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更新日 2024.2.5

【英語】SVOCとは?基本となる5文型を例文を使って覚えよう

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5文型(SVOC)は、英語学習の中での土台となります。

その中でも第4文型と第5文型は複雑な内容も含むため、理解に時間がかかる場合があります。

そこで、この記事では第4文型と第5文型について、例文を使ってわかりやすく解説します。

最後まで読んで、第4文型と第5文型をマスターしましょう。

 

第1・2・3文型のおさらい

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まずは、第1文型から第3文型までのおさらいをしましょう。

今回紹介する第4・5文型よりも頻繁に登場する「基本の文型」であるため、きちんと理解を深めておきましょう。

第1文型|SV

まず第1文型についてです。

第1文型の語順は「SV」で、「S(主語)がV(動詞)する」という意味を表します。

第1文型のポイントは、Vには「自動詞」が使われる点です。

自動詞とは、smile、go、walk、stayのように、目的語(O)を必要としない動詞のことです。

もちろん、SVだけで文が終わる場合もあれば、後ろに修飾語がついている場合もあるので、見分けるのには注意をする必要があります。

では、例文を見ていきましょう。

ex)He goes to school.(彼は学校へ行く)

これはHe=S、goes=Vの第1文型です。

後ろの「to school」は、前置詞+名詞の形で修飾語となるため、文の主要素であるS、V、O、Cには含まれません。

第2文型|SVC

次に第2文型についてです。

第2文型の語順は「SVC」で、「SがC(補語)の状態である」という意味を表します。

第2文型は、他の文型に比べると判別しやすく、「S=C」の関係になっていれば良いのです。

be動詞やbecome、look、sound、seem、get、make、taste、feel、smellなどがよく用いられるので覚えておくと良いでしょう。

では、例文を見ていきましょう。

ex)She looks very happy. (彼女はとても幸せそうに見える)

She(S)=happy(C)という関係が成り立ちますね。

このように、S=Cであると第2文型を表します。

第3文型|SVO

最後に第3文型についてです。

第3文型の語順は「SVO」で、「SがO(目的語)をVする」という意味を表します。

自動詞しか使われない第1文型とは対照的に、第3文型の動詞には「他動詞」しか使われません。

また、S=Cとなる第2文型とは対照的に、S≠Oとなります。

この2点を基準に判断することで、第3文型を見分けられるようになるでしょう。

では、例文を見ていきましょう。

ex)He has two apples.(彼は2つのりんごを持っている)

まず、動詞が自動詞であるかどうかを判断します。

haveは後ろに目的語を必要とする動詞なので、他動詞になります。

また、Heとtwo applesの関係を見ると、He≠two applesであることがお分かりいただけるでしょう。

よって、この文は第3文型になります。

CHECK

  • 第1文型は「SV」で「SがVする」
  • 第2文型は「SVC」で「SがCの状態である」
  • 第3文型は「SVO」で「SがOをVする」

第4文型とは?SVOOを理解する

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第1文型から第3文型までは理解できたでしょうか?

それでは、ここから新しく第4文型の学習に入ります。

例文を使って意味をわかりやすく解説するので、一緒に勉強していきましょう。

第4文型の意味・例文

第4文型は、「SVO1O2」の形を取り、「O1にO2をあげる」という意味になります。

Oの後に「1」や「2」などの数字がついていますが、この数字はわかりやすくするためのものなので、気にしなくて大丈夫です。

とは言っても、「SVO1O2」と書かれても、よくわからないですよね。

そこで、2つの例文を紹介します。

  • He gave me a big dog.
  • She bought her a pretty dress.

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この例文を見て、何か特徴があることに気が付きますか?

動詞の後に着目してみると、その特徴に気が付けるかもしれません。

  • #

    それは、動詞の後に「人」を表す語句(me,her)が来ていることです。

すなわち、「O1にO2をあげる」のO1にあたる部分には「人」、O2にあたる部分には「あげるもの」が来ることを理解しておきましょう。

第4文型を構成する動詞

ここで、第4文型を構成する動詞を見てみましょう。

第4文型を構成する動詞は、イメージで分けると「与える系」と「奪う系」の2種類になります。

逆に言えば、第4文型を構成する動詞は「与える」系と「奪う」系以外ありません。

そのことを念頭に、第4文型を構成する動詞を見ていきましょう。

<与える系の動詞>

  • give
  • do
  • allow
  • award
  • grant
  • tell
  • show
  • lend
  • teach
  • send
  • buy
  • cook
  • make
 

