【個人契約】家庭教師バイトを行う手順、注意点・給料(時給)の相場は?
家庭教師のアルバイトに興味のある方は多いのではないでしょうか。
人に教えるのが好きで高時給のアルバイトを探すなら家庭教師です。
ただ、家庭教師のアルバイトの始め方がわからないという声もよく聞きます。
そこでこの記事では、家庭教師の個人契約に焦点を当てて、やり方・方法、時給相場から注意点・よくあるトラブルまで解説していきます。
ぜひこの記事を読んで、家庭教師を始める際の参考にしてください。
家庭教師の個人契約とは?【仕組み・やり方】
家庭教師の個人契約の仕組み
まずは家庭教師の個人契約の仕組みを解説していきます。
個人契約とはその名の通り、生徒となるご家庭と直接契約して、仕事をもらう形態のことです。
ただし、身近にそういった家庭があるとは限りませんので、通常は様々な方法で生徒の募集をかけて、応募してきた方に対し指導をすることになります。
家庭教師の個人契約をする方法
個人契約専用の家庭教師サイトの利用
一番メジャーな方法としては、web上の家庭教師の個人契約専用サイトを利用することです。
「家庭教師 個人契約」で検索すると複数のサイトがでてくると思います。
完全に無料のサイトから講師側が契約時に仲介料として5,000円~10,000円程度支払う必要のあるサイトもあります。
基本的には講師側が希望の条件の生徒を探すことが多いですが、講師側も募集をかければ、生徒側からのオファーが来る場合もあります。
知人・友人からの紹介を受ける
家庭教師の個人契約は知人や友人からの紹介を経て成立するパターンもあります。
この場合、生徒の自宅まで直接出向き、全て自分で契約の手続きを行う必要があります。
ただ、知人を経ているので一番気軽に始められるのがこの方法です。
✔家庭教師の専用サイトから始めるのが定番
✔友人・知人から生徒を紹介してもらう
✔地域のコミュニティから家庭教師の求人を探す
個人契約の家庭教師アルバイトのメリット・デメリット
個人契約の家庭教師アルバイトのメリット
仕事の裁量が大きい
個人契約の場合、自分で効果が高いと思える指導法を実施しやすいというメリットがあります。
家庭教師センターを経由した場合、独自の教材をセットで販売している場合も多く、その教材がイマイチだと思っても使わざるを得ないことがあります。
それに対し、個人契約の場合は自分で考えた指導法がすべてですから、生徒の家庭の理解さえ得られれば、より効果的な方法で指導することが可能です。
教える生徒を自分で選べる
個人契約の場合、教える生徒を選べるというメリットがあります。
家庭教師センターを通して契約する場合、基本的には実際に会うまでは生徒や家庭の様子はわかりません。
それに対し、個人契約の場合は、生徒の家庭としっかりとコミュニケーションをとった上で、契約するかを決められるので、ミスマッチを防げる可能性が高いです。
個人契約のほうが時給相場が高い
単純に生徒の家庭と講師の間に家庭教師センターが入ることで仲介料が発生しますから、個人契約の家庭教師の方が時給相場は高くなっています。
また、個人契約であれば、時給が自由に設定できますから、高学歴や経験値の高い方などは、それを売りにして高い時給でも契約が取れる可能性があります。
以下の表が個人契約と家庭教師センターを通じた場合の費用(料金)の相場です。
形態 | 時給 |
---|---|
個人契約 | 2,500~5,000円 |
家庭教師センター経由 | 1,500~3,000円 |
✔個人契約は時給が高い
✔指導内容を自分で考えられる
✔指導する生徒が選べる
個人契約の家庭教師アルバイトのデメリット
トラブルは自己責任
個人契約の場合、生徒の家庭と何らかの理由で揉めた際に、間に入って仲裁してくれる人がいませんので、トラブルに発展する可能性があります。
トラブルが起きてもすべて自己責任となるのが個人契約の一番のデメリットです。
勤務スケジュールの融通が利かない
家庭教師は基本的に決まった曜日の決まった時間に生徒の家庭に訪問し、授業を実施することになります。
特に大学生は急な予定等が入り、授業の日時を変更する必要があることが起きると思います。
この時に、家庭教師センターを通していれば、代わりの講師を手配してもらうことも可能ですが、個人契約の場合は、自分でその穴を必ず埋めなければいけません。
始めるまでの準備に時間がかかる
個人契約で家庭教師のアルバイトを始めようとすると実際に働き始めるまでに時間がかかってしまいます。
まず、生徒とマッチングするためのプロフィールを作成し、無事にマッチングしたら契約書を作成して時給交渉などをご両親に行ったりしなくてはなりません。
✔家庭教師センターからのサポートがない
✔休みや退職などの融通が利きにくい
✔トラブルは自己責任
個人契約の家庭教師アルバイトが決まったら
個人契約の家庭教師アルバイトを始めるまで【募集から契約】
①:プロフィールや紹介文の提示
まずは自身のプロフィールを作成する必要があります。
応募した側はまず、このプロフィールを見てどんな人か判断しますので、この情報量が少ないとまず次に繋がらないと思ってよいでしょう。
自身の個人的な情報も大切なのですが、しっかりとわかりやすく募集要件を記載することが必要です。
以下が個人契約に必要なプロフィールの例です。
・指導可能期間・曜日・時間
・(希望する)生徒の学年
