今回は、京都女子中学校および高等学校について、その概要から教育理念、さらには学費や大学合格実績、おすすめの塾まで徹底的に解説します。

また、受験する上で気になる偏差値や入試日程から、中学・高等学校の学費等まで調査いたしました。

京都女子中学校・高等学校の受験を考えている方、受験したいけど今の学力じゃ不安といった方のためのおすすめの塾情報も掲載しているため、ぜひ参考にしてください。

【京都女子中学校・高等学校】とは

京都女子中学校・高等学校は、1899年に創立され、120年以上の歴史を誇る伝統校です。

教育の基本方針は高い志を持ち社会に貢献できるこころ豊かな女性の育成です。

また京都市東山区に位置する当校は京阪「七条」駅から徒歩圏内にあり、さらには阪急「河原町」駅や各線「京都」駅からバスも出ているためアクセスが大変良好です。

京都女子中学校・高等学校の基本情報
創立年	1899年(明治32年)
基本方針	高い志を持ち社会に貢献できるこころ豊かな女性の育成
アクセス	京都市東山区(京阪「七条駅」から徒歩圏内・阪急「河原町」駅や各線「京都駅」からバス)

教育方針・理念

京都女子中学校・高等学校では、仏教精神に基づいた教育を通じて学力だけでなく人を育むことを教育方針としています。

豊かな心と高い教養を身に付け、さまざまな課題に意欲的に取り組むことによって自立した生徒を育成する。

基本的生活習慣を身につけ、自他を尊重し協調性を育む。

それぞれの目標に適した学力を身につけるとともに、女性として自分の将来を切り拓き社会に貢献する。

これらをモットーとして教育活動を行っています。

【京都女子中学校・高等学校】のコース

京都女子中学校・高等学校では、生徒一人ひとりが自分に合った教育を受け、能力を最大限伸ばせるよういくつものコースが設けられています。

中学生のコース

顕道コース

顕道コースは国公立大学の医療系を目指すコースで、2年生から設置されています。

あらゆる分野に対する探求心を育み、自主的な課題発見および研究内容の発表や議論を通じて高い倫理観と豊かな人間性を形成することを目的とした指導を行っています。

東雲コース

東雲コースは国公立大学を目指すコースです。

グループワークを通じて他の生徒から刺激を受け、協力し合いながら自己理解も深めてもらうことを目的としています。

藤華コース

藤華コースは難関国公私立大学から系列の京都女子大学まで幅広い進路に対応したコースです。

仲間たちとの多様な取り組みを通じて一人ひとりの夢を見つけてもらうことを指導の目標としています。

国公立大学を目指す生徒は2年生進級時・高校進学時に上記の顕著コースや東雲コースを選択することができます。

また、京都女子大学への進学を希望する生徒は高校進学時に後述のウィステリア科に進むことができます。

高校生のコース

CSコース

CSコースは2022年度から新設されたコースで、3年間を通じて難関国公立大学の入試に耐えうる強靭な学力を培うためのコースです。

3年生からの入試演習に十分な時間を確保できるよう、補習を組み入れながら先取り授業を行います。

志の高い仲間と励まし合い、発展的な内容を探求して難関国公立大学への合格を目指します。

Ⅱ類型

Ⅱ類型は国公立大学をはじめとする難関大学への進学を目指すクラスです。

1年生での学習到達状況を参考とし、2年生から文系・理系に分かれます。

また、2年生進級時に後述のⅠ類型を選択することも可能です。

Ⅰ類型

Ⅰ類型は難関文系私立大学を目指すクラスで、2年生進級時から選択できます。

履修科目を英語・国語・社会に絞り込むことで、成績を最大限に伸ばすことを目標としています。

ウィステリア科

ウィステリア科は京都女子大学への進学を前提とし、国際教育に力を入れる「高大一貫コース」です。

高校・大学合わせて7年間の教育プログラムのもと、基本的学力はさることながら、国際感覚や人間性の充実にも注力しています。

このように、京都女子中学校・高等学校では生徒の目的に合わせて多様なコースが選択できるようになっています。

【京都女子中学校・高等学校】学費について

6年間の中学・高校生活ですから、学校選びには学費も大切な要素ですよね。

ここでは京都女子中学校・高等学校への入学金から授業料まで、学費についてもれなくご紹介します。

なお入学金のみ自社調べとなります。

学費・各種費用

中学校

中学校では、入学時に15万円を納入し、年間の授業料・施設費・その他費用はそれぞれ55万円・10万円・1万6千円となっています。

ウィステリアプログラムを履修する場合、海外研修の費用が別途必要となります。

京都女子高等学校の学費・各種費用
入学金	150,000円
授業料(年額)	552,000円
施設費(年額)	100,000円
その他費用(年額)	16,800円