<奪う系の動詞>

  • take
  • cost
  • save
  • owe
  • deny

第4文型の書き換え

第4文型において、「人が先に来るけど、ものを先に持ってくるのはダメなの?」と考える方もいるかもしれません。

もちろん、ものを先に持ってくることもできます。

しかし、その際には1点注意点が必要です。

それは、ものを先に持ってきた際は、人を表す言葉の前に前置詞をつけることです。

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単純に人とものを入れ替えただけだと、「ものに人をあげる」という意味になってしまい、少し怖い文章になってしまいます。

そのため、前置詞をつけることによって「人にものをあげる」という意味のまま、ものと人を入れ替えられるようになるのです。

ここでは、第4文型を書き換える際の方法を3つ紹介します。

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to型の書き換え

1つ目は、前置詞toを使う書き換えです。

先ほどの例文をもう一度確認しましょう。

He gave me a big dog.

この例文では、「人=me」「もの=a big dog」となります。

そこで、人とものを入れ替えると、

He gave a big dog me.となります。

しかし、これでは「彼は大きな犬に私をあげた」という意味になってしまいます。

そこで、 meの前に前置詞toを置くのです。

つまり、He gave a big dog to meとします。

なお、toを使うのは、相手が必要な動作を表す動詞が用いられている場合です。

たとえば、gaveやsend、lend、tell、bring、show、teach、payなどが挙げられます。

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for型の書き換え

2つ目は、前置詞forを使う書き換えです。

同じように例文を見ていきます。

She bought her a pretty dress.

この例文では、「人=her」「もの=a pretty dress」となります。

そこで、人とものを入れ替えると、

She bought a pretty dress her.となります。

しかし、これだけでは「彼女は、かわいいドレスに彼女を買ってあげた」という意味になってしまいます。

そこで、herの前に前置詞forを置くのです。

つまり、She bought a pretty dress for her.とします。

なお、forを使うのは、相手がいなくても自分自身でできる動作を表す動詞が用いられている場合です。

たとえば、buy(bought)、find、get、make、choose、cookなどが挙げられます。

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of型の書き換え

3つ目は、前置詞ofを使う書き換えです。

ofを使う書き換えは、特殊な形ですが、例文を用いて理解しましょう。

例)May I ask you a favor?

例文では、askという動詞が使われていますね。

この場合、書き換えをする際は「to」も「for」も使われません。

使われる前置詞は「of」になります。

すなわち、May I ask a favor of you?となります。

なお、ofには「所属・分離」のニュアンスがあり、相手からお願いごとを引き出す意味を表すため、この場合はofが使われるのです。

CHECK

  • 第4文型は「SVO1O2」で「O1にO2をあげる」
  • 第4文型の動詞は「与える/奪う」の意味になる
  • 第4文型の書き換えはto型、for型、of型の3種類

第5文型とは?SVOCを理解する

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では、5文型の最後である第5文型の解説をします。

第5文型についても、例文を使いながら解説するので、一緒に理解を深めていきましょう。

第5文型の意味・例文

第5文型は、SVOC、主語+動詞+目的語+補語の形をとります。

早速、例文を見てみましょう。

  • He kept the window open.
  • I found this question difficult.

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2つの例文を見てもらえると、第4文型と同じく、動詞の後ろに2つのカタマリがあることがわかるでしょう。

では、第4文型と第5文型とでは、何が異なるのでしょうか?

1つずつ順を追って解説しますね。

第2文型の学習をした際、「C(補語)は、主語の説明をする」とお伝えしました。

そのことを主格補語と言います。

では、今回のCは何を説明するのでしょうか?

それは、直前にあるO(目的語)です。

目的語を説明するため、目的格補語と呼ばれます。

この前提を理解した上で、例文を詳しくみていきます。

例)He kept the window open.

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この例文では、「目的語=the window」「補語=open」です。

訳は「彼は窓を開けたままにしていた」となります。

すなわち、補語の「open」は、目的語の「the window」窓が開いた状態であることを説明しているのです。

もう1つ、例文を見ましょう。

例)I found this question difficult.