・受験経験の有無、実績(中学、高校、大学それぞれ)
・家庭教師経験
・訪問可能な地域
・希望条件(時給、交通費等)
・自己PR
②:マッチングしたら連絡をとり体験授業
何らかの手段で、希望する条件の生徒が見つかった場合、電話やメールで家族と連絡をとった上で、まずは体験授業を行うのが一般的です。
注意点として、初回面談時には身分証や学生証を提示して、自身のプロフィールに嘘がないことを証明して、生徒の家族を安心させるようにしましょう。
体験授業の前もしくは後には生徒の家族とじっくりと面談してお互いに気になる点は必ずその場で確認、解決するようにしましょう。
③:契約書類を作成して開始
体験授業を終え、家族との面談の結果、正式に採用となった場合には契約を結ぶことになります。
知人や友人経由の場合、書面での契約書を用意しないことも多いですが、長期間に渡ってお金に関わるやり取りを行うので、できるだけ書面の契約書を用意するようにしましょう。
契約書に関しては、ネット上にある個人契約書のテンプレートを使用すると抜け漏れのない契約書の作成ができます。
個人契約の家庭教師アルバイトの契約後【給料や税金】
給料の受け取りについて
給与の受け取りは月内最後の授業の際に生徒の家族から手渡しされるパターンが多いです。
どのような形にするにせよ、契約の段階で、細かく決めておく必要があります。
受け渡し方法や受け渡し日に関しても契約書に盛り込むべき要素です。
また、手渡しで受け取った際は、生徒の家族と一緒にその場で金額を確認するようにしましょう。
仮に間違っていたとしても、後から指摘することは信頼関係を失い、トラブルに発展する恐れがあります。
税金・年末調整・確定申告について
個人契約の家庭教師の給与に対する所得税に関しては、解釈が難しいです。
年間の給与が基礎控除38万円を超えない場合には税金を支払う必要はありません。
通常のアルバイトであれば、この基礎控除38万円に給与所得控除65万円をプラスした年間103万円を超えなければ、所得税はかかりません。
ただし、個人契約の家庭教師の場合、「給与」ではなく「雑所得」とも解釈できる為、給与所得控除65万円が適応されない可能性があります。
個人契約の家庭教師としての給与がそれによって年間38万円以上103万円以下となった方は管轄の税務署に相談することをおすすめします。
✔書面の活用でトラブルを防止
✔給料の受け取りについては契約時に決める
✔所得税は条件を確認して確定申告
【注意点】個人契約ではトラブルが起こりやすい
【例】よくあるトラブル3つ
①:生徒の成績が伸びない
このトラブルが最も起こりやすく対処が難しいと言えます。
生徒の成績が伸びないのは、生徒側に問題がある場合も多いのですが、それをストレートに家族に伝えるのは難しく繊細な対応が必要になります。
もちろん自身の指導法に問題がないかを振り返り、工夫することも大切です。
このトラブルを防ぐ方法としては、普段から生徒の学習姿勢を家族に報告し、指導時以外の勉強状況に関しても確認しておくことが重要になります。
②:長期休暇を取得しずらい
家庭教師を個人契約をしているご家庭は講師が休んだ際に他の講師に代わりに指導をしてもらう代替の方法がありません。
そのため、授業日数の多いご家庭と契約をした場合、講師が体調不良での振替や長期の休暇があると、ご家庭に不安を与えてしまいます。
ただ、こういったことは事前にある程度予測がつきますので、契約時に相談し、対応策を決めておくとスムーズに休むことができます。
③:お金に関するトラブル
時給や交通費に関しては契約時にしっかりと相談して決めて契約書にまとめることで、トラブルになることを防ぐようにしましょう。
また、教材を講師側で用意する必要があるかも契約時に確認し、追加で教材を買う際の進め方等も事前に決めて契約に盛り込めるとトラブルにならずに済みます。
✔契約時にトラブルへの対策を打っておく
✔ネットを使う場合はサイト選びに注意
✔保護者・生徒との信頼関係を第一に考える
【個人契約が不安な方へ】おすすめの家庭教師仲介サイト
✔︎月収80万円も目指せる
✔︎1つの案件に3人のサポートがつくから安心
✔︎20年以上の歴史がある
まとめ
ここまで個人契約で家庭教師のアルバイトを始める方法を紹介してきました。
個人契約の家庭教師には時給が高い等のメリットがありますが、トラブルに発展しやすい等のデメリットもありますので、慎重に契約を進めていく必要があります。
特に、家庭教師のアルバイトが初めての方はいきなり個人契約で家庭教師のアルバイトを始めるよりも仲介サイトを利用することをおすすめします。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「家庭教師 アルバイト 個人契約」に関してよくある質問を集めました。
家庭教師の個人契約の方法・やり方は?
家庭教師の個人契約をする方法は、個人契約専用の家庭教師サイトを利用して生徒とマッチングをするか、知人・友人から紹介を受けて個人契約を結ぶかの2つのパターンがあります。
家庭教師の個人契約で起こりやすいトラブルとは?
個人契約で起こりやすいトラブルは、生徒の成績が伸びないこと、長期休暇が取得しずらいこと、時給や交通費などのお金に関することの3つが挙げられます。
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