を指しています。
このように、最初から志望校を複数検討しておけば、1つの志望校が駄目だったとしても、検討していた別の志望校の中から選ぶことができます。
1つの志望校に絞り込み、絶対に合格するという気持ちは持っていて良いものの、現実的には複数の選択肢を予め用意しておくことが重要です。
志望校は複数検討すること
1つのみでは志望校を考え直す時間が必要になる
高校見学は必ず参加するべき
近年、多くの高校では、高校見学が開催されています。
高校見学とは、実際に学校内や部活動の内容を見学できる取り組みのことです。
そして、高校見学には必ず参加することを推奨します。
なぜなら、どれだけインターネット上の情報や口コミを参考にしたとしても、肌で雰囲気を感じるまでは相性が分からないためです。
インターネット上の情報が良かったとしても、実際に高校見学に行った際に、相性が合わないと感じるケースは往々にしてあります。
また、高校見学は、志望校の数だけ参加できます。
そのため、予め複数の志望校を検討しておき、志望校の高校見学はすべて参加するようにしましょう。
その上で、自身と最も相性が良いと感じる志望校に絞り込むことを推奨します。
高校見学に参加すること
複数の高校見学に参加できる
高校の情報を集めるためには?
- オープンキャンパスに参加する
- 先輩に聞く
- インターネット上の口コミなどを参考にする
ここからは、高校の情報を集めるための方法を解説していきます。
それぞれ順番に説明していきます。
オープンキャンパス
オープンスクールに参加すると校舎の雰囲気を体験できます。
自分の目で直接見て感じることで、資料やインターネットだけではわからない情報を得ることができます。
ただし、オープンスクールで見ることができるのは学校の一部分には過ぎません。
インターネット上の情報と同様に、当面で全てを判断するのは避け、実際に見たことを自分なりにしっかりと考え、判断する力が求められます。
先輩に聞く
志望する高校に通っている先輩との人脈があれば、先輩に時間を作ってもらって話を聞くのも一つの手段です。
実際に通っている生徒の声を聞くことができるため、志望校決定の参考になることは多いはずです。
その際、事前に聞きたいことをまとめておくとよいです。
また、先輩の持つ情報も高校の全てではないことを覚えておいてください。
インターネット上の口コミなどを参考にする
インターネット上には、様々な高校に関する情報が掲載されています。
また、SNSでは口コミや評判が見られるので、その学校の実情を知ることができます。
ただし、口コミを鵜呑みにするのは避けてください。
口コミは投稿者の個人的な意見や経験に基づくものであり、自分にも当てはまるとは限りません。
冷静に口コミや情報を見て、正しい情報かどうか判断してください。
オープンキャンパスに参加する
先輩に高校のことについて聞く
口コミなどの情報を冷静に見て判断する
まとめ
本記事では、高校の志望校の決め方を解説してきました。
高校の志望校を決める時期としては、早ければ早いほどに越したことはなく、勉強に集中する場合は中学校1年生〜2年生の間に、部活動に集中する場合は、中学校2年生の後半〜3年生にかけて絞り込みましょう。
また、友達に誘われたからという理由だけで決めるのは推奨しません。
必ず、偏差値や部活動、将来に実現したいことなどを、総合的に鑑みた上で検討することが大切です。
まずは、自身が通いたい高校の高校見学から参加してみてはいかがでしょうか。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「高校決め方」に関してよくある質問を集めました。
志望校は1つに絞るべき?
志望校は、1つに絞り込むべきではありません。もちろん、最終的には1つに絞り込むものの、検討段階では複数の選択肢を検討しておくべきです。その上で、高校見学や将来に実現したいことを踏まえて、1つに絞り込んでいきましょう。詳しくは記事内の「志望校は複数検討することが大切」こちらを参考にしてください。
高校見学には参加するべき?
結論として、高校見学には参加するべきです。高校見学に参加することによって、自身と相性の良い学校であるかを直に判断することができます。インターネット上では得られない情報を、高校見学に参加して集めていきましょう。高校見学は参加するべきかについてはこちらを参考にしてください。
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