本記事では、大阪府に校舎を構える開明中学校・高校をご紹介します。

同校は創立100周年を迎え、勢いが衰えることのない進学校として関西圏では有名な中間一貫校です。

そんな開明中学校・高校の偏差値や入試情報、評判や進学実績にいたるまでご紹介していきますので、受験生の方やその保護者の方は是非ご覧ください。

開明中学校・高校とは

開明中学校・高校の基本情報

ここでは、開明中学校・高校の基本情報についてご紹介します。

開明中学校・高校の基本情報
生徒数	中学校：713名 高等学校：827名
学期	3学期制
住所	〒536-0006 大阪府大阪市城東区野江1-9-9
特徴	2014年に創立100周年を迎え、新校舎を建てたため、最新の設備を整えた教育環境で学ぶことができます。

学校生活

部活動

開明中学校・高校には、全56部活が活動しています。

「勉強との両立」を合言葉にクラブ活動参加率80％を常に目指しています。

基本的には、1週間に3回程度の活動として、学習と両立させるよう指導しています。

部活動がメインというよりは、健康のために体を動かしたり、特技や趣味を生かして、仲間や先生とのコミュニケーションを図るという目的のほうが大きいようです。

学力重視のため勉強が追いついていないと部活に参加するのも苦しくなるようなので余裕をもって自主学習に取り組んでいる生徒が多いです。

文化部は好成績を残している部活が多く、囲碁部は県大会3位など部活との両立を果たしている生徒もいます。

行事

開明中学校・高校の行事は回数も内容も豊富で3ヶ月に2回くらいの割合で行われています。

特に中学校は、体育祭や文化祭などに加えて芸術鑑賞会やクラシック音楽鑑賞会など一般的な中学校ではあまりない行事が多いためとても楽しいと思います。

高等学校の行事に関しては、大学受験を控えた指導に移るため進路相談会などの行事が増えてきます。

しかし、学校生活を楽しいもので終えるために海外語学研修やスキー実習などが用意されています。

中学校の内から普段では味わえない貴重な体験ができるのは開明中学校・高等学校の強みといえるでしょう。

【2023年】開明中学校・高校の偏差値

開明中学校の偏差値

ここでは開明中学校の偏差値についてご紹介します。

学校名	偏差値
清風南海中学校	57～63
開明中学校	46～56
大阪桐蔭中学校	45～56

開明中学校の偏差値は府内230校中15位、全国2,237校中263位です。

大阪府内ではかなり上位の偏差値を維持しており、全国的にみても上位のため学力に力を入れている成果が数字として表れています。

高校の偏差値

ここでは開明高等学校の偏差値についてご紹介します。

学校名	偏差値
清風高校	61～71
開明高校	67
大阪桐蔭高校	52～72

開明高校は府内544校中35位、全国10,025校中403位と中学校よりも偏差値を大きく伸ばしています。

高校受験により編入してきた生徒も優秀で全国的にも高い水準での指導を可能としていることがわかります。

【2023年度】開明中学校・高校の入試情報

開明中学校の入試情報

ここでは、開明中学校の入試情報についてご紹介します。

2023年度　入試情報
募集人数	スーパー理数コース：120名/理数コース：120名
入試科目	国語・算数・社会・理科
試験日程	第1次前期：1月14日（土） 第1次後期：1月15日（日） 第2次：1月17日（火）
合格発表	第1次前期：1月16日（月） 第1次後期：1月16日（月）　　　 第2次：1月18日（水）
出願方法	インターネットで登録・出願

スーパー理数コースと理数コースは入試の得点順に振り分けられるので、事前にどちらかのコースを選択することはできません。

試験時間・配点

ここでは2023年の試験時間・配点についてご紹介します。

教科	試験時間	配点
国語	60分	100点
算数	60分	100点
社会	40分	50点
理科	40分	50点

主要4科目が受験科目ですが、1次試験後期日程Bを受験する場合のみ、理科と社会どちらか一方のみ受験すれば良いことになっています。

合格者数と倍率

ここでは2023年の合格者数・倍率についてご紹介します。

	倍率	合格者数
第1次前期	専願：1.8倍 併願：1.5倍	専願：118名 併願：33名
第1次後期A	専願：1.8倍 併願：1.7倍	専願：130名 併願：205名
第1次後期B	専願：1.8倍 併願：1.7倍	専願：135名 併願：207名
第2回	専願：1.6倍 併願：1.4倍	専願：105名 併願：73名

倍率はどのコースも1倍ほどで、それほど激しい競争ではないことがわかります。

開明高校の入試情報

ここでは、開明高校の入試情報についてご紹介します。

2023年度　入試情報
募集人数	80名
入試科目	国語・数学・英語・社会・理科
出願期間	1月20日(金)〜1月27日(金)
試験日程	2月10日（金）
合格発表	2月11日（土）
出願方法	入学願書、個人報告書、写真2枚、検定料（20,000円）、志望理由書（専願のみ）を提出