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この例文では、「目的語=this question」「補語=difficult」です。

訳は「私はこの問題が難しいとわかった」となります。

すなわち、補語の「difficult」は、目的語の「this question」この問題が難しいことを説明しているのです。

第5文型を構成する動詞

ここでは、第5文型を構成する動詞について紹介します。

合わせて12個の動詞があるので、意味と一緒に覚えていきましょう。

  • call O C「OをCと呼ぶ」
  • name O C「OをCと名づける」
  • elect O C「投票でOをCに選ぶ」
  • appoint O C「OをCに任命する」
  • find O C「OがCだとわかる」
  • make O C「OをCにする」
  • get O C「OをCの状態にする」
  • set O C「OをCの状態にする」
  • keep O C「OをCの状態のままにする」
  • leave O C「OをCの状態のままにする」
  • drive O C「OをCの状態にさせる」
  • paint O C「OをC色に塗る」

CHECK

  • 第5文型は「SVOC」の形をとる
  • CがOの説明をし、O=Cの関係になる
  • 第5文型におけるCは、目的格補語と呼ばれる

第4文型と第5文型の見分け方

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では、第4文型と第5文型はどのように見分けるのでしょうか?

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例文を使って解説していきます。

まず、第4文型と第5文型のおさらいです。

第4文型は「SVO1O2」で「O1にO2をあげる」という意味を表します。

一方で、第5文型は「SVOC」で「CがOの説明をしている」ものです。

この2つの見分け方は、第2文型(SVC)と第3文型(SVO)の見分け方と似ています。

第2文型と第3文型の見分け方は、S=CであるかS≠Oであるかを判断することでした。

先ほど、第5文型において、補語(C)は目的語(O)の説明をしていると説明しました。

すなわち、第5文型では「O=C」となります。

一方で、第4文型において、O1=O2とはなりません。

そのため、第4文型か第5文型かを判断する際は、O=Cであるかどうかを確認することになります。

例文を使って見ていきましょう。

以下の2つの文を見てください。

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  • He made his brother a robot.
  • He made his brother a famous basketball player.

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madeの後ろの言葉「his brotherとa robot」および「his brotherとa famous basketball player」の関係を判断します。

まず、「his brotherとa robot」の関係から見ていきましょう。

これは「his brother≠a robot」であると簡単に判断できますよね。

そのため、この文は第4文型であると考えられます。

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一方、「his brotherとa famous basketball player」の関係も見ていきましょう。

これは「his brother=a famous basketball player」と判断できますよね。

そのため、この文は第5文型であることがわかります。

このように、第4文型であるか第5文型であるかどうかは、O=Cになっているかどうかで判断しましょう。

CHECK

  • 第4文型はO1≠O2
  • 第5文型はO=C
  • 第4文型と第5文型の見分け方はO=Cかどうか

第4文型と第5文型の練習問題|英文を和訳しよう

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では、第4文型と第5文型の練習問題に挑戦してみましょう。

日本語の意味に当てはまるように、単語を並び替えてみてください。

また、完成した文章がどの文型に当たるのかも考えてみましょう。

①その男性が私たちにパソコンの使い方を教えてくれた。

The man(us / taught / to / use / computer / how / the).

②その知らせは彼をとても喜ばせた。

(the / made / very / him / news / pleased).

③この動物を英語でなんと言いますか。

What(in / call / English / animal / do / this / you)?

できましたか?

では、答えを見ていきましょう。

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①The man taught us how to use the computer. (第4文型)

②The news made him very pleased. (第5文型)

③What do you call this animal in English? (第5文型)

正解できましたか?

もし間違えてしまった場合は、もう一度説明部分に戻って「なぜ間違えてしまったのか?」を考えてみましょう。

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まとめ

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今回は、5文型の中の第4文型と第5文型について解説しました。

文型を理解することで、文の意味も理解できるようになるため、必ず習得するようにしましょう。

また、5文型は英語を学習する上での土台になります。

土台が崩れていると、上に積み上がっていかないため、わからない部分をゼロにしましょう。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「SVOC」に関してよくある質問を集めました。

SVOCの意味は?

SVOCは第5文型であり「SはOをCと(に)Vする」という意味を示します。「補語は目的語の説明をする」と理解するのが良いでしょう。SVOCの意味の詳細はこちらを参考にしてください。

SVOCの例文は覚えた方が良いの?

SVOCの例文は、覚えるよりも音読することを心がけると良いです。SVOC以外の単元においても、音読をすることは非常に重要になります。英語固有の語順を頭に入れるには音読が1番良いのです。何度も音読をすると、いずれ例文を暗記した状態になるかもしれませんが、音読の思わぬ副産物として考えておくと良いでしょう。SVOCの例文についてはこちらを参考にしてください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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