高等学校

高等学校の学費も中学校とほぼ同じで、入学時に15万円を納入し、年間の授業料・施設費・その他費用はそれぞれ55万円・10万円・1万6千円となっています。

ウィステリア科のみ、ウィステリア課程履修費として別途10万円かかります。

京都女子高等学校の学費・各種費用
入学金	150,000円
授業料(年額)	552,000円
施設費(年額)	100,000円
その他費用(年額)	16,700円

【京都女子中学校・高等学校】偏差値・入試情報は？

【京都女子中学校・高等学校】の偏差値

京都女子中学校・高等学校の偏差値および順位は以下の表のようになっています(自社調べ)。

京都女子中学校・高等学校の偏差値情報
学年	偏差値	順位(京都府内)	順位(全国)
中学校	46~54	14/67	338/2,237
高等学校	63-69	11/250	224/10,023

中学校の偏差値は46~54で、全国でも上位20%の優秀さです。

さらに高等学校についても中学校よりさらに偏差値を10以上アップさせており、京都女子の実力は大学合格実績にも裏付けられています。

京都女子中学校・高等学校の生徒たちが自分の目標に向かいモチベーション高く学習に励んでいる成果といえるでしょう。

【京都女子中学校・高等学校】の入試情報

京都女子高等学校の入試情報についても確認しておきましょう。

まずは下の表をご覧ください。

京都女子中学校・高等学校の入試情報
学年	科目	試験日	検定料	募集人数
中学校	自己推薦：国・算・作文 他：国・算・理・社	2023年 1/14,15,16	15,000円	180名 附属小の内部進学除く
高等学校	国・英・数・理・社	2023年 2/10,12	15,000円	150名

2023年度の中学入試について

中学校の入試は自己推薦の場合、国語・算数・作文により選抜が行われます。

その他の入試形式は国語・算数・理科・社会が入試科目となっています。

2023年度の高校入試について

高等学校の入試は主要5教科により行われ、最も一般的な形式です。

【京都女子中学校・高等学校】の評判・口コミは？

実際に京都女子中学校・高等学校に在籍している生徒や保護者からの口コミを見てみましょう(自社調べ)。

中学校の評判・口コミ

明るい雰囲気で楽しい。

京大を目指すなど、上のクラスに行きたい場合は覚悟して勉強すべき。

女子はいじめがひどいという先入観を持たれる方が多いと思うが、実際のところはほぼない様子。

出典：みんなの中学情報

高等学校の評判・口コミ

友達との青春を楽しみたいと思っている人にはとても良い高校。

受験は団体戦という意識が強く、みんなで励まし合ってお互いに高め合える。

大学名で進路を決めるのではなく将来何になりたいかを考えるよう指導しており、行事にも手を抜かないため悔いのない高校生活を送り、大学受験にも満足している生徒が多い。

出典：みんなの高校情報

以上、在校生や保護者、さらには卒業生の口コミを特集してきました。

これらの口コミからも、京都女子中学校・高等学校の良いところが伝わったのではないでしょうか。

しかし学校選びには、やはり実際に足を運んでみることが不可欠です。

ぜひ進路の参考にして頂ければと思います。

【京都女子中学校・高等学校】の合格実績は？

ここでは京都女子高等学校の大学合格実績をチェックしていきましょう。

京都女子高等学校の大学合格実績 ( )内は合格者数
国公立大学	東京大学(1), 京都大学(5), 大阪大学(9), 北海道大学(1), 東北大学(1)
私立大学	早稲田大学(2), 関西大学(42), 関西学院大学(33), 同志社大学(43), 立命館大学(94)

国公立大学

国公立大学については、東京大学や京都大学などの旧帝国大学といった最難関レベルの大学を筆頭に、多くの難関大学への合格者を輩出しています。

私立大学

私立大学に関しては、早稲田大学をはじめ、関関同立にも多数の合格者を出しています。

このように、京都女子高等学校では国公立・私立を問わず毎年多数の大学合格実績を出しており、上位数%のみが難関大学に合格しているような他の高校とは違い、全体的な層の厚さが伺えます。

【京都女子中学校・高等学校】合格におすすめの塾

まとめ

この記事では、京都女子中学校・高等学校の特長および、同校の受験を目指す生徒さんにうってつけの学費・偏差値についてお伝えしてきました。

受験までに残された時間は限られているため、効率的に学力を伸ばしていくことが必要です。

塾通いを検討されている保護者様は、どうぞお気軽にご相談下さい。