受験に必要な書類は学校事務所窓口で受け取れます。

なお、志望理由書は専願の生徒のみ必要になります。

試験時間・配点

ここでは2023年度の試験時間・配点についてご紹介します。

教科	試験時間	配点
国語	50分	100点
数学	50分	100点
英語	50分	100点
社会	50分	50点
理科	50分	50点

専願を受験する生徒の場合は上記の筆記試験に加えて、志望理由書の100点分が判定に含まれます。

合格者数と倍率

ここでは2022年の合格者数・倍率についてご紹介します。

試験方式	倍率	合格者数
専願	1.2倍	5名
併願	1.0倍	36名

募集人数は少ないものの、中学受験同様倍率はそこまで高くありません。

高校受験におすすめの塾はこちら⇒

開明中学校・高校受験におすすめの塾・家庭教師

ここまで開明中学校・高校の偏差値や入試情報について解説しました。

同校は大阪府内で上位の偏差値を誇っており、入試を突破するには全ての科目で高い学力を必要とします。

そして限られた時間の中で合格に必要な学力を身に着けるには、志望校の入試に基づいた効率の良い対策を行う必要があります。

ここでは生徒の学力や志望校に合わせてオーダーメイドの授業を提供してくれる家庭教師及び個別指導塾をご紹介します。

家庭教師のアルファ

家庭教師のアルファの基本情報
対象学年	幼稚園〜高卒生
対象地域	対面：東北・九州・四国などの一部地域を除く全国29都道府県 オンライン：全国
授業形態	派遣/オンライン
特徴	プロ家庭教師によるオーダーメイド指導

どんな生徒でも確実に成長させる指導

一般的には中学受験を目指している生徒は小学校3年には塾に通うと言われていますが、小学生の場合はそれぞれ理解度や成長速度はまちまちで「受験に向いていないかも」「始めるのが遅すぎたかも」など不安がどうしても出てきてしまいます。

