【傾向・対策】早稲田大学教育学部の基本情報、傾向や勉強法・対策の紹介
今回は、早稲田大学教育学部の入試事項や偏差値、科目別の出題傾向や対策法をご紹介します。
早稲田大学教育学部には独特の出題傾向があるので、過去問対策が必須となります。
またそのほかにも、英語も国語も分量が多いので、それぞれ読解力を付けることが重要です。
国語では古文と文学史は頻出で、日本史選択でなくても古典文学史は勉強必須です。
それでは以下の内容を、詳しくみていきましょう。
早稲田教育学部の入試事項は以下になります。
教科 | 科目 | 解答時間 | 配点 | 試験日程 |
---|---|---|---|---|
外国語 | コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 英語表現Ⅰ・Ⅱ (ドイツ語・フランス語選択可能) |
90分 | 50点 | 2/19 |
国語 | 国語総合・現代文B・古典B | 90分 | 50点 | |
社会 | 世界史B/日本史B/地理B/政治・経済 より一つ選択 |
60分 | 50点 |
※情報は2023年度のものになります。
早稲田大学教育学部の倍率
早稲田大学教育学部の倍率は以下のようになっています。
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|
2020年 | 12,961人 | 1,901人 | 6.8倍 |
2021年 | 12,195人 | 1,672人 | 6.3倍 |
2022年 | 13,512人 | 2,133人 | 6.3倍 |
2023年 | 11,475人 | 1,788人 | 6.4倍 |
早稲田大学教育学部は、倍率、受験者数ともに年々低下・減少していることがわかります。
教育学部を目指している方は今が狙い目なのではないでしょうか。
早稲田大学教育学部の偏差値
学科・専攻 | 偏差値 |
---|---|
教育学専修 | 65.0 |
生涯教育学専修 | 67.5 |
教育心理学専修 | 67.5 |
初等教育学専攻 | 67.5 |
国語国文学科 | 65.0 |
英語英文学科 | 65.0 |
地理歴史専修 | 65.0 |
公共市民学専修 | 67.5 |
複合文化学科 | 67.5 |
早稲田大学教育学部A方式の場合、偏差値は65.0~67.5となっています。
早稲田大学の他学部である政治経済学部は偏差値70、法学部は67.5となっているので、早稲田大学の中では比較的難易度の低い学部といえます。
早稲田大学教育学部の英語の入試傾向と勉強法・対策についてみていきましょう。
早稲田大学教育学部の英語の特徴は英文量と引っ掛け問題
とにかく英文の量が多いことが教育学部の特徴です。
例年大問5題となっており、読解問題1題につき、だいたい450~550語前後ですが、600語を越えるものが出題されたこともあります。
全体で2,000~2,500語程度となっていますが、 年々増加している傾向にあります。
しっかり英文を読み込む必要とともに、高い速読力が求められます。
読解問題の典型的な問いである、空欄補充や語句整序が頻出しています。
また、問題形式が特殊で、本文の単語と「取り替えることができないもの」空所に「入れることができないもの」を選ぶという形式が出題されます。
速読しつつ、引っかからないように問題文をしっかり読んで解答する必要があります。
会話文も出題されるので、語彙力が必要になります。
ネイティブな言い回しやイディオムの暗記を行う必要があります。
ただ、教育学部の傾向としてさほどに難関の単語がでる訳ではありません。
英文は、とにかく分量が多いです。
確かに英文自体や語彙のレベルは標準的ですが、速読力と読解力の両方が要求されます。
一方で。教育学部の英語は引っ掛け問題が多いので、問題文もしっかり読む必要があります。
基本的な語彙力を付けながら、とにかく英文を読むようにすることが大事です。
早稲田大学の入試全体についていえることですが、とにかく英語には独特の癖があります。
制限時間内に、特に誰でも正解できる基本的事項を落とさないように解答するためには、過去問を遡って何題もしっかり解き、早稲田大学の英語に慣れる必要があります。
また、過去問は解いた後は精読を行うと間違えた原因が分かります。
さらに音読を行うと速読力もつきますので、過去問は有効活用するのをおすすめします。
★基本的なパターンは読解問題4題+会話文問題1題で大問が計5題
★英語のレベル自体は比較的標準
★英文量が多い:基本的には読解問題4題、会話文問題1題。
★空欄補充や語句整序が頻出:様々なパターンで出題、引っ掛け問題も多い
★英作文や和文英訳は出題されない傾向
次に早稲田大学教育学部の国語の入試傾向や勉強法・対策についてみていきましょう。
教育学部の出題範囲は「国語総合」「現代文B」「古典B」になっています。
解答方式はマーク方式と記述式、両方があります。
長文読解では、形式としては論説文、随筆文など、また、社会論、文学論など内容も多岐にわたります。
自分の得意不得意によって時間配分を考えましょう。
現代文で2題と、古文と漢文で1題ずつまたは古文漢文の融合問題で1題の、大問が計3~4問出題されます。
出題形式は毎年異なりますが、大問の数が増減しても、問題数自体はさほど変わっていません。
ただし、古文と漢文の出題の仕方が異なってくるので注意が必要です。
年によって古文1題+漢文1題となるときと、古文漢文融合問題1題となるときがあります。
古文は、メジャー系よりも中世から近世にかけての作品から出題され、かつ、早稲田大学の中でもかなり難易度の高い問題が出る傾向にあります。
古文は内容理解を問う問題も出てくるので、何となくで読み進めるのは危険です。
漢文は漢詩がでることもあるため、戸惑わずに対応できるようにする必要があります。
また、年々分量が増加している傾向があるので注意が必要です。
日本古典文学史は必ず勉強しておきましょう。
作者名、作品名、成立年代、位置づけなどをしっかりおさえておく必要があります。
過去にはキーワードから時代を判断させるような出題もありました。
日本史と照らし合わせながら勉強するとより知識が定着しやすいでしょう。
早稲田大学の国語は全体的に「長文でかつ読解力が必要な文章」が出題されます。
ざっと流し読みではだめで「読み込む」必要があるのです。
過去問を解く、普段から新聞を読むなど、普段から少し難易度の高い文章を読解するようにしましょう。
また、過去の問題では政治思想、社会言語学についての文章が出題されました。
日ごろから様々なジャンルの文章に触れておくと良いでしょう。
早稲田大学入試全体にいえることですが、難解な問題を時間をかけて解くのではなく、しっかりと基礎を身につけた上で、限られた時間の中で効率よく回答することが求められています。
古文についても、基礎となる文法を徹底的に勉強しましょう。
随筆文的なものだけでなく、和歌などについても句形や和歌特有の修辞法を覚えましょう。
また、文章量が増加している傾向があるので、分からない問題に時間をかけるのではなく、時間配分を考えましょう。
早稲田大学の古典は、文法や単語といった基礎を固めたうえで、文学史についても学習が必要です。
歴史物や随筆だけではなく、歌集などが問題となることもあります。
出題数は少ないですが、確実に得点することでライバルに一歩差をつけられるでしょう。
★教育学部の出題範囲は「国語総合」「現代文B」「古典B」
★解答方式はマーク方式と記述式
★長文読解では、論説文、随筆文など形式も、社会論、文学論など内容も多岐
★過去問を解いてしっかり勉強しておく
教育学部の世界史はそこまで難易度が高くはありません。
多くの場合、教科書レベルをしっかり勉強してあれば十分に解答できるレベルの出題です。
逆にいえば、誰でも解答できるので取りこぼしが致命的になりかねません。
教育学部特有の傾向としてはヨーロッパ史、中国史、及び関連するアジア史が出題される傾向があります。
中国史は時代の流れや、それぞれの王朝名、首都など主要な地名と位置については把握しておく必要があります。
残りの大問については毎年異なりますが、過去の問題ではユーラシア各地についての問題が出題されました。
また、例年と異なり、記述式の問題が出題されず。形式に変化が見られました。
早稲田大学全体の傾向でもありますが、歴史は流れをおさえることが重要です。
同じ時代の別の地域で起きたことを答えさせるなど、時系列を把握しておく必要があります。
やっかいなのが年代整序問題で、単に歴史用語を覚えているだけでは対策ができません。
各時代の背景や全体的な歴史の流れを勉強しておく必要があります。
早稲田大学他学部や他の難関私立大学と比べても難易度があまり高くない世界史。
誰でも正解できる問題で間違えると他の受験生に差を付けられてしまいます。
まずは基礎をしっかりと、教科書レベルの知識は完璧にしておきましょう。
中国史、文化史の他、良く出題される傾向にあるのが現代史です。
人物や出来事が多く、また特に現役生がどうしても手薄になる時代です。
出題されれば意外に差が付く時代でもありますから、ここも力を入れて勉強しましょう。
世界史は各国の歴史ごとに勉強してしまいがちですが、時代ごとに世界がどのようになっていたかを意識して勉強しましょう。