アルファはどんな生徒でも各生徒の進捗や特徴に合わせて最適な学習プランを使用して指導を行うため、そのような不安は無くすことが出来ます。

ちょうど今中学受験をしたいけど、迷っているという保護者の方はぜひ家庭教師のアルファに問い合わせしてみましょう。

「偏差値60」の壁を乗り越えられる

中学受験を考えている人は、いわゆる進学塾に通うことが多いですが、通塾している生徒は偏差値が高い生徒が多く、中々自分に自身を持つことは容易ではありません。

また、その中でも偏差値60を超える生徒は一握りで、周りと比べてしまい、モチベーションも下がりがちです。

アルファはそんな偏差値60の壁を最適なカリキュラムと指導、さらには1対1の指導なため周りと比べることもないため、難なく超えることが出来ます。

個別教室のトライ

ここでは個別教室のトライの基本情報についてご紹介します。

個別教室のトライの基本情報
対象学年	幼児～高卒生
授業形態	個別指導（1対1）
対象地域	全国各地

志望校合格に特化したオーダーメイド授業

個別教室のトライは生徒の学力分析結果と志望校の最新入試情報を基に、一人ひとりにオリジナルのカリキュラムを作成し、その内容に沿って授業を実施します。

そのため、志望校の入試問題に即した非常に効率の良い受験対策が実現できます。

さらに授業は完全マンツーマンで行われるので、生徒の理解度を把握しながら、分かるまで丁寧に指導してくれます。

また疑問点があれば生徒から気軽に質問できるのもマンツーマン指導の大きな魅力です。

安心の受験サポート

一般的な学習塾の受験対策は、授業を行い、受験に必要な知識を与えるといった形ですが、個別教室のトライの受験指導はそれだけではありません。

一流講師による質の高い授業に加えて、各教室に在籍する教室長兼教育プランナーが生徒の受験勉強全体を管理し、適切なタイミングで適切な助言を与えてくれます。

サポート内容は学習プランの提案・メンタルケア・最新の入試情報の提供など多岐にわたります。

また、生徒だけでなく保護者の方が抱える悩みに関しても、年3回実施される3者面談や、会員専用窓口で丁寧に対応してくれます。

このような充実したサポート体制のおかげで、生徒やその保護者は安心して受験に挑むことができます。

開明中学校・高校のコース

中1から高1までのコース

理数コース

理数コースは京大・阪大・神大や国公立大学医学部、歯学部、薬学部など関西の最難関大学と呼ばれる大学への現役合格を目標としたコースです。

開明中学校・高校は、基本的に生徒はこの理数コースにて学習を学んでいきます。

文系理系関わらずIT時代に向けた人材の育成をしています。

スーパー理数コース

スーパー理数コースは日本トップの学力を誇る東京大学をはじめとした国公立大学や国公立大学医学部への現役合格を目標としたコースです。

応用的な内容をどんどん取り入れた発展学習を中心としているため学習内容が理数コースよりも難易度が高いです。

入試の時にコース別に分かれますが、中学3年生から高校1年生に上がる際に生徒・保護者・教員で話し合い理数コースからスーパー理数コースへ移ることができます。

高2から高3のコース

東大・京大・国公立医学部医学科

最難関大学である東京大学をはじめとした日本でも有数の国立大学や国立大学医学部への現役合格を目標としたコースです。

中学から進級した生徒と高校から編入してきた生徒の中で編成され、最も学力の高いクラスとなります。

難関国公立文系コース

難関国公立文系コースは、文系を専攻する生徒で構成されるコースで難関国公立大学の文系学部への現役合格を目標としたコースです。

将来的に文系分野で活躍したい生徒が集まっているため、国語や社会などに興味がある生徒におすすめといえるでしょう。

難関国公立理系コース

難関国公立理系コースは、難関国公立大学の理系学部に特化したコースです。

高校2年生から生徒の志望に合わせた学習ができるため効率がいいです。

将来的に理系分野で活躍したい生徒が集まっているため、数学や理科などに興味がある生徒におすすめといえるでしょう。

開明中学校・高校の口コミや合格実績について

開明中学校・高等学校の評判・口コミ

学校生活について

ここでは学校生活の口コミについてご紹介します。

８階建ての最新の免震の校舎で安心ですし、温水プール、図書館、食堂、中庭なども、綺麗で、いいですよ！

出典：みんなの中学情報

頭髪検査、制服チェックが毎月あります。

色々細かい規定があるようですが学生生活を送る上で最低限のマナーを守る範囲で、行き過ぎた指導ではないと思います。

出典：みんなの中学情報

中学の時はかなりイベントが豊富でしたが、高校からは皆無です。

出典：みんなの高校情報

開明学園の校舎や設備に関しては、非常に評価が高く数年前に改修工事をしたこともあり非常にきれいなようです。

トレーニングルームや温水プールなど大学のような充実した設備が整っており非常に過ごしやすい環境といえるでしょう。

中学の時は行事が多いですが、高校になると大学受験も控えるため行事はかなり減るようです。

勉強よりも学校生活を楽しみたいという方にはあまり適していないかもしれません。

勉強について

ここでは勉強の口コミについてご紹介します。

放課後学習会は、クラブや特別な理由なき場合は、原則参加。

授業が終われば、６時前後まで、課題や予習復習などの勉強をして帰宅してきます。

出典：みんなの中学情報

編入生は火、木、土曜日に、8時間目授業または、5時間目の授業があります

出典：みんなの高校情報

高校になれば宿題の量も全体的に減るので、自分の時間が増える。

そこで、勉強するなり、他の趣味に打ち込むなり、様々な選択肢を持つことが出来る。

出典：みんなの高校情報

勉強に関しては、かなり厳しく指導しているようで学習進度は早く、レベルの高いものになっています。

英検や漢検なども取ることができるため受験を有利に運ぶことができるでしょう。

また、部活への参加は成績が悪いと停止されてしまうことがあるようです。

勉強が第一に考えられているため、自分から進んで勉強をしたり、向上心が常にないと学校生活も苦しくなっていきます。

【2023年】開明高校の進学実績

国立大学の合格実績

ここでは2023年度、開明高校の国立大学への合格実績をご紹介します。

大学名	合格者数
東京大学	1名
京都大学	16名
大阪大学	7名
神戸大学	2名
京都教育大学	23名
大阪教育大学	3名
北海道大学	8名
和歌山大学	2名
筑波大学	1名
九州大学	4名

関西の難関大学を中心に、東京大学や千葉大学など、関東の大学への合格実績もあります。

その他多くの合格実績があるので、詳細を知りたい方は公式サイトをご覧ください。

私立大学の合格実績

ここでは2022年度、開明高校の私立大学への合格実績をご紹介します。

大学名	合格者数
関西大学	63名
関西学院大学	49名
同志社大学	42名
立命館大学	62名
近畿大学	174名
甲南大学	8名
龍谷大学	20名
関西医科大学	6名
兵庫医科大学	10名
大阪歯科大学	3名

関関同立など、関西の難関私立大学への合格実績多数です。

また、医学部や歯学部への合格実績を持っているのも特徴的です。

その他多くの合格実績があるので、詳細を知りたい方は公式サイトをご覧ください。

まとめ

開明中学校・高校は、関西圏ではかなり上位の偏差値を誇る進学校です。

関西の難関大学のみならず全国各地の難関大学へ合格している実績を持ち、学力面においては申し分のない学校です。

多くの進学実績を残しているため、学習進度は早く、勉強が第一に考えられていますが学校の設備はとてもよく充実した学校生活を送れるでしょう。

開明中学校・高校は勉強を一番に考え、すでに志望校が決まっている人や、難関大学に合格したいと考えている人におすすめといえるでしょう。