自分で年表を作るなど、日頃から時代の流れを意識した知識の定着を行いましょう。
文化史は頻出テーマですから、必ず対策しておく必要があります。
文化史は問題集でも数が少ないので、早稲田大学の他の学部も含めた過去問で対策するといいでしょう。
資料集などで写真を見ながら覚えるとイメージしやすく、暗記しやすいでしょう。
★教科書レベルをしっかり勉強してあれば十分に解答できるレベル
★中国史、及び関連するアジア史が出題される傾向
★人名、地名、王朝名が特に頻出。
★他の学部も含めた過去問で対策する
大問5問、記述式と選択式の両方があります。
教育学部の日本史は、年度によって分野の偏りはありますが、江戸時代から昭和史までが多く問われる傾向にあります。
一方で、古代史関係の問題も毎年出題されていますので、そちらの勉強も必須です。
過去の問題では律令国家から近・現代史まで幅広く出題されました。
早稲田大学の入試で必ず出題されるのが「史料問題」です。
史料を読んで問いに答える形で、通常の歴史問題とは違った癖があります。
史料については時代を問わず、かつマイナーなものも出題されることがありますが、解答としては基本的には教科書レベルの知識です。
過去の問題では大問5問のうち3問で史料問題が出題されました。
必ず出題される史料問題への対策は必須です。
早稲田大学の他の学部でも、日本史は比較的史料問題が出題される傾向にあるので、他学部の過去問を勉強するのも一つの手です。
教科書に掲載されているような有名な史料については、誰が書いたか、どのような内容なのか等、基本的な事項は必ず覚えておきましょう。
また、早稲田大学入試の難易度になると、史料集からも出題されますので、教科書と同時にその時代の史料を確実にチェックしましょう。
マイナーな史料については、過去問などで勉強して、たとえ未見の史料がでてもキーワードから時代を特定できるようにしておきましょう。
教育学部の日本史では、記述問題は全ての大問で出題されます。
記述問題で、特に誰もが得点できるような問題での用語のミス、漢字のミスは非常に痛いです。
用語は漢字も含め、正確に記述できるように勉強して置く必要があります。
略語を用いないなど、ケアレスミスに気をつけましょう。
時代としては古代史と近世史~現代史に出題が偏っていますから、その時代をしっかり勉強するのはいうまでもありません。
特に近現代史は、早稲田大学創設者である大隈重信関連やその時代などで難関の問題が出る傾向にあり、対策が必要です。
また、各大問で出題される正誤問題は、いざ出題されると難しく、誤った選択肢に惑わされることがあるので、自信がつくまで学習する必要があります。
★年度によって分野の偏りはありますが、江戸時代から昭和史までが多く問われる傾向
★教育学部で必ず出題されるのが「史料問題」
★用語集などで難易度が高めの歴史用語や、人物や事件もチェックしておく
★とにかく必ず出る史料問題に慣れておくことが必要
難関大合格におすすめの塾・予備校
早稲田大学合格を目指すなら、具体的な学習プランや丁寧でわかりやすい解説をしてくれる塾を利用するのをおすすめします。
効率的に最短で学力を上げて、受験対策を行いましょう。
ここでは、早稲田大学受験に特化したおすすめの塾をご紹介しておりますので是非参考にしてください。
【大学受験に特化】大学受験予備校のトライ
大学受験予備校のトライの基本情報 | |
---|---|
対象学年 | 大学受験生(新高3生、高卒生) |
地域 | 全国各地(北海道から九州まで) |
指導形式 | 完全個別マンツーマン授業 |
徹底的な学習管理
大学受験予備校のトライでは、合格に向けた戦略・学習計画をオーダーメイドで科目別・単元別に作成しています。
また、志望校合格に向けて必要な学習を月次・週次・日次で明確にしており、常にやるべき学習量・学習範囲が明確になっています。
トライの合格実績
下記の表は、大学受験予備校のトライの合格実績の一部です。
合格実績から早稲田大学をはじめとする多くの難関大学への合格者を輩出していることがわかります。
難関私立大学だけでなく、国公立大学への合格実績も多数あるため、幅広い大学に対応することができます。
大学受験予備校のトライの合格実績 |
---|
東京大学、京都大学、上智大学、早稲田大学、慶應義塾大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 他多数 |
総合型選抜専門塾AOIの基本情報 | |
---|---|
対象 | 高校生・高卒生 |
授業形式 | 個別指導 |
校舎 | 東京、大阪、京都、兵庫、神奈川、愛知、オンライン |
特徴 | 生徒に最適な総合型選抜(旧AO入試)対策指導! |
総合型選抜専門塾AOIは、総合型選抜(旧AO入試)対策に特化している塾です。
全体合格率92.6%と高い合格実績を誇り、難関国公大学から難関私立大学まで多数の合格者を輩出しています。
AOIでは、豊富な指導実績のもと、生徒の志望校に合わせてぴったりの受験法を提供します。
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【圧倒的な合格実績】TOMAS
TOMASの基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生・高卒生 |
授業形式 | 完全1対1の個別指導 |
校舎 | 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
特徴 | 合格逆算カリキュラムで難関大に高い合格実績を誇る |
TOMASは関東を中心に展開する完全1対1の個別進学塾です。
ホワイトボードの設置されている個室で、講師が立って授業を行う緊張感のあるスタイルが特徴です。
あなただけの合格戦略
TOMASでは緻密な成績管理を行っており、志望校に向けた合格逆算カリキュラムを作成しています。
このカリキュラムは授業の進捗や生徒の実力に応じて都度軌道修正を行い、一人ひとり異なる合格戦略となります。
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TOMASの合格実績
TOMASは独自の指導法、カリキュラムや教務管理システムといった緻密なサポートで、難関大への高い合格実績を誇っています。
以下は2023年度の私立大学合格実績です。
2023年大学合格実績 | |
---|---|
大学名 | 人数 |
早稲田大学 | 161名 |
慶應義塾大学 | 110名 |
上智大学 | 70名 |
国際基督教大学 | 5名 |
東京理科大学 | 119名 |
明治大学 | 200名 |
青山学院大学 | 123名 |
立教大学 | 103名 |
法政大学 | 116名 |
中央大学 | 114名 |
学習院大学 | 29名 |
TOMASは私立大学以外にも、国立、公立、医学部や薬学部への進学実績も高いです。
TOMASでは無料学習相談も行っていますので、気になる方はお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
早稲田大学教育学部での科目別の入試対策 をみてきました。
英語では語彙力を付けつつ、英文読解を量こなして、読解力と速読力をつけることが大事になります。
国語では要注意なのが古文と日本古典文学史です。
特に後者は日本史選択でなくても、過去問と日本史のテキスト等で対策をしておきましょう。
世界史、日本史とも出題の難易度はさほど高くありませんが、確実に得点するために教科書レベルの知識はしっかりと頭に入れましょう。
またどの科目も、早稲田大学及び早稲田大学教育学部特有の癖があるので、過去問での対策は不可欠です。
しっかりと対策をして、早稲田大学教育学部に合格しましょう!
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「早稲田大学 教育学部」に関してよくある質問を集めました。
早稲田大学教育学部の入試概要は?
入試の配点は、国語、外国語、地歴・公民50点ずつ合計150点満点となっています。
出題形式や傾向については記事をご覧ください。
早稲田大学教育学部の対策と勉強法は?
対策や勉強法としては、英語は読解力と速読力、英文読解力を高められるようにすることが挙げられます。
国語については「古漢融合の問題」と「文学史」に注力することが挙げられます。
世界史は教科書をしっかり抑えること、日本史は史料問題が合格への鍵となっています。
詳しくは記事内をご参照ください。
早稲田大学教育学部に強い塾は?
大学受験予備校のトライ・AOI・TOMASを紹介しています。
大学受験予備校のトライは大学受験に特化しており、AOIは総合型選抜(旧AO入試)対策に特化している塾です。
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StudySearchでは、塾・予備校・家庭教師探しをテーマに塾の探し方や勉強方法について情報発信をしています。
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